公開中の映画や話題のレンタルDVD・ブルーレイのおすすめ映画情報なら、T-SITEニュース 映画

日本を代表する脚本家・荒井晴彦、17年ぶりの監督作! 終戦70周年記念作品『この国の空』映画化決定!!

2014年10月15日(水) 18:48配信

「この国の空」制作委員会

(C)「この国の空」制作委員会

脚本家・荒井晴彦、17年ぶりの監督作『この国の空』に二階堂ふみ、長谷川博己が結集!

芥川賞作家・高井有一による同名小説は、1983年に出版され、谷崎潤一郎賞を受賞。
終戦間近、当時の東京の庶民の生活が細やかな感性と格調高い文章で丁寧に描かれており、戦争という時代を戦場ではなく、庶民の暮らしを繊細に、そしてリアルに、大胆に描く物語。
「ヴァイブレータ」「共食い」「海を感じる時」で男と女のえぐ味とロマンチシズムを見事に描いた脚本家・荒井晴彦が映像化する渾身の一作。

【荒井晴彦氏 コメント】
三十年前、「この国の空」を読んで、映画にしたいと思った。高井有一さんにお会いして、映画にできる当てはありませんが、原作を頂けませんかとお願いした。高井さんは快諾してくれた。
昭和二十年、八月、杉並の善福寺に母と住む若い娘が隣家の妻子を疎開させた中年男とどうせ本土決戦、一億玉砕死ぬのだと一線を越えてしまう。いけない、と思ったのと同時に里子の周りから蝉の声が消えた。しんと鎮まり返った一瞬があった。里子は身体を弾ませるようにして市毛にしがみついて行った。しかし、戦争は突然終わる。娘は、死ななくてすんだと喜ぶ男を見ながら、戦争が終ったらこの人の奥さんと子供が帰ってくると思う。「この国の空」の主人公は戦争が終って喜べないのだった。この娘にとって「戦後」が「戦争」になるのだろうと予感させて小説は終る。
この国の戦後は、戦争が終ってよかっただけでスタートしてしまったのではないだろうか。まるで空から降ってくる焼夷弾を台風のような自然災害のように思って、誰が戦争を始めたのか、そして誰がそれを支持したのかという戦争責任を問わずに来てしまったのではないだろうか。戦争が終ってバンザイじゃない娘を描くことで、この国の戦後を問えるのではないかと思った。
企画は動かなかった。六年前、余りに仕事がないので「この国の空」をシナリオにした。信頼する監督に読んでもらった。脚本賞取れるようなホンだけど、こういう映画、誰が見るの?と言われた。去年の暮、あるプロデューサーがやりましょうと言ってくれた。監督、誰にしようと言ったら、自分で撮りなさいよと言われた。そして、いま、「戦争が終って僕らは生まれた」と同じ歳のカメラマンと「戦争を知らない子供たち」を口ずさみながら撮影している。
敗戦から七十回目の八月十五日の公開を目指して。

【二階堂ふみ氏 コメント】
京都太秦撮影所での撮影は初めての経験なのですが、本気度の高いスタッフの方々とご一緒するこ事ができて嬉しいです。素敵な作品になるよう精一杯頑張ります。

脚本:荒井晴彦(ARAI HARUHIKO)

1947年生まれ、東京都出身。季刊誌『映画芸術』の編集・発行人。若松プロの助監督を経て、77年の『新宿乱れ街 いくまで待って』で脚本家デビュー。以降、『赫い髪の女』(79/神代辰巳監督)、『キャバレー日記』(82/根岸吉太郎監督)など数々の日活ロマンポルノの名作の脚本を執筆。以降、日本を代表する脚本家として活躍し、キネマ旬報脚本賞を、『Wの悲劇』(84/澤井信一郎監督)、『リボルバー』(88/藤田敏八監督)、『ヴァイブレータ』(03/廣木隆一監督)、『大鹿村騒動記』(11/阪本順治監督)で4度受賞した。その他脚本を手がけた作品に、『神様のくれた赤ん坊』(79/前田陽一監督)、『嗚呼!おんなたち 猥歌』(81/神代辰巳監督)、『遠雷』(81/根岸吉太郎監督)、『探偵物語』(83/根岸吉太郎監督)、『KT』(02/阪本順治監督)、『やわらかい生活』(06/廣木隆一監督)、『戦争と一人の女』(13/井上淳一監督)、『共喰い』(13/青山真治監督)など。97年『身も心も』では脚本・監督を務めた。最新作は『さよなら歌舞伎町』(15年1/24、廣木隆一監督)が控えている。


映画『この国の空』
2015年、全国ロードショー

【物語】
1945年、終戦間近の東京。
母親(工藤夕貴)と叔母と暮らす里子(二階堂ふみ)は、杉並区の住宅地に暮らす。度重なる空襲に怯え、雨が降ると雨水がなだれ込んでくる防空壕、日に日に物価は高くなり、まともな食べ物も口には出来ないが、それでも健気に暮らしている。
隣に住む市毛(長谷川博己)は丙種により赤紙を免れながら、妻子は疎開させ、一人暮らしをしている。音楽を志していた彼が奏でるヴァイオリンの音色が里子の心を和ませるのだった。
19歳の里子の周りでは日に日に戦況が悪化していく。田舎へ疎開していく者、あくまでも東京に残ろうとする者…。終戦間近だとまことしやかに囁かれはするものの、すでに婚期を迎えた里子は、この状況下では結婚などということは望めそうもない。自分は男性と結ばれることなく、戦争で死んでいくのだろうか。その不安を抱えながらも、市毛の身の回りの世話をすることがだんだんと楽しみになっていく。そしてその楽しみはいつしか、里子の中の「女」を目覚めさせていくのだった―。

脚本・監督:荒井晴彦 出演:二階堂ふみ 長谷川博己 工藤夕貴
原作:高井有一「この国の空」(新潮社刊)
ゼネラルプロデューサー:奥山和由 プロデューサー:森重晃
撮影:川上皓市 美術:松宮敏之 照明:川井 稔 録音:照井康政 編集:洲崎千恵子
助監督:野本史生 制作担当:森 洋亮 ラインプロデューサー:近藤貴彦
制作:「この国の空」製作委員会 制作プロダクション:ステューディオスリー
製作幹事:KATSU-do 協賛:大和ハウス工業
配給:ファントム・フィルム/KATSU-do
宣伝:ファントム・フィルム


「二階堂ふみ」の関連記事

このタグがついた記事をもっと見る

この記事が気に入ったら、
いいね!しよう。

Twitterでも最新記事をチェック!

この記事を読んだ人におすすめの記事

こちらの記事もおすすめ

この記事を読んだ人におすすめの作品

アーティスト情報

二階堂ふみ

生年月日 1994年9月21日(23歳)
星座 おとめ座
出生地 沖縄県那覇市

二階堂ふみの関連作品一覧

長谷川博己

生年月日 1977年3月7日(41歳)
星座 うお座
出生地 東京都

長谷川博己の関連作品一覧

関連サイト


カテゴリー

T-SITEニュース エンタメトップへ戻る

アクセスランキング

  1. シーナ&ロケッツ・鮎川誠が葬儀直後に語った「シーナと俺」の物語 音楽――そして愛

    1位

  2. 2017年上半期、10代に人気のロックバンド!ワンオクを抑えてトップに立ったのは?【TSUTAYA ランキング】

    2位

  3. 2018年人気急上昇! 注目のロックバンド10選!

    3位

  4. 「ファンが選ぶONE OK ROCKの名曲」最終結果発表!

    4位

  5. ワンオク TAKAのイケメンすぎる交友関係まとめ! 三代目JSB・岩田剛典、佐藤健、綾野剛etc.

    5位

本日の人気記事ランキングTOP30

人気の画像

  • “脱げる”シンガーソングライター・藤田恵名、過激なMV & ヴィジュアル解禁
  • 小倉優香、『チア☆ダン』「JETS」センター役に大抜擢!
  • 『けものフレンズ』で大ブレイクの美少女声優・尾崎由香、初の写真集を発売!
  • ナニワのブラックダイヤモンド・橋本梨菜、ヤンジャンに堂々登場
  • 有村架純、初セルフプロデュース 25歳の「今」が詰まった写真集発売
  • 可愛すぎる音大生・みうらうみ、「グラビアン魂」に初登場
  • 出口亜梨沙、“大人エロス枠”で初表紙飾る
  • 【2018年1月~4月】TSUTAYA写真集ランキング 昨年覇者・白石麻衣の座を長濱ねるが継承?
  • エロかわいい音大生・みうらうみ、再びグラビアに登場

TSUTAYA ランキング

TSUTAYA MUSIC PLAYLIST

TSUTAYA MUSIC PLAYLISTをもっと見る

TSUTAYA映画通スタッフおすすめ

TSUTAYA映画通スタッフおすすめをもっと見る

SNS・RSS