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素の自分自身を通して見せる新境地―映画『あと1センチの恋』リリー・コリンズインタビュー

2014年12月12日(金) 12:28配信

リリー・コリンズ

リリー・コリンズ

リリー・コリンズと言えば、第二のオードリー・ヘプバーンと言われる、惚れ惚れするほど美しい女性。映画での活躍としては──2011年に『プリースト』『ミッシングID』で頭角を現し、翌年2012年には『白雪姫と鏡の女王』で白雪姫役に大抜擢。2013年には『シャドウハンタ−』で主演をつとめ、女優として大きくステップアップ。そして2014年、『あと1センチの恋』では高校生から大人の女性までの主人公をすべて演じ、「こんなリリー・コリンズ、見たことない!」と驚くほどの新境地を拓いた。好きなのに好きと言えないもどかしさ、タイミングが合わずに気持ちが届かない切なさ…あらゆる恋の感情を映し出していくこのラブストーリーで演じたロージーという役を通して、リリー・コリンズは何を感じ、何を得たのか──。

──ロージー役をとてもナチュラルに演じていましたが、どんなふうに役と向き合ったのでしょう? ナチュラルな演技のなかには自分自身も投影されている?

全部、私よ(笑)。私自身もどこまでがロージーでどこまでがリリーなのか分からないくらいだったの。アレックス(サム・クラフリン)との掛け合いにしても、役名がロージーとアレックスであって、実際はリリーとサムが何かやっているぞっていうくらい2人とも素で演じているのよね。クラブで楽しそうに踊っているシーンとか、泣いているシーンとか、傷ついて生々しい感情をさらけだしているシーンとか全部、私なの。今までの作品のなかで一番自分に近い役かもしれないわ。

©2014 CONSTANTIN FILM PRODUKTION GMBH

(C)2014 CONSTANTIN FILM PRODUKTION GMBH

──さらけだすことは難しい? それとも開放的になることで新しい何かを得ることができた?

大変だったし、自由でもあったし、恐くもあったわ。監督とサムとの相性がとてもよかったから、その分、自由にできたけれど、キャラクターを演じているとはいえ自分の感情がそのまま出ているわけだから、まるで頭の中を覗かれているような、暴かれているような、そういう意味では恐ろしい体験でもあったわ。アドリブも多くて、本当に役に身を投じるとはどういうことかとか、とにかく多くのことを学ばせてもらったの。でも、やっぱり自分自身のことがバレちゃった、というこっぱずかしさがあるわね(笑)。

──ただ、恋愛に関してはアレックスへの気持ちをさらけだすことができず、タイミングも合わず、好きという気持ちを抱いたまま12年間もすれ違いを続けます。そんなロージーの恋からはどんなことを学んだのでしょう?

何ごとにも理由がある、ということね。将来、何が起こるか分からないけれど、よきパートナーを見つけるには、自分がどう生きていくのか、己を知らないといけないと思うの。自分自身を知ってからじゃないと人に何かを与えることはできない、与えてもらうこともできない。自分を確立させるためには時間がかかるかもしれないけれど、私ってこうなんだってことが分かったときに、その時の自分に合う人が現れると思う。アレックスとロージーは、恋も人生も、経験を重ねていくなかで何かある毎にお互いを頼る。それって何か意味があって…たぶん、2人に必要だったのはタイミングだったの。

撮影:奥野和彦

──高校生から大人の女性まで演じていますが、なかでも母親役は初挑戦でしたね?

私はシングルマザーという環境で育てられたけれど、すごく素晴らしい母親で彼女から多くを学んだわ。いつか自分が子供を持ったら母から教えてもらったことを伝えていきたいと思っているの。継承していくことは大事。そして、ロージーから学んだのは子供との距離の取り方。友だちとしていかしたお母さんでありながらも親としての威厳を保ち、親子の境界線をピシッと引いている。そのバランスってとても難しいと思ったわ。あと、ロージーのポジティブさも彼女らしさ。傷つきやすくいけど根の部分は強くて、どんな困難も意志の強さを持って乗り越えていく、とても情熱的な女性。どんな困難もポジティブ思考で切り抜けてきているところも好きなの」

──最後に、お気に入りのシーンをひとつ聞かせて。

ひとつには絞れないけれど…。敢えて選ぶとしたら、赤ちゃんを初めて抱いたときのシーンね。赤ちゃんがしゃっくりをして、助産婦さんがロージーに手渡すシーンだったんだけれど、生後9ヵ月の赤ちゃんがあの瞬間、本当にしゃっくりをしたの! もう、感情がこみ上げてきちゃって、私も泣いてしまって…。あのシーンで起きていることは偶発的に起きたこと、一度しか起きていないこと。赤ちゃんを抱いたことで自分のなかの母性を感じたし、そういう体験をいままで体験したことがなかったから、とても印象に残っているわ。

(文:新谷里映/撮影:奥野和彦)


映画『あと1センチの恋』
12月13日(土)より新宿武蔵野館ほかにてロードショー!

原作:「愛は虹の向こうに」セシリア・アハーン著(「P.S.アイラヴユー」)
監督:クリスチャン・ディッター
出演:リリー・コリンズ(『白雪姫と鏡の女王』)、サム・クラフリン(『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』)


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