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哀川翔「いま、ものすごくエネルギッシュになってる」―品川ヒロシ監督映画『Zアイランド』Wインタビュー

2015年5月15日(金) 12:00配信

品川ヒロシ監督と哀川翔

品川ヒロシ監督と哀川翔

哀川翔、芸能生活30周年記念映画を、品川ヒロシが監督した『Zアイランド』は、映画の醍醐味がぎっしり詰まった破格の一本。ヤクザがゾンビと闘うという鮮やかな発想を基盤に、孤島を舞台にした「娯楽クルージング」が痛快なテンポで展開していく。哀川はメモリアルな作品のメガホンを、品川の前作『サンブンノイチ』に出演した際、“突然”品川に預けたという。

哀川:そう言えば、来年30周年だったなあと思って。自分で言わないと、30周年なんて微妙なところ。言わないと素通りよ。でも人って祭り事って好きだから。品川はさ、『ドロップ』(監督デビュー作)のとき、もう監督としてベテラン風、吹かせてるわけよ。だって、オレと遠藤憲一に、『語尾に“バカヤロー”“このヤロー”つけてのフリートークでお願いします』だもん。これが1本目の監督のやることか?(笑)そしたら、出来上がった作品が素晴らしいの。すでに映画魂が炸裂してたよね。

哀川からオーダーは出さず、「あとは任せた」と企画も委ねた。結果、品川オリジナルの世界が出来上がった。

哀川:ゾンビが面白いのは、斬っても斬っても向かって来ること。ただ、ヤクザっていう職業を選んだヤツには、それぐらいの試練は必要かなって。ヤクザってピンポイントに長けてる職種だから。だから、これは究極の異種格闘技だよ。だって「まいった」と言わない両者じゃない?「まいった」と言ったら、自分がなくなる両者だから、面白い。我慢くらべだよ。ゾンビはずっと我慢できるから、あとはヤクザがどこまで我慢できるかだろ(笑)。それをいかに料理していくか。そこが監督の手腕だよね。我慢したときの喜びを、いかに与えるか。それが監督の力だよ。人って、我慢したときに喜びがあれば、また次も我慢できるんだよ。そういう意味で、すごい映画だよ。これは、人が生きる喜びを与えるカンフル剤だと思う。

哀川は、品川のオリジナリティを大切にしただけではない。多種多様なキャラクターたちが群雄割拠する作劇を容認する、懐深さを見せた。

品川監督こだわりのキャスト陣

品川監督こだわりのキャスト陣

哀川:やっぱりね、オレがひとりでやっても知れてるのよ。ひとりひとりのキャラを、出し惜しみする必要なんてない。俺は主役だけど、やっぱり周りに突出したところがないと、面白い映画はできないよ。それは最初に品川に話したよね。

品川:翔さんの30周年記念映画ですけど、いろんな人を登場させたかったですし、出るからにはその人の出番を美味しくしたかった。たとえば、翔さんと仲のいい、お仲間の役者さんに全員出てもらって、というタイプの映画ではなく、ひとりひとりが、翔さんの30周年記念映画だけど、自分のターニングポイントになるような気合い入れてやってくれるものにしたかった。なので撮影の最初に言いましたね。「みなさんが主役だと思ってやってください。それが結果的に、翔さんの30周年を盛り上げることになると思います」と。だから撮影が終わってからも、この映画は出演者に愛されていると思います。

 (C)2015「Zアイランド」製作委員会

(C)2015「Zアイランド」製作委員会

哀川:オレはVシネマ、山ほど撮ってるから、ものすごくよくわかるんだけど、娯楽って、誰が観ても面白くなきゃいけないんだよ。そういう意味では、いろんなタイプの主役がいないと、成立しないんだよね。オレが全国民に愛されてるヤツならいいけど(笑)。観てる人それぞれのヒーローがそこにいてもらいたい。この映画には、それぞれのヒーローがいると思うんだ。

品川:そんな翔さんだから、僕もお付き合いさせていただけてるっていうか。誰とでも、分け隔てなく仲良くなって、声かけてくれる人。そういう翔さんの「居方」も、この映画は出せるんじゃないかと思ってました。

『Zアイランド』は、決して一風変わった映画ではない。人間と人間の、そして、演じる者と演じる者との、チームプレイ=集団表現が満喫できる、娯楽の王道がそこにはある。その中核に哀川翔がいたからこそ、実現した試みだ。

(C)2015「Zアイランド」製作委員会

(C)2015「Zアイランド」製作委員会

品川:翔さんは、相手、関係ないんですよね。5歳の子供でも、80のおじいちゃん、おばあちゃんでも、(今回共演した)ミュージシャンでも役者でも芸人でもそうなんだけど、誰に対しても哀川翔なんですよ。たとえば、ミュージシャンと役者が初対面で「はじめまして」と、まだギクシャクした状態のところに翔さんをポンと放り込んだら、もう、すぐひとかたまりになっちゃうんですよ。よく「水と油」って言いますけど、それをつなぐ「塩」みたい。翔さんが入ると、水と油も混ざっちゃう。そういう化学反応があったと思います。

哀川:いやいや。知らない人とやるのは……なんていう気持ちだって、オレにもあるんだよ。でもね、今回、撮影場所が島だったし、最近あんまりやらないホン読みもあった。島にいると、みんなでメシ食いに行けるから、良かったよな?

品川:僕はやっぱり『厄介な人』が好きなんですよ。翔さんも厄介な人だと思う(笑)。

哀川:結構めんどくさいよね、オレ(笑)。

品川:ワル、っていうか、不良が好きで。窪塚君とか、出てる人は、みんな何か起こしそうな人なんですよ。

哀川:みんな、雰囲気、あるよね。

品川:砂羽さんだって、そうじゃないですか。なんか企んでる(笑)。

哀川:あやしい、あやしい(笑)。

(C)2015「Zアイランド」製作委員会

(C)2015「Zアイランド」製作委員会

品川:みんな、なんかあるんですよ。そういう、やんちゃな人たちの空気感が僕は好きだから。それは、一個、一個、自分のパワーにもなるし。そういう人たちを焚き付けて、熱くさせて。たとえば風間と飲みに行って、「昨日の窪塚、ヤバかったよ」とか話すと、そりゃあ風間も燃えるし。本気でテンションあがっちゃってるから。

哀川:でもさ、オレ、ヤクザVSゾンビが成立するにはギリギリの歳よ。ビックリしたよ。そこまでやらせるか!? って。でも、人って面白いね。(魂に)火がつくと、また可動しだすんだね。そうすると、他のところまで火がついちゃって。日常まで変わってくるんだよ。いま、ものすごくエネルギッシュになってるもん、オレ。

みんなが輝くことで、哀川翔がより一層、輝く。たしかに、『Zアイランド』はそんな幸福な映画に仕上がっているのだ。

(取材・文:相田冬二)

映画『Zアイランド』鈴木砂羽×品川ヒロシ監督インタビュー「お互いに頑張ろう、って思えるのって、いいよね」


映画『Zアイランド
5月16日(土) 全国公開

哀川 翔、鈴木砂羽、木村祐一、宮川大輔、RED RICE(湘南乃風)
大悟(千鳥)、川島邦裕(野性爆弾)、山本舞香、水野絵梨奈、般若、篠原ゆき子、シシド・カフカ
風間俊介、窪塚洋介、中野英雄 / 鶴見辰吾
監督・脚本:品川ヒロシ
配給:KADOKAWA/吉本興業 (C)2015「Zアイランド」製作委員会

dTV『Zアイランド~関東極道炎上篇~』
配信開始日:4月27日(火)※最終話配信日:5月15日(金)
配信話数:全4話 ※1話約15分

<ストーリー>
総勢13人の無法者による、プライドを賭けたバトルの果て―最後に笑うのは誰だ。

舞台は映画「Zアイランド」の10年前―。
西の反町組組長・反町(木村祐一)は、勢力拡大を図るため、関東で一大勢力を誇っていた東の宗形組組長・宗方(哀川 翔)との抗争のきっかけを探っていた。そんなとき、宗形組の弟分・関東狂走会が反町組と衝突したことをきっかけに遂に抗争が開始。武闘派組長、極悪非道の宿敵、元自衛官の半グレら総勢13人の無法者による命とプライドを賭けたバトルは、血みどろの結末へと加速していく―。

監督・脚本:品川ヒロシ(代表作:『ドロップ』『漫才ギャング』『サンブンノイチ』)
出演:村上淳、上地雄輔、木村祐一、宮川大輔、RED RICE(湘南乃風)、大悟(千鳥)、川島邦裕(野性爆弾)、中尾明慶、黒沢あすか、住谷正樹(レイザーラモンHG)、遠藤要、庄司智春 / 鶴見辰吾 / 哀川 翔
主題歌:湘南乃風「Z~俺等的逆襲~」(TOY'S FACTORY)
制作:よしもとクリエイティブ・エージェンシー
制作協力:KADOKAWA
制作プロダクション:角川大映スタジオ
製作著作:(C)BeeTV


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アーティスト情報

哀川翔

生年月日 1961年5月24日(57歳)
星座 ふたご座
出生地 徳島県徳島市

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