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僕にとって最も価値あることは、とにかく笑うこと! 映画『アントマン』ポール・ラッド インタビュー

2015年9月18日(金) 13:05配信

顔を見ただけですぐ分かる、いい人オーラ出まくりのポール。

顔を見ただけですぐ分かる、いい人オーラ出まくりのポール。

『スパイダーマン』や『アイアンマン』など、数々の魅力あふれるヒーローを生み出してきた「マーベル・スタジオ」の最新作『アントマン』が、いよいよ9月19日(土)より日本公開となる。

本作は、仕事も家庭も失って人生の崖っぷちに立つ男スコット・ラングが最愛の娘のために、身長わずか1.5センチのヒーロー、アントマンとなり奮闘するアクション・エンターテイメントだ。

日本に先駆け7月に全米公開されると初登場1位を獲得。これまでのヒーローの常識をくつがえすユーモアとスケール感で、男性のみならず女性や子供をも魅了し、全世界興行収入は(9月14日現在)、3億9,491万ドル(約476億2,640万円)を記録している。

アントマンとなるスコット・ラングを演じるのは、『40歳の童貞男』(05)、『ナイト ミュージアム』(06)など、コメディ俳優として名を馳せるポール・ラッド。ドラマや舞台など幅広いキャリアと、脚本や製作など多岐にわたる活躍で、今年7月には『ハリウッド殿堂入り」を果たしている。

そこで、本作のプロモーションの為に初来日したポール・ラッドに単独インタビューを敢行し、アントマンを演じるプレッシャーや本作の見所について話を聞いた。

──アントマンを演じる以前、あなたにとってのヒーローは誰でしたか?

僕の父親だね。アントマンを演じた後も僕にとってはやっぱり父親が一番のヒーローだよ。マーベル・コミックの中だったら、僕はハルクがずっと好きだった。ハルクは葛藤を抱えたキャラクターだから、興味がそそられるんだ。

──アントマンに決まった時の感想は?

もうワクワクしたよ! こういうジャンル、作品、キャラクターは初めてだったからね。チャンスを与えられたこと、情熱を感じるキャラクターを演じられることに興奮したよ。アントマンは超人的な腕力もないし、普通の男なんだよね。でも、そこに演じ甲斐があった。だって、共感できるでしょ。どんなタイプのキャラクターを創るにせよ、観る人の興味を保つのは、その人間性だと思うんだ。最高に驚異的な戦闘シーンがあっても、目も眩むような特殊効果があっても、見た目がものすごくクールでも、それだけではまったく深みは生まれない。観る人がキャラクターと何らかの形で繋がりを感じなければ、興味を持つことはできないよ。この映画は、そういう部分で、あらゆる人々に働きかけることができる。驚くべきアクション・シーンもあるし、とても衝撃的な映像になっていると思うよ。でも、人々の心に本当の意味で響くのは、キャラクターがどうなるのかということ、そして彼らの人間関係といったものであって欲しいんだ。

(C) Marvel 2015

(C) Marvel 2015

──ペイトン・リード監督は、「スコット・ラングは『オーシャンズ11』の(ジョージ・クルーニー演じる)ダニー・オーシャンのようなものだ」とおっしゃっていましたが、何か共通点を感じますか?

確かに映画のジャンル的にいうと、ある種のルールがあって、計画を立てて、盗みに入るという同じタイプの作品だよね。僕が演じたスコット・ラングとダニー・オーシャンが共通しているのは、プレッシャーを感じていても、それをユーモアで切り抜けて、どこか妙に落ち着いているというところだと思う。でも、引き合いに出るのはわかるけど、ジョージ・クルーニーは僕よりもスーパークールだよ。だって、ジョージ・クルーニーだもん!

──あなたは本作に脚本家のひとりとしても関わっています。エドガー・ライト、ジョー・コニッシュ、アダム・マッケイ、そしてあなたというユーモアの天才たち4人の共同作業であなたが得たものや、こだわったシーンがあれば教えてください。

他の3人と並べてもらったけど、彼らは僕よりも本当にすごいからね。エドガーとジョーの脚本をアダムと僕が引き継ぐ形になったけど、盗みに入る構想だったり、元の原案を広げていった感じかな。この映画で脚本も手がけたお陰で得られたことのひとつは、すべてのキャラクターに対する洞察がずっと深くなったことだね。キャラクターたちのモチベーション、ストーリーライン、そして、それぞれのキャラクターが下す決断が彼らにどのような影響をもたらせるのかを、僕はずっと考え続けていたからね。そのお陰で、この脚本にたずさわることになっていなかった以前よりも、ストーリーについて、ずっと包括的な知識を得られたんだ。映画の中で気に入っているシーンは、「きかんしゃトーマス」のシーン。あれがこの映画の本質を凝縮しているよね。壮大なバトルが行われているんだけど、カメラが引くと寝室の小さなおもちゃの電車だったっていう(笑)。

──天才科学者ハンク・ピム役にマイケル・ダグラスが決まった時の感想は?

興奮したね。彼がこの映画に出たがっていると聞いてテンションが上がったよ。僕はこれまでのキャリアの中で、何人かの伝説的俳優たちと仕事をする機会に恵まれてきたけど、マイケル・ダグラスもそのカテゴリーに入る人物なんだ。僕は彼のファンだから、彼に会えるというだけで興奮したね。実に多くの素晴らしい映画で、実に素晴らしい役を演じているからね。あの役柄に彼がつくと想像しただけで本当にエキサイティングだったんだ。

(C) Marvel 2015

(C) Marvel 2015

──ハンク・ピムの娘ホープ・ヴァン・ダイン役のエヴァンジェリン・リリーと一緒に戦闘シーンを演じたのは楽しかったですか?

エヴァンジェリンは、とにかく生まれながらの運動選手さ。おそらくだけど、現実の彼女も、この映画で描かれているのと、さほど変わらないんじゃないかな。だけど、あれらのシーンを心から楽しめたのは、戦うのが楽しかったからなんだ。映画でそういうシーンを演じる機会は、僕にはほとんどなかったから、色々なトレーニングをやったことも、戦いの振付を覚えたことも、この手の仕事をしたことも最高だったね。

──本作であなたはマッチョな身体を披露しています。約7ヵ月間、アーモンドとボイルした鶏胸肉を食べ続けて、ワークアウトして体を作ったそうですが、途中で挫けそうになったことは?

これまでの僕の人生でハードワークなんてしたことなかったね(笑)。でも、今回はメンタリティに集中してハマれたんだ。毎朝すっきり起きられたしね。大変だったけど、自分で責任を持たなければいけないということがひとつのモチベーションになったよ。でもフラストレーションもあったね。例えば、僕は今46歳だけど、24歳でこのワークアウトをやっていれば、もっと楽だったし、結果もすぐに出たはずだよ。もっといい感じにムキムキになれたはずなのになと。でも、あんなガタイになれたのは最高だったね。

──アントマン・スーツを着た自分自身を見ると、気持ちも盛り上がってくるものですか?

そうなるよ。衣装を初めて身に付けたときは、まるで別人になったような気分だった。自分がアントマン・スーツを身に着けているという事実への興奮は、なかなか冷めやらなかったね。最初に思ったのは、「ワオ、このスーツがどんな様相になるのか知りたくてたまらない人たちが、この世にはたくさんいるんだよな」ということだった。とてもいい気分さ。ちょっとした罪悪感もあったな。まだ見てはいけないものを見てしまったようなね。でもこのスーツは何百もの部品で出来ていて、これを着るのには時間がかかるよ。しかも小規模なピット・クルーの助けがいるんだ。だいたい30分くらいかかるかな。

(C) Marvel 2015

(C) Marvel 2015

──ワイヤーワークにも挑戦されていますが、大変だったことは?

ワイヤーワークで唯一心地の良くないのはハーネス(安全ベルト)だね。あれは身体のちょっと言葉では言いにくい部分に食い込むんだ。でもそこまで不快ではなかったよ。吊り上げられて、揺らされて、積んだ箱の上に落とされて、また吊り上げられることの繰り返しは、けっこう楽しいものだったね。空中に吊るされながら、心の中で「これが僕の仕事だ。こうするのが僕の仕事なんだ…だからこうやって一日を過ごすのは普通なんだ」と言い聞かせたことは何度もあったけどね(笑)。

──本作に出演してあなたの人生はどう変わりましたか?

日本に来るという素晴らしい体験に繋がったね。日本の皆さんはフレンドリーで、温かく迎えてくれて、感動しているよ。世界において本当の意味で大切なことって何かと考えた時、映画は他のものと比べてそんなにリストの上の方に来るものではないんだよ。結局のところ、映画は映画だし、ましてや僕らは、コミックを原作にした映画を作っているんだからね。だけど、僕が人生を生きていく中で、自分にとって最も価値あることは、とにかく笑うことなんだ。何かについて本気で笑うこと。だって、世の中は憂鬱なことばかりだからね。娯楽や現実逃避やポジティブなメッセージを送ることの価値を、僕は決して過小評価していない。それらは素晴らしいことだし、とても大きな目的を果たしているよ。ただ僕にとっては、自分の子供たちと一緒に楽しめるかどうかに尽きるのかもしれない。この映画は、僕の子どもたちが初めて観られるものになったからね。

(C) Marvel 2015

(C) Marvel 2015

(取材・文:クニカタマキ)


映画『アントマン』
9月19日(土)ロードショー

原題:ANT-MAN
全米公開:2015年7月17日
監督:ペイトン・リード
製作:ケヴィン・ファイギ
出演:ポール・ラッド/マイケル・ダグラス/エヴァンジェリン・リリー
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン


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アーティスト情報

ポール・ラッド

生年月日 1969年4月6日(49歳)
星座 おひつじ座
出生地 米・ニュージャージー

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