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唐沢寿明、小雪、チェリン・グラック監督が舞台挨拶! 映画『杉原千畝 スギハラチウネ』ワールドプレミア・レポート

2015年10月22日(木) 15:00配信

 

©2015「杉原千畝 スギハラチウネ」製作委員会

第二次大戦中、政府に背いて日本への通過ヴィザを発行することで多くのユダヤ難民を救った人物として有名な杉原千畝。しかしながら、彼が稀代の【インテリジェンス・オフィサー】であったことは、あまり語られていない。彼は堪能な語学と豊富な知識を駆使して世界各国で諜報活動に携わり、リトアニア赴任時には一大諜報網を構築。混乱の極みにあった世界情勢を分析し、身の危険を顧みず、日本に情報を発信し続けていた。そんな杉原千畝の“真実の物語”が、戦後70年の時を経て、感動超大作『杉原千畝 スギハラチウネ』としてスクリーンに甦る。

10月13日(火)には、かつて千畝が赴任していたリトアニアのカウナス(当時の臨時首都)にて、本作のワールドプレミア上映が開催された。千畝(ちうね)を演じた主演・唐沢寿明とその妻・幸子(ゆきこ)を演じた小雪、そして監督のチェリン・グラックはあわせて現地入りし、3名は上映に先駆け、現在は「杉原記念館」になっている旧日本領事館を訪れ、かつて千畝がヴィザの発給を行っていた執務室を見学した。

本編はほぼ全てのシーンを隣国ポーランドで撮影しているため、初めてリトアニアを訪れることになった唐沢は「撮影のセットのほうが広くてそれらしかったけれど、やっぱりここにいたんだな… と改めて感動しました。杉原さんをより一層身近に感じることができました。来たかいがあります」と感慨深く語り、小雪は「やっとここにくることができた、という思いです」とコメント。

 

©2015「杉原千畝 スギハラチウネ」製作委員会

その他にも、領事館閉鎖後に千畝が滞在し、カウナスを発つ直前までヴィザに代わる渡航証明書を発給し続けたホテル メトロポリスや、カウナス駅などを訪れ、当時の様子に思いを馳せていた。ホテル メトロポリスとカウナス駅には今年の9月4日(千畝が75年前カウナスを発ったとされる日付)に千畝の功績を讃えたプレートが設置されたばかり。また9月24日には、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の国内委員会が2017年の登録を目指す記憶遺産候補として杉原千畝関連資料を選定。さらに10月14日には、外務省を辞めた後の千畝が日本の貿易会社代表として赴任していたロシアのモスクワにある「ウクライナ・ホテル」にも記念プレートが設置されるなど、現在国の内外において千畝の功績を見つめなおす気運が高まっている。

3名が千畝縁の場所を巡った後、映画のプレミア上映が行われたのは、千畝がリトアニアに赴任した年(1939年)に完成した映画館ロムヴァ。千畝がリトアニアを去った後、ソ連に、続いてドイツに、その後は再びソ連に併合され、1990年に独立して現在に至るまで、時代の変遷を見つめてきた歴史ある映画館での上映に、唐沢、小雪の両名も感慨ひとしおの様子。上映会は現地カウナスのヴィータウタス・マグヌス大学によって主催され、MCを教授が、運営やマイクランナーなどを学生たちが務めてくれた。

450席の客席は地元の観客だけでなく、約80キロ離れた首都ヴィリニュスからも観客が訪れ満席に。通路まで人が埋まり、動員数は500名を超え、映画館の前には入りきれなかった観客が長蛇の列を作り、最終的には200名もの観客を帰さなければならないほどの賑わいをみせた。客層も幅広く、現地の学生やユダヤ人協会の方々、なかには、千畝がカウナスに滞在していた当時を知る高齢者も来場。さらにはマントヴィダス・ベケシュイス外務副大臣、ラサ・ノレイキエネ経済副大臣、カウナス市副市長シモナス・カイリース氏、在リトアニア日本国大使館の特命全権大使である重枝豊英大使や山中慎一参事官をはじめとする多数のゲストも登場した。

副市長は挨拶にて唐沢、小雪に「カウナス市名誉観光大使」への就任を希望する証書と花束を贈呈し、監督にはグラフィックアート作品「自由の鐘」*注1 を贈呈。「カウナス市名誉観光大使」への要望を初めて聞いたキャスト、監督の3名は、「もし本当に就任したら、また来ることができる。それもいいな」(唐沢)、「光栄ですけど、本当かな?(笑)」(小雪)、「そうしたら、僕はカバン持ち兼通訳として来ますよ(笑)」とそれぞれ驚きと喜びを語り合った。

 

©2015「杉原千畝 スギハラチウネ」製作委員会

上映後は、本編が終わってもなお涙を流し続ける人が散見され、5分間以上もスタンディングオベーションが続いた。鳴り止まない拍手は最終的に手拍子となっていき、会場が感動と熱気に包まれるなか、3名が再度登壇し、舞台挨拶を開始。映画を観終わった観客の反応をみたキャスト両名は、「皆がニコニコといい顔をしていて、この映画の、そして監督の世界観が受け入れられたということが伝わり、感動しました」(唐沢)「学生や若い世代の方も結構いらしていて驚きました。皆の目がきらきら輝いていて嬉しかったです。映画を観ていただいて、今やっと映画が完結したように思います」(小雪)と、観客への感謝と感動をそれぞれ語った。

続いて行われたティーチインでは、ロケ地やキャスティングに関する質問、日本での杉原千畝の認知状況、さらには、もし今千畝のような立場に置かれたらどうするか、といった硬派な質問が活発に飛び交い、なかには「家に帰りたくないくらい、ずっと映画を観ていたいくらい素晴らしい作品でした。私は3世代続くカウナス市民です。杉原さんのご英断がここカウナスで行われたことに誇りを感じます」といった感想を述べる人もおり、映画が作品の舞台であるリトアニア・カウナスに受け入れられたことを感じる温かいプレミア上映会となった。翌日には首都ヴィリニュスの大学ホールでも上映会を実施。監督が舞台挨拶を行い、こちらでは300名を超える動員があったという。

*注1:リトアニアで最も有名なアーティスト(Mr. Egidijus Rudinskas)の手によるもの。「自由の鐘」はリトアニア独立のシンボルとして、1920年にアメリカからの移民者により贈呈された。1922年、当時の首都がおかれていたカウナスに到着し、現在ヴィータウタス大公戦争博物館のタワーに掛けられている。鐘には「リトアニアの子供のために永遠に鐘を鳴らし続ける。自由のために戦わないものは、この鐘はふさわしくない」という文言が刻まれている。この言葉によってこの鐘は「自由の象徴」として知られ、杉原千畝のように自由のために戦った人に捧げられている。


映画『杉原千畝 スギハラチウネ』

2015年12月5日(土)ROADSHOW

出演:唐沢寿明、小雪、ボリス・シッツ、アグニェシュカ・グロホフスカ、ミハウ・ジュラフスキ、チェザリ・ウカシェヴィチ、塚本高史、濱田岳、二階堂智、板尾創路、滝籐賢一、石橋凌/小日向文世

音楽:佐藤直紀

脚本:鎌田哲郎/松尾浩道

監督:チェリン・グラック


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アーティスト情報

唐沢寿明

生年月日 1963年6月3日(54歳)
星座 ふたご座
出生地 東京都

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小雪

生年月日 1976年12月18日(41歳)
星座 いて座
出生地 神奈川県座間市

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