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【インタビュー】映画『永い言い訳』本木雅弘×竹原ピストル【ロングバージョン】

2017年4月20日(木) 10:00配信

竹原ピストルと本木雅弘

竹原ピストルと本木雅弘

『ゆれる』『ディア・ドクター』西川美和監督が、自身の長編小説を映画化した『永い言い訳』が4月21日よりBlu-ray&DVDでリリースとなる。本作に出演した本木雅弘竹原ピストルが撮影時の思い出や、作品について語るうち、最終的には西川監督に続編のお願いも…!?

【プロフィール】
竹原ピストル(左)/'76年千葉県生まれ。'99年~'09年にバンド野狐禅で活動、その後ソロとして活躍中。映画『海炭市叙景』('10)ほかで俳優業も行い、4月5日にアルバム『PEACE OUT』をリリース。

本木雅弘(右)/'65年埼玉県生まれ。'82~'88年にシブがき隊のメンバーとして活動後、俳優の道へ。映画『シコふんじゃった。』('92)、『おくりびと』('08)などで多数の受賞歴がある。


竹原:この映画のクランクアップのとき、なぜだか「もう本木さんとは俺、会えないんだなあ……」と感じたんですよね。だからこうしてまたお会いできて、しかもお話までしているのは夢のようなんです。

本木:私もね、竹原さんを目の前にすると、『永い言い訳』という映画の「その後を生きている」みたいな不思議な気持ちがします。

竹原:そうですか!

本木:本作の撮影を通じて私は初めて竹原さんと出会ったわけですけど、大変な衝撃を受けたんです。映画の中の“衣笠幸夫”と“大宮陽一”の関係と同じですね。自分にはないものを持っている陽一に幸夫は劣等感を抱き、次第に彼の生き方に影響を受けていきますが、それは竹原さんと私の間でも起こったこと。西川監督いわく、「竹原さんは人間性、丸腰の純粋さが素晴らしい」と。そのとおりでした。

竹原:いやいやいや! 何をおっしゃるんですか。俺はね、幸夫役が本木さんだったから何とか現場にいられたんですよ。テンパりまくっている俺を常に導いてくださり、包容力がハンパなかった。本木さんじゃなかったら絶対に無理だったっす!!

本木:撮影前、監督は私のことを、いろいろと質問してくる“面倒くさい男”に感じていたそうなんですけど、フタを開けてみれば、不器用過ぎて、「自分のボロさを配り歩くような人間だった」って(笑)。

竹原:へえー。俺の記憶が正しければ、本木さんって人のことをまったく悪く言わないじゃないですか。

本木:ありますよ! むしろネガティブなところから入ってしまう。

竹原:本当ですか!? 俺、「どんだけ心が広いんだろう」と感心してたんですよ。こんなにも裏表のない、真っ直ぐな人はいないって。

本木:人の見え方って複雑で、この映画が公開されて意外だったのは、自意識の激しくゆがんだ幸夫を観客のみなさん、拒絶されるのかと思ったら、“自分ごと”として受け止めてくださったんですよね。

竹原:なんか……わかる気がします。俺にも幸夫くんみたいな、面倒な自意識ってヤツがありますもん。この映画の何が好きって、生きることの痛みだったり切なさが全編にちりばめられていて、だからこそ人の温もりや優しさが浮き立ってくるところ。それでいて登場人物たちに安易に、“明るい未来”を与えない描き方がすごいリアルで、人生についてしみじみ感じさせてくれる。

本木:そうそう。で、西川監督の言葉を借りると、“生ぬるい地獄”が待っているそうで。

竹原:なるほどっ! 生ぬるい地獄かあ〜。否が応でも、自分のダメな部分と向き合うことになりますよね。

本木:西川監督の作品っていつもそうじゃないですか。でも竹原さんがおっしゃったように、そこから“生きることの愛しさ”が浮き彫りにされてくる。厳しくて優しい映画だと思います。

竹原:西川組自体が、本物の家族みたいでした。

本木:ほぼ1年を通しての撮影で、喜怒哀楽のどれもが自然な感情として湧き出ていて、それが作品に反映されている。

竹原:ヘンな話ですが、あの撮影の日々を振り返ると、陽一や、陽一の子どもたちが5年後あたりに今回映画で描かれた出来事を振り返っている姿と重なってくるんです。「幸夫くんって人がウチに来て、ごはんを一緒に食べたことがあったっけ」とかって。現実との区別がつかなくなっているんですね、俺(笑)。キラキラ具合が似てるんですよ。

本木:私もそうです。機会があれば陽一くんや子どもたちと再会して、あれからお互いの歩んだ時間を慈しむことができたらいいなあ、と楽しみにしています。

竹原:続編、できないかなあ……『永い、永い言い訳』っていうのはどうですか?

本木:ダメもとで、西川監督に話してみましょうか!


映画『永い言い訳』
2017年4月21日 Blu-ray&DVD発売、DVDレンタル開始

監督・原作・脚本:西川美和
出演:本木雅弘、竹原ピストル、藤田健心、白鳥玉季、堀内敬子、池松壮亮、黒木華、山田真歩、深津絵里


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永い言い訳

永い言い訳

出演者 本木雅弘  竹原ピストル  藤田健心  白鳥玉季  堀内敬子  池松壮亮  黒木華  山田真歩  深津絵里 
監督 西川美和 
脚本 西川美和 
原作者 西川美和 
概要 西川美和が本木雅弘を主演に撮り上げた優しさと希望に満ちた感動作。妻が親友と旅行中に不慮の事故で亡くなったという報せを受けても、涙を流すことすらできなかった衣笠幸夫。妻の親友の遺族と出会ったことから、少しずつ変化する彼の姿を描く。

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アーティスト情報

本木雅弘

生年月日 1965年12月21日(51歳)
星座 いて座
出生地 埼玉県

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竹原ピストル

生年月日 1976年12月27日(40歳)
星座 やぎ座
出生地 千葉県

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