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かけがえのない時間を思い出させてくれる―映画『僕のワンダフル・ライフ』ハンナ役(10代)・花澤香菜インタビュー

2017年9月28日(木) 10:00配信

花澤香菜(クリックでフォトギャラリーへ)

花澤香菜(撮影:杉野正和/クリックでフォトギャラリーへ)

友人として、良き理解者として、家族として…犬というパートナーと過ごすかけがえのない時。それを経験したことがある人でもない人でも、この映画を観たらきっと犬が愛おしくなってしまう。それが、名匠ラッセ・ハルストレム監督(『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』『HACHI 約束の犬』)の新作『僕のワンダフル・ライフ』(9月29日全国公開)だ。

本作はストーリーテリングが犬視点なのもひとつのポイントで、子犬のベイリー(ゴールデン・レトリバー)と少年・イーサンとの運命の出会いから物語が始まる。人間のほうが寿命が長いため、別れの時を迎えたとき「またイーサンに会いたい」というベイリーの強い想いが奇跡を呼んで…。

イーサンが青年期に出会う女性・ハンナの日本語吹替を担当した声優の花澤香菜にインタビュー。アニメではおなじみの花澤も実写吹替の数は実は少なく、実写ならではのアフレコ感覚の違いは、花澤の観察眼から見えてくる。

ベイリーと10代のハンナ&イーサン/(C) 2017 Storyteller Distribution Co., LLC and Walden Media, LLC

ベイリーと10代のハンナ&イーサン/(C) 2017 Storyteller Distribution Co., LLC and Walden Media, LLC

花澤:最初は声を当てている女優さんとシンクロするのがなかなか難しかったです。日本人的な感覚だと思うような、相手に対してゆっくりとした間があったり、想いが強くてしゃべれない…といったことはなく、会話がテンポよくポンポンと進んでいくので。まず文化の違いはすごくあるなと感じました。あとは、ハンナの顔の筋肉の発達具合がすごいなと思って…彼女が見せる表情には(いつもどおりの)私の声の表情では全く足りないと思いましたし、身振り手振りも激しかったりするんですよね。なので、それに合わせるには、普段アニメでアフレコしているパワーよりももっと大きいものを出さないとシンクロしていかないんだなという実感はありました。今、海外TVドラマの『ゲームシェイカーズ』(NHK)をやっているんですが、現場でご一緒する方は吹替でも活躍している方ばかりなので、そこでも必死に勉強しながら…観察させていただいています。

ハンナはいわゆる活発なアメリカのティーン。花澤自身が演じてきた同年代のキャラクターでもアニメのそれとはやはり違うようだ。

花澤:アニメで演じる同年代くらいの子は、思春期の悩みだったりを(キャラクターが)モヤモヤ考えていることが多くて、それを乗り越えていくということが多いんです。今回は、10代のハンナを演じている女優さん(ブリット・ロバートソン)と私が同じくらいの歳で、映像を見ていると彼女自身も自然体でやっているのかなと感じたので、私も自然体でやってよさそうだなと思いました。

そして、ハンナは恋人となるイーサンとその愛犬のベイリーそれぞれに違った顔を見せる。

(C) 2017 Storyteller Distribution Co., LLC and Walden Media, LLC

(C) 2017 Storyteller Distribution Co., LLC and Walden Media, LLC

花澤:現場では「イーサンとベイリーと話しているときは、それぞれ違いをつけて欲しい」と言われました。ベイリーに関して個人的なことを言うと、私はワンちゃんと接する時に「よーしよしよしっ」ってならないタイプなので(笑)、そういったところではハンナの接し方を観察しながら演じました。赤ちゃんとかに話しかけるような感じなのかなって。物理的に近くで喋っている感覚で話しかけるとより暖かく聞こえますからね。

花澤自身も小型犬のシーズーを飼っていた経験があるものの、この映画を通じて大型犬の魅力も感じたという。

花澤:室内犬としか触れ合ったことがなかったので、ゴールデン・レトリバーってこんなに一緒に遊べるんだ! って。海とかで一緒に戯れたら絶対楽しいだろうなって映画の3人を観て思いました。実は少し前に馬を触る機会があったんですが、馬もベロベロ舐めるんですよね…びっくりしました(笑)。そのときに「大きな動物に舐められるのって悪くないかも」と思ったので、レトリバーにも近いものがあるかもしれません。体は大きいのに目は純粋な優しい目をしていますよね…小型犬とはまた違った癒やしが待っているんじゃないかなと。温もりが倍以上ですもんね。

(C) 2017 Storyteller Distribution Co., LLC and Walden Media, LLC

(C) 2017 Storyteller Distribution Co., LLC and Walden Media, LLC

映画では、飼い主ならではの思い出が蘇るようなシーンも。

花澤:シーズーのサラ(サラダ)ちゃんとの思い出で、怒られて泣いていた時にずっとそばに居てくれることが何回かあったんです。人の悲しんでいたり落ち込んでいたりする時の心が伝わっているのかなと思う瞬間があって。ハンナが泣いているときにベイリーが来てくれるシーンで「あぁ…来ちゃダメだよ。余計泣いちゃうよ」と思って(笑)。ここはグッと来ましたね。

本作では、3回転生するベイリーが様々な形で様々なパートナーとの関係性を見せてくれる。

花澤:イーサンとベイリーの関係を見ていると、ベイリーは自分が何のために生きているかを考えていて、彼自身も成長していますよね。イーサンはイーサンでベイリーが居ることでちょっとお兄さんになれたりとか。直接言葉は交わしていないけれど、お互いが成長していくので、小さい頃にこういう経験をすることは心を豊かにするんだなと改めて感じました。

(C) 2017 Storyteller Distribution Co., LLC and Walden Media, LLC

(C) 2017 Storyteller Distribution Co., LLC and Walden Media, LLC

良いことも悪いことも、犬と生きるということはどういうことか、それを教えてくれる本作は、この秋必見なのである。

花澤:私は「サラちゃんともうちょっと一緒に過ごしておけばよかった」とか共感できる部分がたくさんありました。そういう気持ちも、ベイリーが転生してきてくれることでなんとなく救われるような気がして。切ないシーンもしっかり描かれているので、小さい子達にも観てほしいし、動物と過ごすということはこういうことだと改めて思いました。そういう時間は思い返すとかけがえのないものだと思うので、いろんな人の心に届けばいいなと思います。


映画『僕のワンダフル・ライフ』
9月29日(金)公開

監督:ラッセ・ハルストレム『HACHI 約束の犬』『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』『ギルバート・グレイブ』
原作:W・ブルース・キャメロン 「野良犬トビーの愛すべき転生」(新潮文庫)
出演:ブリット・ロバートソン、K.J.アパ、ジョン・オーティス、デニス・クエイド with ジョシュ・ギャッド
配給:東宝東和


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