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TBS系『水戸黄門』枠をバラエティ番組枠へ 半世紀以上の伝統を破った意義

2015年3月11日(水) 14:04配信

60周年を迎えて大転換するTBS (c)TBS

60周年を迎えて大転換するTBS (c)TBS

4月に放送開始60周年を迎えるTBSテレビ。今回の改編では、長らく『水戸黄門』や『大岡越前』などの時代劇が放映され、終了後もドラマ枠の続いた月曜20時台が約59年ぶりにバラエティ枠に変わる。

なぜ、TBSは局の歴史そのものであるドラマ枠撤廃を決断したのだろうか。

3月10日、東京・赤坂で行なわれた改編説明会で、TBSの伊佐野英樹編成部長は「深みのある質の高いサスペンスドラマを放送するには、夜8時台だと早い」と説明。

ドラマ枠自体を5つから4つへ減らすことについても、「昨年7月クール、10月クール、今年1月クールと視聴率が苦戦している。一度枠を減らして、また評価をいただけたら増やすことを検討する」と素直に話した。

そのなかで、「夜8時にドラマがあると、2時間のバラエティを放送しにくくなってしまうという編成上の理由もある」とも語った。

魅力的な2時間スペシャル

さまざま事情があるなかで、“2時間バラエティを放送しにくい”というポイントは実に大きい。

ここ数年で、テレビ界における特番の扱い方が大きく変わっている。4~5年前までは主に改編期や年末年始に放送されていたが、最近は時期に関係なく、2時間スペシャルがオンエアされている。

きっかけは、テレビ朝日だろう。2012年度、毎週のように2時間特番を放送し、高視聴率を連発。ゴールデン帯、プライム帯で1位になり、視聴率2冠王を獲得した。

この時期から、各局とも2時間スペシャルが目立つようになり、「放送時間を長くしたほうが数字を計算できる」という定説が出来上がった。『解決!ナイナイアンサー』(日本テレビ系)のように、開始当初は苦しんでいたが、2時間スペシャルをきっかけに、通常回の視聴率が上がった番組もある。

単純に考えても、2時間放送していれば、視聴者の目に触れる確率は必然的に上昇する。普段見ない層が、番組を知る機会が増えるわけだ。

『マツコの知らない世界』『私の何がイケないの?』視聴率トップも2時間スペシャル

TBS自身も、「2時間スペシャル」の効力を感じているはずだ。

昨年10月からゴールデン帯に昇格した火曜21時台『マツコの知らない世界』の視聴率ベスト3(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)は、14.5%(2月17日)、14.3%(1月6日)、13.8%(12月9日)となっている(3月3日現在)。

このうち、1位と2位は、2時間スペシャルの日だったのだ。ちなみに、4位の12.8%(10月14日)もそうだ。通常の1時間編成だと、1ケタに終わるケースもある。

いまや、「2時間スペシャル」は高視聴率獲得に欠かせない大事な編成要素なのだ。

これまで、TBSの月曜は、20時台に伝統のあるドラマ枠が固定されているため、2時間スペシャルを放送しづらかった。その影響もあってか、2011年3月に17年間続いた『関口宏の東京フレンドパークII』(※09年からの1年間は木曜20時台で放送)が終了して以降、月曜19時台のバラエティの印象は薄い。

20時台に固定されたドラマ枠が、19時台低迷の遠因となっていたとも言える。たしかに、現在放送中の月曜19時台『私の何がイケないの?』の2月放送回の視聴率を見ると、すべて1ケタに終わっている。20時からのドラマがあるため、4回とも通常の1時間での放送だった。

しかし、今年1月5日には11%を獲得している。また、昨年1月6日には14.3%、10月6日には16.8%という高視聴率を記録。これら3回は、いずれも2時間スペシャルだったのだ。

この結果も、月曜20時台を59年ぶりのバラエティ枠に変えるきっかけになっただろう。伝統は大切にすべきものであり、誇るべきものだ。しかし、どんな企業も、みずからの歴史に翻弄されてしまう場合がある。

その呪縛を解いたTBS。復活する可能性は大いにある。

(文:シエ藤)


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