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【総選挙を丁寧に振り返り】「HKT48」大躍進と「SKE48」第一党の真相

2015年6月12日(金) 21:14配信

6月7日、総選挙翌日のAKB48総選挙ミュージアム。開場30分で150人が入る盛況ぶりだった

6月7日、総選挙翌日のAKB48総選挙ミュージアム。開場30分で150人が入る盛況ぶりだった

AKB48選抜総選挙が、6月6日に開催された。今年は1位宣言をするメンバーが多く、例年になく予想が困難だという前評判の中、フタを開けてみれば、「さっしー」こと指原莉乃が圧勝、昨年の雪辱を果たし見事1位に返り咲いた。

今回の総選挙で特に顕著だったのが、HKT48SKE48の大幅な伸びである。

『AKB48 総選挙公式ガイドブック  2015』

『AKB48 総選挙公式ガイドブック 2015』

HKT48―司令塔「さっしー」を中心に急成長真っ只中

HKT48は、指原のトップ返り咲きに加え、宮脇咲良が初の「神7」入りを果たし、ランクインしたメンバーの数もHKT史上最多となった。活動歴的にも、メンバーの年齢的にも、一番後輩のグループであるHKT48の勢いがここまで増している要因は何だろうか。

ちゃんと「会いにいける」アイドル

まず挙げられるのは、AKB48の「会いに行けるアイドル」というコンセプトを体現していること。今日のAKB48は、劇場チケットのプレミアム化により、気軽に会いに行くのは難しい存在。その点HKT48は、まだまだ「会いに行けるアイドル」である。「俺たちが育てる」というファン心理に最も応えられるのがHKT48なのだ。

メンバーが若く活動歴が浅い、という不利にも思える条件を、逆に強みにできている。

さらに、今回の選挙を通して伝わってきた、グループの雰囲気の良さも頭一つ抜けている感がある。HKT48のメンバーの名前が呼ばれると、全員で喜んでいた姿が非常に印象的。実際、HKT48の魅力について、ファンからは「仲が良さそう」という声が多いのは、それが見事に伝わっている証であろう。

大御所から可愛がられる「さっしー」の重要性

重みを増す指原莉乃(写真は総選挙翌日のAKB48総選挙ミュージアムより)

重みを増す指原莉乃(写真は総選挙翌日のAKB48総選挙ミュージアムより)

このように、HKT48がファンから愛される理由はいくつもあるのだが、それらの魅力を引き出しているのは、もちろん指原莉乃である。さっしーは、もはやただの「人気の高いアイドル」ではない。HKT48劇場の支配人を兼務しており、明治座公演では座長を務めるなど、プロデュース力も持ち合わせ、着々と磨きをかけている。

さらに、AKB48総合プロデューサーの秋元康へ本気で怒り、総選挙の運営にも文句を言うなどしながらも、秋元をはじめ、数々の大御所から可愛がられている。メンバーも「さっしーが強過ぎる」「さっしーは別枠」と話すように、まさに別格なのである。

その指原が、常に逆転を目指し、偉ぶることなく若いメンバーと平等に、気さくに接する。時には背中で語り、自身でプロデュースまで手掛けているのだ。それに応えているメンバーのポテンシャルや努力があるのはもちろんだ。やはり「HKT48大躍進の要因は?」と問われれば、その答えは「指原莉乃」となるだろう。

SKE48―的確な戦略から効果的な応援をするファンを持つ

グループとしては“誰も前にいない”状態のSKE48

グループとしては“誰の背中もみていない”状態のSKE48

一方、SKE48は今回の選挙で、何とAKB48グループで最大勢力を誇る「第一党」にまでなってしまった。ランクインメンバーは、AKB48の23人に対し、SKE48は27人を送り込んでいる。グループを牽引する松井玲奈(昨年5位、今年8月に卒業予定)の不出馬というマイナス要素がありながらも、素晴らしい結果を出せたのはなぜだろうか。

キャラ立ちがはっきり

SKE48は、「個性的でキャラの立ったメンバーが揃っている」という声をよく耳にする。松井珠理奈や松井玲奈の存在感をはじめ、ハーフやおバカキャラという比較的ありそうなものから、モノマネ女王だったり、特技が軟体芸だったり、ハゲかかっていたり、ビデオカメラを常に構えていたり、アイドルのキャラクターとは思えないインパクトがある。

現メンバー数を遥かに超える卒業者がいるSKE48だが、新陳代謝を繰り返しながらも、常に新たな個性が生まれているのだ。

そして、ファンが口を揃えて語るのは、そのパフォーマンスの激しさと完成度の高さである。当初は茶髪禁止というルールが存在した中で、キレのあるダンスを披露する正統派アイドル路線を突き進んだ。そこにメンバーのあらゆる個性が融合し、それこそがSKE48の魅力として昇華したのだ。

ところでこのSKE48、他のグループに比べて、実はメディア露出が極端に少ない。

それに加えて、地元でのライブですらも同様である。もちろんSKE48がさぼっているわけはなく、AKBの握手会が忙しいのもあるだろうし、ウリであるダンスの稽古に時間を割かなくてはならないのかもしれない。これに対して、ファンが運営に不満を抱いているという。

鍵を握った?「選挙対策委員会」

ここで、SKE48が総選挙で最大勢力となり得た理由に話を戻す。

「不平不満を感じるファンが現状を変えようと、SKE48の存在感をアピールするために組織された『選挙対策委員会』が優秀だから」と、あるアイドルライターは語る。ボーダーを予測し、それに基づいて、自力で得票が見込めないメンバーに対しておこなう票の分配が絶妙だから、多くの当選者を生み出せるのだという。ファンの中には「俺たちがボーダーをつくる」とまで豪語する強者もいるが、結果を見る限り、あながち間違ってはいないのかもしれない。


今回の総選挙ではこの2グループが目立ったが、山本彩(今回6位)率いるNMB48は、関西のノリも手伝い調子に乗ると手がつけられそうもないし、何より本家本元AKB48が現状に甘んじるわけはないだろう。北原里英(11位)と柏木由紀(2位)が引っ張るNGT48も今秋始動予定だ。

中央復権なるか、地方分権の流れは止まらないのか。気が早いかもしれないが、これまでの結果を踏まえ、次回選挙の勢力図を予測してみるのも、AKB48選抜総選挙の楽しみ方の一つかもしれない。

(文:白岩 淳)

【総選挙・地元HKT48貫録勝ち】指原莉乃が首位 ”神7”入りの宮脇咲良は野望全開「AKBを壊したい」

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僕たちは戦わない

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演奏者 AKB48 
セレクション16  WONDA選抜  チーム8選抜  AKB48 
作詞 秋元康 
作曲 Yo-Hey  大貫和紀  大神良康  河原レオ  高木龍一 

 作品詳細・レビューを見る 

AKB48 総選挙公式ガイドブック 2015

AKB48 総選挙公式ガイドブック 2015

著者 AKB48グループ 

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