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ユリアンナ・アヴデーエワ、文字通り“距離の近い”プレミアム・イベントレポート~代官山蔦屋書店 Anjin~

2015年11月9日(月) 10:50配信

ユリアンナ・アヴデーエワ

ユリアンナ・アヴデーエワ

つい先日、5年に一度開催されるショパン国際ピアノコンクールが開催され、日本人ピアニスト小林愛実がファイナルまで進んだことで日本国内でも話題を振りまいていたが、前回2010年大会の優勝者ユリアンナ・アヴデーエワが来日し、代官山 蔦屋書店  「Anjin」という書店内のラウンジでのプレミアム・イベントが開催されたので、今回その模様をレポートする。

普段は大人がくつろげる場所として、東京でも人気スポットとして有名な、代官山 蔦屋書店の中にある「Anjin」というラウンジでの開催ということもあり、ラウンジで世界的ピアニストの演奏を聴くことができるという滅多にない機会に、事前に予約席は完売してしまっていた。

通常のリサイタルと違い、入場時にスタッフがお客様のお好きなお席にご案内していく。
ステージ上に置かれたピアノまではまさに至近距離。これから始まるプレミアムな時間を待ちかねたかのように、ゆったりとした空間にお酒と食事がすすむ。いつものクラシックコンサートと比べて、女性の参加が多いことも特徴的。

いよいよ、ユリアンナ・アヴデーエワの登場。
ジーパン姿で入場してきた姿に、ひときわ目を引く。前日行われたベルリン・ドイツ交響楽団との競演を経て開催されたこのイベントのコンセプトは「アフターパーティ」。まるでユリアンナの自宅の書斎に招かれたかのような錯覚を起こす。

この日の演奏は、3曲。
1.ショパン:ノクターン 嬰ハ短調「遺作」
2.モーツァルト:ピアノ・ソナタ第6番 ニ長調 K284
3.ショパン:マズルカ ニ長調 op.33-3

華麗な演奏の後は、トークタイム(モデレーター:高坂はる香)

ユリアンナ・アヴデーエワ

──今日はコンサートホールと違う場所での演奏でしたが、いかがでしたか?

ユリアンナ・アヴデーエワ

ユリアンナ:お客様が1人でもいたら、それはすなわち本番だと思っているの。コンサートホールとこういう場所での気持ちの違いは特にないわ。演奏することは誰かと音楽をシェアするという気持ちだし、今日もいつも通りに演奏できました。

──以前お聞きした話だと、子供の頃はピアノの演奏は好きではなかったと聞いたことがありますが、それは本当でしょうか?

ユリアンナ:少し訂正させて欲しいわ。子供の頃から練習は好きではなかったけれども、本番は好きでした。ただ、練習は本番までのプロセスとして大事だし、練習はアイデアを探す大切な時間と思っています。本番を迎えられるのは練習のおかげ。

──昨日のベルリン・ドイツ交響楽団とのベートーヴェン「ピアノ協奏曲第3番」は完ぺきな演奏でした。

ユリアンナ:ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第3番」は、ベートーヴェンの協奏曲の中でも独特で特別。まるで世界が創られていくのを目撃しているような感覚に陥るの。特に第2楽章は「祈り」のよう。演奏者もモラルがないと弾けない。

──ベートーヴェンをリサイタルではあまり演奏していないような印象があるのですが。

ユリアンナ:来シーズンはベートーヴェンを取り上げるつもり。2016年の来日ツアーでもソロリサイタルで演奏する予定だわ。

──オーケストラとの競演は、どのように感じられていますか?

ユリアンナ:オーケストラの楽譜を徹底的に研究します。オーケストラの譜面を研究することで、練習の時に重要になってくるの。

──将来はショパンコンクールなど審査員をされる機会もくるかもしれませんが、審査される方は怖いですね。

ユリアンナ:怖くないわよ。音楽を追求する時は協働でないと作り上げられないもの。私は自分の意見を伝えるし、相手の意見も聞く。そのプロセスがとっても重要なの。

──あなたにとって、5年前のショパンコンクールでの優勝の意味は?

ユリアンナ:色々なドアを開ける鍵のようなものだと思うわ。世界的なオーケストラや指揮者と演奏できたり、有名な舞台で演奏できたりするのも、このコンクールの結果のおかげ。

──キャリアで大切にしてきたことはありますか?

ユリアンナ:ショパンを演奏することは宿命だと思っているけど、他の作曲家の曲も当然弾きます。そうすることで、ショパンの曲に戻って来た時に、新しいアイデアで演奏できるの。それが音楽家としての成長にも繋がると思っているわ。

──今年のショパンコンクールの感想をいただけますか?

ユリアンナ:画面越しで見るのは新鮮だったわ。ファイナリストに残った全ての出場者には「おめでとう」を伝えたい。日本人の小林愛実さんもコンクールの前にお会いしていたこともあり、応援していたの。正直、まだこのコンクールを冷静に見れないというのが正直なところよ。

──では、お客様からのご質問をいただきたいと思います。

女性のお客様:現在、尊敬しているもしくは憧れているピアニストは誰ですか?

ユリアンナ:難しい質問ですね。今日の天気によって変わるくらい毎日変わるようなものだと思う。しいて挙げるとコルトやルービンシュタインといった、20世紀のゴールデンエイジと呼ばれている時代のピアニストに刺激を受けるわ。素晴らしい演奏が今も残っているし、聴くといまだに新しい発見があるもの。

──もう一名お客様からのご質問をいただきます。

お子様の女の子:ピアノを演奏してくのに、大切なことはなんですか?

ユリアンナ:音楽が好きなこと。それはすなわち弾いているときに楽しむこと。楽器に近づいただけで、クリスマスプレゼントをもらったようなワクワクした気持ちになれることが一番大事だと思います。頑張ってね。

ユリアンナ・アヴデーエワ


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