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小坂忠、大野真澄との共演が実現!/代官山蔦屋書店3周年記念「WE RESPECT…」

2014年12月18日(木) 23:00配信

大野真澄氏(左)&小坂忠氏(右)

代官山 蔦屋書店のオープン3周年を記念するイベント「WE RESPECT...」。代官山 蔦屋書店がリスペクトする様々な分野のクリエイターを招き、その生き方・ライフスタイルを知るトークイベントに、12月8日、ミュージシャンとして参加してくれた小坂忠氏。今回は3人組グループ「GARO」で活躍し、古くからの友人でもある大野真澄氏との対談形式で行われることになった。

当日は小坂氏も大野氏もアコースティックギターを抱えて登場。当初予定していた対談だけではなく、二人の生演奏も存分に堪能できる贅沢な夜になった。

小坂氏と大野氏の出会いは?

小坂氏 僕とボーカル(大野真澄氏の愛称)が出会ったのは1969年の夏。僕がエイプリルフールというバンドにいて、アルバムを出す頃だったかな。渋谷の東横劇場で「HAIR」というミュージカルに出演した時のことだった。役者の半分くらいは素人。それで自分にもできそうだって思って、やることにしたんだ。

大野氏 ニューヨークから来た本場の「HAIR」も観たことがあるけど、綺麗にまとまりすぎてて物足りなかったな。本物のヒッピーがやってるんだって思い込んでたんだけど、そうじゃなかった。

小坂氏 僕らは素人の集まりだったから当然足りないものもあるんだけど、それが面白いところだった。これが本当の「HAIR」だ、って感じがしたね。

大野氏 僕らが出会った1969年というのはアメリカでウッドストックがあった年だし、ビートルズが解散した年でもある。安保闘争で学校が休みになったりもした。当時僕は19歳、多感な時期だった。いろんなことが変化の中にあった。

小坂氏 その後、日本の「HAIR」は事件で中止されてしまったけど、今までで一番面白かった時代だよ。

二人の共演によるライブがスタート!

出会った時代を振り返った後、おもむろにギターを爪弾き始め、二人による演奏が始まった。小坂氏の「ありがとう」から始まり、GAROのデビュー曲「たんぽぽ」、大ヒットを記録した「学生街の喫茶店」などの曲が続く。演奏の合間に、小坂氏と大野氏はお互いの歩んできた道のりを振り返る。

大野氏 最初に忠の歌を聴いた時、髪も長くて、体重は40kgあるかどうかってくらいに痩せてるのに、野太い声でドアーズとかツェッペリンとか歌うもんだからビックリしたよ。こんなやつがいるのか。上手いなあ、って。

小坂氏 でも当時の僕らみたいなミュージシャンの中であんなにメジャーになったのはGAROが初めて。僕がエイプリルフールをやってた時代は、歌謡曲がヒットの中心だった。

大野氏 デビューした時のマッシュルームレコードではオリジナル曲を作ることができたたけど、その後GAROには外部作家が入ってきて、それで作った「学生街の喫茶店」は売れたんだよね。当時のレコード会社からは「宣伝しなくても売れました」って誇らしげに言われたよ。でも、売れた曲に関しては評価が分かれてしまった。

小坂氏 人の評価なんてどうでもいいよ。売れたならそれでいいじゃない。僕らからすれば、GAROは日本の新しい音楽の先頭を切り開いた存在だよ。

60歳を過た二人は、これからどこへ向かうのか

小坂忠氏

大野真澄氏

大野氏 この前、同窓会があったんだけど、皆60歳を過ぎた感覚がないんだよね。還暦だからと言って「リセットする」みたいな話が出てこない。ただ通過しただけ。でも今までの人生を振り返ると、僕はやっぱり偶然歌の世界に入れて、ソロになって、一時は裏方の仕事をしていたけど、また人前で歌を歌えるようになったことが良かったなあ。

小坂氏 僕も音楽に携われてよかった。音楽の力ってあると思う。腹が膨れるわけでもないけど、どんなに貧しくても音楽はなくならない。

大野氏 音楽は気持ちに訴えるものがあるね。三橋美智也の曲を聴くと子どもの頃の田園風景が頭に蘇るんだ。一瞬だけ若返る。

小坂氏 僕は自分のファンじゃない人に向かって歌うことがあるんだ。震災の後、支援コンサートを毎月やってるんだけど、必ずしも僕のファンってわけじゃない。僕はクリスチャンになってから少年院や刑務所にも歌いに行くことがあるんだけど、「聴きたくない」という態度を示されることもある。ファンだけに向かっている時は音楽の力って考えなかったけど、ファン以外の人を相手にするとすごく考えるようになる。

大野氏 ちょっと違うけど、僕もたまに会社のパーティみたいなところで歌うことがある。でもほとんど皆聴いてない。でもね、絶対に何人かだけ、真面目に聴いてくれてる人がいる。そういう人だけに向かって歌っていると、その人たちが大きく拍手してくれるんだ。

小坂氏 そういう時って、こちらが育てられるよ。どうやってこちらを振り向かせるか、歌を聴かせるか。昔はサービス精神なんてまるでなかったけど今はサービス精神の塊だよ(笑)。

歌の力、音楽の力を信じる二人の人生を振り返り、生の演奏まで体験できた夜。最後の曲としてボブ・ディランの「風に吹かれて」を歌った後には、客席からのアンコールの声に応えて「この素晴らしき世界」を演奏。「昔はよくボーカル(大野氏)の家に行って、一緒にビートルズを歌っていた」と小坂氏が語るように、1969年からお互いを知り、歌で親交を深め続けてきた二人のハーモニーは美しく響き、代官山 蔦屋書店の店内を満たした。

(文:玉田光史郎)

◆セットリスト

1.ありがとう(小坂忠)/2.たんぽぽ(GARO)/3.学生街の喫茶店(GARO)/4.This Boy(ザ・ビートルズ)/5.機関車(小坂忠)/6.風に吹かれて(ボブ・ディラン)/<アンコール>この素晴らしき世界(ルイ・アームストロング)

小坂忠(こさか・ちゅう)

1948年7月 東京生まれ。牧師であり、シンガーソングライター。日本のリズム&ブルース、ゴスペルミュージックの両面における貴重な存在であり、数多くのアーティストに影響を与え続けている。歳を重ねるごとに輝きを増す歌声は、聴く人々に励ましと力を与え、音楽を志す人々へのエールのようでもある。


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小坂忠

生年月日 1948年7月8日(69歳)
星座 かに座
出生地 東京都

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