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高橋優「僕はずっと“笑う約束”を交わしてきた」ベスト盤インタビュー

2015年7月10日(金) 18:00配信

「僕はずっと“笑う約束”を交わしてきた気がする」――メジャーデビュー5周年を迎えるにあたりリリースする初のベストアルバム『高橋優BEST 2009-2015『笑う約束』』について、高橋はタイトルへの想いをそう語った。
だから今回のベストアルバムには、全シングルに加えて、ライヴの定番曲「泣ぐ子はいねが」や、インディーズ時代の名曲「駱駝」、人気のカップリング曲「8月6日」など、大切に歌い継いできたナンバーを中心に、“笑い”にまつわる曲を優先して収録したという。
高橋がずっと大切にしてきた“笑い”の意味とは?そして、今振り返る自身のターニングポイントと、今後のこと。話を訊くうちに、高橋優のこれからがますます楽しみになってきた。(インタビュー&文:秦理絵)

高橋優

高橋優

人が生きるうえで、笑いが大きなテーマなんじゃないかな

―改めて高橋優の作品には「笑い」が歌詞に出てくる歌が多いんだなと感じました。

高橋:それは今回ベストのために自分で選曲をして僕自身も客観的に見つけたたことなんです。たとえば、「こどものうた」は、《絶望の平成》って歌ってるから社会風刺みたいに言われたりするけど、でも、《「生まれて良かった」って笑える日まで》とも歌ってる。激しい曲のなかでも、やっぱり笑える日が来たらいいなとか、一緒に笑える日は必ずくるさとか、笑ってるあなたがいるから僕も笑いたくなるとか、そういうものが多いんですよね。

―それだけ自分がうまく笑えてないから、そういう歌が生まれるというか?

高橋:そうなんですよね。笑えるのって、動物界では人間だけじゃないですか。それも僕には意味があることだと思ってて。なぜ人だけ笑うことが許されてるのか。喧嘩したり、争ったりは、サルもカラスも、みんなやってるけど、笑うっていう感情表現は人間しかやらない。そこに人が生きるうえで、笑いが大きなテーマなんじゃないかなと思うんです。

―高橋さん自身は、人だけが笑える意味は何だと思今すか?

高橋:んー、その質問の答えになるかはわからないけど…、人だけが感情表現を選べるんですよね。誰かに「バーカ!」って言われたら、ふつうは「はぁ?」って怒るじゃないですか。それがサルでもカラスでも同じだと思うんです。でも、人間は「バーカ」って言われても、「え~!それ今年何回目ですか!?」って笑いにしたり、「それ褒め言葉?」って切り返してみたり、違う感情表現を選ぶことができるんですよ。

―笑うとき、心で感じてることと違うこともありますよね。

高橋:そこに、人だけが笑う意味があるような気がするんです。“作り笑い”もあるじゃないですか。作り笑いをしていると、不思議と気持ちがついてくるっていう不思議な現象もあったりしますよね。あとは、赤ちゃんがニコッて笑うのは、楽しくて笑ってるんじゃなくて、そうすると可愛がってもらえるっていう本能らしいんです。そう考えると、人間を人間たらしめるために、笑ったほうがいい何かが、どこかで始まったんでしょうね。

タイトルは自分の名前と同じぐらい、自分らしい言葉を選ぼうと思った

―曲を作るときには、そこまで深く考えてないかもしれないけど、いつも「笑い」は、高橋優が大事にしていたテーマだった?

高橋:そうですね。笑ったほうがいいなんて、あんまり考える人もいないと思うんです。正直それどころじゃないというか。余裕がないのをひしひしと感じるから。でも、笑ったらうれしいはずなんですよ。だから……なんで音楽があるんだろう?って考えたときに、少しでも気持ちをラクにしたり、何かしら前向きになれるとか、落ち込んだ気持ちを癒すツールとしてあるんだとしたら、音楽と笑いってすごく密接に関係があるような気もしますね。

―じゃあ、「笑う約束」というタイトルはすんなり決まりましたか?

高橋:最初に決まりました。ベストアルバムだから、自分の名前でもいいぐらいではいたんです。だから、自分の名前と同じぐらい、自分らしい言葉を選ぼうと思って。ぼくはライヴでもずーっと誰かと「笑う約束」を交わしてきた気がするんですよ。「また一緒に笑おうぜ!渋谷!」とか、「また笑おうねー、札幌!」とか言いながら、やってきた。だから、高橋優の5年間を総括する言葉を選ぶときに、このタイトルが自然と出てきました。

僕の気持ちは全部バレてる。だから全力でやるしかないんだ

―なるほど。今回はファン投票の結果、「リーマンズロック」(9thシングル「同じ空の下」初回盤DVDにのみ収録)がリクエスト曲として収録されますね。

高橋:スタッフも誰も予想してなかったです。

―この結果にどう思いましたか?

高橋:変な話だけど、僕の気持ちは全部バレてるんだなと思いました。大好きなんですよ、「リーマンズロック」(笑)。7~8年前の曲なんですけど。いろんな事情があって、シングルには入らなかった。それがダントツのトップなんです。だから人って不思議ですよね。逆に言えば、「これぐらいでいっか」と思って作っても、伝わっちゃうと思いました。それで聴いてる人が不安になったり、残念な気持ちになるかもしれない。だから、僕は全力でやるしかないんだと、今回の結果で改めて思いましたね。

―DVDでは弾き語りですけど、バンドバージョンに新たに録り直したのは?

高橋:せっかくみんなに選んでもらったから、DVDの音をそのままCDに落とすのは違うなと思今した。アレンジは悩みましたよ。「弾き語りのほうがいいじゃん?」ってなっちゃうのが、いちばん悔しいじゃないですか。だから、しっかりレコーディング日を設けて、バンドメンバーも呼んで。でも当初1日で録り終える予定だったのが、3日もかかっちゃったんです。最初はもっと豪華なアレンジにしたりとか、歌詞に《ロックンロールを大音量で聴くのが好きだ》ってあるから、ロックンロールにしたりとか。でも、なかなか納得できるものができなくて。

―それだけ、スタッフもみんな好きな曲だったんじゃないですか?

高橋:そうなんですよ。「リーマンズロック」はこうなんだよって、いや、そうじゃないって、喧嘩までいかないけど、みんなで何回も話し合いました。イントロだけでも何パターンもプリプロをやりましたね。で、結局イントロをなくす、みたいな(笑)。でも、自分のなかでは最終的にはアルバムの核になる曲になったんじゃないかと思ってます。

ライヴで「高橋ーっ!」って言われたかった

―ちなみに、今回のベストアルバムのなかで、改めて高橋優のターニングポイントになったと思う曲をあげるとしたら?

高橋:「(Where's)THE SILENT MAJORITY?」 です。

―BRAHMANとコラボした8枚目のシングルですね。

高橋:2012年の末ごろ、すごくいろんなことに悩んでいたんですよ。それまで高橋優はどうあるべきかっていうのを、レコード会社とか事務所の人たちに意見を委ねることが多かった。でも、もっと自分で高橋優をコントロールしていきたいと思うようになったんです。それで原点回帰しよう、と。で、やっぱりぼくの原点は高校のときにコピーしたBRAHMANなんですよね。そのときに、沈黙を破るみたいなことを歌いたいってスタッフに伝えて。混沌としたものを(お客さんと)一緒に吐き出したい、ウワーッ!って叫びたいって想いが生まれたんです。そういう内に秘めたものを言えた途端に、いろんなものがガラッと変わっていきましたね。

―イメージとしては、高橋さんはデビュー当時から、言いたいことを言ってたし、沈黙をぶち破るような音楽をやってたような気もしますけど?

高橋:いや、キャッチボールではなく、剛速球を投げてたんです。その心を湖にたとえると、前はオリャーッて湖に投げたボールでバチャーンッてなれば嬉しかった。だけど、今は投げたことのないところに投げたら、どんな波紋ができるだろう?何色のボールを投げたら、どんな色に染まるだろうっていうのが面白いんです。それで言うと、BRAHMANは、聴き手の感情を爆発させる音楽をやってますよね。ただ言いたいことを言うだけじゃなくて、お客さんも「よく言ってくれた!ありがとう!」っていうようなライヴなんですよ。ステージの上よりも、お客さんのほうがすごいことになってる。

―うんうん。みんな汗ダクになって。

高橋:だからソロシンガーのライヴって、バンドと違って、どういうライヴをするか、お客さんもどうすればいいかわからないと思うんです。「あ、オーッ!」って言うのね?みたいな。僕も「これでいいのかな?」って思いながらやってた。だけど「(Where's)THE SILENT MAJORITY?」のあとは、アルバムもツアーも一貫して“沈黙を打ち破る”ってことをテーマにしてたら、どんどんライヴで探り合うことがなくなったんです。「一緒に歌おうぜ!武道館!!」みたいなことになった。これを僕は見たかったんです。ライヴで「高橋ーっ!」って言われたかった。それが、今の自分にも繋がってますね。「明日はきっといい日になる」も、みんなに口ずさんでほしくて作った歌ですし。

―今にも繋がっている、というのが意義深いですよね。では最後に、高橋優はこの先どんな存在になっていきたいですが?

高橋:ずっと変化していきたいと思ってます。現状維持ではなくて、転がり続けたい。2年前に始めた“社交的になりたいキャンペーン”は、自分を根底から覆す行為だったんです。

―前回のインタビューでも話していただきました。

高橋:そういうことを続けいきたいですね。今回、ベストアルバムの曲が出揃ったタイミングで、いちばん思ったのが、「まだ歌ってないことがたくさんある」ってことだったんです。それを作っていきたいし、自分を壊し続けていかなきゃけないなと思ってます。

―次は“何キャンペーン”にします?

高橋:今、“ぬくもりキャンペーン”って言って、なるべくあったかいものを身体に入れるようにしてます(笑)。“社交的キャンペーン”をやった結果、お酒に強くなったんです。で、次の日に影響を及ぼしてしまうというか。それは人として良くない。健康にも気をつけなきゃいけないから。

―人に優しくする、ぬくもりではないんですね(笑)。

高橋:自分の身体に優しくするっていう。そのうち健康オタクみたいな曲を作るかもしれないですね。温野菜がいい♪なんつって(笑)。

高橋優 リリース情報

初回限定盤

通常盤

高橋優BEST 2009-2015『笑う約束』

7月22日発売

初回限定盤(2CD+DVD・写真上):WPZL-31039~41/\3,900(税抜)

通常盤(2CD・写真下):WPCL-12155~6/\3,200(税抜)
●6月10日発売シングルとのW購入特典:激レアなライヴ映像が期間限定で視聴可能になるシリアルコード
●抽選応募特典(55名):高橋優直筆コメント付きライヴDVD

【CD DISC-1収録曲】
1.福笑い 2.明日はきっといい日になる 3.BE RIGHT 4.8月6日 5.ボーリング 6.頭ん中そればっかり 7.今を駆け抜けて 8.素晴らしき日常 9.旅人 10.サンドイッチ 11.同じ空の下 12.パイオニア 13.(Where's)THE SILENT MAJORITY? 14.ほんとのきもち 15.友へ
【CD DISC-2収録曲】
1.未だ見ぬ星座 2.こどものうた 3.駱駝 4.リーマンズロック 5.陽はまた昇る 6.泣ぐ子はいねが 7.誰もいない台所 8.少年であれ 9.靴紐 10.太陽と花 11.現実という名の怪物と戦う者たち 12.花のように 13.誰がために鐘は鳴る 14.卒業 15.おかえり

【DVD収録内容】
メジャーデビューから5周年を迎える高橋の“5年間の軌跡”に加え、2015年3月13日にZepp Tokyoで行なわれた一夜限りのファンクラブ限定ライヴ

h2>高橋優 フリーイベント情報

高橋優デビュー5周年記念 ベストアルバム発売記念祭「秋田で笑う約束」
http://wmg.jp/takahashiyu/ 
●日程 2015年7月25日(土)
※雨天決行・荒天中止。延期の予定はなし
●場所
秋田市エリアなかいち
〒010-0001
秋田県秋田市中通1丁目4-3
※秋田駅西口 徒歩約8分
主催:ワーナーミュージック・ジャパン/アミューズ

高橋優 ツアー情報

高橋 優5th ANNIVERSARY LIVE TOUR「笑う約束」
<ホール編>
10月4日(日)福岡県・福岡市民会館
OPEN 17:00 / START 18:00
10月11日(日)北海道・わくわくホリデーホール(札幌市民ホール)
OPEN 17:00 / START 18:00
10月16日(金)大阪府・フェスティバルホール
OPEN 18:00 / START 19:00
10月24日(土)新潟県・新潟県民会館
OPEN 17:00 / START 18:00
11月3日(火・祝)香川県・サンポートホール高松
OPEN 17:00 / START 18:00
11月8日(日)広島県・上野学園ホール
OPEN 17:00 / START 18:00
11月15日(日)愛知県・名古屋国際会議センチュリーホール
OPEN 17:00 / START 18:00
11月20日(金)秋田県・秋田県民会館
OPEN 18:00 / START 19:00
11月22日(日)宮城県・仙台サンプラザホール
OPEN 17:00 / START 18:00
11月23日(月・祝)福島県・いわき芸術文化交流館アリオス大ホール
OPEN 17:00 / START 18:00
11月29日(日)熊本県・熊本県立劇場演劇ホール
OPEN 17:00/ START 18:00
<アリーナ編>
12月5日(土)東京・日本武道館 〜笑う武道館〜
OPEN 16:00 / START 17:00
12月6日(日)東京・日本武道館 〜約束の武道館〜
OPEN 16:00 / START 17:00
【チケット代】\6,000(税込)※4歳以上チケット必要/3歳以下のお子様はご入場不可

高橋優 オフィシャルサイト


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アーティスト情報

高橋優

生年月日 1983年12月26日(34歳)
星座 やぎ座
出生地 秋田県横手市

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