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RISKY DICEインタビュー「もっとレゲエのええとこを伝えたい」ジャパニーズダブミックス第2弾リリース

2015年8月5日(水) 12:00配信

レゲエの現場で選曲を担当するサウンドマンたち。彼らがプレイしている曲の多くが、ダブプレートと呼ばれるものだ。自分たち専用に既存曲をカスタマイズして、その面白さや意外性でお客さんを楽しませている。
レゲエ激戦区の大阪、そしてニューヨークでも武者修行を積み、いま全国の現場を笑いの渦に巻き込んでいるRISKYDICE。最も勢いにのる彼らがリリースしたのが、日本人アーティストだけのダブプレートをミックスした作品だ。好評の前作に次ぐ第2弾。もちろん大阪ヴァイブス全開のアホなライヴパフォーマンスもRISKYDICEの大きな魅力だが、こういった非常にクレバーな制作物も彼らの凄さ。
今回はRISKYDICEのMCで今作のトータルプロデュースを務めたMIYAMOに、みっちりと話を聞いてみた。(インタビュー・文/馬渕信彦)

RISKY DICE

RISKY DICE

―初のオールジャパニーズダブミックスとして『びっくりボックス1』をリリースしたのが約1年前。今作はその第2弾ですが、そもそもどんなコンセプトでミックス作品シリーズをスタートしたんですか?

MIYAMO:新旧問わず、純粋に自分らが好きな曲を入れたミックス作品ですね。例えば10年前の曲を、僕らが作ったトラックで歌い直してもらうことで蘇らせたり…。僕らが青春時代に聴いてた名曲を、今の10代のリスナーが知らないのはもったいないと思うんですよ。やっぱり名曲を伝えるのがサウンドマンの仕事やと思うし、一番やってて楽しいところ。前作よりもその要素が多いのが、今回の作品やと思いますね。

―ダブプレートって既存曲のリリックを書き換えてしまうだけじゃなく、トラックすら変えてしまう面白さがありますよね。今回も収録されているトラック、レゲエで言うところのリディムが自分たちのオリジナルであるところも聴きどころですよね?

MIYAMO:そうですね。そこがサウンドマンの醍醐味でもあるんですけど、今回もなかなか大変過ぎたんで、あともう3年くらいは作らんとこうと思ってます(笑)。

―今回は何リディムくらい制作したんですか?

MIYAMO:15リディムですね。今回はMAR-Dってトラックメイカーと一緒にジャマイカ行って、向こうで作ったトラックが中心ですね。僕はたいがいMAR-Dがプログラミングしている隣でちゃちゃ入れるだけなんですけど。毎日朝8時に起きて喫茶店で珈琲飲みながら。で、ここは生のベース欲しいってことになったらスタジオ行ってミュージシャン呼んで。

―歌っているのは日本人のアーティストですけど、リディムという土台を支えているのはジャマイカのミュージシャンだったんですね。

MIYAMO:しかも、かなり豪華なミュージシャンに参加してもらってて。例えば<DIWARI>ってリディムを作ったLENKYとか、SLY&ROBBIEのROBBIEがベースを弾いてくれたり。あと、DeanFraserにサックスを吹いてもらったリディムもあります。

もっとレゲエのええとこを伝えたい

―いま挙げてもらった人たちは、レゲエの歴史に深く名を刻んでいる超一流のミュージシャンですからね。ほんと豪華です。

MIYAMO:今回のジャマイカ制作を通して、もっとレゲエのええとこを伝えたいって思えたのがめっちゃ収穫でしたね。

―さっき冒頭で「僕らが青春時代に聴いてた名曲」って発言がありましたが、例えば今作に収録した曲で挙げるとしたら?

MIYAMO:APOLLO&JUMBOMAATCHのコンビネーションではJUMBOさんに「B.b-EXPRESS」のダブをお願いしたんですけど、原曲は10年以上前の曲で個人的に一番好きな曲なんです。で、逆にAPOLLOには未発表曲を録ってもらってて、そこの融合も面白いと思うんですよね。ほんま新たな曲が生まれた感覚です。あとはRAY&RYOtheSKYWALKRのコンビネーション。RYOくんの「I-KA-NI-MO」のパートをRAYが歌ったり、ダブならではの遊びが一番ある曲ですね。

―今回はそういったユニークなコンビネーションが多いですよね?

MIYAMO:そこも意識しましたね。ベテランと若手のコンビネーションも多いですし、ダブならではのサウンドマンの遊びが楽しめる内容やと思います。

―他に制作で意識したことは?

MIYAMO:リディムはすべて今回の作品用に制作してきたんですけど、現場でプレイすることを大前提に作りましたね。

大阪独特のノリ…普段のライフスタイルがそのまま出てるのかな

―この作品に現場仕様のMCは入ってないですけど、聴こえてきそうな感じがしますもんね。

MIYAMO:本当はめっちゃ入れたかったんですけどね。でも僕はお客さんを前にしないと、MCのスイッチって入らないんですよ。

―MIYAMOくんのMCって、いつもお客さんの爆笑を誘ってますよね。サウンドはお客さんを楽しませてなんぼ、というスタンスが伝わってきます。

MIYAMO:ジャマイカのサウンドもそうですよね。FIRELINKSなんかめちゃめちゃ喋りますから。それで笑かしたり。

―MIYAMOくんの面白さは、大阪だからって部分はあります?

MIYAMO:自分では特に意識してないですけど、ちっちゃい頃からお笑いを見て育ったし、やっぱ大阪独特のノリってありますからね。普段のライフスタイルがそのまま出てるのかな。ボケがあってツッコミがあるという。

―大阪のレゲエシーンはサウンドも多いし、ベテランも若手も群雄割拠という状況ですよね。大阪という環境が作用していることってあります?

MIYAMO:めっちゃありますよ。特に大阪で良かったと思うのは、手本になる先輩がいっぱいおったことですね。ジャマイカでもスタジオについて行かせてもらって、このミュージシャンを呼びやすいのはこのスタジオなんだとか、そういうこともめっちゃ盗ませてもらいましたからね。今の自分があるのは、上の世代に凄い人がたくさんおったからやと思います。

―大阪ってキーワードだと、いま若手の歌い手の台頭が目立っていますよね。その中でも名前を挙げるとしたら?

MIYAMO:めちゃめちゃ若手で言えば、今回はじめてダブをとらせてもらったHEADBADですかね。若干21(歳)くらいなんですけど、そうは思えない堂々としたライヴを見せてくれるんですよ。今後が楽しみです。あとは中堅の域やと思うんですけど、NATURAL WEAPONはもっと推していきたいアーティストですね。めちゃくちゃええもん持ってるんで。DeeJayも出来て、歌もんもいけてほんま多彩。ハードコアな一面もあれば、キャッチーなフローもいけるんでね。もっともっと一緒に仕事して、ええ曲作っていきたいアーティストの筆頭です。

今の僕らがサウンドに懸けている心境を6人に歌ってもらった

―先行シングル曲の「ALL or NOTHING feat.CHEHON,HISATOMI,NATURALWEAPON,APOLLO,DIZZLE,RAY」について。この豪華コンビネーションはどんな構想で制作を?

MIYAMO:前作に収録した「DEADLYSOUND」って曲があるんすけど、僕らのサウンドとしての意気込みを代弁してもらった曲なんです。その第2弾が「ALL or NOTHING」。日本語にすると「一か八か」ですよ。まさに今の僕らがサウンドに懸けている心境を6人に歌ってもらった感じですね。僕が最近パチンコにハマってるんで、そっちの曲ちゃいますの?って言う人もいてますけど、まぁそこはダブルミーニングってことで(笑)。

―CHEHON,HISATOMI,NATURAL WEAPON,APOLLO,DIZZLE,RAYという人選も、このテーマを歌うに相応しい歌い手を集めた感じでしょうか?

MIYAMO:そうですね。前回とほぼ同じメンツなんですけど、RAYだけ新たに参加してもらってます。僕と同じ堺出身で、まだRAYって名前がシーンで知られてない頃から現場に連れて行ったりしてたアーティストなんで。今でこそ立場逆転ですけどね(笑)。

―サビは今回もCHEHONが担当していますね。

MIYAMO:彼自体がALL or NOTHINGな生活をしてるんでね。一か八かでもやりたいことやってるアーティストって誰やって言ったら、CHEHONやと思うんです。このサビに関しては一緒にジャマイカで作りました。

―どこのスタジオで録ったんですか?

MIYAMO:BIGYARDですね。もともとSHAGGYが所属していた超有名なスタジオで、制作も楽しかったです。あと、ここのエンジニアとは毎日カジノに行って、めっちゃ仲良くなりました(笑)。制作ひとつとっても親身になって考えてくれたり、日本から仕事振っても返しが早くなりましたからね。しっかり関係性を作って仕事するのは大切なことやなと、勉強になりました。

なんやねんアイツってところで燃えるタイプ

―12月7日に開催するTSUTAYAのイベントにもクレジットされてますが、ラインナップを見ると別ジャンルのお客さんも来そうですよね。そういった人たちでも楽しめるのが、RISKYDICEの凄いところだと思うのですが。

MIYAMO:僕らのことをまったく知らない人が多ければ多いほど、パワー出せる人間やと思うんです。なんやねんアイツってところで燃えるタイプなんで、今回のイベントももの凄い楽しみですし、そういったお客さんをレゲエの入り口まで連れて行けたら嬉しいですね。

―そういう使命感みたいなものって持ってるんですか?

MIYAMO:そんな大そうなこと考えてないですよ。いや...ちょっとは考えてるかも。

―でもRISKYDICEを入り口にレゲエの現場へ足を運ぶようになった人って、すでにけっこういると思うんですよね。

MIYAMO:このミックスもそういう人たちが開けやすい作品にしたいと思いながら、土台はしっかり作るってところは気ぃつけましたね。そんなん言われなわからんっていうところでも、やっぱり持っとかなあかんレゲエのこだわりはあるんでね。

―曲の流れにもこだわり感じますしね。

MIYAMO:そこはめちゃくちゃ考えましたよ。ミックスCDって、頭から最後までいかに流れよく聴かせられるかに作り手のセンスが出ると思うんです。どう飽きさせず、どう現場感を出して、さらに聴いた後に現場に来てもらえるヴァイブスを保てる流れを作れるかってとこは、頭抱えながらもこだわったところですね。

―では最後に読者へひと言お願いします!

MIYAMO:いつになく真面目なことも喋っちゃいましたが、アホなMIYAMOが作った作品やと思って聴いてみてください。

RISKY DICE リリース情報

びっくりボックス2

2015年7月22日発売

VPCC-81835 \2,500(税抜)

TSUTAYA 予約/購入特典(抽選)
T-GROOOVEスペシャル・ライブにご招待
開催日:2015年12月7日(月)
OPEN:18:00(予定)/STRAT:19:00(予定)
会場:都内某所
出演:CHEHON、東京弐拾伍時、FIRE BALL、RHYMESTER、RISKY DICE、lyrical school(五十音順)
※抽選特典の詳細は対象商品をお買い上げの際に先着でお渡しする応募ハガキをご覧ください

T-GROOOVEスペシャルライヴ詳細

RISKY DICEオフィシャルサイト


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