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リリスク、水曜日のカンパネラetc.ガールズラップがおもしろい! シーン丸わかりインタビュー!!

2015年9月15日(火) 16:00配信

現在、Charisma.comやDJみそしるとMCごはん、水曜日のカンパネラ、泉まくらなど、メジャー、インディー問わず、女性ラップユニット、アーティストが注目を集めている。
また、ジャンルが多様化するアイドルシーンでも、lyrical schoolを筆頭に、RHYMEBERRY、校庭カメラガールなど、ラップグループが続々と登場。独自のカラーを持った、女性のラップミュージックがかなりの広がりを見せている。
そうしたなか、リリースされるコンピレーションアルバムが『G.I.R.L.S RAP』だ。面白い発展をしている現在のガールズラップシーンを切り取り紹介する、手引書的な作品と言っていいだろう。アルバムに収録されているグループに触れながら、ガールズラップについて、本作のコンパイラーであり、lyrical schoolの運営にも携わる、株式会社ブートロック 桑田健さんに話を聞いていこう。(インタビュー&文:土屋恵介)

ヒップホップ界とは違うところから面白いのが現れたな、と

Lyrical school

Lyrical school

ーまず、コンピレーションアルバム『G.I.R.L.S RAP』の制作のきっかけから聞かせてください。

「この引き金は、さかのぼってlyrical schoolがtengal6名義時代に出会ったことです。彼女たちは2010年10月に結成して、僕は翌年の初頭くらいに知ったんです。元々ヒップホップが好きで、以前からインディーズレーベルでヒップホップアーティストを中心にA&Rやセールスの仕事をしていました。ライブハウスやクラブに行って、面白い子いないかなって男女関係なく探してたんですが、当時正直ガツンとくる子がいなくて。そんなときに、アイドルでラップをやってる子達がいるよって教えてもらい、聴いたのがtengal6だったんです。トラックもストーリーも完璧で、これヤバいなって。僕正直アイドルはあまり詳しくないので、全然違うところからとんでもないのが来たなって思ったんですよ。で、tengal6の1stミニアルバム『まちがう』からお手伝いをさせてもらうようになりました。その後、当時在籍していたレーベルで同じくお手伝いさせてもらっていたFragment(ヒップホップユニット)のレーベル、術ノ穴から「泉まくら」という子の音源を出すという事でデモを聴いたら、これも全くタイプは違うけど「ラップ」というカテゴリーの中ではあまり感じた事の無い雰囲気があっていいなって思いました」

ー女性ラッパーだと、それ以前だとCOMA-CHIさんやRUMIさんなどが活躍されてましたが、ヒップホップ界隈とは違うところから、面白いのが表れたぞって感覚だったと。

「そうですね。そこで今までの源流とは違った表現方法を持ったアーティストを広めたいなと思ってコンピを作ろうと考えたんです。ただ当時は、若手の女の子でラップをやってる人たちがまだ少なくて、アルバムにするにはタイトル数的に難しく一度あきらめました。で、時が経ち、半年くらい前にふとコンピの事を思い出して、自分の知っている範囲内で数えてみたらかなり増えていたので、これは形になるのでは?と思ったんです。既に音源をリリースしている人もいれば、してなくても面白い活動をしてる子たちがいて、いろいろ合わせて紹介できれば楽しいかなと思って、今回の『G.I.R.L.S RAP』を作ったんです」

ーアイドルでは、リリスク、RHYMEBERRYがラップグループの代表格になりますね。

「で、アーティストサイドも盛り上がってきてるじゃないですか。女の子の“ラップ”がシーンとして面白い時代になって来たなと思えたんです。僕は元々ラップが好きなのでアイドルもアーティストも、全て“ラップ”として捉えてもらえるともっと楽しいんじゃないかと思って、あえて枠を広げてまとめてみたんです」

ーアーティストとしてやっている人たち、アイドルとしてやっている人たちもいるし、ネット上で活動している人もいますよね。

「あと、バンド系周辺でやってる子たちも多いです。今回収録させて頂いた子達で言うとY.I.Mは、もともと思い出野郎Aチームというバンド界隈でライブをやっていて、知り合いの知り合いが僕の知り合いで…的な流れで知りましたし。HAZYもRAP BRAINSっていうラップグループのメンバーなのですが、RAP BRAINSのリリースはNATURE DANGER GANGなどのリリースも行っている「オモチレコード」からのリリースですし、バンドとの対バン的なイベントを中心に活動している子達も結構多いと思います。ちなみに今回収録した楽曲HAZYの「平成」は自身のサウンドクラウドに上がっているのを聴いて「かっこいいなー」と思い収録させて頂きました。

今回のガールズラップは平熱感。ガツガツしてないのは時代性かな

ーなるほど。では、参加グループに触れながら話を進めましょう。まずは、バクバクドキン。

「バクドキは、Fragmentが運営しているレーベル術ノ穴からCDを出しいてるグループで、女の子のラップ縛りのコンピだったら必ず入れたいと思って、最初に声を掛けました」

ー声のトーンがかわいい系で、トラックもメロウですね。

「声のトーンは可愛いですがラップの内容は凄いですよね。あとこれ、バックトラックは全部本人たちが演奏した音源を使って作っていると聞いて更にすごいなって思いました」

ーうどん兄弟は、アイドルグループ、ANNA☆Sの派生ユニットですね。

「うどん兄弟は話題になりましたよね。このコンピを作ろうと思った時に、アイドルとして、アーティストとして活動されている人を半分半分にしたいなと思って、そうなると絶対うどん兄弟は入れたいなと思いました。「A・B・C・D・いいこちゃん」がすごく良い曲だなって」

ーサビの転調といい、曲の展開がカッコいいけどユニークです。

「終わりもいきなりジャーンって(笑)。他の曲で、ムーンライダースの鈴木慶一さんなども関わってらっしゃるんですよね」

ーだから音作りがしっかりしてるんですね。では、THIS IS NATS。

「彼女は愛媛の子で、ラッパーではないんですけど、ラップの楽しい曲だったので収録させてもらいました」

ーほわっとした語りのようなラップと、音色の使い方が独特で面白いです。

「変にヒップホップ文脈に乗ってないから、そうなるのかなと思います。自分が好きな音入れたらこうなったみたいな。女の子のラップって自由度が高いと思うんです。ヒップホップも昔に比べて一般化してきてるじゃないですか、なので特に男はお手本や目標が存在してしまうので良し悪しだとは思うのですが、自由度は低くなってしまっているのかなと、女の子の場合はそもそものお手本が多くはないと思うので、結果自由度の高いものが沢山生まれていいなって」

ーNOPPALさんはどんな方ですか。

「富山の人で、Y.I.Mが一緒に曲をやってサウンドクラウドにアップしたのを聴いて知りました。今は横浜のLUBRAWさんのレーベルIMAGE CLUVからリリースしています。今回収録させて頂いた「Summer Night Party」のトラックはDorianさんです」

ーだから、アーバンでメロウなんですね。

「この夏っぽいメロウな感じ最高ですよね。またトラックとNOPPALさんの声とフロウの相性が最高だと思います」

ーRHYMEBERRYは、「MIRRORBALL」というめちゃいいパーティチューンが収録されています。

「RHYMEBERRYの「MIRRORBALL」はご存知の方も多いと思いますが、会場の手売りでしか販売されていない楽曲なので意外と聴いたことない人も多いと思うのでゼヒ聴いてみて頂きたいです」

ーそうした曲が入ってるのが、コンピの楽しさのひとつですよね。そして、今年に入って注目を集めている校庭カメラガール。

「コウテカって名前を聞くようになって、CDを買って聴いてみたら、「Where the Wild Things」が最高過ぎてハッとなりました。4人組で、リーダーの、もるも もるさんは以前にソロでもリリースされています」

校庭カメラガール

校庭カメラガール

ーサビのメロにシティポップ感がありますし、ギターソロも語りも入ってるし、これも曲の作りが面白いなと。

「アルバムのアートワークも含めて独特な世界観が素敵ですよね」

ーリリスクは、「brand new day」が収録されてます。

「これは僕が完全に個人的にすごく好きな曲なんです(笑)。PARADEと凄く迷いました。アッパー感と程よいエモーショナルな感じが混在していて凄く良い曲ですよね」

ーそして、COPPUさん。

「この中だと、比較的活動歴が長いです。とはいえ2008年のデビューです。'10年代以降の子たちの中に、10年代以前からリリースされている方が1人でも入って頂けたらと思っていた所、ちょうどニューアルバムが出るというので、聴かせていただいたらこの「Sunrise chorus by Ayaca」って曲が素晴らしくて、コンピの後半にゼヒ収録させて頂きたいなって」

ーアルバムのラストに収録されているのがMIKA☆RIKAです。

「とにかく「ホシノフルマチ」は収録したいなと思っていました。ほんと、ビビるくらいいいんですよ。曲の構成もメロもいいし、次の言葉への持って行き方がめちゃうまい。コンピを作るとき、1曲目がバクドキの「怪造人間」で、ラストはこの曲にしようっていうのは決めてました」

MIKA☆RIKA

MIKA☆RIKA

ーサウンドは、いろんなタイプがありますが、基本みんなラップはガツガツしてないですね。平熱感があって、それも時代性なのかなと。

「確かにそうですね。ただ今回は意識的にそうした感も多少あります。」

『さんぴんキャンプ』から19年。こんなシーンができてたぜ(笑)

ーガールズラップで言えば、メジャーでは、DAOKOさん、DJみそしるとMCごはんさんとかもいますが、他にもこういう子たちもいますよって紹介する作品でもありますね。

「ですね。僕としては、今回のコンピレーションアルバムに興味を持って頂いた人なら、少なくとも1組は知っている名前が含まれていると思うんです、でその名前と一緒に収録されているアーティストはどんなもんなのか聴いてみようと思ってもらえたらなって。あと、アイドルのラップしか聴いてない人が、アーティスト系のラップを聴くきっかけに、またその逆もしかりで、アイドルは聴かねーよって人が聴いて、結構いいじゃんって思ってもらえるかなって。でも実際、そう思ってくれると思っています」

ーあと、これだけ女性がラップやってる時代ってなかったですよね。

「そうですね。女の子のラッパーは時代時代で点々とはいましたけど、ここまで多くのアーティストが一気にフィーチャーされていた時代はなかったと思います『さんぴんキャンプ』から19年経って、MUROさんが言った“こんなシーンを待ってたぜ”から、気付いたらこんなシーンができてたぜって感じがします(笑)」

ー19年経ったら、これだけ変化と広がりができたってことですね。そして、10月14日には、TSUTAYA O-nestで、このコンピのイベント『G.I.R.L.S RAP showcase』が開催されます。

「今回はTSUTAYAさんにご協力をいただいて、リリスク、コウテカ、MIKA☆RIKA、Y.I.Mが出演してくれます。コンピが気になった人には、ぜひライブも観てほしいです。あと、今後も、こういう子たちがいるよって紹介していくイベントが定期的にできたらなって思ってるんです。それに、コンピの続編も出したいなと勝手に目論んでいます。今回のCDの帯に、次回作の募集も入れてます(笑)」

Y.I.M

Y.I.M

ーガールズラップ勢、これからも増えていくんじゃないですか?

「そうなるといいなと思いますね。個人的には、ガールズラップシーンが盛り上がって、最終的にヒップホップ、ラップがジャンルとして盛り上がるきっかけになったらいいなって、勝手な思いがあります。やっぱり、今まで無かった面白いことがないと、人の興味ってなかなか湧かないじゃないですか。その面白いことが、今の僕が思いつく限りでは、ガールズラップシーンなんです。この先、ガールズラップに男のラッパーが客演して面白いねってなったら、男の方にも興味が流れていくかもしれないし。興味のトレードみたいなものがいろんなところで起こってほしいんです。まず今回は、アイドルと非アイドルの興味のトレードが起こればいいなと思ってます。あとは、女の子のプレイヤーがもっと増えてくれば面白いなっていうのは正直ありますね」

ー誰でも音楽を作れる時代なわけですから、面白いものがポンっと出てくる可能性って大いにありますよね。

「あると思います。今は全然何もやってない子でも、オリジナルで面白いものであれば全然ありだと思うんです。ぜひ、送ってきてほしいなって。絶対とんでもないのが出てくると思いますよ(笑)」

注)さんぴんCAMP…ECD 主催で、1996年7月7日に日比谷音楽堂で開催された日本初の大規模野外ヒップホップイベント。ZEEBRA(キングギドラ)、RHYMESTER、YOU THE ROCK★らが出演。

イベント「G.I.R.L.S RAP showcase」詳細

 

 

開催日時:2015年10月14日(水) 開場:18時30分 開演:19時
会場:TSUTAYA O-nest
出演:校庭カメラガール、MIKA☆RIKA、lyrical school、Y.I.M
チケット価格:前売り2500円(1ドリンク別) 当日未定。

9月16日10時からイープラス、ぴあ発売開始!
ぴあ Pコード 276-979
イープラスhttp://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002169328P0030001


Tチケット販売期間:8/28(金)17:00~10/12(月)18:00
Tチケットでの購入ははコチラ 
※チケットはなくなり次第終了

[INFO] TSUTAYA O-nest 03-3462-4420

Tチケット購入~入場まで 今回はパターン(1)でのご入場となります。詳細はTチケットご利用ガイドをご確認ください。
注意事項 【Tチケット購入時】
・Tチケットを購入するには、Yahoo! JAPAN IDで利用登録が必要です。
・イベント当日は、購入の際にご登録いただいたTカードを必ずご提示ください。
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・Tチケットで購入してご入場していただくと、チケット1枚に対してTポイント5ポイントが貯まります。
・ポイント付与は、ご来場いただいた日の翌月末の付与となります。
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※出演アーティストの変更による払い戻しは致しません。
※いかなる場合でもチケットの再発行は致しません。
※開場時に並ばれている方からチケットの整理番号の順にご入場いただきます。

G.I.R.L.S RAPリリース情報

G.I.R.L.S RAP

9月16日発売

BRTW-1017 \1,852(税抜)

01. 怪造人間 / バクバクドキン 02. A・B・C・D・いいこちゃん / うどん兄弟 03. なんでやねん / THIS IS NATS 04. パンケーキ / Y.I.M 05. 平成 / HAZY 06. Summer Night Party / NOPPAL 07. MIRRORBALL / RHYMEBERRY 08. Where the Wild Things / 校庭カメラガール 09. brand new day / lyrical school 10. Sunrise / COPPU 11. ホシノフルマチ / MIKA☆RIKA

イベント詳細はコチラ


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