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「このツアーが骨のあるロックミュージックを、作っていけるように!」アルカラ、ガイコツアー・ファイナル

2014年12月9日(火) 17:21配信


  • pics by AZUMA Tatsuya

「ガイコツアー2014」のファイナル

ニューアルバム『CAO』の1曲目「カラ騒ぎの彼女」で始まった「ガイコツアー2014」のファイナルは、いきなり有無を言わさぬ爆音とスピード感をもって前のめりにスタート! 《ほらまだ足りない まだまだ足りない》の言葉でアジテートする「アブノーマルが足りない」が放たれれば、すし詰めのフロアからは続々と拳が上がる。さらに、《チクショー! チクショー!》の叫びとともに、稲村太佑(Vo&Gt)と田原和憲(Gt)がステージ前方へ身を乗り出すと、観客のハートビートはよりいっそう高まっていく。

稲村は持ち前のハイトーンを金切り声とデスヴォイスに使い分け、歌にアクセントを付けたりもしている。人気曲「キャッチーを科学する」では、オーディエンスとの掛け合いも呼吸ピッタリ! 息もつかせぬ展開の中、揺るぎない一体感が生まれ、早くも最初のピークを迎えた。何のギミックもなく、下上貴弘(Ba)と疋田武史(Dr)によるパンチの効いたリズムが際立つ4人のグルーヴだけで、この独壇場と言える空気を、壮観な眺めを作り出していくさまに、さすがアルバム7枚のキャリアを持つバンドだなと頷かされる。

「愚痴ばっかりのローレロレロ」「む・つ・ご・と」など歌謡テイストを生かしたメランコリックな中盤。現実のやるせなさを叫んだあとはゴキゲンなインスト「ガイコツマン」へ。10個以上に及ぶ脚立がステージ後方へ持ち運ばれ、稲村が率いてきたガイコツマンたちはそこに上って脱力ダンスを繰り広げる。お待ちかねの稲村のヴァイオリンも鳴り響き、シンフォニックメタルみたいな音像も見せるという、なんともシュールな楽しさ! 続けて、なぜか表彰状授与のBGMでおなじみの「得賞歌」のヴァイオリンソロまで奏で出すパフォーマンスに、会場は大いに沸く。

まるでメドレーのように切れ目なく駆け抜けたノンストップな11曲を経て、稲村のMCコーナーへ。“さらに、ガイコツマンの着ぐるみに紛れていたシンガーソングライターの高木誠司をステージに招いたり、クリスマスプレゼントに欲しいものという話題で笑わせたりと、大バコを忘れさせてくれる親近感たっぷりのマシンガントークを展開した。

果たして正解なのか不正解なのか……俺にはわからへん!!

後半も止まらないアルカラ。屈強なアンサンブルで「半径30cmの中を知らない」「+.-」といった疾走感に富んだザクザクと鋭角的なギターロックを立て続けにかましていく。《明日もまたこうして あるのかなんて 哲学的な事 少し考えてみた》と歌う「ドナドナドーナツ」で儚いエモーション、バンドのハイブリッドさを見せたのち、稲村が真剣な面持ちで口を開いた。

「こんな素敵な日になったのは、スタッフがいて、昔から支えてくれたライヴハウスがあって、その店長たちが今日はいっぱい観に来てくれてる! いっしょにやってきたバンドも来てくれてる! 何より貴重な時間を裂いて集まってくれたみんな、本当にどうもありがとう!! 俺は自分らがこれをかっこいいと思って堂々と背伸びせず発信してるけど、果たして正解なのか不正解なのか……俺にはわからへん!! でも、今日がめちゃくちゃ素敵な一日になったってことは間違いないです。こんな素敵な日がまた来るように」。おちゃらけて見える彼がそんな誠実な言葉を吐露しての本編ラスト「ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト」に、満員のファンは燃えないわけがなかった。

ツアータイトル・ガイコツアーの意味

最高の形で本編が終わると、ステージに置かれたままだった脚立が暗転した場内でクリスマスツリーみたいに輝き出す。そして、赤ウィッグ&赤ワンピースを身につけた稲村をはじめ、メンバーがアンコールに応えて再登場。「なんで“ガイコツアー”なのか知ってる? このツアーが血となり、肉となり、骨となり……骨のあるロックミュージックを、刹那的な音楽じゃなくて普遍的なものを作っていけるように付けました!」と後付けながら意味があることを稲村が打ち明けたり、ツアーを支えてくれた対バンの面々を1組ずつ丁寧に紹介したりするのも彼ららしかった。

ししゃもを持った“くだけねこ”とともに演奏した「くだけねこのうた」、ウワサの“アルカライダー”が乱入しての「怪盗ミラクル少年ボーイ」。また、子門真人の「ホネホネロック」に乗せて本ツアーのドキュメントムービーがスクリーンに映し出されるなど、アンコールはコミカルに楽しませてくれた。終演後には、このライヴを収めたDVD、アルカラの今までのボーナストラックがまとめて聴けるアルカライダーのCDをリリースすることもアナウンス。「ガイコツアー」の追加公演ほか、イベントも多数決まっている彼らの動向からは当分目が離せそうにない。

(文:田山雄士)

■「ア・ル・カ・ラ 7枚目“CAO”発売記念TOUR「ガイコツアー2014」ワンマンライブ 2014年12月7日@東京 Zepp Toky SET LIST
01.カラ騒ぎの彼女 02.アブノーマルが足りない 03.チクショー 04.キャッチーを科学する 05.嘘つきライアー 06.癇癪玉のお宮ちゃん 07.藤壺のキミ 08.愚痴ばっかりのローレロレロ 09.不完全なキミ 10.む・つ・ご・と 11.ガイコツマン 12.どうでもいいウタ 13.夢見る少女でいたい。 14.半径30cmの中を知らない 15.+.- 16.扉の前にて 17.振り返れば奴が蹴り上げる 18.ドナドナドーナツ 19.ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト <ENCORE> 20.くだけねこのうた 21.怪盗ミラクル少年ボーイ(※アルカライダー)


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演奏者 アルカラ 
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