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KEYTALKインタビュー 下北沢発のロックバンドが提示するJ-POPのニュースタンダード

2015年5月18日(月) 22:12配信

KEYTALKのメジャーデビューから1年半。5月20日にリリースするニューアルバム『HOT!』は、彼らが“メジャーアーティストとは何か”と闘い続けてきた答えだ。究極のダンスロック「MONSTER DANCE」、キャッチーで泣ける「FLAVOR FLAVOR」、アニメタイアップ「桜花爛漫」。強力なシングル曲を筆頭にしたヴァラエティ豊かな曲たちは、メンバー全員が作詞・作曲をするKEYTALKらしい遊び心がいっぱい詰まっている。これぞ下北沢発のロックバンドが提示するJ-POPのニュースタンダードだ!(インタビュー&文:秦理絵)

歌がめっちゃ入ってくるアルバムだなと思います

―とにかく1曲ごとのキャラクターが濃い、パンチのある作品になりましたね。

小野武正(G)

小野武正(G)

小野武正(G):前作がいわゆるインディーズ時代から今までのKEYTALKの総集編というか、KEYTALKってこういうバンドですよっていうのを見せるのがコンセプトだったんです。そこから1年半ぐらい、フェスとかで大きい会場で、たくさんのお客さんの前で演奏する機会が増えて。より多く人に届きやすいようにするにはどうすればいいかっていうのを、それぞれ考えた時期だったんです。それが今回のテーマになってます。

八木優樹(Dr):そういうことを考えて選曲をしたしたせいかわからないんですけど、歌がめっちゃ入ってくるアルバムだなと思いますね。言葉もメロディも。いままでだったら、ムリクリ詰めこんで演奏していたところも、歌に合わせてできるようになった。たとえばポップな曲だったら楽器はバッキングに引いてみたり、変な曲のときは攻めたり。そういう振り切り方ができてるようになってきたんです。

―歌がすんなり入ってくるのはすごく感じたけど、それはソングライティングの時点でそういうものだったの?それともバンドがアレンジする段階でそうなったのか?

小野:ソングライティングの段階ですね。アレンジも固まった状態のものをみんな持ってくるので、そこからめちゃくちゃ変わるってことはあんまりなくて。特に、僕がメンバーとして感じるのは、(首藤)義勝と巨匠のソングライティングのレベルが格段にあがってるんです。巨匠(寺中友将[Vo])は「エンドロール」っていう『MONSTER DANCE』のカップリング曲が転機になってるし、義勝は「MONSTER DANCE」が突破口になってて。

「MONSTER DANCE」で変わるヒントを掴めた

寺中友将(Vo./Gt.

寺中友将(Vo/G)

―じゃあ巨匠は自分のソングライティングについてどう感じてますか?

寺中:今回、僕は特に歌詞に力を入れたつもりです。さっき話にもあった、届きやすいものを目指すのに、もしかしたら歌詞が一番その力があるんじゃないかなっと思って。いままでは耳障りの良い言葉、メロディに合う言葉を選んで、いかにメロディがスピーディになるかを考えてたんですけど。今回はそれをなくしてみて。歌詞だけを読んでも心に刺さるものを目指したんです。

―あえて歌詞を強化した理由は?

寺中:お客さんから、「曲を聴いていつも力をもらってます」っていうような手紙とかをよくもらうんです。それがすごくうれしいなと思って。それで初めてそこを意識したんですね。だから、いろんな人に引っかかってほしいではなくて、あえて的を絞ったりもしてるんです。受験生に的を絞って背中を押せるような曲を作りたいなと思ったり。

―たとえば、「センチメンタル」ですね。

寺中:そうですね。だから、いままでで一番誰かの背中を押せる1枚になったんじゃないかと思いますね。

―なるほど。義勝くんはここまでソングライティングのスキルがアップした原因は何だと思います?

首藤義勝(Vo/B):武正が言ったとおり、「MONSTER DANCE」が大きかったです。あの曲はいままでだったら「ロックバンドがこんなことやるの?ダサいよな」っていう恥ずかしいことを思い切ってやってみた曲なんですね。その曲が受け入れたことでヒントを掴めたというか。楽曲がどんどん浸透していく、広まっていくポイントみたいなのがあるんだなっていうのに気づいて。作曲の考えが変わるきっかけになりましたね。

―「MONSTER DANCE」ぐらい振り切らないと、逆に伝わっていかないことにも気づけたというか。

首藤:そうですね、毎回それをやるのも良くないんですけど、ひとつきっかけとして、ああいう飛び道具がウケたのは面白かったですね。

まだまだゴールじゃない。感謝すべきことだけど満足することじゃない

首藤義勝(B)

首藤義勝(Vo /B)

―話を訊いてると、「より大きな会場」「たくさんの人に届ける」というのがアルバムの肝になってますが、実際、KEYTALKはフェスに出れば入場規制だし、ツアーも全てソールドアウトをしてる。でもまだまだ現状に満足していないってこと?

小野:そこに満足するバンドは今いないと思うんですよね。もちろん、結果ソールドアウトとか入場規制はうれしいことなんですけど、そこはゴールではない。満足するに至る事柄ではないんです。ただ感謝すべき事柄であって。やっぱり伝えられる良いライブをする、良い音源を作るっていのが、バンドにとってひとつの大きな目標ですから。

―思うのは、もしKEYTALKを満たす何かがあるとしたら、オリコンのランキング、いわゆるTOP10に入る作品を作ることでもあるんじゃないかな?

小野:一般層に向けての今回の作品なので……その数字にも繋がれば、とは思うんです。やっぱりまだKEYTALKはそこまで浸透してないと思うから。そういう意味で、まだまだ。だからそこに向かってるんじゃないですかね。

―そこだよね。ライブハウスシーンでは人気者のバンドになったけれど、一般層に飢えてる。KEYTALKはこの1年それと闘ってきたのかもしれない。

小野:そうですね。そうやってできたアルバムだと思います。

今回のアルバムの曲はどの曲もいろんな方向から熱を持ってる

―で、今回も巨匠、義勝くんの曲を中心に、メンバー全員が作詞・作曲をしているところにも触れたいんですが。八木くんは「キュビズム」。KEYTALKが昔から持っているポップ感を踏襲した感じですね。

八木優樹(Dr)

八木優樹(Dr)

八木:メロの感じとか、裏打ちスカ、そういうのはKEYTALKから吸収してます(笑)。

小野:八木氏はKEYTALKのフォロワーなんです(笑)。

八木:かなり影響を受けてます。実際、義勝にコード進行を教えてもらったりしてるんですよ。でもいつも間違っちゃう。やりたかった音じゃないのに気づかずに、みんなに聴かせて。「これはこうしたかったんでしょ?」って言われて。あ、そうそう!

―義勝くんの添削が入るんだ(笑)。

小野:赤ペン先生ですね。

―この曲の歌詞は武正くんが担当してて。

八木:誰か書いてくれって言ったら、一番最初に武正が手を挙げてくたんです。

小野:作詞がやりたくてしょうがないんですよ、いま。だからパッとできたんですけど、今度は八木先生の添削が厳しくて(笑)。メロの譜割を無視しながらの詞をつけたら、「悪いんだけど、デモ通りの歌詞を当てはめてくれる?」って言われました。

八木:でも、2番のBメロ《脳から流れる》のところは武正セクションだよね。

―あとは武正くんが作った「Human Feedback」は、らしい曲ですね。ハードコア路線でメタルの要素も入ってて。

小野:僕が好きそうな曲ですよね。ジュークとかフットワークみたいなダンスミュージックのヤバい部分を、パンクとハードコアに落とし込んでいく感覚で作りました。

―歌詞がまた意味深な感じなのも、武正節。

小野:《Human Feedback Upper Structure!!!》っていう言葉が最後にあるんですけど。これは造語です。《Upper Structure》は、ジャズでよく使う音楽用語「Upper Structure Triads」からとってます。別々の和音を一緒に鳴らすと、また新しい和音が生まれるよっていう音楽理論なんですけど。それと《Human Feedback》を合わせて、自分がやってきたことが跳ね返ってきて新しい自分を作るんだよっていう。自問自答の曲なんです。

―「ナンバーブレイン」(『FLAVOR FLAVOER』に収録)も、“人立ち上がれ!”がテーマって言ってたけど、それに近いニュアンスも感じますね。

小野:言いたいことはひとつなんですよね、実は。それをいろんな言葉を使ってるだけなんです。努力して前を向いていこう、そのぶん返ってくるよって。今まで僕はそうやってギターを練習してきただろうし。そういうことが詰まってるのかなって思います。

―今回は歌詞に力を入れたという巨匠の曲では、「グローブ」が印象的でした。タイトル的には、巨匠だしボクシングの歌かと思えば、野球がテーマで。

寺中:そうですね。甲子園に出たことがある、同じ過去のあるふたりがテーマになっているんです。大人になって家庭をもって仕事をしてもやっぱり野球をあきらめきれずに、野球にのめり込む男の人と、家族を守るために自分を押し殺してるふたり。そのふたりをツインボーカルで歌いわけてみました。

―だからスピーカーの左右から声が別々に聴こえるようにしたんですね。

寺中:音がちょっとごちゃっとしちゃうんですけど、それでもやりたいと思って。サビでは同じ過去なんで真ん中にふたりが立って一緒に歌ってますね。

―そんな遊び心もたくさんある今作ですが、タイトルの『HOT!』にはどんな想いを込めましたか?

小野:最後にみんなでタイトルどうするかってホワイトボートに書いていったんです。そのときに“~HOT”とか“HOT~”とか出てくるなか、ただ“HOT”っていうのがいいんじゃないかって。どの曲もいろんな方向から熱を持ってる。表に出る熱さだけじゃなくて、胸の奥に秘めてる熱さだったり。それに後から気づきましたね。

―『HOT!』だけのほうが堂々としててこのアルバムらしいと思う。

小野:うん、そうですよね。よかったです。

KEYTALK リリース情報

初回盤

通常盤

HOT!

5月20日発売

初回限定盤(CD+DVD):VIZL-839 \3,300(税抜)

初回生産限定スペシャルプライス盤(CD):VICL-64354 \2,300(税抜)

通常盤(CD):VICL-64355 \2,800(税抜)

※初回生産限定スペシャルプライス盤(VICL-64354)と通常盤(VICL-64355)の収録内容は同内容

【CD収録曲】曲名1. YURAMEKI SUMMER 2. グローブ 3. MONSTER DANCE(JVCヘッドホン「ぴたスマ」CMソング) 4. 桜花爛漫(NHK Eテレアニメ「境界のRINNE」」オープニングテーマ) 5. マスターゴッド 6. Human Feedback 7. キュビズム 8. FLAVOR FLAVOR 9. センチメンタル 10. エンドロール(NTTドコモ「dヒッツ~月を見ながら聴きたい曲篇~」CMソング) 11. バイバイアイミスユー 12. Monday Traveller

【DVD収録内容】初回限定盤付属DVDには、昨年実施の"SUPER EXPRESS TOUR 2014”のEX THEATER ROPPONGIにおけるライブ映像を中心にドキュメントも収録した映像作品「SUPER EXPRESS TOUR 2014 at EX THEATER ROPPONGI」を収録。

KEYTALK ライヴ情報

<KEYTALK 日本武道館公演 ※正式イベントタイトルは未定です。>
公演日/2015年10月28日(水)
日本武道館
OPEN 17:30 START 18:30
チケット料金 前売/\4,800

KEYTALKのHOTをMOTTOワンマンツアー
5月23日(土) 熊本DRUM Be-9 V2
OPEN 18:30 / START 19:00  SOLD OUT!
5月24日(日) 福岡DRUM LOGOS
OPEN 17:00 / START 18:00  SOLD OUT!
5月30日(土) 名古屋DIAMOND HALL
OPEN 17:00 / START 18:00  SOLD OUT!
6月05日(金) 大阪 なんばHatch
OPEN 18:00 / START 19:00 SOLD OUT!
6月13日(土) 高松DIME
OPEN 17:30 / START 18:00 SOLD OUT!
6月14日(日) 広島CLUB QUATTRO
OPEN 17:00 / START 18:00
6月20日(土) 新潟LOTS
OPEN 17:00 / START 18:00
6月21日(日) 仙台Rensa
OPEN 17:00 / START 18:00 SOLD OUT!
6月27日(土) 東京 新木場STUDIO COAST
OPEN 17:00 / START 18:00 SOLD OUT!
6月28日(日) 札幌ペニーレーン24
OPEN 17:00 / START 18:00 SOLD OUT!
チケット一般発売日 : 2015年4月12日(日)
チケット料金 前売/¥4,000 当日/¥4,500
※ドリンク代別途

KEYTALKのHOTをMOTTOワンマンツアー追加公演
2015年7月4日(土)Zepp Tokyo
OPEN 17:00 / START 18:00
チケット料金 前売/\4,000 当日/\4,500
チケット一般発売日 : 2015年5月10日(日)

KEYTALK台湾ライブ『みんなでダージャーハオ』
2015年7月11日(土)台湾・台北THE WALL TAIPEI
OPEN 17:30 / START 18:00(台湾時間)
チケット料金 前売/\1,600元 当日/\1,800元
ゲストバンド:MIX MARKET
チケット発売プレイガイド : iNDIEVOX http://www.indievox.com/ 
※台湾国内のみでのチケット発売。

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KEYTALK オフィシャルサイト


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