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BACK LIFTインタビュー「こういう音楽を聴いて愛してほしい」

2015年6月12日(金) 15:53配信

名古屋を拠点に活動するメロディックパンクバンド=BACK LIFT。2007年に大学のサークル内で誕生し、その1ヵ月後にはライヴハウスに出演。以降、今日に至るまでコンスタントなリリースとライヴ活動を続けている。

Hi-STANDARD、HUSKING BEE、THUMBなどのメロコアをはじめ、BACK DROP BOMBやOi-SKALL MATESもリスペクトする彼らのサウンドは、今なお初期衝動に忠実な勢いにあふれたものだ。オリジナルメンバーである小林“KICHIKU”辰也(Vo/B)と都築“HEAVIN”史生(Dr)、そして昨年4月にバンドに参加した深谷“YU-PON”雄基(G)の3人になってリリースされた3rdアルバム『Ten Years Later』(2014年9月)では、彼ららしさは健在ながら新たなスタイルを提示。

そして、最新作となる4曲入りシングル「FOUR FACES」でさらにアプローチの幅を広げて、BACKLIFTの可能性を証明している。バンドのスタンスなども交えながら、3人に語ってもらった。(インタビュー&文:早川洋介)

 

 

絶対にこの時代に通用する音楽をやれるっていう自信があった

-ルーツとなるHi-STANDARDなどを知ったのは、いつ頃ですか?

小林 小学5年生の時ですね。僕はいわゆるAIR JAM世代のバンドで音楽にのめり込んでいったんですが、完全に7つ上の兄貴からの影響です。Hi-STANDARDを聴いた瞬間、“これや!”となって。ただ、メンバー3人の趣味はバラバラなんですよ。バンドをやる上でそこはあまり関係ないなと考えていて。

深谷 僕が一番好きなのはWeezerだったりと、根底にあるのは洋楽のエモですしね。日本のメロコアは知らなかったけど、昔BACK LIFTのライヴに遊びに行ってみたら、すごく心に刺さるステージをやっていて、“いいバンドだな”と思って。

都築 僕はもともと海外のメタルばっかり聴いていて、ずっとドコドコ叩いてるようなバンドもやっていたんです。メロコアを知ったのは、BACK LIFTをやるようになってからなんですよね。

―そして、結成からすでに8年が経ちますが、コンスタントな活動を続けることは並々ならぬ労力が要ると思うんです。

小林 決して楽な道のりではなかったですよね。18歳から始めて、当時は全員が学生だったので、年齢的なところも含めて、これまでいくつも節目がありました。ただ、僕は90年代の音楽に心底惚れ込みまくっているのと、それだけじゃない自分たちの個性もそこに入れられたら“絶対にこの時代に通用する音楽をやれる”っていう自信があったので、それだけでやってきましたね。それに、こういう音楽を僕らより下の世代にも知ってほしい。で、聴いて、愛してほしいなと思っているんです。

“進んで大丈夫やから”って思うんです

-そして、最新作『FOUR FACES』。どういったテーマのもと制作に臨みました?

小林 前作『Ten Years Later』がこの3人で初めて作った作品なんですが、それまでは僕も意固地で、心のどこかで日本語詞の曲をやりたいなと思っても、“俺らがやるもんじゃないやろ”という想いがあったんです。英詞で、メロディックかつピースフルな分かりやすい音楽性であるべきだと。でも、まったく違うルーツを持つYU-PONが加入して、俺らしくないメロディが生まれても、彼は“全然アリでしょ”って言ってくれて。そういうこともあって前作では振り切ってやれたので、今回はさらに攻め攻めでいこうと。

-リード曲は爽快に疾走するメロディック・チューン「sign」ですが、型に縛られない譜割りの日本語詞などは、さらに踏み込んだアプローチですね。

小林 確かに、冒頭の譜割りはめっちゃ考えました。幅を広げたことで、俺らにしかできない音があるんじゃないの?と思い出して、そこを形にしたいと思って出来上がったのが「sign」ですね。

都築 この変化はいいと思いますよ。他にはない、俺らならではの個性が出た感じになっているなと。これを突き詰めたら、もっとすごいところに行けそうな気がします。

深谷 僕は後から加入したから、第三者的立場で聴ける部分が強みだと思っているんですが、「sign」の歌詞はスッと自分のなかに入ってくるんです。最初にも言いましたけど、心に刺さるんですよね。きっとリスナーの人にも僕らのメッセージがすんなり入っていくんじゃないかなと思って。メロディックというジャンルを軸にしつつ、こういうチャレンジによって僕らの音楽がより多くの人に届けられる可能性を感じる曲だなと。

-そう、BACK LIFTは歌詞にも重きを置いていますよね。ポジティブなメッセージなんですが、決して押し付けがましくなくて、優しく背中を押してくれるようなものになっているなと。

小林 “認める”って、大切なことやと思っていて。自分で自分を認めるとか、できそうでできないことだったりすると思うんですよ。以前の“俺がこういうスタイルの音楽をやっていいのかな?”って部分もそうだし。音楽に限らず、そういう葛藤を抱えた人たちは山ほどいると思う。進みたいけど、進んでいいんかな?とか。“うん、進んで大丈夫やから”って思うんです。でも絶対に“やれ!”とは言わないし、“絶対アリやから、やってみ?”って感じで。ただ、それを俺たち自身がやらないと絶対に伝わらないんで、新作でも提示することができたかなと。

―BACK LIFTの存在自体がそうですからね。強い確信のもと今日まで続けてきた姿は、ファンにも響くものがあると思いますよ。

小林 そうだったら嬉しいです。邦楽でも英詞のバンドを聴いて育ってきたけど、絶対に歌詞カードをボロボロになるまで見てたんですよね。英語と和訳を見比べて、“この英文やのに、こういう訳し方してるんや”っていう面白い発見もあったし、メロディを聴く前にまず歌詞で引き込まれていくことも多かったので。だから、歌詞は大事にしたいって初期から思ってました。ブックレットには歌詞の他に、詩を載せてきていたりもしますし。

メロコアというものを大事に思ってるからこそ、そういう枠を取り払っていきたい

-“FOUR FACES”というタイトルの意味は?

小林 喜怒哀楽、4つの表情という作品のコンセプトからきてます。それでジャケットは、カメラマンと何度も相談して四つ葉のクローバーにしたんです。写真も、カメラマンが何時間もかけて実際に河原で探してくれて。

―そのアナログ感がいいですね!

小林 僕が好きだったバンドは、そういったDIY精神を持っていましたよね。例えばSHERBETは、昔ながらの電話帳みたいに段々になってる、すごくおしゃれな作りの歌詞カードを付けてたんですよ。だから一番上はスペースが小さくて、少ししか歌詞を載せられないんですけど、それも考えて曲を作ったのかな?とか想像したり。THUMBも歌詞カードを取り出したら全部バラバラで驚かされたりして、こんなに楽しませてくれるCDがあるんやって。

深谷 こういう時代ですけど、やっぱり僕らはパッケージを大事していきたいですし。音楽的なところでは、『FOUR FACES』は4つの表情がある毛色の違う曲を収録しているので、4曲入りですけど絶対にお腹いっぱいになれるようなシングルになったと思います。

都築 うん。それと、今回はよりライヴを意識して作っているんです。シンガロングもあるので、ライヴに来て思いっきり盛り上がってほしいですね。

小林 心地よい裏のノリとかも好きなので、そういった要素も入っているし、好き放題やった「LET IT DIE~Now is the time~」のような曲もあって、どれもライヴで盛り上がれると思います。

-「LET IT DIE~」はダークかつスローな導入から、いろんなリズムを絡めて目まぐるしく展開する曲ですし、作品トータルでバンドの幅を見せてくれますね。

小林 そうですね。リスナーの方がどれほどジャンルというものを明確に捉えて、そこへの固定観念があるかどうか分からないですけど、BACK LIFTって聞いて、“ああ、メロコアなんでしょ”ってなることは多いと思うんですよ。僕ら、メロコアやメロディックというものをすごく大事に思ってるからこそ、そういう枠を取り払っていきたい。その固定観念を捨てて試しに一度聴いてみたら、意外とメロディックって狭くないなって感じられると思います。実は幅広くて、僕らを入口にして好きになれるかもよ、って。ジャンル云々を抜きに出会ってもらえたらと思いますね。新たなきっかけになるバンドだと自負しています。

―今後はどういった展開を?

小林 今年はPIZZA OF DEATH主催の『SATANIC CARNIVAL』や、10-FEET主催の『京都大作戦』といった大きなイベントにも出させていただくので、BACK LIFTの爪痕を残せるだけ残していけたらなと。僕らのような世代のバンドは知らないお客さんが山ほどいると思うし、夏に新しい種を蒔いて……実りの秋にはガッチリと収穫していきたいですね(笑)。

BACK LIFT リリース情報

初回盤

通常盤

FOUR FACES

2015年6月3日発売

初回生産限定盤(CD+DVD):RCTR-1038 ¥2,000(税抜)
通常盤(CD):RCTR-1039 ¥1,200(税抜)

【収録内容】
01. sign 02. IRIE PLACE 03. New Clothe 04. LET IT DIE~Now is the time~
【初回生産限定盤 DVD収録内容】
"Live Movie″ 2015.2.7 @Nagoya Diamond Hall Ten Years Later Tour名古屋ファイナルの映像が約100分と当日の熱量を余す事無く収録!

BACK LIFT ライヴ情報

BACK LIFT presents "FOUR FACES" RELEASE PARTY
6月13日 (土) 大阪心斎橋FANJ-TWICE
出演:BACK LIFT / My Hair is Bad / and1band

BACK LIFT presents 少年少女秘密基地FESTIVAL2015
6月14日 (日)名古屋Diamond Hall
出演:BACK LIFT/ BUZZ THE BEARS / THE FOREVER YOUNG / LABRET / UNLIMITS/ ENTH / My Hair is Bad / SKALAPPER / SWANKY DANK

COUNTRY YARD presents Bows And Arrows Tour
6月19日 (金) 浜松FORCE
出演:BACK LIFT / COUNTRY YARD / HOTSQUALL

PIZZA OF DEATH RECORDS presents "SATANIC CARNIVAL'15"
6月20日(土)幕張メッセ国際展示場 9-11
出演:BACK LIFT / 04 Limited Sazabys / 10-FEET / BUZZ THE BEARS / CRYSTAL LAKE / Fear, and Loathing in Las Vegas / GOOD4NOTHING / G-FREAK FACTORY / KEMURI / Ken Yokoyama / loco frank / OVER ARM THROW / RADIOTS / ROTTENGRAFFTY / WANIMA / 怒髪天 / and more...!!

BACK LIFT presents "FOUR FACES" RELEASE PARTY
6月27日(土)代官山UNIT
出演:BACK LIFT / FEELFLIP / MEANING

BACK LIFTオフィシャルサイト


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Ten Years Later

Ten Years Later

演奏者 BACK LIFT 
歌と演奏 BACK LIFT 
作詞 小林辰也 
作曲 小林辰也 
概要 2007年結成、今や地元・名古屋を代表する平均年齢24歳の3人組メロディック・パンク・バンドの約2年ぶりとなる3作目は、拳を振り上げて一緒に歌いたくなるアッパーで疾走感あふれるメロディアスな楽曲揃い。ライヴを通じて培った三位一体のパワフルなサウンドと楽曲に彩りを添えるハーモニーが痛快だ。 JAN:4571483860802

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