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WHITE ASHインタビュー「正義、悪、戦争、終焉」4つの個性が溢れた新作

2015年7月17日(金) 16:00配信

7月20日のツタロック×Kenji Furuya Presents “Dances With Wolves” にも出演するWHITE ASHが8月5日に両A面シングル『Insight / Ledger』をリリースする。ストレートなロックナンバー「Insight」と、WHITE ASHらしいダークな雰囲気の「Ledger」という、それぞれ“正義”と“悪”をイメージした二面性のある表題曲をはじめ、野性的なグルーヴが湧き立つ「The Phantom Pain」、美しいバラード「Aurora」の全4曲を収録。すべてが異なるベクトルでかっこいい曲たちだけに、「どれがいちばん好き?」は愚問かと思いきや……メンバー全員がご指名のあの曲は、ぜひシングルを買って聴いてください。(インタビュー&文:秦理絵)

WHITE ASH

WHITE ASH

「Insight」は正義のヒーロー、「Ledger」が悪役のイメージ

―前作アルバム『THE DARK BLACK GROOVE』の流れからすると、今回のニューシングル『Insight / Ledger』は、疾走感のある「Insight」で意表を突きつつ、アルバムの流れもちゃんと汲んだ曲もあって、すごく面白い作品に仕上がりましたね。

のび太(Vo):まず、「Insight」は『GATCHAMAN CROWDS insight』っていう、前作もやらせてもらったアニメ(『GATCHAMAN CROWDS』主題歌は「CROWDS」)の、続編の主題歌のお話をいただいたので、その期待に応えようと思って書き始めました。資料も見させてもらって、アクションシーンがふんだんにあるので、曲も勢いがあったほうがいいと思って。それで、今の僕らの、『THE DARK BLACK GROOVE』でやったみたいなグルーヴ重視のモードを重ねるよりも、アニメファンの人たちに喜んでもらうために、ある意味ストレートに作っていった部分がありますね。

―あえて、あの作品を引きずらない世界観にしたんですね。

のび太:そう。やっぱり『THE DARK BLACK GROOVE』がすごく良い作品だったから、次はどんな作品になるんだろう?って思ってくてれる人が多いのも感じてたんです。それで、「Insight」だけだと、「あれ?」と勘違いされちゃうと思って。その1曲に責任を負わせたくないというか。「Insight」みたいなストレートな曲がある一方で、ちゃんとWHITE ASHらしい曲を用意することで、バランスをとりたかったんです。

―それで、今回は全くタイプの違う両A面になった。

のび太:そうですね。「Insight」は、どちらかと言うと正義のヒーローみたいな面があったので、「Ledger」が悪役のイメージなんです。『ダークナイト』っていうバットマンの実写化映画があるんですけど、その映画に(ヒース・レジャーが演じた)ジョーカーっていうキャラクターが登場するんです。そのジョーカーがすごく好きで。圧倒的な強さとか、底知れない不敵な感じとか。別に悪を肯定するわけじゃないんですけど、悪役に魅力を感じたりすることがあるじゃないですか。

―いわゆるダークヒーローですよね。

のび太:そうそう。それが、WHITE ASHのイメージにも近いかなと思ったんです。

―そのどちらも違和感なくバンドの顔として出せるところが、『THE DARK BLACK GROOVE』を経た、いまのWHITE ASHの強さかもしれませんね。

山さん(G):意外と「Ledger」を、両A面として出せるバンドはいないと思うんですよ。

のび太:ちょっと前だったら、「Ledger」をシングルで出したいですって言っても、「いや、これはちょっとウケなくない?」みたいな感じもあったよね。

『GATCHAMAN CROWDS insight』主題歌「Insight」

全身全霊で、リード曲と同じぐらいの曲を入れることが大事なんじゃないかと思う

―では、他の2曲の話も聞きたいんですけど……。

のび太:4曲目の「Aurora」の話をしてもいいですか?

―どうぞ(笑)。

のび太:「Aurora」は、両A面で出すってことが決まってから作った曲なんです。僕、すごく天邪鬼なところがあるので、両A面の2曲よりも、すげぇ良いやつを入れたくて。

―「これがA面だったら良いのに」って言われるような?

のび太:そうそう。ある意味、シングルのカップリングは光が当たらないというか、CDを買った人にしか伝わらない部分ではあるんですけど。そういうところも、全身全霊で、リード曲と同じぐらいの曲を入れることが、作品を作るうえで大事なんじゃないかと思ったんです。だから今回このなかでいちばん聴いてほしいと思うのは「Aurora」です。

山さん:作った人が断言しちゃったらダメじゃん(笑)。

―私なんかは今回はタイプの違うかっこいい4曲だから、どれが好きって決められないぐらい全部好きですよ?

山さん:それがいちばん嬉しいです。

METAL

METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN ⒸKonami Digital Entertainment

―3曲目の「The Phantom Pain」は、『THE DARK BLACK GROOVE』が好きな人は、絶対に好きな曲だと思うし。

彩(B):たしかに。

のび太:これも、『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』っていうゲームのタイアップソングとして書き下ろしたんですけど。テンポが速いわけじゃないけど、静かに燃える炎というか。ハードボイルドで不器用な男の、ちょっとした応援ソングになるようなイメージ。そういう話をいただいて作った曲です。

―この曲の出だしのドラムはすごくかっこいいですね?

剛(Dr):これはバスドラに何色か重ねて、ひとつの音を作ってるんです。

のび太:『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』が、戦争、戦場、戦うみたいな作品なので、兵隊がザッザッて行進するような音を、剛とイメージして作りました。

剛(Dr):最初は手拍子の音に聴こえちゃったりして、苦労しましたけど。

のび太:何の音かわからないけど、それを入れることで、切迫感というか、いい意味で緊張感を与えられるんじゃないかなと思ったんです。

―WHITE ASHは、前作の「Quandata」も、未開のジャングルに住む民族が鳴らすような音とか、すごく想像力豊かな音づくりが面白いですよね。

のび太:そういう意味では、「Ledger」は、ジョーカーをイメージしているので。誰もいない真夜中の路地裏を、バールを引きずりながら彷徨っている姿がイメージとして思い浮かんだんです。だから、「Ledger」は、頭からお尻まで、コンクリートをザーッて引きずる音が入ってるんですよ。がっつり聴こえるというよりかは、無意識に耳に入ってきて、なんとなく不安になるような感じを出したくて。

―へー。面白い!メンバーは、のび太さんのイメージを具体化するのは大変ですか?

:やっぱり、あのアルバムを経たので。だいぶ免疫はつきましたね(笑)。

―ちなみに、他の3人がいちばん好きな曲は?

:でも「Aurora」かな。

山さん:僕も「Aurora」。

―え? 全員そうなの?

山さん:でもギターだったら、とか考えると、「Insight」ですかね。ノリに乗ってる感じがするし。あと、「Aurora」で弾いてるサビのフレーズは、全部違う動きをしてるんですよ。実際のオーロラって、絶対に同じ動きをしないらしいんです。それをイメージして。

のび太:ライブでも変えるんだもんね?全部(笑)

:毎回、会場ごとに違う?

:CDとも違う?

山さん:それ、のび太が歌いづらいわ!

とにかく悪を表現してくれってことだったので、「よし来た!」と(笑)

―(笑)。彩さん、ベーシストとしては今回、面白かったところは?

:全部楽しかったですけど。でも「Ledger」は、全体的な悪のイメージがあったので、思い切った音作りにしてみました。少し歪んでいて、深みのある、不気味な響きのあるものを使って。いわゆるサイコパスな、冷血な殺人鬼のイメージを表したくて。

―なかなか、そんなことできる曲ないですよね。

:そうですね(笑)。ふつうは愛だとか恋だとかっていう曲が多いと思うんですけど、とにかく悪を表現してくれってことだったので、「よし来た!」と思って(笑)。だから、あんまり人間味を出さないようにしつつ、でも、殺人鬼にも、ふつうの人と同じ血が流れてるはずだから、脈打つ血液のイメージも出して。けっこう面白かったですね。

―剛さんはどうですか?

:作り方は本当に1曲1曲違うんですけど。「Insight」とかは、『GATCHAMAN CROWDS』のテーマに沿って、ソーシャルネットワークと人間の関係性を意識してるんです。だから打ち込みと生ドラムをミックスして。4曲のなかでは「Aurora」がいちばんバンド感がありますね。打ち込みだと自分の個性が出づらいけど、僕の手癖もバンドのなかに馴染んでる。だから、プレイしてたときに、いちばん楽しいのは「Aurora」ですかね。

―やっぱり全員、好きなんですね、「Aurora」。

:結果的にね(笑)。

―それにしてもWHITE ASHのインタビューって、音をイメージする言葉が豊かで、ある意味、音楽で遊んでるみたいな感覚が伝わってきて楽しいんですよね。

のび太:僕たちは言葉自体に直接的には重きを置いてないのですよ。だから、歌詞も意味のない英語詞でいいと思ってるし。そのぶん音でそれを表現したいっていうのがあるから。だから、僕たちは自由なんだと思いますね。

―たしかに。たとえば今回の4曲に関して、「Insight」は正義、「Ledger」は悪っていうイメージがあるとしたら、「The Phantom Pain」と「Aurora」を端的に言うと、どんなイメージですか?

のび太:「The Phantom Pain」は、戦争。で、「Aurora」は……終焉かな。

―終焉? 意外ですね。光かなと思いました。

のび太:今回、通常盤とガッチャ盤とで曲順が変わるんですよ。正義と悪をイメージした、「Insight」と「Ledger」が入れ替わるんです。でも、迎える結末が一緒じゃなきゃいけなくて。そういうなかで、最終的にどっちかが勝つことにはしたくないんですね。なんか…「Aurora」を光にしちゃうと、「あ、正義が勝ったんだな」みたいになるじゃないですか。

―それは嫌ですよね、天邪鬼としては。

のび太:そう(笑)。だから、「Aurora」は、全てを包みこんでくれる光ではあるんですけど、どっちかって言うと、良いものも、悪いものも包み込む感じ。世の中でも、正義が必ず勝つかって言ったら、そういうわけでもないし。意外とグレーなのがリアルだと思うんです。でも、どっちにしろ終わるものは終わる。それで、終焉なんです。

―じゃあ、今回のシングルはひとつの物語になってるんですね?

のび太:意外とちゃんとストーリーができました。

:しかも、悪と正義の曲順が違うので、その順番によって「Aurora」の聴こえ方が違うんじゃないかと思います。

―奥深い!これは最初から狙ってたんですか?

のび太:……うーん。

―途中から狙い出した?

のび太:そう。辻褄合わせは大得意なんです(笑)。

WHITE ASHリリース情報

ガッチャ盤
(C)タツノコプロ / ガッチャマン クラウズ インサイト製作委員会

通常盤

Insight / Ledger

2015年8月5日発売

ガッチャ盤:VPCC-82332/\1,200(税抜)
※アニメ『GATCHAMAN CROWDS insight』オリジナルジャケット仕様

通常盤:VPCC-82333/\1,200(税抜)

【ガッチャ盤 収録曲】1.Insight 2.Ledger 3.The Phantom Pain 4.Aurora
【通常盤 収録曲】1.Ledger 2.Insight 3.The Phantom Pain 4.Aurora
VRゴーグル&アプリ応募方法
①8月5日発売「insight / Ledger」に封入されているアンケートフォームへアクセス。
②WHITE ASHの「THE DARK EXHIBITION」ツアーで配布された未発表音源「I’m Fine,And You?」に付いている「応募券」を用意。
③応募券に記載されているシリアルコードをアンケートフォームの一番最後の欄に入力し、応募完了!
※応募期間などの詳細は商品封入のメールアンケートフォームに記載。

WHITE ASH ライヴ情報

全国ツアー「WHITE ASH One Man Tour 2015“ Put A Smile On Your Face!”」

9月25日(金) 北海道 札幌PENNY LANE24
10月03日(土) 長野 松本ALECX
10月04日(日) 愛知 名古屋UPSET
10月09日(金) 宮城 仙台enn 2nd
10月21日(水) 大阪 梅田クラブクアトロ
10月24日(土) 福岡 LIVEHOUSE CB
10月25日(日) 香川 高松DIME

チケット一般発売中!!

ツタロック×Kenji Furuya Presents “Dances With Wolves” にWHITE ASHも出演!

ツタロック×Kenji Furuya Presents 「Dances With Wolves」
開催日時:2015年7月20日(月) OPEN17:30/START18:30
会場:Zepp Tokyo
料金:スタンディング:4,860円(税込/1ドリンク代500別)
出演:降谷建志 金子ノブアキ、 Schroeder-Headz、WHITE ASH

ツタロック×Kenji Furuya Presents “Dances With Wolves”詳細はこちら

WHITE ASHオフィシャルサイト

WHITE ASHサイン色紙をプレゼント!

8月5日にニューシングルをリリースする4人のサイン色紙を2名様にプレゼント

応募締切り:2015年8月20日(木)

>プレゼント応募サイト


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