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FIVE NEW OLD 「音楽にジャンルはない」 と語る注目の神戸出身バンド、インタビュー

2015年7月23日(木) 12:00配信

高いクオリティとジャンルに捉われない楽曲で話題を生んでいる注目の神戸出身バンド、FIVE NEW OLD。ロック、ポップスはもちろんR&B、ブラックミュージックまで幅広くバンドサウンドを軸に演奏してしまう。そんな唯一無二な音楽を作りあげる彼らが待望の1stフルアルバム『LISLE'S NEON』をリリース。“FIVE NEW OLD”というジャンルを紐解くべくVo.HIROSHIに様々な質問で問いかけてみた。(インタビュー・文:岩田知大)

FIVE NEW OLD

FIVE NEW OLD

メンバーに共通しているのは2000年代のバンド

―どのように結成されたバンドですか?

HIROSHI 高校生の時に僕とWATARU (G)は一緒にバンドをしていて、その時にHAYATO(Dr)のバンドと対バンしたのが出会いです。それから暫くしてHAYATOのバンドが解散する時に、「一緒にバンドやらへん?」って言われました。はじめは自分のバンドがあったので断っていたんですけど、なかなかにしぶとくスカウトされて(笑)。その内、大学進学やらなんやらで、僕らの方も解散したんです。僕とWATARUもまだ音楽は続けたかったので、「一度スタジオに入って、ジャムろう」っていう事になったんです。そこでYOSHIAKI(B)に出会いました。そのスタジオで2人の「本気で音楽をやりたい」っていう熱意を感じて、大学生なったばっかりの僕は就活とかも頭にチラついていたんですけど、「この人達とだったら、本気で音楽やれるかも」って思って。それで今のメンバーでFIVE NEW OLDを結成しました。

―メンバーの音楽的なルーツと影響を受けたアーティストがいれば教えてください。

HIROSHI メンバーみんな割と雑食なので、ロックもR&Bもエレクトロ、HIP HOPなどいろんな音楽を聴いてきたんですけど、共通しているのはNew Found Glory、Fall Out Boyといった2000年代のバンドですね。元々そういうバンドをやろうって始めたので。Maroon5やFoster The People、Jamiroquai、THE 1975なんかも共通して好きです。僕の初めて買ったCDはDef Leppardで、今でも僕の一番のヒーロー・バンドです。彼らとStevie Wonder、John Mayerはずっと大好きです。最近は坂本龍一さんやBrian Enoみたいなアンビエントだったり、FKA twigsみたいなミニマルなサウンドが好きです。あとJamie XXのアルバムにハマってます。こういうテイストも今後は取り入れていきたいです。

帰国子女と勘違いされますが生まれも育ちも関西です

―HIROSHIさんの爽快かつ甘い歌声もバンドの魅力の1つですが、流暢に使われる英語も重要な要素だと思いました。英語はどのように身に付けたのですが?

HIROSHI よく帰国子女とか勘違いされるんですけれど、僕、生まれも育ちも関西なんです。たまに僕のことを帰国子女って言い切ってる人とかもいるんですけどね(笑)。家族も英語は少ししか話せないんですが、洋楽や洋画をよく鑑賞する家庭だったので、よく英語は耳にしていました。6歳くらいの頃、Stevie Wonderの”Isn’t She Lovely”が大好きだったので、歌詞は読めないけど、聴いたままを真似して歌っていたんです。そうしたら自然に英語の発音が身についていきました。赤ちゃんがお母さんの言葉の“音”から言語を学ぶのとほぼ同じ方法だったんじゃないかと思います。

―アルバムにも収録されている「Hole」のようなR&Bからポップス、ロックまで幅広い楽曲を楽しませて頂いているのですが、楽曲制作でこだわっている点などございますか?また、どのように曲の制作を行っていますか?

HIROSHI 自分たちが気持ちいいと思えるかっていうのは重要です。やりたい音楽しかやりたくないですから。常に実験的な音に挑戦したいと思っています。もちろんその中でポップさを失わないことも大切ですけどね。曲のラフなアイデアは僕が作り上げて、それをWATARUと組み上げていきます。それからバンドでブラッシュアップしてって感じです。

―現在、配信されている最新PV「Ashes To Ashes」も感情を切り取ったような静止画表現を駆使した魅力的な作品になっていますが、バンドとして映像へのこだわりはありますか?また、撮影で苦労された点などありましたら教えてください。

HIROSHI PV撮影は初めての体験だったので、こなしていくので精一杯って感じでした(笑)。徐々に慣れていって、監督が思い描いた世界の中で自分を出せるようにはなったかな?って思います。常に曲を書いていく中で映像は浮かんでいるので、いつか自分の思い描いた映像をそのままPVにしてみたいです。

アルバムタイトルはアナグラム!?

―『LISLE'S NEON』が初のフルアルバムという事ですが、何故このタイトルになったのですか?作品全体を通してのコンセプトなどはありますか?

HIROSHI これはアナグラムになっていて、並べ替えて初めて意味を成すタイトルです。そのアナグラムを解読すると、現れる言葉は”LISLE’S NEON”→”SEIN SOLLEN”(ザイン、ゾルレン)。この2つはドイツ観念論の哲学者カントが提唱した言葉でSEINは「実在・現実」「ありのままの姿」SOLLENは「当為」これは「あるべき姿」という意味になります。この2つにはどうしても埋まることのない溝が存在している。このアルバムを作り始めた時、あまりにも色々なバリエーションの曲があって、まとまりがないような気がしていました。 けれど、それが返って面白くなってきて、自分たちのSEINとSOLLENが曲の中で混ぜこぜになっているんじゃないかということに気づきました。埋まることのない2つがどこかスッとハマるポイントがあるんじゃないか。それなら、「SEINとSOLLENも並べ替えて混ぜこぜにしてやろう」ということでアナグラムを制作してみると、”LISLE’S NEON”が出てきて。響きも良かったのでこのタイトルにしました。元々ジャケットにネオンのイメージを描いていたので、そういう点でもピースがハマりましたね。

―それぞれの楽曲によって歌詞の内容がおそらくインスピレーションされた部分も表現方法も様々で作品として楽しませてもらいました。アルバムの中で「Undercover」の歌詞などは個人的に同感出来る部分がありました。歌詞を書く際に意識している事などはありますか?

HIROSHI 先程、少し触れましたが、曲を書いている段階で、頭の中に映像が写っています。その映像を言葉にしている感覚で書いています。自分の言いたいことがハッキリと初めからあるタイプではないのですが、曲とその映像を眺めて観察していくうちに、自然の自分の中に眠っているメッセージが浮かび上がってきます。

―今作の収録曲でサウンド面を含め制作に苦労した楽曲はどの曲ですか?逆に一番推したい曲はどの曲ですか?

HIROSHI どの曲も何かしら、やったことのないことにトライしているので、苦労が多いです(笑)。「Hole」は元々、今とは全く違う曲だったんですが、今の形になるまでは苦労しました。変わった瞬間っていうのはすごく簡単だったんですけど、それをつかむまではどんな曲がしたくてこの曲を作っているのかが見えなかったんです。けれど、おかげでいろんなサウンドを鳴らせるようになったと思います。「The Circle」は個人的に好きな要素をいっぱい詰め込んでいるので、僕の音楽趣向がわかってもらえると思います。

いろんな音楽のクロスオーバーを起こせる可能性が広がっていく

―これまで多彩なジャンルのバンドとツアーを共にされてきていますが、その経験から感じたFIVE NEW OLDのバンドとしての在り方、形などありましたら教えてください。

HIROSHI 「音楽にジャンルはない」ってことですね。ラウドのお客さんでも僕らのライブを観て楽しんでくれる人ってたくさんいて、CDやマーチを買ってくれる人も、また僕らのライブに来てくれる人もいる。パンクでも、インディーでも僕らの音楽を楽しんでくれる人がいるっていうのはすごく嬉しいです。FIVE NEW OLDがいろんなジャンルの所に首を突っ込んで、アーティスト通しで繋がって、お客さんも僕らを聴いて「こういう音楽もあるのか、カッコイイ!」って思ってもらえたら、そこでいろんな音楽のクロスオーバーを起こせる可能性がどんどん広がっていくと思うんです。そうやって新しいシーンというか、カルチャーを作れるんじゃないかって思っています。

―HIROSHIさんが思うバンドとしての強みはどこにあると思いますか?それを含め将来はこんなバンドになるなど、野望を教えてください。

HIROSHI 僕らにしか出来ない音楽を作れるってことだと思います。本当の意味でジャンルにとらわれない、“FIVE NEW OLD”っていう音楽を。このアルバムはその“始まり”です。次の作品も今より良くなって行きたいし、『LISLE'S NEON』で吸収した事を精製して成熟させたい。常に進化していきたいし、変わっていきたい。そういう意味ではRadioheadみたいにぶっ飛んでいきたいですね。そうやって一つの新しいシーン・カルチャーを作れるバンドになりたいです。

―8月からリリースツアー"LISLE'S NEON TOUR 2015"が始まりますが、どのようなツアーになりそうですか?

HIROSHI 実はリリースツアーっていうのが初めてなので、今からドキドキなんです(笑)。ツアーを回ってくれる大好きなバンドと、その土地で待っていてくれるお客さん達と一緒にとにかく、ひたすらに音楽を楽しみたいと思います。

FIVE NEW OLD リリース情報

LISLEʼS NEON

6月24日発売

TWLT-0095 2,300(税抜)
1. Foxtrot 2. Ashes To Ashes 3. Hole 4. Undercover 5. Why Am I Here To Stay? 6. Lisle's Neon 7. Tango On The Edge 8. Liar 9. Somewhere Down The Line 10. The Circle 11. One

FIVE NEW OLDプロフィール

メンバーはHiroshi Nakahara(Vo&G)、Wataru Omori (G&Cho)、Yoshiaki Nakai(B&Cho)、Hayato Maeda(Dr)。2010 年に神戸にて結成。
2012 年6 月にデビュー作となる1st.EP “LOVESICK”をリリースした。
クリスマスカバーソングコンピレーション” A Santa Causes -It's A Pop Rock Christmas-” への参加FACT、POP DISASTER、sfpr 等 のレーベル& マネジメントを行う maximum10 監修のコンピレーション” V.A. / maximum10compiles This. MAYDIE!!” へも参加した。
LIVE 公演ではNO BLUR CIRCUIT, REDLINE TOUR, BEYOND [THE] BLUE Tour, UNIONWAY FEST,GRANDLINE,TWILIGHT RECORDS 10th Anniversary などの大型フェス/ サーキット・イベントから、SiM,Fear, and Loathing in Las Vegas, SWANKY DANK などの国内アーティストのツアーサポート、ALL TIMELOW, QUIETDRIVE, THE CAB ,CASH CASH, SET IT OFF, HOLLYWOOD ENDING 等、数々の海外アーティストとの共演も行い、臆さぬ堂々としたパフォーマンスで更に評価を高めている。2015 年初旬から制作を開始し、6 月24 日には1st Full Album となる "LISLEʼ S NEON" をリリース。リリース後には約20 本のレコ発ツアーを回る予定。

FIVE NEW OLD “LISLEʼ S NEON” RELEASE TOUR

8/22( 土) 神戸KINGS CROSS
9/6 ( 日) 奈良NEVER LAND
9/10( 木) 仙台enn2nd
9/12( 土) 八戸ROXX
9/13( 日) 盛岡THE FIVE
9/25( 金) 京都MUSE
9/30( 水) 千葉LOOK
10/1( 木) 水戸LIGHT HOUSE
10/3( 土) 静岡UMBER
10/4( 日) 豊橋club.KNOT
10/16( 金) 福岡Qublick
10/17( 土) 小倉FUZE
10/24( 土) 長野 上諏訪ROCK HERTS
10/25( 日) 金沢VANVANV4
10/30( 金) 広島CAVE BE
10/31( 土) 出雲APOLLO

FIVE NEW OLDオフィシャルサイト


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