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グッドモーニングアメリカ インタビュー「今、武道館に立つわけ」

2015年8月11日(火) 12:00配信

今年3月、グッドモーニングアメリカが初の武道館ワンマンを11月27日に開催することを発表した。それはバンドのとって大きなチャレンジだ。遂に1万人の前に立つ覚悟を決めた彼らは、その発表以降、かつてないほど精力的な活動を行なっている。そんななか、6月にバンド結成の地・八王子で成功させた初のホールワンマンで、新たなバンドの可能性と大きな手応えを掴んだ彼らが、いま武道館に向けて抱く想いとは? 8月12日にリリースするグドモらしさ全開のニューシングル『ハローハローハロー』とともに話を訊いた。(インタビュー&文:秦理絵)

グッドモーニングアメリカ

グッドモーニングアメリカ

―正直、3月にグドモの武道館が発表されたとき、うれしいと同時に、いまグドモがZepp規模からジャンプアップして武道館に立つのは、かなりチャレンジであるとも感じました。なぜ、ここで武道館ライブを行なうことにしたんですか?

金廣真悟(Vo):おっしゃるとおり自分たちのなかでも、まだ足りないかもっていうところはありました。でも、いまじゃなかったら、また来年とかってことですよね?それもあんまり想像ができなくて。もちろん武道館で何かが終わるわけではないけど、ひとつの節目としていま武道館をやるのが、自分たちにとってベストだと思ったんです。もしかしたら、俺たちは他の武道館に出るバンドみたいに、バーンッといったわけではなく、そんなにスピード感もないかもしれない。でも地に足を着けて、ちゃんとバンド活動をしてきたなと思うから。自分たちにしかできない武道館の掴み方をしたと思ってます。なので、ギリギリだけど……でも、ありがたいことに仲間もいるし。みんなが力を貸してくれたら、成功はできると思うので。そういうバンドになっていきたいなと思ってますね。

―武道館が決まったときから、いまみたいに考えを整理できてたんですか?

金廣:全然。何ヵ月か経ってからだと思います。それこそ八王子のオリンパスホールをやってから固まってきたところもあるし。初めはなかなかイメージはしにくかったです。

声の抜け方、響き方で、「あ、ホールに受け入れられた」と思った

金廣

金廣真悟

―八王子のオリンパスホールは、武道館が決まってから開催が発表された、6月13日の初のホールワンマン「挑戦 第六夜」ですね。

金廣:八王子はグドモのバンド結成の地でもあるし、苦渋を舐めたというか、自分たちがいちばん苦しいときに過ごした場所なんです。今回の武道館も八王子も、TOTALFATとの大阪でのツーマン(6月20日「凌ぎ合う vol.6」@大阪城音楽堂)もそうですけど。「凌ぎ合う」と「挑戦」っていうイベント名で、それ自体が八王子でうだつが上がらない時期に、「なんとかしなきゃ」と思って立ち上げたイベントなんです。で、「挑戦」のほうは、ある年の10月に日曜日が5つあったんですけど。その5つを全部自分たちで企画するっていうので。結果的には成功とは言いがたい。いろんなバンドに申し訳ない感じで……。

たなしん(B):お客さんは片手で数えられるぐらいだったね。

金廣:なので、八王子でやったイベントは全然うまくいった覚えがなくて。だから、故郷に錦を飾りたいなと思ったんです。

―やってみてどうでしか?

金廣:ステージに立つまでは本当に不安でしたけど、グッドモーニングアメリカのホールライブっていう可能性がすごく見えてきましたね。

―実際にライブ中に「あ、いけそうだな」と思った瞬間はあったんですか?

金廣:今回は凝った演出をしたんですよ。最初にステージとお客さんの間に紗幕を張って、そこに映像と曲を流してから、バックライトで、俺ひとりで弾き語りで入るっていう。その瞬間の、声の抜け方、響き方で、「あ、ホールに受け入れられた」と思って。それまですごく緊張してたのが、そこからいつもより良いライブができたんです。それで、武道館っていうステージに立ったときの感じも、なんとなくイメージができるようになりました。

自分たちのライブは、自分たちだけでやってるんじゃなくて、お客さんも込みでやってる

渡邊

渡邊幸一

―なるほど。3人は初のホールワンマンの手応えはどうしたか?

ペギ(Dr):金廣さんが歌でバッといけると思ったのは、たぶん歌い手の感覚だと思うんです。ホールで見るグッドモーニングアメリカって、お客さんは初めてなんですよね、俺らも初めてだし。だから、俺は最初とまどいを感じたんです。それがやっていくにつれて馴染んできた瞬間があったんですよね。で、その次の週に大阪で野音をやったときには、俺らは前の週にホールワンマンを成功させてたから、最初から「いけるな」って思ってたんです。それは、お客さんもそうだった思います。だから、たぶんこっちが出してるバンド感ですよね。八王子のときは俺らのギクシャクがお客さんにも伝わっちゃってた。それが野音のときにはなかったので。これで武道館もいけるなと思いました。

渡邊幸一(G):ホールでのライブが想像以上に楽しかったっていうのは、あの日メンバー全員が感じてましたね。ライブハウスでやるのとは違ったセットリストの組み方ができたのも手応えがあって。これまで何枚か作品を出してきたけど、環境的になかなかできない曲も多かったんですよ。それがホールでちゃんと表現できたことで、新しいグッドモーニングアメリカの可能性も見えたし。あと、ステージから見たときに、お客さんが壁になって見えるのは、僕は好きだなと思いましたね。

たなしん:いつもだったら、俺はライブを始めるとき、「いきますよ!みなさーん!!」(高い声で)って盛り上げるんです。でも、ホールではさっきも言ったように金廣の歌から始めた。それは、言葉の意味を伝えたいっていう、自分たちがやりたことでもあったんです。もともと俺らはfor better,for worseっていうメロコアから始まったけど、どんどんモッシュ/ダイブよりも、内に内に、歌を聴かせるほうにバンドがシフトしていってそうやって志してきたものを実現できたのが感激でした。それをお客さんも「良かった」って言ってくれたので。

―お客さんも喜んでくれたのは大きいことですよね。

金廣:長いライブをやったら、盛り上げる曲だけじゃないっていうのは、むしろライブにいっぱい来てくれてるお客さんは、そっちのほうが好きって言ってくれたりするんです。でも、いろんな好きレベルがありますから。いまはコアに攻めるより、“開いてく、届けてく”っていうのが自分たちのテーマなので。少なくとも武道館までは全うしようと思ってます。やっぱり八王子まで来てくれるのはコアなファンの人だと思うんですけど、その人たちが「良かった」って言ってくれたから、大阪にもその気持ちを持って行けたんです。それで、武道館に対する心構えもできたし。自分たちのライブは、自分たちだけでやってるんじゃなくて、お客さんも込みでやってるっていうのは、改めて実感しましたね。

―いまも対バンツアーを開催中ですけど、そうやって周りを巻き込みながら、少しずつ経験を積んで、武道館に向かっていくのがグドモらしいやり方なんですね。

金廣:それこそみんなで掴んだ武道館みたいなものですから。だから感動もできるだろうし、自分たちにしかできない武道館ができるだろうなって思ってます。そこは確信できるので。過ぎ去らない武道館にしたいなと思いますね。

―みんな記憶に残るものに。

金廣:そうですね。

俺のなかでの“金廣真悟”は、この「ハローハローハロー」みたいな曲

たなしん

たなしん

―楽しみにしてます!そんな武道館公演にも似合いそうな新曲「ハローハローハロー」が8月12日にリリースされます。

金廣:この曲は、今年の4月頃に作った曲なんですけど。最初なにも浮かばなくて。「逃げよう」と思って、沖縄に行ってたんです(笑)。そこでずっとダイビングをやってて。銛付きに行ってたんですよ。そのときに船が海の上でエンストを起こして止まっちゃって。

たなしん:死ぬかと思ったって言ってたよね。

金廣:船が流されちゃうからね(笑)。運転手の人はバタバタしてるんですけど、俺はやることがないから、上を向いてボーッとしてたんです。星空がすごくきれいで。そしたら、イントロのそのままフレーズが流れてきて。ウォーウォーと、ギターのジャカジャカっていうのと、ドラムが。これ絶対に良い曲だと思ったんです。死にそうな場面なんですけど(笑)。帰れたら作ろうと思って。それを、聴かせたら「良いね」って言ってくれて。そうやってできた曲ですね。だから宇宙が離れなくて、PVも宇宙なんです。

ペギ:この曲が来たときに、俺のなかでの“金廣真悟”っていうのは、この「ハローハローハロー」みたいな曲だなと思いましたね。

渡邊:曲の雰囲気とか、メロディの切ない感じとかね。

―歌詞のテーマは、過去、未来、現在の自分に問いかけるような内容で。疾走感もあるし、グドモらしいけど、いままでのシングルにはない雰囲気ですよね。

金廣:この曲は、盛り上がることもできるし、じっくり聴くこともできるし、ちょうどいいなと思ってるんです。いままではどっちかしかなかったので、その中間の曲をタイアップのシングルとして、目立つところに置けたのはうれしいですね。今回はキーもけっこう下げたので。このぐらいのキーが自分には合ってるんだなって、今さらわかりました。

―そして、カップリングの「サイダー」が素晴らしい!

ペギ

ペギ

金廣:聴いた人、みんなそう言ってくれるんですよ。だから聴いてくれたら引っかかると思うんです。でも、(カップリングだから)そこまでが遠いんですけどね。この「サイダー」がピックアップされたら、バンドの状況はもっと良くなるなと思います。よりホールライブっぽい曲も出していけるというか。

―メンバーも手応えを感じてるんじゃないですか?

ペギ:爽やかで、すごく爽快で、いいなと思いましたね。リズムも、最近やり始めたんですけど、シェイクリズム(身体が横に揺れるような16ビート)を始めたので。そういう意味でも、面白いなと思います。レコーディングはちょっと苦労しましたけど。ポップで明るい、夏らしい感じを目指して、結果的には良い音になりました。

たなしん:全部終わって聴いたとき、すごく等身大の自分たちが出せたと思いましたね。メンバーの力の入り方というか。入り過ぎても、抜き過ぎてもダメだと思うんですけど、その加減がちょうどよく曲の雰囲気もマッチしてるんです。いまのグッドモーニングアメリカが出せる良いところを、100%出せてたんじゃないかと思います。けっこうミラクル感がありましたよ。

―武道館に向かっていくバンドのムードが、ミラクルを生んだじゃないですか?

たなしん:うーん……作ってるときは、そんなに意識はしてないですけどね。より良い音を作りたいっていうのは絶対にあると思うんですけど。

金廣:この曲は、作ったっていうより、生まれたものなんです。そのぶん等身大なのかなと思ってるんです。なにも計算してないし。「サイダー」をイメージして、最初をディレイしたり、自分の連想する音をただ当てはめたっていうか。楽しく作った曲なので、武道館どうこうと言うよりも、ただ音楽を楽しんだだけと思いますね。

―なるほど。それは大事ですよね。武道館に向けて、がんばるところはがんばって、でも浮き足だってはいない。良い状態だと思います。

金廣:まあ…「サイダー」を録ったときは、それが終わったら休みでしたから(笑)。それも良かったのかな。

全員:あははははは!

グッドモーニングアメリカ リリース情報

ハローハローハロー

8月12日発売

COCA-17044 \1,000(税抜)

【CD収録曲】1.ハローハローハロー 2.サイダーでも飲んで 3.ハローハローハロー(カラオケ) 4.サイダーでも飲んで(カラオケ)

グッドモーニングアメリカ ライブ情報

ワンマンライブ「挑戦 㐧七夜」
11月27日(金)日本武道館

受付期間:7月13日(月)12:00~7月20日(月・祝)18:00
URL:http://eplus.jp/gma-budoukan/
申込枚数制限:お1人様4枚まで

凌ぎ合うツアー2015
8月04日(火)名古屋CLUB QUATTRO(Guest:後日発表)
8月13日(木)横浜BAYSIS(Guest:a flood of circle)
8月14日(金)甲府KAZOO HALL(Guest:a flood of circle)
8月18日(火)大阪あべのROCKTOWN(Guest:HaKU)
8月19日(水)神戸太陽と虎(Guest:tricot)
8月25日(火)福岡Be-1(Guest:MAGIC OF LiFE)
8月26日(水)広島CAVE-BE(Guest:MAGIC OF LiFE)
9月10日(木)前橋DYVER(Guest:WHITE ASH)
9月12日(土)酒田MUSIC FACTORY(Guest:LACCO TOWER)
9月13日(日)新潟CLUB RIVERST(Guest:LACCO TOWER)
9月15日(火)金沢vanvanV4(Guest:後日発表)
9月19日(土)旭川CASINO DRIVE(Guest:LEGO BIG MORL)
9月20日(日)札幌COLONY(Guest:LEGO BIG MORL)
9月21日(月・祝)苫小牧ELLCUBE(Guest:LEGO BIG MORL
9月24日(木)渋谷TSUTAYA O-Crest(Guest:アルカラ)

グッドモーニングアメリカ オフィシャルサイト


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