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全国のレンタルCDのバイヤーが本当にオススメする『不滅の名盤』とは?

2015年9月15日(火) 16:00配信

10年経っても輝き続ける古今東西の『不滅の名盤』。9月16日から、この企画の第2弾がTSUTAYAレンタルCDコーナーにてスタートする。

そもそもは九州のみで始まったこの企画。それがどのような想いで始まりどのように広がるのか?この企画の立役者であるTSUTAYA九州商品部の南原氏、向井氏、そしてTSUTAYAMD・販促部の井手尾氏に語ってもらった。

『不滅の名盤』は“音楽との関係を修復させられるリスト”

─そもそもこの『不滅の名盤』が始まったいきさつを教えてください。

南原:そもそも音楽の旧作を活性化させたいなと思っていたんです。名前を知っていても聴いたことがないというCDが実はたくさんあるんじゃないかな、と。映画でも、名前を知っているけど、実は見たことがないという昔の名画がいっぱいあるじゃないですか。音楽も同様なんですよね。さらに音楽はジャンルが分かれていて、名盤って言われても、自分の好きなジャンル違うと難しそうだなと思って聴かないとか、ストーンズとかだと古い!と思って聴かないとか。でもきっかけさえあればと思うんですよ。だからそういった名盤をちゃんと集めてレコメンドして聴いてもらおうというのが始まりですね。

─最初は九州だけで『不滅の名盤』が始まったと聞きました。

南原:そうですね。80年代以前の音楽を紹介する『大人の音楽』という企画でお世話になった椎葉ユウさんというラジオDJ・タレントさんに大人系の音楽を選んでいただいて、あとは僕と向井と九州カンパニーのメンバー数名で合計374枚を選びました。

─そこで選ばれたタイトルはバラエティに富んでいつつ名盤中の名盤でしたね。

南原:ルールとしてはベスト盤を選ばない。10年後にも違和感なく聴ける。輝き続けている作品を選びました。だからどちらかというと直近のタイトルというのは少ないですね。

向井:この『不滅の名盤』企画は、今までありそうでなかったものだと思います。僕が学生のときは、名盤ガイドみたいなものを片手にTSUTAYAで探しては借りまくっていたんで (笑)。新作しか借りない人もいるかもしれないけど、TSUTAYAのレンタルはリアル店舗でやっぱり一番CDの品揃えがあるので、それはもったいないな、と。

─あと、自分でも聴いていない作品がたくさんありました(笑)。

BLANKEYJET CITY「LOVE

BLANKEYJET CITY「LOVE FLASH FEVER」

南原:世代によって全然名盤が違ってくるので、僕らも聴いていないCDがたくさんありましたよ。例えば、僕はAIR JAM系一切通っていないんですよ、実は。。。BLANKEY JET CITYさえ聴いていれば生きていけるって世代なんで(笑)。でも、それはタイミング的に出会わなかっただけなんですよね。こうやってリストとなってレコメンドされたら、聴くきっかけになるかもしれない。そういう意味では、『不滅の名盤』は“音楽との関係を修復させられるリスト”かな。

向井:ジャンルに限らず、音楽そのものを聴くようになる習慣とか好きになるきっかけみたいなところでそういう出会いがあるとすごくいいことだと思ってて。僕はハイスタ世代で音楽を好きになるきっかけがハイスタだったんです。そこで、音楽を聴くことが好きになって。その結果延長戦みたいな感じでBLANKEY JET CITY大好きですし、ハイスタ(Hi-STANDARD)に会わなかったらそこ聴かなかったみたいなところがあるので、そういう出会いみたいな広がりがあるのが音楽なんじゃないか。名盤コーナーは1枚を借りてもらうと言うよりはそこをきっかけとして広がっていくことがイメージできるコーナーになったんじゃないかな。

ベスト盤を選ばない。10年後にも違和感なく聴けるが唯一無二のルール?

─では、せっかくなので第1弾タイトルのなかから思い入れのある作品を1枚紹介してください。

THEBOHEMIANS「

THE BOHEMIANS「I WAS JAPANESE KINKS」

南原:先ほどルールとしてはベスト盤を選ばない。10年後にも違和感なく聴けると言いましたが、商品部としてはやっぱり在庫も鑑みなくてはいけない。でも…やっぱり好きなもの入れたくなるじゃないですか(笑)。だから、もう輝き続けるっていうのがあればいいかな、と(笑)。なので第1弾ではTHE BOHEMIANS「I WAS JAPANESE KINKS」を入れました!

─(笑)向井さんは?

光のなかに立っていてね

銀杏BOYZ「光のなかに立っていてね」

向井:この企画がスタートしたのが2014年で、その近年のはあまり選ばれていないんです。そのなかで唯一2014年リリースの作品を選んでいて、それが銀杏BOYZの「光のなかに立っていてね」なんです。発売から半年も経ってないくらいの状態だったんですが、これは10年後も絶対残ると言い切れる名盤だと思ったので強く推しました。GOING STEADYの時から僕の人生にかなり……悪影響を与えてくれたので(笑)。。

井手尾:確か2枚同時に出たときですね。「光のなかに立っていてね」と「BEACH」と。

向井:そうです。「BEACH」がライブ盤ですね。これは1月1日に「ぽあだむ」って新曲がアップされて、ちょうど年越しの時にそれを聴いて…思い出しますね。

全国のレンタルバイヤーが本当にオススメしたいものを

─そんな第1弾を経て今回第2弾が9月16日からスタートします。名盤タイトルが新たに追加されていますね。

井手尾:全国で第1弾を展開したのが去年の11月頃なんですが、半年強やっていくなかで売り場の鮮度というか、タイトル群がアップデートされていればまた新しい発見もあるんじゃないかというところで第2弾を始めることにしました。今回は、全国にいるTSUTAYAのレンタルCDのバイヤーがレコメンドする形になっています。

─九州から発信されたものがいまや全国に広がったということで前回との違いは他にもありますか。

向井:1アーティストにつき1タイトルセレクトが第1弾でしたが、第2弾は、同じアーティストのタイトルでも名盤であればセレクトしてOKにしました。

─やってみていかがでした?

井手尾:バイヤーというだけあって、みんな知識もあるし、やっぱり根底には音楽への愛がつまっているんだなというのをすごく肌で感じましたね。

南原:正直不安はあったんです。選定する人が増えてどうなるかなって不安もあって。ただ、もう一方では人が増えれば増えるほど、1人が選ぶタイトルは1~2タイトルだから、そのなかですごい熱量がこもったものが上がるだろうなって期待もありました。で、実際見てみると第1弾よりもさらにバラエティに富んだと思います。世代やら性別やら含め、第2弾ですごく広がったなっていうのが印象です。

向井:第1弾はすごく少人数でやったので、そこで漏れていたものがここで補われたなって思います。第2弾で選んだものを第1弾とかぶっていないかチェックする段階で「あれ?これ入れたはずなのに…」っていうのがあって…。正直ビーチボーイズがはいってなかったのがすごい衝撃だった(笑)。

The fin.「Days With Uncertainty」

GLAY「BELOVED」

─入っていて当たり前と思っているものほど漏れているものです(笑)。第2弾のリストを見ると、最近のバンドThe finも入っているかと思えばGLAYも入っている。おっしゃるとおりバラエティに富んでいますね。南原さんは一歩ひいたところで見守りつつあがってきたものを見たら「ばっちり!」って感じでした?

南原:あ、いや……「ドレスコーズ入れろ!」って(笑)。

─第一回目と同じオチじゃないですか(笑)。

南原:いや、みんな楽しそうだなって思ってやっぱり自分もやりたくなりました(笑)。

井手尾:確かにこの作業結構楽しかった。なんか聞きたくなっちゃうんですよ。これ見ていると、ミッシェル聞きたくなったりGLAYのライブ行きたくなったりとかしますよね。

何も見ずに安心して片っ端から借りてください!(笑)

─では、おひとりずつ今回の第2弾タイトルのなかから1枚ピックアップして選んだ理由を教えてください。

井手尾:僕の場合は、この『不滅の名盤』企画のルールと自分のitunesなどのプレイリストや再生回数と見合わせてm-floMr.Childrenなどを選びました。m-floは最近また聴き始めてます。夜道で聴くとテンションあがるんですよ(笑)。これを推すことで、若いアーティストだったり、キッズたちが音楽を知っていくきっかけになれればいいかなと思います。

BLANKEYJET CITY「LOVE

チャットモンチー「耳鳴り」

向井:僕はでしゃばらないようにと思ってたんですけど、迷ってたやつとかこの機会にいろいろ選んで何100タイトルに絞り、何10タイトルに絞り、そこから10タイトルに絞り選んでコメントを書いたんです。今回選んだなかでいうと、チャットモンチーの「耳鳴り」を選んでいます。第1弾では「生命力」を選んだんですけど、チャットモンチーにはすごく思い入れがあって…。学生時代、四国の大学に通っていたんですけど、実はチャットモンチーは同年代で四国で活動しているときから見てました。そこからずっと好きなバンドでどんどん大きくなっていって…自分と一緒に育っていった、勝手にそういう想いで見てたバンドなんですよ。バンド的にポップでみんな知ってるバンドではあるんですけど、やっぱそれ以上の奥深さみたいなものをもっといろんな人に聞いて知ってほしいです。

─いろんな曲をたくさん聴いているからそれを絞る作業がまず大変ですよね。

井手尾:大変は大変だけど、結構楽しみながらの自分もいましたよ。どっちにしようかな、こっち!みたいな(笑)

─そのこっちっていう基準は?

BLANKEYJET CITY「LOVE

Mr.Children「深海」

井手尾:たとえばミスチルだと自分のなかで3枚候補があって、そのなかで音と世界観と世の中の評価の3軸で最終的に選んだかな。今回そうやって選んだのが『深海』なんだけど、このアルバムにはきっとコンセプトがあって、その影響もあってか、当時ミリオンヒットになっていたシングルが殆ど入っていないんです。確か「名もなき詩」ぐらいです。その姿勢がまずすごいし、もちろん深海の楽曲群も好きだし。あとは僕の友達も含めてやっぱりミスチルで『深海』が好きと言う人が多かったので支持されてるんだなと思って選びましたね。

向井:確かにそういう主観的だけじゃなくて客観的な評価とか考えながらでしたね。やっぱり聴いてもらわなきゃ意味がないコーナーなので、そこの説得力は必要ですね。ただ、一般にいう「売れ線」とはまた違う、本当に好きな人が選んでいるから、アルバム単位でみるとこれが選ばれるのかみたいな説得力はあると思います。他のバイヤーもたぶんそういうことを考えながら選んでるんだろうと思います。

─南原さんは?

BLANKEYJET CITY「LOVE

ドレスコーズ「1」

南原:今回唯一レコメンドしたドレスコーズ「1」です。僕の商品部人生=毛皮のマリーズ&THEBOHEMIANSな訳で(笑)。マリーズとボヘミアンズは、日本のロックンロールバンドとしては最高峰のバンドなんですよ。それが知られる機会がないのはもったいない!好きだから推したい!って気持ちが一番強かったんです。このアルバムは制作前にバンドメンバーが全員脱退したので実質は志磨遼平ひとりドレスコーズなんです。志磨さんは自分が何者なのかという問いから突き詰めて作ったという話を聞いて。もうとにかく天才だなと思って。そして出来たアルバムがもうGOOD MUSICの塊で。後世にこのアルバム残していきたいのでTSUTAYAでもっと知ってくれたらと思っています。第1弾のときもドレスコーズのアルバムをレコメンドしたんですけど、志磨さんが「時間が経ってからの評価も音楽家の誉れです」ってツイッターで呟いてくれたらしいんですよ。

井手尾:それ志磨さんがお店でこのコーナーを見つけたんですか?

向井:いや、ファンの子がTSUTAYAでこういうのやてるよって呟いて、それを見てらしいです。

─そういう反応があるのはうれしいですね。さて、最後に、この『不滅の名盤』をどう聴いてほしいか教えてください。

向井:僕は学生時代、ディスクガイドを見て買ったり借りたりしていたけど、今はそれが店頭でこうやって表現されている。そこでコメントを読んで気に入ったものを借りてほしいです。

井手尾:そうですね。今回バイヤーさんに選んでもらって、それを、各お店さんも聴いたり、耳にすることが増えて、結果、お客さんにもレコメンドできて。そういう循環が上手く世の中に広がっていけばいいなと思っています。

南原:第1弾の時もそうだったんですけど、間違いないセレクトだと思っているので、売り場に行って迷った際は、コーナーごと何も見ずに安心して片っ端から借りてください!(笑)


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