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04 Limited Sazabys インタビュー、“葛藤の末の突破口”メジャー初のシングルリリース!

2015年10月26日(月) 14:35配信

今年4月にアルバム『CAVU』でメジャーデビューした、フォーリミこと、04 Limited sazabys。メロディックパンクを軸にしたサウンドに、GEN(Vo/B)が手がけるポップなメロディ、クリアなハイトーンが魅力の4ピース……という前置きは、そろそろ不要だろう。先日のツアーでは赤坂ブリッツでの追加公演も成功させ、大型フェスへも軒並み参戦。破竹の勢いでシーンを席巻する彼らのニューシングル「TOY」は、収録の4曲が全てハイクオリティな素晴らしい1枚だ。
しかし、その制作は難航したという。メジャーで闘うプレッシャー、プロとしてのプライド、インタビューで明かされる内容は少しハラハラさせられたが、いらだちも葛藤もできるだけ隠さない。そんな姿もフォーリミの魅力のひとつだ。(インタビュー&文:秦理絵)

04 Limited sazabys

04 Limited sazabys

―今回の「TOY」がメジャー1stシングルということで、ふと思ったんですが、メジャーデビューがシングルではなく、アルバムだったことは何か意味があったんですか?

KOUHEI(Dr):あのときは最初まだメジャーに行くっていう話になってなかったんですよ。

GEN:まずはフルアルバムを作ろうって話があって。で、僕的にはインディーズで1回フルアルバムを出したいって思っていたので、作ってたんです。でも、『YON』(2014年リリースのシングル)を出したあたりから、自分らで思ってる以上に状況が良くなってて。列伝ツアーも決まってたりとか。それで、もうこのアルバムでメジャーデビューにしよう、みたいな流れでしたね。本当に「今だ!」って感じで。

―そうだったんですね。『CAVU』を引っさげたツアーでは、追加公演の赤坂ブリッツも成功させたし、この夏はフェスにもたくさん出て。バンドに変化はありましたか?

GEN:また強くなったと思います。今回からメジャーになって、音響さんだったり、ローディーの人方だったり、チームに人が増えたので。自分たちだけで闘ってない気持ちなんです。メンバーが折れそうなときも、支えてくれる人がいて心強かったです。

KOUHEI:ライブでは最初から最後まで、お客さんは常に盛り上がってくれてたんですよ。特にツアーの序盤では、逆に俺らがお客さんに負けてるんじゃないかみたいな感覚もあって。はじめって、やっぱり間違えないように、真剣に弾いちゃってたりするし。そうすると、周りのスタッフに「今日はダメだったね」みたいに言われたこともあったんです。

―「ダメだった」っていうのは、ちゃんとお客さんと向き合えてないってこと?

KOUHEI:そう。飛んでなかったとか。演奏がぐちゃぐちゃだったね、とか。

GEN:あとは、本数がすごく多かったので、日程的に連チャンも多かったんですよ。そうすると、「今日はこなすようなライブをしちゃったね」みたいな。それこそ、前日がたとえばフェスで何千人にいる前でライブをやって、翌日が地方の小さいライブハウスとか、そういうタイミングもあったんですけど。そのときに「昨日のフェスのほうが気合いが入ってるように感じちゃった」ってスタッフに言われて。悔しいことをしたなと思ったんです。

KOUHEI:それを俺たちもわかっちゃってるから。たしかにそうなんですよ。

―たぶんお客さんには、伝わるか伝わらないかぐらいの微妙な差なんだろうけど。

GEN:でも来てるお客さんはその日しかないじゃないですか。だから、本当に真剣にやったのかなって考えたときに、俺らは全然ダメだったなと思って。また、そこから1本1本見つめ直すようになって。最終的にはすごく良いものになっていきました。

今まで以上に、ちゃんと仕上げなきゃっていう気持ちが強かった

―そんな経験も経て、『CAVU』以降のフォーリミの第一歩となるのが「TOY」です。いま、バンドの勢いもあるし、曲もどんどんできたんじゃないですか?

GEN:それが……最初は全体の方向性も何も決まってなかったんです。8月ぐらいに2泊3日で合宿をしたんですけど、そこでもあんまり実りがなかったし。

KOUHEI:本当は合宿でネタを集めて、あとは帰ってスタジオでまとめて、みたいなイメージだったんですけど。ネタはないは、話し合いにはならないは、みたいな感じで。

GEN:っていうか、制作過程でバンド内の空気がピリピリしてたんですよ。

―それはどういうこと?

GEN:さっきも言ったとおり、前回の『CAVU』はメジャーから出すかもわからないまま、結果としてメジャーデビューアルバムを制作をしてたんです。でも、今回は初めてメジャーアーティストとして、レコーディングするっていうことだったので。今まで以上に、ちゃんと仕上げなきゃっていう気持ちが強かった。俺ら以外にもチームにたくさん人がいるわけで、責任感もあるし。そんななか、リリース日だけは決まってるんですよ。でも、曲が生まれないっていうジレンマがあった。それが、みんなストレスになってたと思います。もともとシングルには4曲入れようっていう話をしてたんですけど、本当に、曲が全然できなくて。「3曲にする?」とか、「2曲にする?」とか、「(発売)延期にする?」とか、いろいろあったんです。それは、俺ら的にも苦しいところで。言われた締め切りまでに、良いのが産めなかったかと。メジャーになって、プロになったのに仕上げられなかったのかってなっちゃう。でも、やるしかないなっていう感じでしたね。

そんなプライドなんていらねえ。そっちのプライドのほうがだせぇよ

―その突破口になったものは何だったんですか?

GEN:何ですかね……?ずっと悩んでたんですよ。僕たちの曲づくりって、むかしは僕がメロディをつけて、コードをつけて、みんなに落とし込んでたんですけど。最近は、他のメンバーがコードを持ってきたものに、僕がメロディをつけたりするんです。だから、みんなが持ってきてくれたものに対して、僕がメロディをつけないと、曲の可能性にもならない。そういうなかで、序盤で良い曲だなと思えたのは、「Letter」ぐらいで。最終的にみんなでなんとかして……。気づいたら突破できてた、みたいな感じなのかな。

KOUHEI:とりあえず、俺らは(曲のもとになるものを)出し続けたっていう感じです。さっきGENも言ってたんですけど、メロディがないと進まないから。でも、たとえば、1個2個アイディアを出して、「じゃあ、あとは良いメロディを待ってるよ」でもないと思うんです。作れるものを、俺らもどんどん出していって、何か引っかかれ、みたいな。それをフックアップしていく、みたいな感じでやっていきましたね。

GEN:だから突破口はなかったですけど。最後に作った、3曲目の「escape」で初めてギターがカポタスト(転調用の道具)を使ったりとか。KOUHEIがツーバスを解禁したりとか。今まで意地をはって許せなかったことも初めてやってみたんです。そこがひょっとしたら、突破口になったのかもしれないですね。むかしは、ギターロックみたいにカポつけるのはだせぇとか思ってたけど。そこは、レコーディングで良い曲を作るためだったら……。

KOUHEI:逆にそんなプライドなんていらねえ。そっちのプライドのほうがだせぇよ、ぐらいの感じになりましたね。

―と言うことは、むしろ次の作品は少しはラクに作れるかも。

GEN:かもしれないです。その許せるようになったっていうのも、はじめは4曲作るんだったら、ツービートの曲を1つは絶対に入れなきゃいけないんじゃないかと思ってたんです。バランス的に。でも、結果的に今回はツービートを入れてないけど成立した。だから、俺らが勝手に、「こうしなきゃくちゃいけない」っていうモードになってたんだって気づいたのも、突破口だったかもしれないですね。俺ららしさとか、そういうものにがんじがらめになってたんだと思います。

―それは、まさに「escape」の歌詞っぽい。《バイバイしなきゃ 脳内迷路》って。

GEN:たしかにそうですね。

音楽と自分たちの状況を歌った「in out」

―じゃあ、1曲ずつ話を聞きたいんですけど。1曲目「Letter」は、夏の終わりを思わせる切ない曲ですね。

GEN:それこそ、みんなが夏を満喫しまくってるときに、俺たちはどん底にいたんですよ。8月はフェスの合間にずっと曲づくりをして仕上げなきゃいけないっていうので、その悔しさが、こういう曲になりました(笑)。僕、夏はいちばん好きなんですよ。極度の寒がりなので。あったかいだけで、すごい幸せなんです。だから、俺は、夏がこんなに好きで会いたいのに、会えないじゃないかっていう想いを歌にしてみました。でも、聴く人には、なにか恋愛の歌なのかな、みたいな感じで聴いてほしいですね。

―2曲目の「in out」はフォーリミの十八番みたいなノリのいい曲です。

KOUHEI:そう聴こえるじゃないですか。

GEN:と聴かせつつ、俺ら的には新しいんですよ。

KOUHEI:この曲はイントロからAメロまでが、実は3拍子なんです。でも、がっつり3拍子じゃなくて。

GEN:4分(4拍子)で聴いてもらっても成り立つんです。

KOUHEI:で、Bメロからは、3、3、2で割って、一応4拍子じゃないんですけど、4拍子でもとれる拍になってて。サビでがっつり4拍子みたいな。曲を分解するとけっこう難しくて、3拍子と4拍子をいったりきたりするんですよ。

―へぇ、気づかなかった!

KOUHEI:どっちかって言うと、そのほうがうれしいですね。「ノリにくい」って言われたら、「あ、マジか……」と思っちゃう。そこは、やっぱり俺らはライブを意識してるので、ノレてない人を見るのが嫌なので。でも、バンドを続けていくうえで、同じことばっかりでもダメじゃないですか。それで新しさをちょこっと出してみました。

GEN:そんなに難しいことをやってないんだよみたいなノリで、実はそういうこともできるようになった、という曲ですね。

―歌詞には、今感じる音楽への想いみたいなものが出てますね。

GEN:そうですね。この曲は音楽と自分たちの状況を歌ってますし、音楽を聴くことと、音楽を出すことについて歌ってますね。聴くことがインで、出すことがアウトですね。最終的に、音楽で助けられることを歌ってるんです。《迷い込んでこのまま 夢から夢と降りてく》っていうのは、自分たちの状況を表してて。どんどん夢が叶って、自分たちが想像してたよりも大きくなって、こんなところまで来ちゃったけど、このままいくしかないよねっていう。自分たちが、自分たちの状況にちょっとついていけてない気持ちもあるんですけど。振り落されないようにっていう。そんな想いで書きました。

―ラストの「soup」。これは、《君がいない世界好きになりたい》っていう繰り返されるサビがとても印象的です。

GEN:去年出した『YON』のなかに「labyrinth」っていう曲があるんですけど、そのなかでは、《君がいない未来 興味ない気に入らない》っていうのがあって。今回はその『YON』の続きとして出したシングルっていう意味合いもあるので、君のいない世界を好きになりたいって、ちょっと気持ち的に前進したんです。死んじゃった友達のことを書いてはいるんですけど、それだけだとちょっと重たかったので、もうちょっと生活感のある、恋愛の匂いのする要素を入れていった感じですね。

タイトルでエロいことを想像できるかな、みたいなことも考えたんですけどね(笑)

―では、最後にこの4曲を統括する言葉として、今回のシングルに「TOY」というタイトルをつけた理由は?

GEN:もともとは(文字の)かたちから入ったんですけど。そのまま、おもちゃって意味で捉えてもらってもいいし、「問い」の意味もあるんです。歌詞を書く作業っていうのは、自分自身が、自分を見つめ直すものなので。そういう意味での「問い」です。あとは、1曲目の「Letter」が、ちょっと残り香があるような、色っぽい感じにしたかったので、Taste of youで、TOYっていうのもありますね。エロい意味にもなるかなとも思ったんです。残り香だったり、後味だったり、余韻だったりっていう。あとは、「in out」とかも、タイトルでエロいことを想像できるかな、みたいなことも考えたんですけどね(笑)。

―もしかして、最近はそういう色っぽいことを表現したい欲があるの?

GEN:まあ、僕らも大人になってきたので(笑)。かわいいだけじゃないぞっていうのを出したいんですよ。俺はエロい発言をいっぱいしてるし、エロいと思うから……。

KOUHEI:お前、「かわいい」ってよく言われてるからね。そこまで汲み取ってくれる人いるかな、みたいな心配が俺はあるけどね。

GEN:いるでしょ!

KOUHEI:まあ、GENは自分を隠さないっていうか、こう見られてるから、そのとおりに出すっていうんじゃないんですよね。かわいいって言われるから、かわいい曲を書こうとはしない。いつもちゃんと歌詞に毒があるんですよ。狙うところは狙うっていうかね。いやらしいやつなんですよね(笑)。

GEN:いやー、けっこう計算してるんですよ。あははは。

―KOUHEIくんから見て、GENくんの計算だかいと思うところって?

KOUHEI:たとえば、今回の「Letter」だったら、《あなたに会いたい》とか、お前絶対に言わないだろってことを、最後にふっと入れてくるんですよ。

GEN:実は、リード曲のいちばん最後のフレーズで、ちょっと恥ずかしいことを入れるっていうのはむかしから決めてるんです。ここで初めてわかりやすい感情が出てくる。「Terminal」の最後は、《最後は君といたいから》とか、「swim」だと、いちばん最後に《さぁ おいで》とか。「monolith」も最後は、《君以外に何もないだろ》だし。そこは胸キュンポイントですね(笑)。

KOUHEI:こういう落とし所がうまいところが腹立ちますよね。

―意外と策士なGENくん(笑)。

GEN:そう、僕、めっちゃ考えてます!

KOUHEI:考えてないで出てくるのもムカつきますけど、考えて出てくるのが、ちょっともう……(苦笑)。俺からすると「なんだなんだこいつは」みたいな感じなんです(笑)。

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04 Limited Sazabys リリース情報

初回限定盤

通常盤

TOY

2015年10月28日発売

初回限定盤(CD+DVD)¥1,800(税抜)/COZA-1089
通常盤(CD)¥1,200 (税抜)/COCA-16999

[収録楽曲]
M1. Letter/M2. in out/M3. escape/M4. soup
[初回盤DVD内容]
"Live Movie"2015.7.10 「CAVU tour 2015 -Final Series- 」 at Ebisu LIQUIDROOM/"Offshot Movie" in OKINAWA
[初回生産限定盤・通常盤共通特典]
初回プレス封入応募抽選特典有/主要チェーン別先着購入特典有

04 Limited sazabys オフィシャルウェブサイト


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