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RIDDLEインタビュー 脱退、活動休止……、紆余曲折を経て「ここからまたRIDDLEを始める」

2015年11月11日(水) 11:49配信

RIDDLE

メロディック・パンク・シーンの新星として北浦和から現れたのは約10年前。90'Sの疾走感を継承しながら、より洗練されたドラマティックなギターリフを鳴らすことで、新たな時代を開拓してきたのがRIDDLEである。しかし、時の流れは残酷でもある。シーン全体の勢いが衰え、メンバーの脱退を受けてバンドは活動を休止せざるを得なかった時期もある。そんな紆余曲折を経て、改めて「ここからまたRIDDLEを始める」と宣言するのが4年ぶりのアルバム『entities』だ。(インタビュー&文/石井恵梨子)

──バンドの内部も運営も、だいぶ変わりましたね。まず大きかったのは2012年のメンバー脱退で、RIDDLEは二人だけになってしまった。当時は危機的状況だったと思うんですけど。

SHUNSUKE(Ba):結局……その時点で僕らはRIDDLEを9年くらいやっていて。もう10代から始めたバンドだから、もちろん楽しくはやってきましたけど、やっぱり続けていく中で疲弊していく部分があって。メンバーも、ひとりは「もう音楽をやりたくない」っていうところまで来ちゃって。もうひとりは別のバンドから誘いがあって、そのほうが心機一転頑張れるんじゃないかって。そこでRIDDLEは「いや絶対大丈夫だよ! みんなで続けようよ」って言えるような状況でもなかったんですね。僕らもRIDDLEをまた続けていくのか、ふわふわっとした状態だったし。

──もしかしたら終わるかも、くらいの感覚もありましたか。

SHUNSUKE:もちろん音楽を辞めたりバンドを辞める気はなかったけど、RIDDLEっていう名前で続けていくのか、別にそうしなくてもいいんじゃないかな……って気持ちは僕の中にありました。

TAKAHIRO(Vo&G):僕は別に、そこまで大事と捉えてなかったですね。また一からだなぁ……という感覚で。やっぱり9年で終わるのもキリが悪いなと思って。どうせなら10年やりたいし、10年やったらもっとやりたくなるのもわかってたので。こんな形で辞めるつもりはなくて。僕ら、デビューが早かったんですよね。ハタチの頃に最初のCDを出して、実は今までやってこなかったことがあるんだろうな、と。世の中の20、21ぐらいのバンドがじっくり積み上げていく作業を飛ばしたところも絶対あるだろうから、それを改めてやる時期になったのかな、と思ってましたね。

──なるほど。そして新体制。それまでドラムだったSHUNSUKEさんがベースになるという大胆な変化がありました。

SHUNSUKE:9年バンドをやってきて、同じメンバーで続けることはできなかったけど、それでもRIDDLEを続けていくんだって思った時、自分の中でも一個大きな変化が欲しくて。何か「ここから、一からバンドをやるんだぞ」っていう変化、ワクワク感が欲しかったんですね。もともと僕、ずっと弦楽器を弾いてみたいって気持ちはあったんで、やるならこのタイミングしかない、ここを逃すと一生ないぞと思って。それで、ベーシストになりました。今のこのメンバーが揃って改めて思いましたけど、今までどっかで落っことしてた、忘れかけてた新鮮味を改めて感じましたし。今はみんな前のめりな気持ちで楽しくやれてるなと思います。

──多々ある変化の中で、最も意識が変わったところって何でしょうか。

TAKAHIRO:まぁ、自分たちで全部やることになった、っていうことですね。自主レーベル(「LIGHTS ALIGHTS」)も含めて。今の体制になって4年間、自分たちで自分たちのスケジュールやリリース計画を組み立てていこうって。やっぱりこれが純然たる姿だなって思いましたし。

メンバーや離れていった人たちに対して「無様な姿は見せらんねぇぞ」っていう気持ち

──原点に戻ったような曲は多いですよね。デビュー一発目でRIDDLEが鳴らしていたサウンド。

TAKAHIRO:はい。もちろんフルアルバムだしバリエーション豊かなものにしたいとは思ってました。でも「その中で一本柱みたいなものを作るとしたら何だ?」って考えたら、やっぱりバンド名を捨てずにやってきたんだし、もう13年目だし、ここは自分たちのメロディックをちゃんとしたクオリティでやろうと。言っちゃえばフォロワーも真似しづらいもの、クセの強いものをちゃんと作ろうっていう意識はありましたね。一聴して「あぁ、RIDDLEっぽいなぁ」って思えるような。それをちゃんと柱として、そこから柔軟に色を広げていくっていう意識はありましたね。

SHUNSUKE:もちろんJ-POPっぽい要素とか踊れるビートっていうのも、黙っててもどんどん生まれてくるんですけど。でもメロディックの曲に関しては、まぁ自信がありまして。他とは全然違うぞっていう自信。今、ほとんどのメロディックを聴いてもどっか右から左に流れてしまう、それは何が足りないんだろうって考えるんです。メロディはみんな悪くないけど、グッと来るギターリフがねぇなって。だけどRIDDLEの曲にはガツッと胸に引っかかる、耳に引っかかるギターリフが絶対あるぞって言いたいし、そこはもうド真ん中から挑んでいけましたね。

──歌詞も、今までにないくらい生々しい感情がありますね。「なにくそ!」みたいな感情から始まる歌。

SHUNSUKE:ほとんどが2012~2013年ぐらいに作っていたものがベースになっているので、その時に感じてたことが強く出てますよね。「それでも自分たちはバンドをやってやるぞ」っていう部分、あとは離れていったメンバーや離れていった人たちに対して「無様な姿は見せらんねぇぞ」っていう気持ち。そこが一番原動力になって乗り切れた部分もあったので。それが自然と楽曲に出てるんだと思います。

TAKAHIRO:なにくそ、っていうフラストレーションみたいなものは、自分たちの周りを含めてあったと思いますね。それこそ、同世代のバンドがみんな辞めていく時期だったんですよ。21、22ぐらいに一緒にやってたバンド仲間が、なんか釈然としない理由で解散してしまったり、活動をやめちゃったり。そういうのが多くて……なんか風通しが良くないな、シーンとしてもうダメなのかなって、いろいろ考えたりしてました。でも、そこに対して「だけど!」「それでも!」っていう気持ちを念頭に置いて歌詞に投影する。それは意識的にやりましたね。

──そういう泥臭さって、RIDDLEとは無縁のイメージがありましたけどね。

SHUNSUKE:いやっ、むしろスタート地点からそれしかないです(笑)。そういうふうに見えなかったかもしれないし、ちゃんと歌詞にしてたかどうかは別として、結局は悔しいっていう負の感情、納得いかない部分みたいなものが音に出ていたと俺は思うし。

今までで一番エッジの立ったアルバムになった

──初期は、納得いかないこと=自分の弱さだったり恋愛のもどかしさだったりして。

SHUNSUKE:そうですね。昔はほんとパーソナルで、自分の元を離れてしまったあの人に対して、みたいなラブソングとか。そういう曲が今考えると多かったですけど……でもそれもある意味、マイナスの、負の感情ですよね(笑)。だから結局、書く対象が変わっただけで今でも変わってないと思いますね。「なにくそ」っていう感覚、「それでも自分は前に行くんだ」っていう気持ちの部分は。

──たぶん、「それでも前に行く」という気持ちの強さが、今は昔とまったく違う形で聴こえてくるんでしょうね。

TAKAHIRO:そうですね。たとえばですけど、iPod聴いてて、シャッフルでかかった曲が「うわ、なんだっけこのバンド! あー、これ格好良かったなぁ……でも今やってねぇなぁ」って思うこと、あるじゃないですか。なんていうか、辞めないで欲しいし、続けることが勇気になってくれてるバンドっているんですよね。そういう存在に僕らがなれているかは別ですけど。でも、そういうふうに思ってくれてる人がいるなら、すごく喜ばしいし誇りになるし、甘えちゃいけないっていう使命感にもなるから。ちゃんとこのRIDDLEっていう名前、看板を守っていくことで、将来的に何かが変わっていたり何かいい効果があればいいなぁと思うんですね。

SHUNSUKE:やっぱり自分たちは、今もメロコアシーンのバンドとして見られているっていう意識はあるんですね。だから「まだこんなに伸びしろはあるぜ」っていう意識があったかもしれないですね。いろんな選択肢はあったと思うんです。RIDDLEって曲作りにおいては器用なバンドだから、メロディックにこだわる理由もなかったんです。本当は。そこでガラッと変えて、もっと間口の広いもの、もっと耳に優しいものを作ることもできたし。
でも、結果的にこれが今までで一番エッジの立ったアルバムになったなと思うんですね。それは新しく入ったメンバーのバックボーンが出てきたことも大きいですけど、やっぱり自分たちのルーツに対して「まだまだ、こんなにメロディックは格好いい!」って思ってたこともあるし。10年間積み上げてきたRIDDLEの音楽は、まだまだこんなふうに、RIDDLEのままアップデートできるんだぜっていう姿勢。それがすごく音に出たなと思っています。

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RIDDLE リリース情報

entities

2015年11月11日発売

LTALT-001 ¥2,130(税抜)

1. supersonic 2. entity 3. H&S 4. breath out 5. melt with you 6. iolite 7. soldiers avengers 8. D.F.D 9. nightflight 10. tomorrow 11. ring ring lonley winter 12. drive me crazy 13. open your eyes

RIDDLE オフィシャルHP


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