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【ライブレポート】THE BACK HORN「KYO-MEI対バンツアー」ファイナル!ストレイテナーとの熱いキズナ

2015年11月10日(火) 11:34配信

THE BACK HORN<撮影:RUI HASHIMOTO(SOUND SHOOTER)>

THE BACK HORNとストレイテナー。2000年代初頭に、下北沢を中心としたライブハウスから頭角を現したこの2組は、あれから十余年、自他ともに認める盟友となり、いま日本のロックシーンで中堅と呼ばれる重要なバンドになった。だが意外にも、東京で対バンを組む機会はあまりなかったのだという。THE BACK HORNが10月2日から全国7ヵ所で開催してきた“「KYO-MEI対バンツアー」~命を叫ぶ夜~”のファイナルは、そんなTHE BACK HORNとストレイテナーが、満を持して、東京の夜に熱い絆を見せつける特別なものだった。

ストレイテナーとTHE BACK HORNは、共鳴を通りこして宿命!


  • ストレイテナー<撮影:RUI HASHIMOTO(SOUND SHOOTER)>

ナカヤマシンペイ(Dr)が全身全霊をこめて叩き出す強烈なビートと、日向秀和(B)の躍動感のあるベースラインが牽引する「The World Record」から、いきなり躍動感のあるグルーヴをZepp Tokyoへと解き放ったストレイテナー。「Zepp Tokyo、声を上げていこうぜ!」と、ホリエアツシ(Vo・G)がフロアを強く煽った。

「From Noon Till Dawn」では、大山純(G)があの印象的なギターリフを鳴らすと、お客さんはこぶしを一斉に突き上げる。ここ数年で、よりメンバー同士の強度が増したテナーのバンドサウンドは、開始4曲で完全にフロアを掌握。「俺たちストレイテナーとTHE BACK HORNはずっと前から共鳴しています。それを通りこして宿命です」と語る、ホリエの口調にも熱がこもってる。

そして、「(バックホーンの)「キズナソング」に負けないバラードを聴いてください」と繰り出したのは、日向の柔らかいベースのリズムにのせて、ホリエがキーボードを弾きながら美しいメロディを紡いだ「シンクロ」だった。MCではバックホーンに関する話をしよう、という流れで、「バックホーン最高!好き!」とホリエがラブコールを送る。

そして終盤は11月11日にリリースされるシングル「DAY TO DAY」を初披露すると、ウォーウォーと雄々しいシンガロングを巻き起こした「冬の太陽」で、フロアの一体感を高めていく。気心の知れた対バンとはいえ、そこに馴れ合いは一切ない。疾走感溢れるラストナンバー「ROCKSTEADY」まで息つく暇もなくぶっ飛ばすと、“さぁ、フロアは十分温めたぞ”と言わんばかりの幕切れで、テナーはバックホーンへとバトンを繋いだ。

生きる命を叫んだ最高のフィナーレ


  • THE BACK HORN<撮影:RUI HASHIMOTO(SOUND SHOOTER)>

バックホーンの1曲目は9月2日にリリースした両A面シングルからのナンバー「その先へ」だった。ロックバンドの王道感を極めたへヴィなサウンドにのせて、《始まりはいつだって ここからさ》というフレーズで、足元を力強く指さした山田将司(Vo)。岡峰光舟(B)が長い髪を振り乱しながら弦をはじき、菅波栄純(G)は裸足で狂ったように暴れながらギターを弾く。

ブラックホールバースデイ」では会場全体が深紅に染まり、「戦う君よ」では夜明けを告げる太陽のような照明がステージを照らした。爆音と光とが、情熱的に混じり合いながら、バックホーンの世界観を構築していく。「今日ここに集まってくれたみなさんと、最高の音楽を、幸せだなと思える時間を作って、生きる命を叫ぶ、そんな夜にしたいと思います」と、松田晋二(Dr)。その言葉には、1ヵ月間全国をまわった対バンツアーのファイナルへと賭ける想いも滲み出ていた。

ハイライトは、前述の最新シングルのもう1曲でもある「悪人」だった。凶暴さ、妖しさ、罪悪感と赦しと、次々にサウンドが展開するバックホーンの新機軸とも言える壮大なナンバー。そこから、すべての悲しみを優しさで包み込む名バラード「キズナソング」へと繋いだのだ。闇から光へ。彷徨える心を正しい方角へと連れ出してくれる、バックホーンらしい名演だった。

MCでは、「「キズナソング」はテナーと対バンすると、いつも楽屋で歌ってくれる曲です」と明かした松田。この曲はテナー以外にも、対バン相手がよく歌ってくれるのだという。リスナーとバンドだけでなく、バンドとバンドとを繋ぐ“絆”の歌は、きっと今回の対バンツアーでも全国で大切に歌い継がれて、この場所に帰ってきたのだろう。

ラストは、モニターに脚をのせ、もうこの日で全てが終わるのかと思わせるような山田の命がけの絶唱が、2,500人を狂喜させた「コバルトブルー」、そして「シンフォニア」へ。フロアの熱気はピークに達すると、アンコールでは、「路地裏のメビウスリング」と「」を披露した。栄純と光舟は、ステージ際まで歩み寄り、山田は腕をいっぱいに広げてウォーウォーと雄叫びをあげる。激情の60分。それは、テナーから受け継いだバトンを、バックホーンが最高のフィナーレへとたしかに導いた瞬間だった。

(文/秦理絵)

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THE BACK HORN オフィシャルサイト

ストレイテナー オフィシャルHP


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