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【イクゼ、バンド天国!! 収録レポート】第1回グランドイク天キング、THE ZUTAZUTAZに決定!

2017年4月1日(土) 10:00配信

3月31日、BS-TBSの「イクゼ、バンド天国!!」にて7組のイク天キングの頂点を決める「イク天グランドチャンピオン大会」が放送され、「THE ZUTAZUTAZ」がグランドイク天キングに選ばれた。今回は、収録時のレポートをお届けする。

3月31日「イク天グランドチャンピオン大会」の様子

TSUNEIは圧巻のボーカル披露 THE ZUTAZUTAZはロックバラードで勝負

同番組は、次世代を担うスーパーバンドを発掘するオーディション番組。MCを古坂大魔王、大石参月がつとめる。31日の放送回では、歴代のイク天キングの中から「グランドイク天キング」を決める「第1回イク天グランドチャンピオン大会」が開催され、「鏡トナリ(かがみとなり)」「安倍みなみ(あべみなみ)」「NOWEATHER(のーうぇざー)」「ぽわん」「THE ZUTAZUTAZ(ざ・ずーたーずーたーず)」「QoN(くおん)」「TSUNEI(つねい)」の7組が出場した(※玉手初美は辞退)。「この先売れるかどうか」をコンセプトに、それぞれ5分間の持ち時間で卓越したパフォーマンスを展開した。

先陣を切ったのは、新潟県魚沼市出身の女性シンガー「TSUNEI」。イク天キングになった放送回では抜群の歌唱力とセクシーな歌詞で審査員に絶賛された北信越TSUTAYAの代表だ。

TSUNEI

TSUNEI

オープニングとなる1曲目の『裸の王様』は、ビブラートを効かせた力強い歌声で熱唱。2曲目の『ここにいて』では一転、序盤でしっとりした歌声で表現力をアピールし、終盤に張りのある声で声量の大きさを見せつけた。5分間の演奏を終えると古坂が開口一番、「トップバッターTSUNEI、ぶっ飛ばしたね!」と絶賛。大石が「気持ちをグイグイ揺さぶられた」とタメ息を漏らした。

TSUNEIは「前回エッチな部分を出させて頂いた。(今回は)審査員の方にアドバイスを頂いて、夜のバージョンで挑んだ」と解説。真っ赤なワンピースを古坂に「謝恩会みたいな衣装だね」とイジられつつも、「勝ちたいだけですね」と意気込みを語った。

次に登場したのは5人組ロックバンドの「QoN」。敗者復活枠で7組目のイク天キングとなったQoNは、ジャンルにとらわれない日本詞ロック、キャッチーなメロディーを武器に活動中。ボーカルの犬童一憲は来場者に向けて手振りをリクエストし、『Brand New Days』で爽やかな旋律のロックサウンドを展開した。

QoN

QoN

そんなQoNの演奏が終わるや否や、古坂は「武器を研いできた。5分中、2分喋ってきたね!」とツッコミながらも、「自分のライブを持ってきたね」と等身大のパフォーマンスを評価。審査員の加藤一陽氏は「相変わらずQoNらしくてポジティブでよく喋る。クオンが終わったら緊張感が取れた。それも魅力ですかね」とコメントし、TSUTAYAの中西一雄社長は「耳にすっと入ってきて良かった。本当に天使のような声」と褒め称えた。

3番手として登場したのは、持ち曲400曲を誇る奇声系ロックバンド「THE ZUTAZUTAZ」。クセになるサウンドと赤髪のボーカル・NOKIを中心とした愛されキャラが多く、名古屋・大阪を中心に活動しており、その中毒者が増加している。

THE ZUTAZUTAZ

THE ZUTAZUTAZ

ボーカルのNAOKIはこの日のために髪色を赤く染め直して登場。切ないメロディーのロックバラード『Believe the blue』で表現の幅の広さを披露し、過去に番組で見せたことのない新たな一面が見えるパフォーマンスとなった。

NAOKIは『Believe the blue』について「実は今日のために書き下ろした」と告白。今までのイメージと打って変わって、しっとりとしたロックバラードを歌った理由を「アホだと思われているので、多分」と説明し、手応えを問われて「勝ちました」と言い切った。また審査員の白井良明氏から「ビートルズもそうだけど、ロックミュージシャンのお茶目感がある」と評価した。

前半ラストは、日本人とフィリピン人のハーフであるシンガーソングライター「安倍みなみ」。

安倍みなみ

安倍みなみ

番組冒頭で「緊張してます、楽しくやります」と話していた彼女は『蝶は蝶』を熱唱。アップテンポなダンサブルナンバーで会場を圧倒し、審査員の一人である高野寛氏は「いい意味でパンチのある歌謡曲のテイスト」だと賛辞を送った。

NOWEATHERはハイパフォーマンス展開、ぽわんは“邪を極めた曲”で会場を虜に

後半戦にトップバッターとして登場したのは、名古屋発ロックバンド「鏡トナリ」。

鏡トナリ

鏡トナリ

本番組で初代イク天キングとなった同バンドは、昨年12月にギターの青木“Kevin”進也が作曲活動に専念。今回は四人で出場し、楽器隊の重低音のリズムが印象的な『Diver』で王道のロックを展開した。久々に鏡トナリを見たという加藤氏は、「(サウンドが)よりムキムキになった感じ。音も存在感も一回りも二回りも大きくなった」と好評価を下した。

6番目は全員二十歳の4人組ロックバンド「NOWEATHER」が登場。千葉県出身の彼らは『Blue』を熱唱。大畑カズキの個性的でハイレベルなボーカルと心境をストレートにぶつけた歌詞が織りなす心地よい調べに乗せて、4人で完成度の高いパフォーマンスを見せつけた。

NOWEATHER

NOWEATHER

古坂は「素晴らしい。カリスマ性が増してますね。オレ、二十歳のときキン肉マン消しゴム集めてたよ……」と感嘆しきり。大石は演奏に興奮して心拍数が上がり、「心臓が同じリズムになりました」と吐露した。

審査員もベタ褒め。中西社長が「衝撃を受けた」と言えば、鹿野氏は「ボーカルの自己表現が前面に出ただけじゃなく、バンドの自己表現も上がった」と賛辞を送った。そして審査員一同が「出会う人次第」「手を付けたい人(音楽関係者)はいるはず」と「NOWEATHER」の将来に言及すると、大畑に首ったけの大石が「手を付けたいですね」とはしゃいでいた。

本大会のトリを飾ったのは、ボーカル&ギターの「メイビーモエ」を中心としたガールズポップバンド「ぽわん」。キーボードのミノリンチーノが抜けた4人編成で、「邪を極めた曲」だという『シャンパンチラリズム』を演奏した。

ぽわん

ぽわん

パフォーマンスは冒頭から「ぽわん」ワールド一色に。ボーカルのメイビーモエが「おっぱいが小さくても男は……!」と叫び、演奏中には「谷間」コールを要求。MC、審査員を巻き込んだカオスなパフォーマンスでぽわんの世界観を作り上げた。演奏が終了すると客席から自然と拍手が沸き起こるも、古坂が思わず「確信しました、邪道です! 本当に(期待を)裏切らない。ぜってートリじゃない」とツッコんで笑いを誘った。

メイビーモエは、「普段通り、楽しいを蔓延させられたかな」と充実感たっぷり。過去の放送回で、ぽわんから女性物のブルマをもらった経験がある加藤氏は「もらい事故に遭うわ、けっこう傷ついたりする」と言いつつも、「なんで感動してるんだろう。意味の分かんなさも含めてぽわん」「期待を越えてきた」と高評価を口にした。

結果発表:グランドチャンピオンはTHE ZUTAZUTAZ!

7組の演奏終了後、審議が行われて結果発表に。審査員の間で意見が割れて急遽、特別にTSUTAYA賞(副賞:30万Tポイント)が設けられたことがサプライズ発表され、同賞に「NOWEATHER」が選出された。ボーカルの大畑がチャンピオンに選ばれなかった悔しさを漏らしていると古坂が「僕も『爆笑オンエアバトル』でまったく優勝せずに、立川談志賞をもらった。そのときやったテクノ体操がピコ太郎の原型になってる」とフォローした。

TSUTAYA賞を受賞したNOWEATHER

そしてグランドイク天キングには、「THE ZUTAZUTAZ」が選ばれた。審査員の一人である高野寛氏は「本当に接戦。何回も投票をし直して、最後まで割れました。僅差でZUTAZUTAZ」と述懐。審査員の間で論議が重ねられたという。

グランドイク天キングに輝いたTHE ZUTAZUTAZ

「THE ZUTAZUTAZ」は今回グループ間で「風邪が蔓延してました」とカミングアウト。ただボーカルのNAOKIは「僕らも審査するつもりで臨んだ。ロックンロールしかり、音楽の明日に僕らZUTAZUTAZがどれだけのことをやれるのか、ということを賭けて闘ったつもり」と本大会への熱い思いを吐露した。そして「THE ZUTAZUTAZ」は優勝した暁に、100万Tポイントと楽器メーカー「フェンダー」の最新モデルのギターとベースが贈呈された。

古坂大魔王が語る「イク天」の可能性

「イクゼ、バンド天国!!」番組MCの古坂大魔王と大石参月

収録終了後には、MCの二人が報道陣向けの囲み取材に応じた。

古坂は放送当初、「“今さらイク天もな”と思っていたんです、正直」と当時の心境を告白。しかし時間が経過するにつれて若いバンドの熱にほだされたという。「やっぱいいすね、バンド! 僕はやったことないんですけど羨ましかったです。(優勝した)ZUTAZUTAZを見ても分かる通り、今は総合的なトークやキャラ、楽曲、衣装が求められる。そういうのも踏まえて勉強になった」と若者たちの才能に感心しきり。自身がプロデュースするピコ太郎についても言及し、「ピコ軍団の仲間を作ったほうが広がるし、良くなりそう」と思ったという。また今後、ピコ太郎バンドの構想があることを明かした。

また音楽オーディション番組について、「頑張った人たちを落とすバラエティ」だと解説。「コンプライアンス、人権擁護の面から(最近のテレビ業界はオーディション番組の放送を)やってなかった気がするんです。人権も大事ですけど、エンタテイメントを上に上げていくためには(挑戦する出演者らを)ケチョンケチョンに言わなきゃいけない面もある」と競争の大切さを主張した。

古坂は、もし「イク天」の第2シーズンが始まるなら「お客さんを入れたい。ファンではなく、一般のお客さんを入れたい」とリクエスト。今後の出場者に関しては「アイドルは絶対来てもらいたい。でも曲に魂が残っていること」と釘を刺した。

【記者評】僅差だけど……“厚い紙一重” 本大会に照準を合わせてきた「THE ZUTAZUTAZ」

数々の戦いを勝ち抜いてきたグランドチャンピオン大会と言うだけあって、全グループの演奏レベルが高かった。巷のライブ会場なら「ハイレベルな演奏」「対バン相手を圧倒」「観客を魅了」という美辞麗句が並べ立てられるであろう、実力派ばかりだった。「日本の音楽業界を担うかもしれない金の卵集合!」という雰囲気で、本当に出場者全員を讃えたい。

そんな猛者ばかりの中で、紙一重で優勝を勝ち取った「THE ZUTAZUTAZ」はプレゼンテーションの力が頭一つ抜けたバンドだった。“キワモノ扱い”すらされつつあるバンドの状況を冷静に鑑みて、「それじゃあ何をすべきか」という問題解決のフェーズで、エッジの効いたいつもの奇声ロックとは一線を画するバラードを披露し、表現の幅の大きさやバンドの総合力、引いては音楽業界で売れる可能性を感じさせた。

また「THE ZUTAZUTAZ」は、一発勝負の舞台に対する考え方・準備の仕方が、緊張することなく普段の実力を発揮した他エントリーグループ(これだけで十分スゴい)を上回っていた、と言えるかもしれない。本大会向けに周到に準備したからこそ生まれた“厚い紙一重”だった、という印象を少なからず受けた。優勝、おめでとう!

TSUTAYA賞の「NOWEATHER」は、バンドメンバーが全員二十歳だというから驚くばかり。エントリーしたバンド勢の中でも演奏の完成度が高く、今後大化けする可能性を秘めていた。才能あふれる音楽プロデューサーらとの良い出会いを祈るばかりだ。

そして誠に勝手ながら、「イク天」第2シーズンに期待したい。

「イク天グランドチャンピオン大会」演奏順
1. TSUNEI:1曲目『裸の王様』・2曲目『ここにいて』
2. QoN:『Brand New Days』
3. THE ZUTAZUTAZ:『Believe the blue』
4. 安倍みなみ:『蝶は蝶』
5. 鏡トナリ:『Diver』
6. NOWEATHER:『Blue』
7. ぽわん:『シャンパンチラリズム』

※玉手初美は出場辞退

審査員 ※50音順、敬称略
・加藤一陽(音楽ナタリー 編集長)
・鹿野淳(音楽ジャーナリスト)
・白井良明(ムーンライダーズ ギタリスト)
・高野寛(ミュージシャン/音楽プロデューサー)
・手島いさむ(ユニコーン ギタリスト)
・中西一雄(株式会社TSUTAYA 代表取締役社長 兼 COO 兼 カルチュア・エンタテインメント株式会社 代表取締役社長)

(取材・文:桜井恒二)


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