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【ライヴレポート】BUCK-TICKの今と未来を見せた“或いはアナーキー –N P P N B D K N−”

2015年1月3日(土) 00:20配信

今回で実に連続15回目を迎えたBUCK-TICK好例の年末武道館ライブが、昨年も12月29日に開催。今回は6月にリリースされた最新アルバム『或いはアナーキー』にリンクした、まさにツアーの最終章ともいえるセットリストが組まれていた。

怪しい地下工場を思わせるような不穏なSEに導かれて幕を開けたオープニング・ナンバーは、アルバムでも1曲目を飾っていた「DADA DISCO-G J T H B K H T D-」。重くタイトなビートとシャープなエレクトロニカが融合した斬新なダンス・ロック・サウンドが、オーディエンスをグイグイと引き込んでいく。以降も重く突き刺さるようなメカニカルなビートで、さらにダンサブルに展開。BUCK-TICKならではのダークネスをはらんだ、その深さと凄みに、3曲目で早くもトランス状態?と思わせるほど場内は湧き上がっている。

さらに中盤では、ポップでありながらしっかりと暗部と儚さを照らし出す「ボードレールで眠れない」、ダークかつアナ―キックなムードを纏ったハードボイルド調のサウンドが否応なく心を搔き乱す「PHANTOM VOLTAIRE」、櫻井のセクシャルなボーカルがシャープなビートに絶妙にマッチした「サタン」、今井と星野のアコースティック・ギターが見事なまでに切れのあるグルーブを作り出した「masQue」と、重厚でありながらもいちだんと幅広い音楽世界を表現。単に体を揺さぶるだけではない、驚くほどディープな求心力を生み出していく。

そして後半は、感動的なまでに美しく強い「世界は闇で満ちている」をはじめ、近未来のディスコを思わせるようなブライトな曲、BUCK-TICK流サンバとでもいえそうなダンサブルな曲、儚くも繊細なメロディーがファンを包むように酔わせていく曲、重く沈むようなスウィング調の曲、強大な疾走感に貫かれた曲…など、さらに多彩なナンバーを披露。もちろんそのどれにも、ただならない緊張感と凝縮感を持った、現在のBUCK-TICKにしか表現しえない絶対的なロック感がしっかりと息衝いていた。

有無を言わせないほど大きく、深い包容力を持ったまま、弧を描くように想いが高揚していく「HEAVEN」で本編を終え、アンコールはよりメカニカルなナンバーをメインに、櫻井の狂おしいまでの絶唱が圧倒的な存在感を見せつけた「無題」で終了。

そしてダブル・アンコールの大ラスでは、「また会いましょうね。みなさんに幸せが訪れますように」という櫻井のMCと共に、なんと92年発売の『殺シノ調ベ This is NOT Greatest Hits』バージョンの「…IN HEAVEN…」と「MOON LIGHT」のメドレ―を披露。大ノリのファンを前に、今も色褪せないロック・バンド、BUCK-TICKの底力をまざまざと見せつけてくれた。全24曲で約2時間20分。

そこには『或いはアナ―キ―』の見事なまでの完成形と、常に進化し続ける唯一無二のロック・バンド、BUCK-TICKの今がはっきりと描き出されていた。

BUCK-TICKは2015年2月25日には、今年9月26日に行われた“TOUR2014 或いはアナーキー”のホールツアーファイナル、NHKホール公演を映像化したLIVE Blu-ray & DVD『TOUR2014 或いはアナーキー -FINAL-』をリリースする。(文:村野弘正/撮影:森久)

〜セットリスト〜:SE 1.DADA DISCO - G J T H B K H T D - 2.Devil’N Angel 3.ICONOCLASM SE 4.ボードレールで眠れない 5.PHANTOM VOLTAIRE 6.サタン 7.masQue SE 8.世界は闇で満ちている 9.ONCE UPON A TIME 10.宇宙サーカス 11.独壇場Beauty -R.I.P.- 12.SURVIVAL DANCE 13.ROMANCE 14.絶界 15.惡の華 16.HEAVEN アンコール1:1.メランコリア -ELECTRIA- 2.NOT FOUND 3.形而上 流星 4.無題 アンコール2:1.ノクターン -RAIN SONG- 2.CLIMAX TOGETHER 3.・・・IN HEAVEN・・・ 4.MOON LIGHT


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TOUR2014 或いはアナーキー -FINAL-

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出演者 BUCK-TICK 
概要 BUCK-TICKのツアー“TOUR2014 或いはアナーキー”のファイナルとなったNHKホール公演の模様を映像化。アルバムのテーマである“シュルレアリスム”を踏襲したセット、映像、パフォーマンスをリンクさせたステージは必見だ。

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