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【インタビュー】vistlip、新しい始まりを告げるアルバム『LAYOUT』

2015年3月10日(火) 12:00配信

TVアニメ『幕末Rock』のOPテーマに起用された「Jack」、チャート初登場9位を記録した「Period」などを含む通算4枚目のフルアルバム『LAYOUT』を3月18日にリリースするvistlip。結成8周年を控え、“新たな始まり”をコンセプトに制作、レコーディングしたというアルバムにおけるバンドの意識変化とは? 楽曲、アーティスト写真、MVなど、さまざまな方向から、“変化とチャレンジ”をキーワードに5人に話を聞いた。(インタビュー&文:山本弘子)

 

 

単純にいい曲というよりも
聴いていて面白いと思える曲を作りたかった

智(Vo)

智(Vo)

Yuh(G)

海(G)

瑠伊(B)

Tohya(Dr)

—ニューアルバム『LAYOUT』はvistlipの新たな一歩となる作品だと思います。実際、歌詞の表現もストレートになっているし、サウンドアプローチも新鮮でした。楽曲作りから変化を意識したんですか?

Tohya(Dr):変化自体は自分の中から自然に生まれたものだと思うんですが、vistlipを7年やっていくなかで身についたスキルもあって、最近はコード進行を考えてからメロディをつけてアレンジするという構築するやり方で曲を作っていたんですね。昔は曲の作り方も何も知らなかった分、自由な発想でカッコいいから形にしていた。今回はそういうところに戻って、何にもとらわれずに思いついたものを今の知識や技術で形にしてみたら、また違うものが生まれるんじゃないかと思って作っていきましたね。リードトラックの「REM SLEEP」はまさに思いつきからできた曲です。「こういう曲を作りたいな」っていうのを自分のセンスとスキルでうまくまとめられた曲かなって。

—コードからじゃなくてメロディから作ったり?

Tohya:そうですね。鼻歌から作っていった曲もあったし。単純にいい曲というよりも自分の中の変化球というか、聴いていて面白いと思える曲を作りたかったんですよね。

Yuh(G):俺は今まではライヴの絵を思い浮かべて曲を作ることが多かったんですけど、今回はそこに重きを置かなかったですね。だから、ラウドな曲も今までと比べたらテンポもリズムパターンもノリやすくはないと思うんですよ。ただ、そういうことより単純に曲として流れがキレイで成立するものを作ろうって。

—楽曲として完成度の高いものを作りたかったという?

Yuh:そうですね。vistlipとして次の一歩を踏み出したかったし、大人っぽさを出したかったので、ライヴにとらわれていたら曲の範囲が狭まってしまう気がしたんですよね。

—それと、これまでvistlipの曲は物語性の強い歌詞が多かったのに対して、新作では自分の思いやエネルギーをダイレクトに言葉に置き換えていますよね。

智(Vo):そうですね。今回はしっかりみんなにメッセージを投げかけたかったし、ストレートに表現することが大事だなと思ったんですよね。今、自分がなりたいヴォーカリスト像にこれまでの手法がそぐわなかったというか。

—その目指すヴォーカリスト像はバンドをやっていく内に見えたものですか? それとも最初から描いていた理想像に近づいていっている感じですか?

智:音楽をやりたいと思ったキッカケは今、思っていることに近かったですね。バンドをやっていく内に自分にしかできないことを探してストーリー性のある歌詞を書くようになったんですけれど、続ける内に自分が作詞家というよりも脚本家みたいになってきているなって。書いてきた歌詞に不満はまったくないけれど、ふと考えたときに物語の中に込めたメッセージがどれだけの人に理解されて、どれだけの人の心に刺さっているんだろうと思ったんです。言いたいことを汲み取る作業もファンは楽しいだろうし、それも大切だと思いつつ、今、自分がみんなに突き刺したいのはダイレクトなメッセージで“これが俺の言いたいことだ”ってステージから届けたかった。それがある意味、俺の変化だし、もともと憧れていたヴォーカリスト像なんですよね。

—それは大きな変化ですね。

智:そうですね。ただ、過去の手法を捨てたわけではないんです。とりあえず、今回のアルバムはその第1歩ですね。

欲しい音に近づいてはきている。
未来に期待できるなと思う

—サウンドアプローチもさっきYuh君が話してくれたように大人っぽさというか洗練された部分もありつつ、尖っているところは尖っている。海くんは7弦ギターで弾いた曲が多いということですが。

海(G):7弦ギターは前からちょこちょこ使っていたんですが、しっかり芯があって通る音で下の弦のゴリッとした感じを出したかったんですよね。音に関してはアンプから出るギター本来の音にできるだけ近づけたかった。加工したデジタルな音ではなく生々しいアナログ感のある音というか。

—そこは楽曲の変化と関係しているんですか?

海:そうですね。アレンジも含め曲の毛色が今までと違ったっていうのは大きいかもしれない。

Tohya:ドラマーとしても今までは楽曲に対して音を突き詰めきれていない部分があったので、今回はそれぞれの曲におけるドラムの立ち位置を見つけて叩いたんですね。どんなにまわりの音が大きくてもちゃんとリズムが立つようなポジションにくるようにしたので、それでサウンドの印象もガラッと変わったんじゃないかと思います。ドラムの音がちゃんと抜けることでベース、ギターがしっかり鳴らせて智が真ん中にいるというのが本来、バンドのあるべき姿だと思うので、ようやくそこに辿り着けたのかなと。Yuhも細かいフレーズを弾くことが多かったのが今回はときにはガーンと鳴らすだけだったり。メリハリを考えたいい引き算ができたと思いますね。

Yuh:Tohyaが言うように今まではサビに毎回、オブリ的なものを入れていたんですが、今回のアルバムの曲はちょっと違うなと思って、けっこう音を抜いています。その代わり、ギターソロで主張している面はあるかもしれない。前はソロの音ももっとウエットな感じだったんですよ。ディレイをかけて弾くことが多かったんですけど、ドライなほうが本来の音やピッキングのニュアンスが出るから極力エフェクターをかけずに弾いてますね。

—さっき海くんが言っていた生々しい音と共通する部分がありますか?

Yuh:そうですね。自分的にはギターで勝負した部分がある。本来、そういうギタリストになりたかったはずだから。テクノロジーの力でごまかすんじゃなくて、ちゃんと自分の力で攻めていこうって。

海:今までごまかしていたわけじゃないですけどね(笑)。そういうところに頼っていた部分も自分たちの腕でやりきろうって。

瑠伊(B):ベースは音の作り方に関してはガラッと変えて、以前は出したい音を主軸に作っていったのが今回は曲ごとに合った音色を探して突き詰めていったんです。フレーズも昔はメロディアスに動いていたい人だったんだけど、さっきTohyaが言ったみたいに押し引きを大事にして、出るところは出るみたいな。自然とシンプルになっていきましたね。

—なるほど。よりロックバンド色が強くなったと感じたのはそのあたりの変化なのかもしれませんね。歌と同じぐらいサウンドが主張しているせいか、今までのvistlipより洋楽色が強いなって。

智:自分たちが憧れた音は国内には少ないので、単純にこういう音を出したいっていう気持ちだったり、欲求なんですよね。まだ欲しい音に届いたとは思っていないけれど、近づいてはきている。だから、未来に期待できるなぁと思いますし。

「脱ヴィジュアル系するんですか?」って言われたけど
どう見てもヴィジュアル系(笑)

—それがアーティスト写真にも表れているんでしょうか?

海:生々しい写真にしたいとは言ったんですよ。ヴィジュアル系の写真って作り込んだものが多いけれど、もっと現実味があるもので、ファッション誌に近いテイストや色味にしたかった。

智:俺たちは今後もヴィジュアル系を背負って、さっき話したようにサウンドを突き詰めていくと思うんですけど、正直に言うとすごく欲張りだから、写真は写真、衣装は衣装でいちばんをとりたいっていう意識でやっているんですよ。服も統一性はないけれど、そのときメンバーがいちばんカッコいいと思うものを取り入れるべきだと思うし、それが個性に繋がると思うので。俺や海のメイクが薄いのはたまたま、タイミングですね。

海:この写真を表に出したときに「脱ヴィジュアル系するんですか?」って言われたもんね。よく見るとメイクかなり濃いヤツ(瑠伊)いるし(笑)。

Yuh:ま、どう見てもヴィジュアル系だよ(笑)。

—メイクは別としてちょっと悪そうな感じがするから、今までと印象が違うんじゃないですかね(笑)。

海:(笑)そこはしょうがないですよね。

智:良い人そうなのはTohyaぐらいですからね(笑)。

Yuh:この写真は悪そうだけどね(笑)。

海:でも、写真は「LEON」とか「SENSE」に載ってそうな雰囲気にしたかったから、そう見えるなら正解です。大人感とか突き放している感じを出したかったので。

—MV「REM SLEEP」の映像もチャレンジじゃないですか? こんなに演技しているのは初めてですよね?

海:7〜8割が演技ですからね。

Tohya:僕は金魚、見てるだけですけど(笑)。

Yuh:俺もボーッと花を見てるだけ。

智:でも、みんなイッちゃってる感じが出てるよね。ファンのみんなもそこが衝撃だったらしくて。

—それぞれが真っ白な部屋に閉じ込められて真っ白な服を着ているからじゃないですか? 通常のMVとメディアでは流すことのできないヴァージョン(vister盤に収録)の2種類があるんですよね。

海:カッコいいパジャマを作ってほしいって言ったら、あの白い衣装を作ってくれたんですよ。メディアで流れるヴァージョンはパジャマに見えるかもしれないけど、全員が血を流すヴァージョンのほうはもっと病的に見えるかもしれない。イメージ的には1つ

のモノだけがある部屋の中でずっと、過ごしている人っていうシチュエーションで撮影したんですよ。そういう状況だとまわりが見えなくなって、ちょっとおかしくなるじゃないですか。

瑠伊:なるへそ〜(笑)。

Tohya:なるへそって何だよ(笑)。

瑠伊:小学校のときからずっと言ってるもん!

『LAYOUT』はvistlipの第2段階
確実に進化を遂げられた最初の作品

—ははは。このMVにはアルバムのメッセージに通じる“覚醒”というテーマが盛り込まれているし、見所満載ですね。初回生産限定盤には恒例のメンバーの素顔満載の映像“ROUGH the vistlip”が収録されていますが、今回のテーマは釣りで、漁船を借りて熱海に行ったとか。ちなみに釣り経験者は?

智:俺だけですね。魚探(魚群探知機)で魚を見つけてポイントに投げて釣ったんだけど、そもそもカワハギ釣りにしたことが間違いだった(笑)。

Yuh:小さい魚だから重みもないし、釣った感がないんですよ。釣りの素人に「海でカワハギを感じろ」っていうのは難しすぎる(笑)。

智:サイズがサイズなんで、引きがないんですよ。そういう意味では釣り感ゼロ(笑)。

Tohya:何度も何度も「かかったあ!」って上げるんだけど、何もかかってなくて結果、映像見たら全部カットされてた(笑)。

Yuh:釣れてもワクワク感がない。「ついてた〜」みたいな。

瑠伊:餌取られてないか見ると、取られてるかカワハギがくっついてるか、みたいな手応えのなさ(笑)。

—(笑)。ちなみにカワハギ以外のものは釣れました?

瑠伊:海はすごいの釣ってた。

海:デカいのが来たんだけど、途中でリールが回らないぐらいに重くなって、結局、逃げられた。

智:次はもっとポピュラーな魚にしようか。

—次回のテーマも釣りですか?

海:やるとしたら来年かな〜。

Tohya:俺ら、真っ黒になるから(笑)。

瑠伊:夏はちょっと避けたいね。

智:それこそ脱ヴィジュアルって言われるよ(笑)。

—では最後にT-SITEの読者にメッセージをお願いします。

Tohya:アルバム『LAYOUT』は僕らの第2段階というか、確実に進化を遂げられた最初の作品で、これからもvistlipが研ぎすまされていくと思うと自分自身でも楽しみですね。それと4月からワンマンツアーが始まります。この凄いアルバムをどれだけ再現できるかプレッシャーもありつつ、今までと違う楽しみ方もできるライヴになると思うので期待していてください。

◆リリース情報

【LIMITED EDITION】

【vister】

【lipper】

LAYOUT

2015年3月18日発売

【LIMITED EDITION】(CD+DVD) <初回生産限定盤>MJSA-01148~9 ¥3,600(税抜)
【vister】(CD+DVD) MJSA-01150~1 ¥3,600(税抜)
【lipper】(CD) MJSA-01152 ¥3,000(税抜)

【CD収録曲(全タイプ共通)】M1.To beawake is to be alive.  M2.Period M3.My second B-day. M4.REM SLEEP M5.Catastrophe/M6.Idea/M7.World is mine.  M8.By the rain.  M9.ROACH M10.Good girl gone bed.  M11.Another one step.  M12.Jack M13.LAYOUT

【LIMITED EDITION DVD収録曲】ROUGH the vistlip 『釣り大好きvistlip』
【vister DVD収録曲】「REM SLEEP」music video (original ver.+deregulation ver.)+ making

◆ツアー情報

vistlip oneman tour Left Side LAYOUT[idea]
4.24(Fri) 新宿BLAZE
5.1(Fri) 福岡DRUM LOGOS
5.8(Fri) 札幌KRAPS HALL
5.10(Sun) 青森QUARTER
5.11(Mon) 仙台RENSA
5.22(Fri) 高松DIME
5.24(Sun) 広島CLUB QUATTRO
5.29(Fri) 長野JUNK BOX
5.30(Sat) 金沢EIGHT HALL
6.14(Sun) 大阪BIG CAT
6.20(Sat) 名古屋DIAMOND HALL
6.22(Mon) 六本木EX THEATER

vistlip オフィシャルサイト

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