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【ライヴレポート】cali≠gari「このバンドには秀才も鬼才もいるんだぜ!」

2015年3月17日(火) 13:48配信

3人編成による第8期始動を宣言し、先頃ニューアルバム『12』をリリースしたばかりのcali≠gariが、東京キネマ倶楽部にてライヴを行なった。『鶯谷で逢いましょう』と題したこの日のステージは、ファンクラブ“客室ノイローゼ”限定。5月から始まる全国ツアーの前に、まずはファンのなかでも最も近しい存在の人たちに最新のcali≠gariを感じてもらおうというメッセージが見てとれる。


  • 石井秀仁

  • 桜井青

  • 村井研次郎

開場時に流れていた80~90年代初頭のロック/ポップスのBGMが断ち切られると暗転。まずはサポートのドラム、キーボード、サックス奏者が現れ、即興的セッションを展開する。そこに村井研次郎(B)が熟練のプレイで加わり、しばらくして桜井青(G)も合流。演奏陣がアイコンタクトも交えて呼吸を合わせていき、レトロな味わいの会場に似合うジャズテイストをそのまま引き継いで始まった1曲目は、「僕は子宮」だ。石井秀仁(Vo)は、今宵もそこいらの常人では着こなせない奇抜かつアートセンスあふれる衣装をまとい(文字通り足の先まで!)、色気のある歌声とともに観る者を魅了する。

そうしたムーディーな立ち上がりから一転、「マネキン」「JAPザ・リパー」というメジャー期の楽曲ながら、インディーズ育ちの血は隠せない過激さほとばしる楽曲を連打。「マッキーナ」では下手バルコニーも使いながら、青によるジュリ扇ダンスも飛び出した。

そして最初のMCを担当した研次郎は、「カリスマAとBのカリスマ性が減るから、今シリーズは俺しかMCをしない」と発言。続けて、「アルバム『12』からの曲を聴きたいか?(歓声)…そんなお前らは無視して『狂人日記』」と言い放って中盤戦に突入。さすがのスカシが笑いを誘うも、ここからのセクションは各年のファンクラブ更新特典CDに収録されていたナンバーで固める心ニクい構成だ。

途中には無事に秀仁も口を開き、「今回はいつも以上にミュージシャンの方々の力を借りて(と、後方を見やる)。皆さんがいなかったらライヴもできなかったし」と感謝の意を伝える。その後、研次郎が再度「そろそろ『12』の曲を聴きたいか?」と煽るが、ここでも過去曲を絶妙なバランスでチョイス。当然不満など出るはずもなく、アコーディオンやサックスの音色が郷愁を誘う「禁色」やジャジーな「ゼリー」といったおなじみのcali≠gariらしさが色濃く出たナンバーの数々に、まんまと場内一同酔わされてしまった。

終わってみれば、全20曲中『12』からのナンバーは「さよならだけが人生さ」など3曲のみだったものの、ツアーへの期待も高まり、相変わらず孤高にしてキャッチーなライヴを充分堪能できた(秀仁のダウンによりアンコールまで少々時間がかかったことも熱演の証だ)。また終演後には、“まず今日は、これまでの曲を第8期で演奏する姿を見せて節目としたかった”という趣旨の話を青から聞いた。

「ライヴはやることも増えるし憂鬱でしょうがないです」(青)とインタビューで公言しつつ、いつだってファンの目線に立ち、そして楽しませることを忘れないある種のツンデレ精神こそcali≠gariである。「このバンドには秀才も鬼才もいるんだぜ」とは研次郎の言葉だが(彼自身も優れたアーティストなのだけれど)、この先も絶対的信頼のおけるメンバーの集合体だと確信した一夜となった。

(文:早川洋介)

アルバム『12』の全国ツアーは5月8日赤坂BLITZから8公演行われる。チケット一般発売は4月4日から。

■セットリスト

cali≠gari 鶯谷で逢いましょう
3月14日 東京キネマ倶楽部
1. 僕は子宮
2. マネキン
3. JAP・ザ・リバー
4. 娑婆乱打
5. マッキーナ
6. 狂人日記
7. 狂眩
8. 淫美、まるでカオスな
9. トレーションデモンス
10. 踏
11. 誘蛾灯
12. 禁色
13. ゼリー
14. 東京ロゼオモンド倶楽部
15. 紅麗死異愛羅武勇
16. 新宿エレキテル
アンコール
17. 春の日
18. さよならだけが人生さ
アンコール2
19. セックスと嘘
20. クソバカゴミゲロ

■cali≠gari「セックスと嘘とライヴハウス」ツアー情報


5月8日 (金)赤坂 BLITZ
open 18:00 start 19:00
5月19日(火)梅田 AKASO
open 18:30 start 19:00
5月21日(木)福岡 DRUM Be-1
open 18:30 start 19:00
5月22日(金)岡山 IMAGE
open 18:30 start 19:00
6月3日 (水)仙台 darwin
open 18:30 start 19:00
6月5日 (金)高崎 FLEEZ
open 18:30 start 19:00
6月14日(日)名古屋 BOTTOM LINE
open 16:30 start 17:00
6月21日(日)札幌ペニーレーン
open 16:30 start 17:00
(席種/料金)オールスタンディング 前売¥6,300/ 当日¥6,300 (税込 / ドリンク代別)
【チケット一般発売日】2015 年 4 月 4 日(土)全国一斉発売
〔主催〕密室ノイローゼ 〔企画〕ラヴ・クラフト 〔制作〕Zepp ライブ

cali≠gari オフィシャルサイト

日本コロムビア cali≠gari オフィシャルサイト


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演奏者 cali≠gari 
歌と演奏 cali≠gari 

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