J-POP(邦楽)・J-ROCK・V-ROCK・K-POPのおすすめ音楽情報なら、T-SITEニュース 音楽

vistlipの智と瑠伊によるユニット・Lill、3rdミニアルバム『VINTAGE TOWN』完成インタビュー!

2016年1月5日(火) 18:00配信

vistlipの智(Vo)と瑠伊(B)によるユニット・Lillが前作『UNKNOWNWORLD』の発表からわずか4ヵ月。3rdミニアルバム『VINTAGE TOWN』を1月13日にリリースする。

「テーマパーク」をコンセプトに作品ごとに異なる世界観を打ち出している彼らだが、前作のテーマが“未来”だったのに対して今作のテーマは“古き良きアメリカ”。待望のファーストライブも決定し、いよいよ本格始動の2人に話を聞いた。(インタビュー&文:山本弘子)

Lill

Lill

コンセプトは古き良き時代のアメリカ


─約4ヵ月ぶりのミニアルバム『VINTAGE TOWN』がリリースされますが、ハイペースで3枚の作品が揃いましたね。3部作というわけではないんですか?

:とは違いますね。

─前回のコンセプトは“未来”や“宇宙”でしたが、『VINTAGE TOWN』の場合は?

瑠伊:過去です(笑)。

:アメリカンなものにしようってていうのがまず最初に頭にあって。

─Lillのコンセプトは“テーマパーク”ですもんね。

瑠伊:はい。今回は古き良き時代のアメリカを時代背景に作ったというか。

:ラスベガスがカジノの街になったぐらいの時代までですかね。

─ということは、アルバムに収録されているタイトル曲「VINTAGE TOWN」のイメージはラスベガスですか?

瑠伊:そうですね。

:「こういうエリアの曲にしよう」っていうところから今回も決めたので。

瑠伊:ヒントはディズニーシーにあるエリアだったんです。

─アーティスト写真もそういうイメージですか?

瑠伊:アメリカのノスタルジックな街並みみたいにしたかったんです。デザイナーさんに「看板のライトとか派手な感じにしてください」って伝えて、写真はラスベガスというより、ブロードウェイみたいな雰囲気で。

:そうですね。ミュージカル「CHICAGO」が始まったぐらいの時代の感じだったりとか、いろいろ伝えて。

瑠伊:そのあたりともっと古い時代のテイストも混ぜ合わせて作ってくださいって。

─そこに立つ2人の衣装もお揃いですね。

:そうですね。今回も瑠伊がイメージしたんですけれど、それぞれの楽曲でモチーフにしたものの柄が入っていたりします。まず、燕尾服はビッグバンド風にアレンジした曲「VINTAGE TOWN」のイメージで、その上に羽織っている上着は1曲目の「S.S. DAY BREAK」という曲が船に乗って旅立つ曲だということもあって海軍をイメージしたんですよ。で、俺の靴は最後の曲「My Way」の雰囲気もあってウエスタンブーツ。

─なるほど。カントリー調の曲ですもんね。

瑠伊:俺は自分のブーツです。お揃いで2人分のウエスタンブーツを用意してもらったんですが、どうしても履きたくなかったんですよ(笑)。

:ひどいよね。俺もクロックスで映ればよかった(笑)。

瑠伊:それはダメ(笑)。

─髪をピンクにしたのも理由があるんでしょうか?

:それはやってみたかっただけです。派手にしたかった。

─サウンドも今回、ゴージャスですもんね。

瑠伊:よりテーマパークっぽさを出せたかなっていうのがありますね。デモを作り始めた時はまとまりがないように感じたんです。大きく括ったら過去ではあるんですけど、曲ごとに時代背景が違うように感じたので、アレンジしていく過程でラッパを入れたりして帳尻合わせをしたら、結果、派手になって。

男が自由奔放な時代。必ず女を泣かせるみたいな(笑)

智

─では、1曲1曲、解説をお願いします。まず「S.S. DAY BREAK」は波の音で始まる曲で、曲調もアメリカンなR&Rですね。

瑠伊:ちょっと古い感じですね。コーラスは海軍っぽい感じを出したくてサポートメンバーの和己(SCREW)、玲夏(ダウト)、風弥(Daizy Stripper)を加えた5人で歌ってるんですよ。あと初めて笛のレコーディングに挑戦しました。コーラスと笛を重ねることで行進する感じが出るかなと思って。

─ドラムもマーチングのリズムですもんね。歌詞のテーマは?

:歌詞は夢を持った少年の門出ですね。男が自由奔放な時代のイメージというか(笑)。必ず女を泣かせるみたいな。

瑠伊:そういうの何て言うんだっけ?

:亭主関白?(笑)。そういう時代のストーリーなので、好きな女性を置いて出発してしまうというか。

─“デカい嵐が来る前に君から旅立つんだ”とか、今の時代になかなか使わない言い回しだから、逆に書いていて楽しかったのでは?

:(笑)いや〜。

瑠伊:心、痛めたんでしょ? 言い回しに苦労してたよね。

:そう。もともと強めな言い回しっていうのがvistlip始めた頃から好きじゃなくて語尾に“ぜ”が付くとか、“!”を付けることが苦手なので。でも、今回は作曲者の瑠伊が“そういう感じだよね”って言うから頑張って書きました。

─(笑)それで心痛めたんですか?

:見せるのが恥ずかしかった(笑)。でも、それぐらい振り切らないと意味がないなと思って。

─日本でいうと何時代ぐらいの設定なんだろう?

瑠伊:1900年ぐらいじゃない?

:日本だと明治? えーっ?

瑠伊:ちょっと日本には置き換えられないですね(笑)。

─ははは。そして2曲目の「VINTAGE TOWN」。

瑠伊:ここで旅立った少年が華やかな街に着くんですよ。

:この曲はうまく出来たね。

─ジャズアレンジなんだけど、メロディ的には2人の共通項であるジャニーズの曲の影響も感じるんですよね。

瑠伊:そうなんですよ。Lillを始める前から、こういう曲をやりたかったんです。vistlipでは絶対にやらないであろう曲調なんですよね。イントロのジャングルビートだけは昔から考えていて、ずっと手をつけずにいたんですけど、今回、こういうテーマだったので、“よし!”って。構想でいったら5年ぐらいじゃないですかね。

:はははは。映画並みだね。

瑠伊:昔からイメージしていただけあって、すんなり形にできましたね。どんどん“こうしたい”って膨らんでいって。智も一発で気に入ってくれて。

─歌詞の話に戻ると少年はラスベガスに着くんですよね。

:そう。一発かましに来たんですよ。でも、そこには歌詞で表現している“$マーク”の人たち、つまり欲望に取り憑かれた人がいて、街自体が魔都みたいな。昔のアメリカにそういうイメージがあったんです。日本のバブルもそうだったのかもしれないけど、浮かれて楽しい毎日が過ぎ去るとみんな痛い目をみるみたいな。そういう光景が頭にあったので、こういう表現になりましたね。夢は叶えられるけど、崩れもするみたいな。

─“しんみりしたジャズにキツめの酒をくれ”という言葉もサウンドに触発されて出てきたんですか?

:そうですね。欲望に負けて、大切な人を失ったとして「どうやって人を愛するんだ?」って思ってしまった時にはどうなるのかなって。

─欲望は満たされても本当に欲しい愛は手に入らないみたいな。

:そうですね。

─エンディングもかなり昔風のアレンジですね。

瑠伊:そうなんですよ。曲の全体像が出来上がってから、ただ“ジャーン”で終わるのもイヤだなと思って挑戦してみました。“ださっ”って思われるかもしれないけど。

:そのだささが俺は好きだけどね。

現実世界をいかにファンタジーにするか考えつつヴィンテージ感を出した

瑠伊

瑠伊

─3曲目の「NIGHT WALKER」はハロウィンっぽいアプローチですね。

瑠伊:そうですね。ちょうど作っていた時期も10月中旬ぐらいだったので、イメージしやすかったですね。ホラーを意識しながら作ったんですが、サビは開けた感じにしたくて。とは言え、開ききらないような微妙なコードを使ってるんですけどね。この曲も「VINTAGE TOWN」の続きというか、欲望にまみれた人が罠にかかって突き落とされる歌です。

─悪魔の囁きみたいなイメージがあるのかなって。

瑠伊:そうです、そうです。

:歌詞は欲望にのまれた主人公に罰を与える誰かの視点で書きましたね。

─「NIGHT WALKER」というタイトルも時代がかっているので、全体に言葉使いはこだわって、かなり意識したんじゃないかと思うんですが。

:そうですね。2ndミニアルバムは空想の世界だったから、わりと簡単だったんですが、今回は現実世界をいかにファンタジーにするか考えつつ、ヴィンテージ感をうまく取り入れていかないとならなかったので、そこは大変でした。

─エンディングには笑い声が入っていますね。

瑠伊:それは思いつきです。「S.S. DAY BREAK」のコーラスをとった時のメンバーが全員スタジオにいて、「NIGHT WALKER」を聴いていたら「笑い声とか入れたかったね」っていう話になって、最初、思いつきで全員がいろんな音を入れてみたんですよ。

:そう。口でね。

瑠伊:雷の音とかコウモリとかドアの音とか口で表現してみたんですけど、やっぱり、ちょっとクォリティが低くて(笑)。

:それぞれ担当があったんですよ。

瑠伊:僕が笑い声で智が雷で、それぞれ試しにやったんですけどね。その後、何も言ってないのにたまたまマニュピレーターの人が「こんなの入れてみました」って送ってきてくれたのが、まさに雷とコウモリと悲鳴で、こっちを使おうって。あとは僕のPCに入っていた音の素材を付け足しました。そういうSE系の音を入れることによってテーマパークっぽさが増すかなと思って。

─確かに。では、ウエスタンブーツのきっかけにもなった最後の曲「My Way」はどんなふうに出来た曲ですか?

瑠伊:「My Way」は昔あった移動遊園地みたいな雰囲気の曲を作りたいなと思っていて、だったらカントリー調かなって。あと、この曲を作るちょっと前にずっと飼っていた実家の犬が死んじゃって、すごく落ち込んでたんです。そういう想いをぶつけながら作ったっていう。

─歌詞の内容と重なりますね。

瑠伊:そうなんですよ。重なっちゃったんですよ。

:たまたまね。

─“人生で一番の悲しみに耐える準備をしておかなきゃいけない”って歌っていますもんね。

瑠伊:最初、譜割りを確認する意味もあって、僕が歌うパートも含めて全部、智が歌ってくれたんですよ。それを聴いてたら、自分の気持ちと重なってしんみりしちゃって。

:作品自体をハッピーエンドにしようっていうのは2人で決めてたんですけど、自分的にはもの悲しい曲に聴こえてしまったので、楽しげなカントリーというよりは、黄色っぽい草原の中にポツーンと男女がいるみたいな絵のイメージを浮かべて書いた歌詞ですね。要するに主人公は「VINTAGE TOWN」に行って成功して愛なんか捨てるんですけど、「NIGHT WALKR」で痛い目にあい、結局、華やかなものを捨てて帰るというストーリーになってるんです。

瑠伊:田舎にね。

─ホームタウンに帰るわけですね。

:そう。で、本当に大切なことは何かっていうものを書いてますね。後日談みたいな。

─「My Way」っていうスタンダードソングのタイトルを付けたのは?

瑠伊:これだけタイトルが決まらなくて、2人で事務所で考えてたんですよ。いろいろあって悟って、小さな幸せを大切にして生きていくみたいな結末だから、“僕が生きる道”みたいなタイトルがいいねって。それを英語にしたら「My Way」かなって。

  

  

ミニアルバム3枚そろってファーストライブへ

─なるほど。これで3枚揃ってライブができますね。

瑠伊:はい。ついに3月9日に川崎クラブチッタでやります。

─ライブを実現させるためにも短期間で出したんですね。

:それもありますね。ちゃんとワンマンできるぐらいの曲数が出来たので。最初はもうすこし小さめの会場でファーストライブっぽくやりたかったんですが、Lillがやりたい演出はある程度の広さがないと実現不可能なんですよ。最初からチッタって大きいなとは思うんですが。

─早い段階からライブのイメージがあったんですね。

:そう、そう。去年の夏ぐらいかな。

瑠伊:その時、2人で名古屋でたまたま行ったお店がね。

:骨付き鶏屋さんで(笑)。

瑠伊:ちょっと古い遊園地みたいな内装のお店だったんですよ。その時に「こういうことしたいね」って。

:いろいろ考えて。

瑠伊:そこから演出の話まで膨らんでいったんです。

:考えたことを実現させるなら、早くしないと無理だなと思っていたので、けっこう前から練っていたんです。だからハコ選びも慎重に。

─なるほど。ステージの広さとか高さとか。

瑠伊:あとチッタってまわりの景色がちょっと外国っぽいというか。だから、歩いてくるまでに世界観に入っていけるかなって。

─楽しみですね。

瑠伊:そうですね。期待していてください。

Lill リリース情報

VINTAGE TOWN

2016年1月13日発売

RRDF-1003 \2,000(税抜)

【収録内容】
M1 S.S. DAY BREAK
M2 VINTAGE TOWN
M3 Night Walker
M4 My Way
【初回封入特典】
動画再生カード ※「VINTAGE TOWN」MV

Lillライブ情報

Lill 1st LIVE 「Live in lasting love.」
[日程]2016年3月9日(水)
[OPEN/START]18:00/19:00
[会場]川崎Club CITTA’
[料金]¥4,500(税込)+ドリンク代
[席種]オールスタンディング

■オフィシャル抽選先行情報
●受付期間:
2015/12/24(木)12:00~2016/1/4(月)23.59 まで
●受付URL(PC・携帯共通):
http://l-tike.com/16lill-of/
※抽選受付になります。
※お一人様4枚まで

■一般発売:2016年2月6日~

Lill オフィシャルサイト

vistlip オフィシャルサイト

Lillの記事をもっと読む

vistlipの記事をもっと読む


「Lill」の関連記事

このタグがついた記事をもっと見る

UNKNOWN WORLD

UNKNOWN WORLD

演奏者 Lill 
Lill 
編曲 Yasufumi Fukuda  Keiichi Sugiyama 

 作品詳細・レビューを見る 

Two Chics

Two Chics

演奏者 Lill 
Lill 
編曲 Yasufumi Fukuda  Keiichi Sugiyama 

 作品詳細・レビューを見る 

この記事が気に入ったら、
いいね!しよう。

Twitterでも最新記事をチェック!

この記事を読んだ人におすすめの記事

こちらの記事もおすすめ

この記事を読んだ人におすすめの作品

アーティスト情報


ポイントゲット賃貸でお部屋を借りるとTポイントが貯まる!

カテゴリー

T-SITEニュース エンタメトップへ戻る

アクセスランキング

  1. 渡辺謙にまさかの不倫報道 乳がん治療中の妻を差し置いて…?

    1位

  2. 「ファンが選ぶONE OK ROCKの名曲」最終結果発表!

    2位

  3. 失恋ソングの帝王・back number【まとめ】バンド名の由来から大ブレイクCMソング、あの女優・モデル出演のMVまで。バンドの歩みまるわかり

    3位

  4. 新垣結衣、星野源『逃げ恥』で話題の“恋ダンス”、フルバージョンがYouTubeで期間限定公開!

    4位

  5. 2016年人気急上昇!注目のロックバンド10選!!

    5位

本日の人気記事ランキングTOP30

人気の画像

  • 橋本マナミ、入浴中のプライベート写真が流出?
  • メジャーデビューのNGT48メンバーが『My Girl vol.17』で総力特集 中井りか “水着姿”を披露
  • 玉城ティナ、蒼波純、稲村亜美ら輩出 ネクストブレイク・ガールの梁山泊「ミス iD 2018」の詳細発表
  • 稲村亜美、事務所の先輩・どぶろっくから下ネタ洗礼「“WBC”は出さない」
  • 春の乃木坂現象! 秋元真夏、白石麻衣、橋本奈々未ら、写真集累計発行55万部突破!
  • “ぷるんぷるん”で巨乳酔い!? 岸明日香、森下悠里、柳瀬早紀らポケットVR発売記念イベント
  • 岡田結実、ファースト写真集を誕生日の4月に発売
  • 放プリ・小島まゆみが変形水着姿、城崎ひまりがメイド水着姿を披露 『まゆみん色の恋』『プリンセスの秘密は』
  • 叶美香、セクシーすぎる「すーぱーそに子」に絶賛の声

TSUTAYA ランキング

TSUTAYA MUSIC PLAYLIST

TSUTAYA MUSIC PLAYLISTをもっと見る

TSUTAYA映画通スタッフおすすめ

TSUTAYA映画通スタッフおすすめをもっと見る

Twitter投票受付中

SNS・RSS