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MERRY主催“ラムフェス 2016「EXTRA」”愛と多幸感に満ちた7時間のイベント【レポート】 9月25日 恵比寿LIQUIDROOM

2016年10月2日(日) 12:00配信

MERRY主催フェス“ラムフェス 2016「EXTRA」”が、9月25日恵比寿LIQUIDROOMで開催された。

昨年、MERRYが初ライヴを行った記念日である11月7日に品川ステラボールで行った第一回ラムフェスは、MUCCやlynch.ら各出演バンドのプレイ中に、MERRYのメンバーが飛び入りするというサプライズで会場を沸かせたが、今年のメインステージ“ナンセンスSTAGE”では、ガラ(vo)が熱望したcali≠gariとのガチンコ対決が、そしてアコースティックステージである“哀愁STAGE”では個性あふれる面々によるパフォーマンスが行われた。

MERRY

ラムフェス 2016「EXTRA」主催のMERRY

“ようこそ ラムフェス2016「EXTRA」” MERRYらしい手作り感満載のもてなし

LIQUIDROOMに足を踏み入れると、入口からフロアへ行くための大きな階段に仕込まれた、ガラの手書きによる“ようこそ ラムフェス2016「EXTRA」”の文字がお出迎え。階段沿いの壁にはライヴ写真やポスターが並ぶ(これもガラ自身が貼り付けているのを開場前に偶然目撃!)。

階段を登ったところに広がるフロアに“哀愁STAGE”、その先にあるカフェでは、メンバー考案のフードやドリンクが飲食できるようになっていて、至れり尽くせり。メインステージがある下のフロアでは、バーカウンタースペースでラムネや綿菓子がお祭りの屋台のように売られていた。MERRYらしい手作り感満載のもてなしに、開演前からワクワクが止まらない。

「ダンシングオールナイト」から「天城超え」まで。名曲のカバーが飛び交う哀愁STAGE

そんなラムフェス 2016「EXTRA」は、ガラと結生(G)のアコースティックライヴで幕を開けた。NoGoDの団長に呼び込まれ、哀愁STAGEに二人が登場すると、早速「ダンシングオールナイト」カヴァー。歌い始めるもギターのミスでもう一度やり直し。

ガラ

ガラ(MERRY)

次の「ブルージーナイト」でも違う曲のイントロを弾き始めてしまった結生に、「浮かれるのはお客さんだけ。俺らはしっかりやらなきゃいけないの」と叱るガラ。その後、「平日の女」、あみんのカヴァー「待つわ」、「レスト・イン・ピース」と計5曲を披露。

「ダンシングオールナイト」をカヴァーしたのは、「ラムフェスをダンシングオールナイトしてください、ということで」と語ったガラ。ハラハラさせられながらも、思わず笑顔がこぼれる幕開けだった。

本人いわく「HEREのヒットソング!」ばかりを繰り出してきたのはHEREの尾形回帰。4曲目の「さらば、カマキリ夫人」では結生が参加。ギターソロやコーラスなどの無茶ぶりに苦笑しながらも熱演。

尾形回帰(HERE)

尾形回帰(HERE)

続くlynch.のギタリスト、悠介もlynch.のナンバーやBUCK-TICKの「ミウ」をカヴァーするなど美声を聞かせた。4曲目のMERRYのカヴァー「nameless night 〜名もなき夜〜」は、MERRYの健一(G)とセッション。

悠介(lynch.)

悠介(lynch.)

の近野淳一は、その経験値の高さから歌でもMCでもグイグイと周囲を巻き込んでいく。「天城越え」のカヴァーで場内を沸かせた後、「私の大切な愛人です」とガラを呼び込み、二人で「巣立ち」を熱唱。

 

近野淳一(鴉) 

そして“哀愁STAGE”のラストを飾ったのはdefspiralのTAKAとMASATO。
途中、MERRYのテツ(B)が登場し、2年前に怪我を負った時に助けてもらったことへの感謝を述べると、テツがどうしても一緒にやりたいと言ってきたというdefspiralの代表曲「Masquerade」、そしてMERRYの「梟」を3人で披露。
「アコースティックでこういう形でやるのは初めてかも」と言いながらも、TAKAの伸びやかなヴォーカルは圧倒的な存在感を見せつけ、大盛況の中、哀愁STAGEを締め括った。

 

TAKA・MASATO(defspiral)

ネロ、NoGoDの団長、浅井博章らがDJステージ“cosmic STAGE”で盛り上げる!

哀愁STAGEのライヴとちょうど交互に行われていたのが、DJステージ“cosmic STAGE”でのDJパフォーマンス。


  • ネロ(MERRY)

  • 団長(NoGoD)

  • 浅井博章

MERRYのネロ(Dr)がcali≠gariの「エロトピア」やlynch.の「EVILLY」など、出演バンドのナンバーをモノマネを交えながら流すという荒技でフロアを沸かせたり、NoGoDの団長やラジオDJの浅井博章らが90年代〜00年代のヴィジュアルシーンの代表曲を次々と繰り出し、大いに盛り上げていた。

キラーチューンを詰めに詰め込んだcali≠gari

cali≠gari

cali≠gari

哀愁STAGE、cosmic STAGEでのパフォーマンスがすべて終わると、いよいよメインステージ“ナンセンスSTAGE”にて、cali≠gariのステージがスタートだ。「ギラギラ」のギターリフが鳴るとともに黒幕が開くと、フロアは大歓声に包まれた。石井秀仁(vo)、桜井青(B)、村井研次郎(B)のメンバー3人に加え、サポートメンバーの中西祐二(Dr)、秦野剛行(key)、yukarie(sax)、白石元久(マニュピレーター)という鉄壁の布陣で参戦。

「ギラギラ」「ハイカラ・殺伐・ハイソ・絶賛」とエモーショナルに畳み掛けた後、「ミルクセヰキ」へ。この曲は、このT-SITEでガラと桜井青との対談を組んだ時にガラがリクエストした楽曲。現場ではやんわりと拒否をしていたのに、しっかりとセットリストに組み込んできたところに愛情を感じる。「マグロ」のイントロが始まると、フロアは一斉に手拍子。一体感を生んだ。

「今日はラムフェスに呼んでいただいてありがとうございます」という研次郎のシンプルなMCを挟み、中盤戦は「蜃気楼とデジャヴ」「やせゆく社会」「ゼリー」と大人の色香を見せつけるcali≠gari。

名バラード「冷たい雨」をじっくりと聴かせた後、観客が個々に照らす懐中電灯の灯りだけで「オーバーナイト ハイキング」を披露。光の海の上を浮遊する感じがなんとも心地よかった。桜井がメンバー紹介をした後、後半戦へ。
「紅麗死異愛羅武勇」で石井がステージ下に降りて歌い煽ると、会場は一気にヒートアップ。そのまま「淫美まるでカオスな」「アレガ☆パラダイス」とダンスナンバーを畳み掛けた後、ラストは「クソバカゴミゲロ」の大合唱。キラーチューン14曲を詰めに詰め込んだ一時間。終始フルパワーで、攻め込んだステージを見せた。

MERRY 「全力でバカやったり演奏できてすごくいいイベントになったと思います」

MERRY  ガラ

MERRY

そしてラムフェス最後のステージを飾るMERRYの登場だ。一曲目は、キレのいいカッティングから始まる「千代田線デモクラシー」。主催者でありながら、「♪主役は奴らで俺じゃない」と歌うあたり、MERRYならではのユーモアを感じる。

疾走感と哀愁とが交差する「東京」では曲に合わせたジャンプでフロアが揺れたが、「絶望」では「MERRYファンのみなさん、ガリスト(cali≠gariファン)を引っ張れよ!」とガラが発破をかけ、会場のボルテージをさらに上げた。続く「ビニ本2丁目八千代館」「暗闇にピンク」では空気を一転。
結生とツインヴォーカルを取る「暗闇にピンク」で、ガラがピンク色を放つライトを手にし、フロア内をゆっくりと照らす。妖艶なムードでフロアを満たした後、その余韻を残したままステージはアコースティック用にセットチェンジ。

「東京テレホン」「さよなら雨(レイン)」をアコースティックバージョンでたっぷりと聴かせた。赤いライトを手にしたガラの「みなさん、吐きだめにようこそ」の言葉を合図に「【collector】」で後半戦に突入。「Carnival」「自意識過剰型木偶人間」と続くアッパーチューンを高らかに奏でた。

ここで、メンバーが鳴らすBGMに乗せて、ガラが歌うように出演者たちに感謝の思いを述べる。「cali≠gariとのライヴは念願でした。おかげで僕らも楽しめました」と締めると、この一年大事に歌い続けてきた「平日の女」を披露。最後は「みなさんにたくさんの幸せがありますように」と「Happy life」をアコースティックバージョンで歌い上げてステージを後にした。

アンコールを受けて再びMERRYのメンバーが登場すると、「来年もできたらいいね。全力でバカやったり演奏できて、メリハリがあるすごくいいイベントになったと思います」とガラが総評を述べた。

そしてアンコール一曲目に奏でたのは「せんちめんたる」。cali≠gariのカヴァーだ。セットリストも「×××××」となっていたので、完全シークレットのサプライズだったに違いない。大きなどよめきが歓声に変わった。まるで自分達の楽曲かのようにのびのびと「せんちめんたる」を披露した後、MERRYの代表曲といえる「ジャパニーズモダニスト」へ。

この日一番の破壊力で、エネルギーを完全燃焼。誰のファンなど関係なく観客の心を一つにしたところで、出演者をステージに招き入れるMERRYメンバー。「もう一度この曲をみんなで!」と「千代田線デモクラシー」を全員でプレイ。

 

 

桜井が持ってきたcali≠gari仕様のお札をみんなでバラまいたり、札束を扇にしてあおいでみたり、ガラに至ってはペタリと両胸に貼り付けてみたりと、思い思いに楽しんでいる様子。そのうち大きな金のくす玉がステージに運ばれ、それをガラが割ると、「ラムフェス 2016「EXTRA」ありがとう」の文字が現れ大団円。愛と多幸感に満ちた約7時間にわたるステージは、こうして幕を閉じた。

いよいよ11月7日に満15歳を迎えるMERRY。今年は品川ステラボールにて、「MERRY 15th Anniversary Greatest Hits or Not Greatest Hits 〜Special 2night【白い羊】【黒い羊】〜」と題したスペシャルライヴの開催が決定している。

15年という年月は決して短くはないが、MERRYにとってはまだまだ通過点に過ぎないはずである。新たな区切りを迎え、この先またどんなMERRYを見せてくれるのか楽しみで仕方がない。(文:大窪由香/写真:中村 卓)

MERRY INFORMATION

◆Merry Halloween Party〜Trick or MERRY〜

2016年10月29日(土) クリエイティブセンター大阪(名村造船所跡地)

開場 / 開演 16:30 / 17:30

席種・チケット料金 スタンディング ¥5,586 ※ゴーゴーハロウィン (税込・1D込)

一般発売 10月8日(土)

ローソンチケット 0570-084-003

チケットぴあ 0570-02-9999

イープラス http://eplus.jp/sys/main.jsp

問合せ NEXTROAD 03-5114-7444 (平日14:00~18:00)

◆MERRY 15th Anniversary

Greatest Hits or Not Greatest Hits
~Special 2night【白い羊】【黒い羊】~

【白い羊】

公演日 2016年11月7日(月)

会場 品川ステラボール

開場 / 開演 16:30 / 17:00

【黒い羊】

公演日 2016年11月7日(月)

会場 品川ステラボール

開場 / 開演 19:30 / 20:00

席種・チケット料金

1F指定席 ¥5,000(税込・D代別)  2F指定席 ¥6,000(税込・D代別)

一般発売 10月1日(土)

問合せ NEXTROAD 03-5114-7444 (平日14:00~18:00)

MERRYオフィシャルサイト

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作詞 蛹ガラ  ガラ弟  ガラ江 
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