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PIERROTとDIR EN GREYによるビッグ・プロジェクトANDROGYNOS(アンドロジナス) 二大カリスマバンドと90年代ヴィジュアルシーンの軌跡!

2017年4月10日(月) 12:00配信

2017年1月1日、突如、ネットで発表されたのがANDROGYNOS(アンドロジナス)。
このANDROGYNOSとは、PIERROTDIR EN GREYによるビッグ・プロジェクトだ。オフィシャルサイト、Twitter、Facebookが同時に立ち上がり、一瞬にしてプロジェクト誕生のニュースは駆け巡ることになったが、ヴィジュアル系ファンに激震が走ったのもまた事実。というのもその2つのバンド、水と油のように絶対に交わることのない関係であるからだ。

 

 

食うか食われるか──あまたのバンドがしのぎを削った90年代ヴィジュアルシーン

時代は1990年代、アンダーグラウンドシーンの新たなジャンルとして注目を集めたのがヴィジュアル系。とにかく見た目は派手というより、衣装も髪型も過激で奇抜そのもの。他と違うことこそがヴィジュアル系バンドの美学のひとつだった。

そしてまた当時は、今のバンド達のような和気あいあいとしたムードなんてものはなく、むしろ喧嘩上等というぐらいの張り詰めた緊張感が、バンド同士にあった。対バンでライブをやろうものなら、リハーサルのときから自分達のサウンドで相手をビビらせてなんぼ、という敵意むき出しの雰囲気すらあった。

ライブが始まれば、食うか食われるかの様相が巻き起こるのも常だった。どれだけ対バンの客をかっさらうか、つまり自分達のファンにするか。その意気込みの高さは白熱したライブ・パフォーマンスにつながり、そのバンドの個性をフルに発揮。ビリビリした緊張の中で切磋琢磨していたとも言えるだろう。

そんな時代、メキメキと頭角を現していった若手のヴィジュアル系バンドがいた。ほぼ時を同じくして1990年代半ばに結成されたPIERROT、そしてDIR EN GREYである。

PIERROT 未知なる独創性と暗黒の世界観

PIERROT

PIERROT

PIERROTは1995年にキリト(Vo)、アイジ(G)、潤(G)、KOHTA(B)、TAKEO(Dr)の5人になってから、精力的なライブ活動をスタート。

翌1996年には『パンドラの匣』を発表し、早くも彼らの特異な音楽スタイルは刺激を求めるファンに好まれていった。立体的に構築されたアンサンブルやバンドサウンド。それは意外性とインパクトだらけであり、音楽的な独創性は未知数だった。

作品を重ねるなかで、バンドはギター・シンセやエレドラ、最新鋭のギター・エフェクターも大胆に導入。尽きることのないクリエイティビティもPIERROTの個性であり武器になっている。また同時に際立っていたのがキリトの書く歌詞。人間の深層心理の暗部や狂気性をえぐり出し、さらに宗教や遺伝子のことにまでストーリーが及んだ詞もあり、どう解釈するかもファンにとってひとつの醍醐味にもなっていた。

音楽に対してストイックであるPIERROTだが、しかし、ライブとなると話は別。ファンを“キ○ガイ”と呼んで煽り、曲それぞれに振りもあって、会場にいる全員が一糸乱れぬ同一の動きで一体化。マスゲームのように映ることもしょっちゅう。独裁者、キリトの暗黒の世界が会場に築かれていった。

DIR EN GREY 事件とも呼べる伝説的ライブと進化し続ける音楽性

DIR EN GREY

DIR EN GREY

DIR EN GREYは1997年に京(Vo)、薫(G)、Die(G)、Toshiya(B)、Shinya(Dr)の5人によって結成されている。“世の中の矛盾や人のエゴから発生するあらゆる痛みを世に伝える”ことがコンセプトでもあることから、歌詩における言葉や表現が、目を伏せてしまいたくなるような過激でおぞましいものになることも。

テレビの音楽番組に出演し、「残-ZAN-」を演奏したときには、逆さ吊りの人間が痙攣したり、壁にめり込んだ人間が暴れたりと、痛みをそのまま演出面でも表現。直後にはテレビ局に苦情が殺到するという事態にもなった。

さらに活動を続けるなかで、京のトラウマから生まれた曲もあり、ライブ中には自ら自分の体にガリガリと爪を立て、流血するのもいとわない過激なライブも展開。エンターテイメントのショーではなく、事件とも呼べるライブも数多い。

しかし音楽に対して常に貪欲なのがDIR EN GREY。アルバムを発表するたびに作風は異なり、進化し続けるバンドでもある。2006年から海外進出したころには、音楽的にはヘヴィネスやラウドなテイストも完全に彼らの武器にしている。海外ではメタル・ファンからも多くの支持を集め、また海外のミュージシャンからも一目置かれる存在だ。今ではその音楽性の進化とともに、DIR EN GREYだけのスタイルを築き上げている。

けして交わることのなかった2つのカリスマ

ともかく結成当初から他とは違ったアクも個性も放っていたのがPIERROTとDIR EN GREY。それは2つのカリスマが同じ時代を歩んでいたとも言える。

互いに敵対視していたかは知らないが、これまで対バンしたこともない。敵対視していなくても、恐らく仮想敵として捉え、自分達自身を鼓舞させていたと思う。なにしろ1998年にDIR EN GREYがインディーズバンドとして初の武道館ライブを行なったと思えば、1999年にPIERROTはデビュー半年で武道館ワンマンを実現させる。

作品の発表も偶然なのか敢えてなのか、同じ月にリリースされることも少なくなかった。人気を二分する2つのバンドの戦いである。それはそれぞれのファンにも波及し、PIERROTの熱狂的ファン=通称ピエラー、DIR EN GREYの熱狂的ファン=通称・虜によるにらみ合いにまで発展。ファンを巻き込んだ冷戦状態は、PIERROTの解散する2006年までずっと続いていた。

ANDROGYNOS──あの時代にかなわなかった奇跡のステージ

それがすでに発表されたように、ANDROGYNOSとして7月7、8日に横浜アリーナでライブを行なうことが決定。

7日は「-a view of the Megiddo-」、8日は「-a view of the Acro-」とライブタイトルはそれぞれ異なる。が、やることはひとつ。あの時代に実現しなかった対バンだろう。セットリストも当時のままとは思わないものの、それぞれ初期の曲や当時のキラーチューンが組み込まれることは予想される。

PIERROTは「セルロイド」や「MAD SKY-鋼鉄の救世主-」や「Adolf」あたりか。DIR EN GREYは「残-ZAN-」や「Schweinの椅子」、あるいは「【KR】cube」も久々にライブで聴いてみたい。もちろんライブタイトルの元になっているPIERROTの「メギドの丘」、DIR EN GREYの「アクロの丘」は事前に必聴すべきだろう。とはいえ、どんなライブになるかは当日まで謎。すでに両バンドのメンバーは緊張感に満ちているはずだ。(文:長谷川幸信)

「ANDROGYNOS」(アンドロジナス)情報

◆2017年7月7日(金) 横浜アリーナ

ANDROGYNOS
- a view of the Megiddo -

OPEN / START 16:30 / 18:00

出演 DIR EN GREY / PIERROT

 

◆2017年7月8日(土) 横浜アリーナ

ANDROGYNOS
- a view of the Acro -

OPEN / START 15:30 / 17:00

出演 PIERROT / DIR EN GREY

◎チケット

・アリーナスタンディング(ブロック指定・整理番号付) ¥12,000(税別)

・スタンド指定席 ¥12,000(税別)

・スタンド立見(整理番号付) ¥12,000(税別)

【チケット先行】

・携帯サイト DIR EN GREY ONLINE先行受付

└ 受付期間:3/21(火)12:00〜4/9(日)18:00

・GALAXY BROAD CARD先行受付

└ 受付期間:4/10(月)12:00〜4/16(日)18:00

・オフィシャルサイト先行受付

└ 受付期間:4/10(月)12:00〜4/16(日)18:00

詳細は、「ANDROGYNOS」OFFICIAL SITE http://www.androgynos.jp/

■公演に関するお問合せ

NEXTROAD 03-5114-7444 (平日14:00〜18:00)


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