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BugLug 光と生と未来に満ちた復活の日本武道館ライブ【詳細ライブレポート第2弾】

2017年5月15日(月) 19:00配信

「死にかけた俺の命は奇跡的に救い出されたから今がある。それはここにいる全員、メンバーもそう、スタッフもそう、何よりファンの一人一人全員が俺に渡してくれた新しい命なのかもしれない。だからこのBugLugで一生歌いたいんだよ!」
アンコールの3曲目「おわりのないうた。」の前に一聖(Vo)はそう叫んだ。

BugLug 一聖(Vo)

BugLug 一聖(Vo)

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2016年5月7日、一聖は転落事故による重症頭部外傷で、生死の境を彷徨った。それから一年、優(G)、一樹(G)、燕(B)、将海(Dr)の楽器隊メンバーは4人で活動を続け、BugLugを守り続けてきた。一聖もまた、並々ならぬ気迫で治療に専念したに違いない。そして迎えた2017年5月7日、一聖の誕生日でもあるこの日にBugLugは初の日本武道館公演「5+君=∞」を開催した。
全員が渡してくれた命――その命を確かめるように、愛おしむように、メンバー5人で音を鳴らした。そのステージは、全篇にわたってエネルギッシュで、苦しかった過去を振り返るものではなく、まっすぐに未来に向かう光に満ちたものだった。

「始まりはこれからさ」完全復活を果たしたBugLugにふさわしいオープニング

公演前、会場内にはドクンドクンと鼓動音が鳴り響いていた。その鼓動が次第に大きくなり、やがて暗転する。スクリーンの映像が街の風景から病院内を思わせるものに変わり、病室の扉がゆっくりと開くと、一人の男のシルエットが映し出された。大歓声のなか、将海、燕が壇上にせり上がり、階段を降りると、ステージの前方に立ってまっすぐに前を見据える。

一樹、優も同じように登場した後、一聖が壇上に現れ、一歩ずつ階段を降りてセンターに立った。それを合図にメンバーが配置につくと、将海のカウントから「R.I.P」がスタート。「始まりはこれからさ」と締め括るこの曲は、昨日までの自分に別れを告げ、完全復活を果たしたBugLugにふさわしい1曲目だ。

 

 

続く「KAIBUTSU」でフロアに広がったヘッドバンキングの海を眺めながら、「俺が見たかった景色だ!」と一聖が絶叫する。「-7-」では観客が右へ左への大移動。煽る一聖の鬼教官っぷりも健在で、1年前までのBugLugのライブと変わらない景色がそこにはあった。

戦う相手は誰かや何かではない。今を生きている自分自身だ。共に戦おう!

 

 

しかし、BugLugは確実に進化していた。この1年間それぞれにメインヴォーカルを務めてきた楽器隊4人のコーラスの力強いこと。将海、燕のリズム隊の安定感、骨太さ。一樹、優のギター隊が奏でるサウンドの表情の豊さ。

そして、確実に底上げされた楽器陣の演奏に負けない一聖のたくましいヴォーカルが乗ると、もう大力無双である。ステージに打ち上がる炎の玉が熱いステージをより高めた「V.S」では「戦う相手は誰かや何かではない。今を生きている自分自身だ。共に戦おう!」と鼓舞し、「THE DEAD MAN’S WALKING」では、何度でも這い上がる不死身の精神を歌い上げ、このメンバーで初めて作った曲という「SHOW 2 GLOW」では、手拍子を煽り、楽しそうにステージを闊歩するメンバーの姿があった。

一樹が奏でるアルペジオ、その静寂を切り裂くように将海のバスドラが鳴り響くと、シアトリカルな「芸術的思想家の片鱗」へ。曲の世界観に吸い込まれるように、微動だにせず聴き入るオーディエンス。続く「Live to Love」を力強く歌い上げると、「愛するために生きる、その想いをみんなに伝えるために歌いました」と一聖が語った。そして、一抹の不安もすべて消し去るように、「俺ね、超元気!!」と満面の笑顔を見せた。

 

 

「じゃあ、問題を出す。俺が人生で初めてライブをやったのっていつだったと思う?」と、唐突に話しかけてざわつかせた後、「今、テンションが迷子の人っていますか?」で、次の曲名を察知したオーディエンスから大歓声があがった。

それをしたり顔で眺めると、「じゃあ全員で遊ぼうぜ!」と、いたずらな笑顔を見せて「迷子CH」へ。燕のスラップと将海のドラムのコンビネーションが映える「猿」ではサビで大合唱、「WGMM」では一樹と優が花道の端に設置されたマイクまで飛び出しコーラスをするシーンも。

「そろそろ激しい曲いってみようかな?」と、ラストに向けて、「骨」「BUKIMI」「ギロチン」とヘヴィでアグレッシブなナンバーを畳み掛ける。そしてラストは「絶交悦楽論」。「お前ら全員ついてこれるか? もっと声を聞かせてくれ!」。一聖の声に、会場は一体となってヘッドバンキングで応戦。終始圧倒されっぱなしだった本編15曲。ステージを降りる時の充実感に満ちたメンバーの表情が忘れられない。

これから、今までにない音楽に出会えるんじゃないかなと思います。BugLugはここで終わるつもりはありません!


  • 一聖(Vo)

  • 一樹(G)

  • 優(G)

  • 燕(B)

  • 将海(Dr)

アンコールで再び登場したメンバーは、感慨深げに会場をゆっくりと見渡す。そしてメンバー一人一人が、この武道館公演までの思いを口にした。

まずは一樹が「ライブハウス武道館へようこそ!」とロック史に残るあの名言を叫んでこの日一番の満足顔を見せた後、ファンやスタッフに感謝の言葉を述べた。「そして、一聖お帰り! ちょっと性格が変わったかなって思う。褒めるなら、より一層真面目になった。悪く言うと、頑固だね(笑)。これから、今までにない音楽に出会えるんじゃないかなと思います。BugLugはここで終わるつもりはありません!」と語った。

将海は「ずっと待っててくれたみんな、今日来てくれたみなさん、本当にありがとうございます。今日この場所を選んでくれたことを感謝して、最後まで全力でここにいる人みんなに届くようにやりたいと思います」と真摯な思いを伝え、燕は「結成当初からの、日本武道館でいつかやるっていう目標が今日達成されました。あんまり嬉しくて、今日来る時、一聖にメールを送りました。しかも長文(笑)。本当に帰ってくれてありがとな。待ってたぜ!」と、一聖への思いを語った。

この1年リーダーとしてメンバーを引っ張ってきた優は、「この1年間というのは、長くもあり短くもあり、基本的には悔しい思いだったり、辛い思いだったり、悲しい思いの1年間でした」と振り返り、「この1年間俺たちみんなで一緒に乗り越えてきたような気がして、俺たちとみんなの絆がより固くなったと思います。……しかし、みんなの財布の紐まで固くなるとは思いませんでした」と、売れ残っている物販についての話を始め、会場の笑いを誘った。その様子を見ながら、「こんなくだらないMCができるのがどれだけ嬉しいことか!」と、優も笑顔を見せる。

5人+君=∞なんだよ。みんなとの絆があるからこそ今日のライブが出来た

そして「俺は帰ってきたよ! 帰ってきたからとことん遊ぼうぜ!」という一聖の言葉をきっかけに、ロックポップチューン「ASOVIVA」へ。

曲中、一聖は「武道館は俺らの始まりだ!」と力いっぱいに叫んだ。そしてラブソング「Clumsy Love」では、会場に向けて照れくさそうに「愛してるよ」と放つ。「TIME MACHINE」では、スクリーンに一聖不在でライブを続けた4人の写真が映し出され、時間が巻き戻されていく。その穴を埋めるように、その前で歌い上げる一聖の姿が印象的だった。

「まだ見たい夢がたくさんある。一緒に歌おう」と「Dream Rush」、「おわりのないうた。」と声を響かせた後、客電のついた会場を見渡しながら、「5人+君=∞なんだよ。みんながいるからこそ出来上がるライブがある。みんなとの絆があるからこそ今日のライブが出来た。だから、お前ら全員輝いてくれ! 笑顔全開でいけるか? 泣いてる顔も笑顔にしたいんだよ!」と、ラストに「HICCHAKA×MECCHAKA」を全員で大合唱。

BugLugは5人だけのバンドじゃない。全員がBugLugのメンバーだ

すべての演奏が終わった後、やりきった喜びを隠しきれない様子で優と燕がガッチリと手を合わせた。最高の笑顔を残して、将海、燕、優、一樹とステージを降りていく。

最後に残った一聖は「最後に一つだけ言いたいことがある」と、こう締め括った。

「入院中、たった一回だけ夢見たの。それがずっと記憶に残ってて。6月中旬に初めて見た夢。俺が入院してた病室から窓越しに武道館が見える夢だった。それで『次のライブ武道館だからよろしく』って勝手にみんなに言ってて。それが本当に現実になりました。ありがとうございました! BugLugは5人だけのバンドじゃない。全員がBugLugのメンバーだと思って、また一緒に遊ぼうな! 次は日本全国47都道府県。またで会おうな!」

最高のステージで完全復活を果たしたBugLugは、言葉どおり今年9月より47都道府県ツアーを巡る。8月9日にはフリーライブ開催や、ニューシングルのリリースも発表され、嬉しい知らせが目白押しだ。自ら未来を切り拓いたBugLugに期待が高まるばかりだ。

 

 

最後に。興奮と感動のなか、成功裡に収めた日本武道館公演。もしかしたらこのステージは、崖っぷちにいる彼らが起死回生するための最後のチャンスだったかもしれない。

そう思うと、冒頭の一聖の言葉通り、BugLugを生かしたのは、何があっても彼らを支え続け、声援を送り続けたBugLugファンに違いない。

改めて、オープニングやアンコールの「ASOVIVA」の時にスクリーンに流れていた、ファンから寄せられた「私にとってのBugLugとは」のメッセージを思い返す。「夢」「家族」「宝物」「希望」「光」―― 彼女、彼らにとってBugLugはかけがえのないものなのだ。これから先、その手を、その思いを二度と離すことがないようにと、そう願う。(文:大窪由香 撮影:宮脇 進[PROGRESS-M])

2017.5.7 日本武道館「5+君=∞」セットリスト

1.R.I.P 2.KAIBUTSU 3.-7- 4.V.S 5.THE DEAD MAN’S WALKING 6.SHOW 2 GLOW 7.芸術的思想家の片鱗 8.Live to Love 9.迷子CH 10.猿 11.WGMM 12.骨 13.BUKIMI 14.ギロチン 15.絶好悦楽論 EN1.ASOVIVA 2.Clumsy Love 3.TIME MACHINE 4.Dream Rush 5.おわりのないうた。 6.HICCHAKA×MECCHAKA

BugLug 47都道府県ツアー

BugLug 47都道府県TOUR「RESTART WITH A NEW LIFE」

[第1クール]

9/3(日) 神奈川・CLUB CITTA’川崎

9/15(金) 栃木・HEAVEN’S ROCK宇都宮VJ-2

9/17(日) 秋田・Club SWINDLE

9/18(月/祝) 宮城・仙台darwin

9/22(金/祝) 大阪・Banana Hall

9/24(日) 高知・X-pt.

9/26(火) 奈良・NEVERLAND

9/27(水) 三重・松坂M’AXA

9/29(金) 福井・CHOP

10/1(日) 富山・SoulPower

10/8(日) 新潟・studio NEXS

10/9(月/祝) 長野・NAGANO CLUB JUNK BOX

10/14(土) 山形・MUSIC SHOWA SESSION

10/15(日) 青森・Quarter

10/17(火) 北海道・函館club COCOA

10/20(金) 岩手・盛岡CLUBCHANGE WAVE

10/22(日) 福島・郡山HIPSHOT JAPAN

10/26(木) 京都・FANJ

10/28(土) 熊本・B.9 V1

10/29(日) 宮崎・SR BOX

10/31(火) 鹿児島・CAPARVO HALL

[第2クール]

11/2(木) 広島・SECOND CRUTCH

11/4(土) 愛媛・松山サロンキティ

11/5(日) 徳島・club GRINDHOUSE

11/7(火) 山梨・甲府CONVICTION

11/11(土) 石川・金沢AZ

11/12(日) 岐阜・club-G

11/21(火) 和歌山・SHELTER

11/23(木/祝) 岡山・CRAZYMAMA KINGDOM

11/25(土) 大分・DRUM Be-0

11/26(日) 佐賀・GEILS

11/28(火) 長崎・DRUM Be-7

11/30(木) 山口・LIVE rise SHUNAN

12/2(土) 島根・松江AZTiC canova

12/3(日) 鳥取・米子AZTiC laughs

12/5(火) 兵庫・神戸VARIT.

12/7(木) 群馬・高崎club FLEEZ

12/9(土) 茨城・水戸LIGHT HOUSE

12/10(日) 千葉・柏PALOOZA

12/16(土) 沖縄・宜野湾HUMAN STAGE

12/17(日) 沖縄・宜野湾HUMAN STAGE

[第3クール]

2018年

1/12(金) 静岡・浜松窓枠

1/13(土) 愛知・NAGOYA ReNY limited

1/20(土) 埼玉・HEAVEN’S ROCK熊谷VJ-1

1/24(水) 滋賀・B-FLAT

1/26(金) 香川・高松DIME

1/28(日) 福岡・DRUM LOGOS

2/17(土) 東京・新木場STUDIO COAST

[開場/開演]

【土・日・祝】 開場 16:30 / 開演 17:00

【平日】 開場 17:30 / 開演 18:00

【新木場 STUDIO COAST】 開場 16:15 / 開演 17:00

[チケット]

スタンディング

新木場 STUDIO COAST ¥5,000(D別)

他会場 ¥4,800(D別)

[第1クール(9/3神奈川~10/31鹿児島)]

【オフィシャルモバイルサイト先行】

受付期間:5/7(日)20:00~5/21(日)23:59

当落確認・入金期間:5/24(水)18:00~6/4(日)23:59

【オフィシャル先行】【GBC先行】

受付期間:6/10(土)12:00~6/18(日)23:59

当落確認・入金期間:6/21(水)18:00~7/2(日)23:59

【一般発売】7/15(土)

[2/17(土) 東京・新木場STUDIO COAST]

【オフィシャルモバイルサイト1次先行】

受付期間:5/7(日)20:00~5/21(日)23:59

当落確認・入金期間:5/24(水)18:00~6/4(日)23:59

【オフィシャルモバイルサイト2次先行】

受付期間:7/22(土)12:00~8/6(日)23:59

当落確認・入金期間:8/9(水)18:00~8/20(日)23:59

【オフィシャル先行】【GBC先行】

受付期間:8/26(土)12:00~9/3(日)23:59

当落確認・入金期間:9/6(水)18:00~9/18(月/祝)23:59

【一般発売】9/23(土)

[第2クール(11/2広島~12/17沖縄)]

チケットスケジュールは後日発表

[第3クール(1/12静岡~1/28福岡)]

チケットスケジュールは後日発表

特設サイトhttp://buglug.jp/special/47_rwnl/

NEW SINGLE RELEASE決定!

2017.8.9 NEW SINGLE RELEASE

日本武道館LIVE DVD RELESE決定!

2017.9.6 RELEASE BugLug LIVE DVD「5+君=∞」

89の日フリーライブ決定!

2017年8月9日(水) 代々木公園野外ステージ

BugLug 89の日フリーワンマンライブ「自由~ASOVIVA~区域 Revenge」

開場 16:30 / 開演 17:00

観覧フリー

BugLugオフィシャルファンクラブ「ASOVIP」 設立決定!

http://buglug.jp/fc/

オフィシャルサイト http://buglug.jp/

>一樹、優、燕、将海それぞれが、この1年のこと、バンドのこと、この武道館に向かう思いを語ったパーソナルインタビューはこちら


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