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Blu-BiLLioN『EDEN』へと向かう道のり「Fate」【ニューシングル インタビュー】

2018年4月16日(月) 16:56配信

昨年10月にアルバム『EDEN』をリリース、理想郷“エデン”を目指し、長い旅に出たBlu-BiLLioN。大きなテーマに挑んだ彼らの葛藤や苦悩、決意をそのまま詰め込んだ「Fate」を聴いて、彼らの行き着く先を見届けるのがますます楽しみになった。Blu-BiLLioNのリアルがここにある。(インタビュー&文:大窪由香)

Blu-BiLLioN

Blu-BiLLioN

—昨年10月にリリースした『EDEN』を引っ提げて、3年越しのプロジェクトとしてライヴを重ねているBlu-BiLLioNですが、みなさんが考えるエデン(理想郷)に今どれぐらい近づいている感じなんでしょうか?

宗弥(G)「いやもう、全然見えない(笑)。(ツアーに)出発した瞬間に気づいたんですよね。エデンとは人生なんじゃないかって。だからたぶん見えちゃいけないものなのかもしれないと(笑)。大きいことをテーマにしたんだなあと始まってから思いましたね。禅問答みたいなっちゃうんですけど、“これもエデンだけど、エデンではない”みたいな。自分が求めるものに対してアプローチをかけるって、たぶん人が生きていくってことだと思うんですけど、それって大きくも小さくもエデンを目指すっていうことになるのかなと思ったんですよね。なので、その時々で違うべきだし」

—そもそも実態のないものだから、それぞれの成長や向かった方向によってもエデンは変化しそうですね。

宗弥「そうなんですよ。でも、何か形のあるものは見つけたいなとは思ってますけどね」

—1月の新宿ReNYでのワンマンライヴの後、あまりにも反省モードだったので、『EDEN』を出してからの変化を聞いてみたいなと思いまして。

宗弥「みなさんっていうより俺ですよね(笑)。いまだに夢に出てくるぐらいですから」

Seika(Dr)「トラウマになってたよね(笑)」

—ミケさんも思うところがある感じでしたよね、あの日のステージのあと。

ミケ(Vo)「実際、ライヴするたびに“満足だった”っていうライヴってあんまりなくて。それはいい意味で言うと伸びしろがあるというか。自分たちの改善点が自分たちでわかっているっていうのが、唯一の救いかなと思うんですけどね。その改善点は形にしていかないといけないんですけど、それが無理に近いものでも立ち向かっていくっていうことが、エデンに向かっていくことなのかなって思っています」

—その辺はまさに今回のシングルのテーマにもなってるのかなと思いました。

ミケ「そうですね」

ミケ(Vo)

ミケ(Vo)

—珀さん、magさんはいかがですか?

珀(B)「エデンを目指すっていうことでライヴをするたびに考えることが増えたり、音源を作る過程でも単純にいい曲を出していこうってことより、エデンに向かって考えることがいっぱいあると思うんですよ。結構見つめ直すっていうことが増えました、僕は。プレーヤーとしてのあり方だったり、ファンのありがたみだったり、バンドに対しても求められることをやっていくことも正解だけど、やっぱり何かを僕ら自身で生み出して常に前進しなきゃいけないんだなって、そういうのでいますね、今は」

mag(G)「僕は『EDEN』を出してから、やっぱおでんをよく食べるようになりましたね。字面が似てるっていうか、気になっちゃうなあと思って。今までおでんってあんまり好きじゃなかったんですけど、生活に不可欠なものだったんだなっていうのは感じるようになりました」

mag(G)

mag(G)

宗弥「一番いいこと言った!」

ミケ「しょうもないだろ!(笑)」

—teruさんは『EDEN』以降、どんなことを考えていますか?

teru(Key)「去年のツアーではまだ、自分たちの中でも葛藤があったりして、エデンっていうものがまだ見えてない感じだったんですね。で、今年に入ってからもかなりの本数ライヴをしてるんですけど、その中のワンシーンとかでも“あ、これがエデンかも”って感じられる場面が増えたような気がしていて。始まった時よりはどんどん成長していってる気がするので、いい方向にバンドもいけてる感じがしています」

宗弥(G)

宗弥(G)

—今回のシングル「Fate」も、それに向かっていく過程の一つという感じでしょうか。

宗弥「そうですね、過程です。本当は去年中にレコーディングできたらベストだったんですけど、全然曲が出てこなくて。まだツアーファイナルを残してる状態だったし、結局そのツアーを回って見えたことってさっき言った、答えがあるようなないような、そんな状態だったんで、そこから浮かぶ音っていうのが自分の中に一つもないというところからスタートしましたね」

—その状態からどんなふうに生み出していったんですか?

宗弥「結局探してるものはまだないし、ずっとないかもしれない、次が何もないっていうことをテーマにしながら曲を作り出しましたね」

—これまでも曲が浮かんでこないことってあったんですか?

宗弥「それがあんまりないんですよ。一つも出てこないっていうのは初めてでした。モチベーションがなかったわけでは全然なかったんですけどね。作りたいし、ワクワクしながら机に向かってたんですけど、自分の中になんもねえぞっていう状態でした。それで焦っていろいろ聴いたり、いろんな場所に行ったりして刺激を受けようとするんですけど、もう手遅れなんですよね。心が死んでる状態でした(笑)。今年の年越しは一生忘れないぐらいきつかったですね。もう目を開けて呼吸してるだけ、みたいな」

—そうでしたか。この曲はライヴでトラウマになったという7弦ギターを駆使されてますよね。

宗弥「そうそう、この曲からですからね、7弦を使ってやっていこうっていうのは。そういう新しい刺激っていうのもありながら、結局等身大になりましたっていう感じです、自分からすると」

—そうやって作った楽曲に作詞をするミケさんに、何か伝えたキーワードはあったんですか?

宗弥「とにかく何もないうえに時間もないっていうことだったんで『ごめんね、よろしくお願いします』っていうことだけは伝えたんですけど(笑)」

ミケ「そうだったね(笑)」

宗弥「結局バンドで向かってるテーマなんで、それぞれでいいと思ったんですよね。自分の曲はこうだけどやけに明るいポジティブな歌詞がのったって面白いだろうし、俺よりネガティブな感じでも面白いなと思うんで、そこは全然。あえて言葉で伝えなきゃいけないことはないと思っていたので」

ミケ「この歌詞の方向性みたいなものは、最初っからこういうのを書こうっていうのが決まってたんですよ。そんな中で言葉の種類というか、例えば普段使ってる言葉を使うのかとか、“僕”なのか“私”なのかとか、そういうところが分かんなかったんですけど、曲を聴いて、普段使うような言葉じゃなくてちょっと難しいような言葉を混ぜていくのがベストかなと思って、こういう形にしましたね。あと、今回の曲は、例えば普通だったらAメロ、Bメロ、サビってくるところを、一回出たメロがもう出なかったりとか面白い作りになっていたんで、ストーリーを作りやすかったかなあと思います」

—今回3曲ともに言えるんですけど、何かモチーフになるものがあるのかと思うくらい歌詞にストーリー性がありますよね。

宗弥「前回のアルバムを作ってからそれに俺は結構ひっかかってるというか。ストーリー性を結構大事にしたいなと思っていて。今まではオーソドックスな作りをすることがすごく多かったんです。分かりやすい作り方というか。そういうのも大事なんですけど、そこにオリジナリティが出せたら面白いなと思ったし、自分もそういう曲を聴くのが好きなので、ジェットコースターに乗ってるような感じというか、そういう作りにできたらいいなと思っていたりします」

teru「今言ってたジェットコースターじゃないですけど、曲が進んでいってどういう展開にいくんだろうって、自分もこの構成が不思議な感じがしたので、初めて聴いた人も結構ワクワクしながら聴いてくれてるんじゃないかなと思いました。最初、ピアノとギターのアルペジオから始まって、ピアノで終わるんですけど、この曲をもらった時ピアノの印象が強かったんですよね。でも曲中はあんまり鍵盤いらないかもねっていう話になって。それで、ガチガチの同期じゃなきゃできないような最近の作りかたではなくて、バンド6人でライヴができるような構成を意識して作りました」

mag「そのピアノで終わるところがほんと腹立つなと思っていて。カッコつけて弾いてるんだろうなってその映像が浮かぶんですよね」

宗弥「指をピン!としてね。すでにちょっと話題になってますからね。最後のピアノで曲が決まるから、いつ大ボケしてくれるのかワクワクしながら待ちわびてはいるんですけど」

mag「ライヴ中は僕が前にいるんで、いつか邪魔してやろうと思っています」

—なぜバンド内で足を引っ張るんですか?(笑) ではもうライヴで披露されてるんですね?

Seika「最近やったんですよ、初めて。そこでこの曲のパワーを感じたというか、すごい手応えを感じましたね。この曲自体にそういうパワーが何かあるんだろうなと思います」

「初めて「Fate」をもらった時、すごい引き込む曲だなっていう印象があって。展開もいろいろあって、ワクワクする曲だなあと。ライヴをやる時もすごい自信をもってやれました。まだ一回しかやってないんですけど、まだまだ化けるなっていう確信はあります」

珀(B)

珀(B)

—2曲目の「現世Survive」は珀さんの作曲曲ですが、これも最初のお話にあったエデンに向かっていくうえでいろいろと考えた、という曲ですか?

「そうですね。『EDEN』でタフなサウンドに挑戦してたんで、そこで得た武器を一旦自分の中でリセットして。とりあえず一回ゼロに立ってみたところで、ライヴチューンを今の武器で作ってみようっていう感じで作りました。僕の中では初期衝動のままに一回走り抜けて出来上がった曲を提出してるっていう感じですかね」

—ラップを乗せるというのも珀さんの中にあったものですか?

「そうですね。ここはラップだよっていうのだけを入れて、ラップの譜割とかも全部ミケに丸投げしました」

ミケ「この曲はラップに力を入れた気がしますね、歌詞を書く時。内容的には今自分たちがバンドをやっていて思うことを書いたんですけど。やっぱり負けちゃいけないんだなと思ってるので、それを面白く書いたつもりですね」

—「Fate」もそうですが、戦ってますね。

ミケ「ほんとそうですね。行き着くところは自分との戦いなんですけど」

—サウンドメイクについてはいかがですか?

mag「ド頭のフレーズがめちゃくちゃカッコよくなっててビックリしました。弾いてて、どうしたらいいか分からなくなったんで『申し訳ないけど、これマジ分からん』って投げて」

宗弥「俺はとにかく表題曲をやらなきゃいけなかったから、アレンジとかは任せてたんですよ。この曲に関しては共に悩みましたね。やっぱり限界から生まれるものもあるんだなということを知った作品です。今、レコーディングってわりと自分たちでやっちゃうような感じなんですけど、ギターがうまくなってると思って」

—magさんの?

宗弥「そうです。これは着実にエデンに向かってますね」

mag「やっぱ登ってますね。もう山頂見えてますよ」

—最初のエデンに関する質問では、おでんの話しかしてくれませんでしたけど。

ミケ「急に駆け上がったよね(笑)」

宗弥「山頂って、まさかエデンを山で例えるとはね。もう8合目ぐらいまできてるんですかね、本人は(笑)。作曲者が初期衝動って言ってくれてよかったですよ。メンバー全員が初期衝動に立ち向かった感じです」

Seika「ライヴ曲って最初に聞いて、ライヴのイメージしながら作りましたから。まだライヴでやってないですけど、楽しみの方が大きい感じですね。早く披露したいなっていう思いがあります」

teru「もらった時はギターと歌とシンセがほとんどなかった状態だったので、「Fate」とは対照的に使いたかった音を試してみたり、いろんなことに挑戦できました。この曲を全部録って送ってから、パソコンが死にました」

宗弥「サヴァイヴできなかったんだね」

teru(Key)

teru(Key)

—(笑)。そして通常盤に入る「謳火」は特にストーリー性を感じるんですが、何かモチーフなったものはあったんでしょうか?

「モチーフは……ちょっと言うのが恥ずかしんですけど……俺ですね」

(沈黙が流れる会議室)

宗弥「それは恥ずかしいね」

(一同爆笑)

「ほんとに恥ずかしいんですけど(笑)、ほんとはそれを言わずに、『火ですね』とか言いたかったんですけど、俺ですね、モチーフは」

ミケ「タイトル、「珀」でよかったんじゃない?」

「曲ができて歌詞を書く段階でミケに投げようと思ったんですけど、少し言いたいことがあるので、ちょっと書かせてくれないかと、わがまま言わせてもらって書いたんです。エデンを目指すにしてもバンドを続けていくにしても、やっぱりファンの存在がないとどうにもならないというか。僕らだけが頑張ったって応援してくれる人がいないと、何もならないのかなっていうのがあって、感謝の気持ちを、ありがとうっていう言葉以外で伝えられるような曲を作りたいなと思って書いたんです。火が集まって大きな炎になるように、そうやって一人一人が集まってくれることで巨大な力になっていくよっていうことを描きつつ、自分を燃やすにしても、普段の生活の中で迷いとかあると思うんで、今頑張ってることを疑わず前に進んでほしいという思いがあって。そういうのを読み取ってもらえたら嬉しいなって思います」

—「Fate」「現世Survive」はミケさんのヴォーカルもかなりヒリヒリとした緊張感がありましたが、この曲ではちょっと優しい感じがしました。

ミケ「最初に珀さんが歌ってくれた音源があって、それを聴いて自分も歌ってるんですけど、珀さんの歌の方が合ってるなって思いました、正直(笑)。みんなに聴かせたいぐらい」

Seika(Dr)

Seika(Dr)

—そしてみなさんはライヴ三昧ですね。7〜8月はBPR vs レジレコ TOUR「シバきあい!!」もあります。

宗弥「今まで夏は治外法権で3バンドで回ってたんですけど、今回6バンドですからね」

「どうなるんだろうね」

宗弥「あんまり想像がつかないよね。とにかく大変な夏になりそうです(笑)」

Blu-BiLLioN リリース情報

初回盤A

初回盤B

通常盤

Fate

2018年4月3日発売

【初回盤A】 RSCD-275/276(CD+DVD) ¥1,800(税抜)

[CD]1. Fate 2. 現世Survive 3. Fate (カラオケ)
[DVD]Fate -Music Clip-

【初回盤B】 RSCD-277/278(CD+DVD) ¥1,800(税抜)

[CD]1. Fate2. 現世Survive3. Fate (カラオケ)
[DVD]Resistar Records PRESENTS「治外法権-新春だょ全員集合!!2018-」 at 新木場STUDIO COAST
1. Believer’s High 2. SEED 3. Miss Mermaid 4. 現代型パラノイア 5. The Awakening of Revolution 6. S.O.S. 7. 響心identity 8. 宙言

【通常盤】 RSCD-279(CD) ¥1,500(税抜)

[CD]1. Fate 2. 現世Survive 3. 謳火 4. Fate (カラオケ)

 

Blu-BiLLioN オフィシャルサイト

ライブ情報特設サイト


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