伝統を継ぐものたちー江戸職人の手わざ

2015.9.29 (火) 17:35

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葛飾北斎ゆかりの地である東京墨田区は、東京スカイツリーや隅田川、国技館など、現代と伝統を併せ持つ町です。
そして、伝統工芸の手わざを現代に伝える職人たちが数多く住む地域でもあります。
「あたらしくある。なつかしくある。」を基本コンセプトに「すみだモダン」としてブランド認証された商品の中から、選りすぐりの江戸・伝統工芸の数々をご紹介いたします。

※主な展示・販売品※
江戸木目込人形、木目込細工、指物細工、錺(かざり)細工、蒔絵細工、漆器、江戸切子


【安宅漆工店】
昭和10年に先代が創業した漆塗りの店。先代から受け継いだ伝統技術を磨き、建築漆塗りの第一人者として東京マイスターに認定されている。また東京都内でも数少ない漆師。鎌倉建長寺、国立能楽堂などの有名な建築物の漆工や目黒雅叙園等の文化財の修理や修復も手がけるかたわら、日常の生活品にも本物をとの想いから、さまざまな漆製品を生みだしている。

墨田区無形文化財保持者、東京マイスター、すみだマイスター


【かざり工房しおざわ】
"鏨(タガネ)"と呼ばれる道具を使ったこの技術は、仏教の伝来とともに渡来工人から伝えられたとする技法で日本古来の文化を表現する数少ない技術である。 創業以来深川・浅草をはじめ首都圏をその他を含め約500基の神輿の錺金具を製作、江戸の伝統技術を守る東京墨田区で"鏨(タガネ)"の技術を現代に受け継ぐ数少ない工房のひとつ。
「鏨で魅せる日本の美」をテーマに日常で使えるものに挑戦している。

墨田区登録無形文化財(工芸技術)金工(錺金具づくり)の技術保持者、すみだマイスター、2010年第6回東京の伝統的工芸品チャレンジ大賞 都知事賞受賞、TASKものづくり大賞 優秀賞 「日本」お持ち帰り(2010)


【K's】
昭和モダン蒔絵は生きいきと活動する現代女性にも似合う、大人の遊び心あふれる漆小物。琳派やオーストリアの画家クリムトにもインスパイアされたという作品には、トランプ、蜘、コウモリなど、レトロで妖しく可愛らしい模様が漆と金銀粉で描かれている。
元グラフィックデザイナーの井上さんは、ひとつひとつ丁寧にフリーハンドで絵柄を描く。量産はできないけれど、すべてが一品物の貴重な作品だ。骨董の修理修復を手がけながら、漆の技術を覚えていった。何十年も腕を磨いている漆職人にはかなわないが、漆の艶、奥深い色、手触りに惹かれて創作を続けていると井上さんは語る。
アンティーク着物に興味を持つ若い世代から、和小物にこだわりを持つ年配の女性たちまで幅広いファンを持っているという。


【指物益田】
木と木を釘を使わずに巧妙に継ぎ、組み合わせて作る木工家具や道具『指物』。その歴史は平安時代の宮廷文化まで遡ることができ、わけても江戸指物は将軍家、大名家などの武家用、徳川中期以降は商人用、そして江戸歌舞伎役者用として多く作られ、今日に至っている。
益田大祐さんは家具製造会社を経て、平成9(1997)年台東区の「江戸指物師 渡辺」に弟子入り。8年の修業後に独立、平成21(2009)年、墨田区立川に移転、翌年墨田区伝統工芸保存会に入会。座卓、棚物、姿見から、茶道具、仏具まで、さまざまな江戸指物の製作および販売を行っている。約8割が特注品の製作。修理も手がけている。


【塚田工房】
塚田工房は天保12年(1841年)からつづく木目込人形の老舗工房。木目込とは、桐の粉を固めた人形の素地に筋溝を付け、そこに着物に見立てた布地を挟み込んで仕上げる日本古来の人形技法。現代表・6代目の塚田進(詠春)さんが昭和48年(1973年)に塚田工房を創業、国・都指定の伝統的工芸品である江戸木目込人形はもちろんのこと、桐箱に筋溝を描いて絹布で彩りを表現するKimekomi 絹絵も手がける。原画は墨田区ゆかりの葛飾北斎の絵手本から。箱はすみだの木工職人「指物益田」「二葉桐工房」ともコラボレーションしている。

すみだマイスター、東京都マイスター、墨田区登録無形文化財保持者、墨田区伝統工芸保存会会長


【玻璃匠 山田硝子】
「伝統の江戸切子を、独自のスタイルで発展させた作品作りを続けている、ガラス作家でもある二代目山田輝雄さんは日本工芸会正会員、日本ガラス工芸協会会員。『日本のガラス展』をはじめ数々の賞を受賞している。
三代目山田真照さんは江戸切子協同組合理事、墨田区伝統工芸保存会会員、すみだマイスター認定。伝統的な江戸切子の模様に加え、大小様々なグラインダーを使い分けガラスの表面を浅く削り動植物などを表現する「花切子」も手がけている。

当工房では三代に渡り花切子を手掛けるなど技術の伝統と革新を継承し独自の切子を制作している。

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開催概要

会期:2015年9月19日(土) - 10月12日(月) 
会場:代官山蔦屋書店2号館 2階 Anjinフロア
開館時間:朝9:00~深夜2:00 
主催:代官山 蔦屋書店 Anjin 
協力:安宅漆工店、かざり工房しおざわ、K's、指物益田、塚田工房、山田硝子加工所 
後援:すみだ地域ブランド推進協議会
お問い合わせ:03-3770-1900 

代官山 蔦屋書店へのアクセス

〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町17-5

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