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年の瀬の定番・ベートーベン「第九」の、12月公演数は…?

2014.12.28 (日) 06:00

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師走の風物詩のひとつ、ベートーヴェンの「第九」演奏会。暮れの12月だけで何回演奏されるのか?そもそも、なぜ年末になると「第九」が取り上げられるのだろうか?

ベートヴェンもびっくりの公演数

ベートヴェンもびっくりの公演数

12月には180回以上公演される「第九」!

音楽情報誌『ぶらあぼ』編集部によると、2014年12月には国内で185回の「第九」公演が行われる。これは前年より10回以上多い。1日平均では6回の「第九」が演奏されていることになる。これほど多く演奏される交響曲は他にはなく、断トツの演奏回数である。

楽聖と呼ばれるベートーヴェンは、生涯に9つの交響曲を書いた。その最後となる作品が「第九番」である。1時間を超えるこの傑作は、ベートーヴェンによって改革が加えられている。それまで器楽のみの演奏が中心だった交響曲に、独唱と混声合唱を第4楽章に入れ、新しいジャンルを開拓したのだ。

オーケストラのほか独唱者や合唱団が必要となる声楽つき交響曲は、本場ヨーロッパでは必ずしも多く演奏されるわけではない。だが日本では、年末になると恒例のように演奏回数が増える。それはなぜなのか。

「諸説あるのですが、1940年代の日本のオーケストラは貧困の状態にあって、楽員たちは苦しんでいた。その状況を打破するために、1年の締めくくりとして、また、新年に向けて華やかな曲を演奏しようと選ばれたのが『第九』でした。次第にそれが年末に定着していった、ということのようです」(「ぶらあぼ」編集部)

「歓喜の歌」で有名な第4楽章の声楽と合唱は、ドイツの詩人・シラーの原詩による。人類愛を描いたこの詩が壮大な曲とあいまって、大きなうねりとなり聴く者の感動を呼び起こす。それが、新年を迎えるにふさわしいのかもしれない。

「聴くだけではなく、アマチュアの方が何回かの練習を経てプロオーケストラと一緒にステージに立つ。そんなプログラムが毎年あります」(「ぶらあぼ」編集部)。

聴いてもよし、歌ってもよし。美しい曲の調べに身を任せ、新しい年を迎えるのもいいかもしれない。

(文:青柳雄介)


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