クルマ好きが「夏に絶対走りたい」と熱弁する、イタリアの道が壮大すぎる!

2015.8.16 (日) 19:40

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夏真っ盛り。読者の方々も夏休みに海外に旅行に出かける方も多いのではないだろうか。そこで、クルマ、バイクコーナーのコンシェルジュがおすすめする、海外、特にイタリアの素敵なドライブコースをご紹介しよう。

イタリアに住んでいた伊藤氏

代官山 蔦屋書店クルマ・バイク シニアコンシェルジュの伊藤辰徳氏は、過去イタリアに3~4年暮らしていたことがある。伊藤氏の実家は縫製屋で、本人も洋服は好きでしばらくは洋服屋でアルバイトもしたことがあるという。「その頃、自分よりもお客さんの方がイタリアのブランドに詳しかったので、1年くらいのつもりでイタリアに行ってみたんです。そうしたら面白くなってしまって4年近くいました」。

住んでいたのはフィレンツェ。「大体このあたりは料理やジュエリーなどの勉強に来る人たちが多いのですが、自分は全くそうではなくて、単純にイタリアの雰囲気を知りたかっただけなんです」と笑うが、たまたま家の前がミッレミリアのルートにあたっていたりと、クラシックカーにも縁があったようだ。

チンクエチェントでイタリアの海岸線をドライブ

伊藤氏が住んでいたフィレンツェの側のピサから南に50キロほど行くとリヴォルノという古都が現れる。中部に住んでいるイタリア人がバカンスの時期になると大概この港町に行くといわれ、皆で貸別荘を借りて長期滞在するような街だ。

伊藤氏はこのリヴォルノについて、「砂浜の砂が白いんです。更にこのリヴォルノから南に下ったところがさらに白い。水も凄くきれいで田舎なので人がほとんどいません。ここに行くにはアウトストラーダ(高速道路)を降りて、海岸沿いの一般道しかない。こういうところにイタ車で行ったらいいなと思います」と話す。その時に乗って行きたいクルマは古いチンクエチェントだと迷いなく答える。「キャンパストップをぱたと開けて、時間を気にせず、えっちらおっちら走って行きたいですね」。

またこの近くはキャンティワインの名産地でもあり、海沿いに泊まって、ワインを飲みながら過ごすのはこれ以上ない贅沢だろう。

都市は気を付けよう

「のんびり走るのなら、ナポリよりも南がお勧めです。風景を楽しむならトスカーナ地方。典型的なイタリアの風景で、糸杉並木の間を淡々と走ることが出来るでしょう」と伊藤氏。

ただし、ミラノやナポリなどの比較的大きな都市は注意が必要だ。特に南に行くほど運転が荒くなる傾向にあるので、そういうところを避け、郊外であればのんびりと走ることが出来る。

多くの読者は、そうはいっても右側通行だし、交通マナーもよくわからないという心配があるかもしれない。そういう場合は1日、タクシーや観光バスなどで街を走ってみることを試してみよう。そうすると、クルマの流れやマナーなどが把握出来るし、更には右側通行にも自然になじむことが可能だ。そうしたうえで、レンタカーなどを借りるのが良いだろう。

イタリアの素敵な道を教えてくれた伊藤氏のおすすめする本は、次のとおりだ。

イタリアの“道”に惚れる、おすすめ2冊

真夏の夜の妄想
「CURVES 第3巻 北イタリア - ロンバルディ、ヴェネチア、南チロル」(Stefan Bogner 著、Delius Klasing 刊)

大地を縫う道をテーマにしたボグナー氏写真シリーズ。いくつか種類があるが、一様に峠道を追いかけている。一部にポルシェが写ることはあるが、ほとんどはその景観を楽しむものだ。日本のガイドブックのような解説はなく、あるのは高低差が載ったグラフ程度。あとは、ひたすら写真を楽しむ。この写真集を眺めていると、だんだんそこを走っている妄想を楽しみ始めるだろう。


実際の経験を味わう
「チンクエチェントで駆け巡るイタリア5000km」(笹目二朗 著、エイ出版社 刊)

元某メーカーのテストドライバー、自動車雑誌のチーフテスターなどを経て、現在は自動車ジャーナリストとして活躍する、笹目二朗氏が実際にクルマを借りて現地を走り回ったエッセイ集。現地の交通事情から、食事、ホテルなど様々な情報が実際の体験から記されている。イタリア以外にもイギリスやアメリカを旅したシリーズが全6巻発行されている。


好きな時に好きなところへ行くことが出来るのがクルマの魅力だ。特にヨーロッパでは道路網が発達しているので、そのメリットを大きく享受できる。ぜひクルマに乗って郊外を走ってほしい。そこにはガイドブックに載っていない素敵なお店や宿、そして景色がたくさん広がっているはずだから。

(文:内田俊一)

【代官山 蔦屋書店】
クルマ・バイク コンシェルジュ 伊藤辰徳 氏

世田谷にあったクルマとバイクの専門書店「リンドバーグ」勤務を経て、2011年に同店のコンシェルジュに。クラシックカー・ビンテージカー、本を中心としたフェア・イベントを企画し、さまざまなカーライフの提案を行っている。愛車はイタリア車のアルファ・ロメオで、憧れはアメリカ車のカマロ。

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