ポスト「スティーブ・ジョブズ」!? IT業界のニューヒーロー「イーロン・マスク」って知ってる?

2015.10.2 (金) 07:00

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『イーロン・マスク 未来を創る男』

『イーロン・マスク 未来を創る男』

2015年9月25日(金)にAppleの最新スマートフォン、iPhone 6s、6s Plusが発売された。既に購入した人、予約済みの人などさまざまな人がいると思うが、多くの人はこんな風に感じているのではないだろうか。

「あれ…、最新のiPhoneが出ると聞いても、前みたいにワクワクしないな」

iPhoneを生み出した男、スティーブ・ジョブズが亡くなって丸4年が経とうとしている今日。1人の天才が消えたという事実は確かだし、それでもiPhoneが今も優れたガジェットであることに変わりはない――が、ついこんなことを考えてしまう。

「ジョブズが生きていたら、どんなiPhoneをつくってくれただろう」

ポスト・ジョブズは現れるのか

ジョブズなら既成概念をぶち壊してくれるような何かとんでもないものを私たちに示してくれたのではないか。

「ジョブズが凄かったのは物事を突き詰める力だと思います。有名な話ですが、iPhoneを極限までコンパクトにするために、開発者がもう限界と言った試作品を水槽に入れて、泡が出るからまだ隙間がある(=小さくできる)とジョブズは言ったそうです。つまり、普通の人が考える限界とジョブズの限界は全く違っていたということ。彼が亡くなった後、なかなかそのような人は現れませんでしたが、現在、“ポスト・ジョブズ”と呼ばれて世界中から注目されているのがイーロン・マスクです」と話すのは、代官山 蔦屋書店ビジネスコンシェルジュの渡部彩氏だ。

イーロン・マスクについて簡単に説明すると、1971年に南アフリカ共和国で生まれ、12歳のときには自作したゲームソフトを販売していたという逸話をもつ。その後、PayPalの前進となる会社を立ち上げるなどして世間から“IT革命児”と呼ばれる。現在は、電気自動車事業や宇宙事業に参入し、人類の未来を自らの手で切ら拓こうとしている男だ。

イーロン・マスク公認の自伝がついに発売

今回紹介する本は9月16日に発売されたばかりの“ポスト・ジョブズ”こと、イーロン・マスクに関する新刊『イーロン・マスク 未来を創る男』。この本は、今までに何冊か出ているイーロン・マスクを題材にした本とは“決定的な違い”があるという。

『イーロン・マスク 未来を創る男』

『イーロン・マスク 未来を創る男』

“ポスト・ジョブズ”を題材にした最新刊

『イーロン・マスク 未来を創る男』

アシュリー・バンス著/斎藤栄一郎訳/講談社/2015.9.16

「人類の火星移住を実現させる」という壮大な夢を描く男の少年時代から現在に至るまでの激動の半生がこの1冊で初めて明らかになる。

「これまでに『史上最強のCEO イーロン・マスクの戦い』や『天才イーロン・マスク 銀河一の戦略』などイーロン関連本は何冊か出ています。これらと新刊『イーロン・マスク 未来を創る男』が決定的に違うのは、全ての原稿にイーロン本人が目を通して(著者はアシュリー・バンス)、手を入れている点です。これは初めてのことですね」と渡部氏。


もう1つの本書の特徴は、著者のアシュリー・バンスがイーロンの信頼を得ていたことにある。

「イーロンの目が通っている本である、ということは十分なリアリティ要素。そしてイーロンを追いかけ続けた彼だからこその表現が、さらなるリアリティを感じさせます。自伝というオフィシャル本であるという事実が、読み手を高揚させるんです。世の中には、まだまだすごい人っているんですよね」

『史上最強のCEO イーロン・マスクの戦い』(PHPビジネス新書)

『史上最強のCEO イーロン・マスクの戦い』(PHPビジネス新書)

合わせて読みたい①

『史上最強のCEO イーロン・マスクの戦い』(PHPビジネス新書)

竹内一正著/PHP研究所刊/2015.2.19

Googleの創業者ラリー・ペイジをもってして“規格外の経営者”と言わしめるイーロン・マスクの戦いを描きつつ、新時代の経営者の要件をあぶり出した1冊。

『天才イーロン・マスク 銀河一の戦略』(経済界新書)

『天才イーロン・マスク 銀河一の戦略』(経済界新書)

合わせて読みたい②

『天才イーロン・マスク 銀河一の戦略』(経済界新書)

桑原晃弥著/経済界刊/2014.11.22

Apple創業者のスティーブ・ジョブズやAmazon創業者のジェフ・ベゾスを取材してきた著者がイーロン・マスクに着目し、天才革命者の正体と戦略に迫った。

ジョブズを超えることができるか!?

「ジョブズがiPhoneに代表されるように“個のモノ”を提案したとすれば、イーロンは電気自動車や宇宙事業など“世界のインフラ”に関することを提案しています。考え方によっては、ジョブズよりもさらにでっかいことをやろうとしているのかもしれません。私はこの本を読んで、イーロンのように決められた枠の中ではなく、自分がやりたいことを実現するためにはどうするかと枠の外で考える人が増えていくと、もっと世の中は楽しくなるのではないかと思いました」(渡部氏)。


ジョブズがこの世を去り、渇き気味にある私たちの心をイーロン・マスクは潤す存在になるのか。それは新刊『イーロン・マスク 未来を創る男』を読んで、ぜひみなさん自身で確認していただきたい。代官山 蔦屋書店には翻訳版だけでなく、原本(英語版)も置いてあるそうだ。2冊を手に取って比較してみるのも本好きならではの楽しみ方だろう。

(文:廣田喜昭)

【代官山 蔦屋書店】
ビジネスコンシェルジュ 渡部彩 氏

ナショナルチェーン書店で書店員として勤務した後、IT系出版社の書店担当の営業として全国を行脚。2014年から代官山 蔦屋書店のコンシェルジュへ。本を売る側と作る側の経験を生かし、ワークスキル(実務的スキル)、ワークスタディ(経営や経済といった情報収集)、ワークスタイル(働き方)の3つの視点からビジネス書コーナーの強化に携わっている。

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