『情熱大陸』出演の和菓子職人「一幸庵」水上力氏ってどんな人?【2016年2月14日(日)放送】

2016.2.7 (日) 23:28

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自身の店名と同じタイトルを掲げた本『IKKOAN』を昨年末に発売した和菓子職人・水上力さんが、再び脚光を浴びている。さまざまな分野で活躍する人たちに密着、紹介していくドキュメンタリー番組『情熱大陸』(毎日放送)に2016年2月14日(日)登場するのだ。

今後の活躍が注目される水上さんとは、どのような人物なのか。この機会に改めてご紹介したい。

日本でガラパゴス化した和菓子を世界へ届ける。水上力さんの足跡

「一幸庵」水上力さん

「一幸庵」水上力さん

水上さんは東京・茗荷谷から徒歩5分の場所にある和菓子店「一幸庵」の店主。1948年に東京で生まれ、京都、名古屋での修行を経て1977年に「一幸庵」を創業。来年で創業40周年を迎える。

食べ手に対しての配慮を追及し、謙虚でありながらも、自分の菓子と向き合い続けた水上さんが辿りついた、自分の菓子のあり方とは、茶のおいしさを引き出すためのもの、と語る。

「和菓子を口にして、甘さの余韻が残るうちに茶を飲むと、茶の渋みが旨みに変化して菓子の甘みが消える。茶がおいしいと感じたその瞬間、何を食べたのかわからなくなるような存在が私の菓子の理想。たとえば江戸時代の武士道にある“忠臣は二君に仕えず”や“武士道とは死ぬことと見つけたり”という一文に、私が目指す美学と同じものを感じます」。

菓子

「千両」は春の訪れを感じさせてくれる。

その日本古来の心にも通じる美学を掲げ、水上さんは海外に和菓子を伝えることにも目を向ける。

「洋菓子と比較すると、値段的にも嗜好的にも、明らかに周回遅れの和菓子。将来の夢に和菓子職人と書く子供は、まずいないです。日本でガラパゴス化した和菓子は海外に見せることも大事だと思い、7年前に初めてパリにいきました」。

「エコール・ヴァローナ東京」や「ジャン・シャルル・ロシュー」など大手メーカーやショコラティエとコラボ、イタリアの食の展示会「イデンティタ・ゴローゼ」やトップパティシエが集まる「ルレ・デセール・インターナショナル」でのデモンストレーションなど。国境を越えた活動は続く。

関連記事:「守るだけではなく、生き抜く“菓子道”を見つけたい」。国境を越えた「一幸庵」店主・水上力氏の挑戦とは?

水上力さんの技の結晶『IKKOAN』ってどんな本?

そんな水上さんの足跡の結晶とも言えるのが、昨年末に発売された本『IKKOAN』だ。72個の和菓子を美しい写真と日英仏の3カ国語で綴ったアートブックのような一冊。クリエイティブディレクターの南木隆助さんとともにクラウドファンディングで資金を募り、形にしたものだ。

本のテーマには、和菓子とは切っても切り離せない“季節”を選んだ。七十二候(しちじゅうにこう)という暦だ。春夏秋冬の“四季”、立春や夏至、秋分といった“二十四節気”、それをさらに細かく分けた“七十二候”。2月に始まるこの暦は、風が氷を溶かす「東風解凍」から寒さのなかで雌鶏が卵を産み始める「鶏始乳」まで1年を72の情景に表す。移ろう季節を彫刻のような大胆さと遊び心、繊細な技で表現された菓子は、どれも生き生きとした存在感を放っている。

関連記事:72の季節を閉じ込めた美しすぎる和菓子本『IKKOAN』が話題。世界進出も

『IKKOAN』の生まれた背景、水上力さんの世界への挑戦をトークショーで

3月8日(火)には、代官山 蔦屋書店で水上さんによるトークショーも開催予定だ。本が生まれた背景と、世界を相手にいかに和菓子を伝えていくかについて、直接知ることができるチャンス。

関連記事:「世界への和菓子の伝え方」トークイベント概要


和菓子は、世界が注目する日本の食文化のひとつでもある。今後さらに日本を代表するアイコンとなりえる和菓子の可能性について考える機会になるはずだ。

水上 力(みずかみ・ちから)

1948年東京生まれ。京都、名古屋での修行を経て1977年に「一幸庵」を創業。「エコール・ヴァローナ東京」や「ジャン・シャルル・ロシュー」など大手メーカーやショコラティエとコラボ、イタリアの食の展示会「イデンティタ・ゴローゼ」やトップパティシエが集まる「ルレ・デセール・インターナショナル」でのデモンストレーションなど、国境を越えて和菓子の魅力を伝えている。

■店舗情報

「一幸庵」
所在地/東京都文京区小石川5-3-15
TEL 03-5684-6591
営業時間/10:00~18:00
定休日/日曜、祝日

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■『情熱大陸』放送日時

2016年2月14日(日)夜11時から、毎日放送

■書籍情報

「IKKOAN」

ページ数:194ページ
価格:3990円(税別)
言語:日仏英
サイズ:220mm × 220mm × 35mm
ハードカバー
クリエイティブディレクター・企画編集 南木 隆助
アートディレクター 川腰 和徳
フォトグラファー 堀内 誠
プロデューサー 佐藤 勇太
フォトレタッチャー 山田 陽平
デザイン 入澤 都美
PR 奈雲 政人
仏文訳 セシル・ササキ
英文訳 メアリーベス・ウェルチ

「GREEN FUNDING」プロジェクトページ

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