アートなハーブティー「Have a Herbal Harvest(ハブ・ア・ハーバル・ハーベスト)」インタビュー。カモミールやカレンデュラの「標本」を飾って、飲んで楽しむ

2016.6.16 (木) 07:00

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コーヒーブームもひと段落。次に注目を集めるのは「お茶」だと言われている。そんななか、今回紹介したいのが、ハーブティーブランド「Have a Herbal Harvest(ハブ・ア・ハーバル・ハーベスト、以下HHH)」だ。

ハーブのティーリーフが、まるで押し花のようにパッケージングされている。「ハーブの標本」という言葉もしっくりくる、実にアートなハーブティーだ。セレクトショップやミュージアムショップなどで販売されているほか、これ自体のアート展もされるなどユニークな展開が話題を集めている。

生みの親でありディレクターを務める、伊藤維さん(「ROCKET」)に話を聞いた。新生活にも慣れ、疲れが溜まりがちなこの時期。ハーブティーでリラックスしながら、ストーリーも味わってみてほしい。

食べられるハーブのプロダクトを作りたかった

HHHを生み出したのは、“food”と“art”を結ぶ新感覚ギャラリーROCKETが運営するオーダーメイドのケータリングサービス「CATERING ROCKET」によるブランド。「飾って美しく、お茶にして飲めばハーブの香りと効果を感じることができるハーブティーブランド」として、2015年度のGOOD DESIGN賞も受賞している。

天井から吊るしてディスプレイされた「Have a Herbal Harvest」

天井から吊るしてディスプレイされた「Have a Herbal Harvest」

ハーブそのものの形状をここまで美しく残しながら、しっかりと味わいのあるハーブティーというのはHHH以外のプロダクトで見たことがない。

  

伊藤維さん   

アイデアのきっかけは、2014年の9月にROCKETのギャラリーで展示会を行った時。食と植物に関するプロダクトを制作する事になり、リサーチをする中で色鮮やか、かつ食べることもできるハーブを使うことを思いついたという。

「正直、“食べる”ということを考えるとイマイチしっくりこなくて苦戦しました。ドライハーブをそのまま食べるようにしようと思ったのですが、そのままだとおいしくないし、歯ざわりも良くない。そこでハーブを栽培してくだっている静岡の『落合ハーブ園』の方とも相談して、『お茶にするのはどうか』という結論に至りました」

ハーブティーに使用しているハーブは、すべてオーガニックのもの。季節ごとに旬のハーブを仕入れているため、その時期に一番おいしいハーブティーを味わうことができるのも魅力の一つだ。


「Have a Herbal Harvest」は、飾って飲んで、お風呂に入れても(!?)楽しめる

Have a Herbal Harvest

HHHのハーブティーの魅力は、味わいももちろんだが、なんといってもその芸術性の高さ。部屋に一枚飾っておくだけで、特別な空間を演出できる。ただ、この標本のような一枚を作り上げるためには、それに応じた時間も必要だという。

「このプロダクトが完成する前に大変だったのは、鮮やかな色のまま押し花にする方法でした。乾燥のさせ方からすべて研究をし、専門家の人にも伺って、やっと納得のいく方法を見つけることができました。次に大変なのは、ハーブの配置方法です。ハーブは植物なのでもともとの形が一つ一つ異なります。配置のバランスはもちろんですが、一枚一枚袋の中に手を入れて行う作業なので、手先が器用じゃないと作業をすることすらできません。そのため、現在でもこの作業をできるのは、5人ほど。なかなか手間暇はかかっています」

この美しさは飾っているときだけではなく、飲む直前まで楽しむことができる。

「ブルーマロウ」の変化その1

「ブルーマロウ」の変化その1

「ブルーマロウ」の変化その2

「ブルーマロウ」の変化その2

「紫色の花ブルーマロウは、別名“夜明けのハーブ”とも呼ばれていて、昨年販売時には大変な人気でした。お湯で戻すと色鮮やかな青色に染まり、相性抜群のフルーツシロップを入れれば化学反応で色が変化するというのも人気の秘密でしたね」

ブルーマロウのハーブティーは、今年も7月末頃発売予定だという。他にも今年の新作にはオレンジ色の花が美しいカレンデュラを用意。花だけではなく、グリーンのミントやレモングラスなども定番商品として人気を博している。このように、天井から吊るしたり、壁に立てかけて置くだけで絵になる作品だからこそ、飲むのがもったいなくて、家にずーっと飾っておきたくなる人もいるはず。

壁に立てかけて観葉植物のようにも飾ることができる。

壁に立てかけて観葉植物のように飾っても素敵。

スタンドに置くとハーブの葉脈が透けて、有機ハーブの生命力を取り入れられる。

スタンドに置くと葉脈が透けて、ハーブが違った表情を見せる。

「ハーブティーには一応、一番おいしく飲んでいただける時期を目安に賞味期限を設定しています。お花は2カ月、グリーンは3カ月が目安です。その期間を過ぎると、保存方法にもよるのですが全体的に色が褪せてきてしまうんです。もしも賞味期限が切れてしまった場合には、お風呂に入れてハーブ風呂にしていただくのもおすすめです」。

なんとも贅沢なお風呂だが、一度くらい入ってみたい気もする。

今後の予定は、7月末に原宿ROCKETにてHHHの展示会が開催されるという。「飾って楽しめる食と植物の新商品のお披露目を予定しています」と伊藤さん。

プロダクトだけでなく、イベントなどの空間作りからケータリングまで、すべてを担う仕事も今後は増やしていきたいそう。贈り物としても絶対に喜ばれるHHHのプロダクト。五感を使って楽しむハーブティーで、アートな時間を楽しんでみては。

  

  「CATERING ROCKET」

(文:戸塚真琴)

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「Have a Herbal Harvest」公式サイト

CATERING ROCKET
伊藤維

武蔵野美術大学卒。食とアートを結ぶ新感覚スペース「原宿ROCKET」内のケータリング部門フードディレクターとして活動中。


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