日本橋「アートアクアリウム2017」詳細レポート。金魚が泳ぐアート水族館が開幕

2017.7.7 (金) 17:12

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「ECO EDO 日本橋 アートアクアリウム2017 ~江戸・金魚の涼~&ナイトアクアリウム」

観賞魚とアート、デザイン、エンターテイメントを融合させた「アートアクアリウム」が11年目を迎え、さらにバージョンアップして2017年7月7日(金)にお目見えした。

東京・日本橋を舞台に、龍宮城をコンセプトに繰り広げられる幻想的なアート水族館を紹介する。

最新記事:「アートアクアリウム城 ~京都・金魚の舞~」レポート。2017年の見どころ&グッズは?

11年目を迎え、バージョンアップした「アートアクアリウム2017」

3,000匹もの金魚が泳ぐ巨大金魚鉢「超・花魁」と手毬をモチーフにした「テマリウム」。

3,000匹もの金魚が泳ぐ巨大金魚鉢「超・花魁」と手毬をモチーフにした「テマリウム」。

「アートアクアリウム」は、「ECO EDO 日本橋2017」の総合プロデューサーも務める、アートアクアリウムアーティスト・木村英智氏が手掛ける“アート、デザイン、エンターテイメント”と“アクアリウム”が融合した水族アート展覧会。江戸時代に庶民文化として金魚を鑑賞して涼をとったことになぞらえ、金魚を中心に展開するアートアクアリウムで、今年で11年目を迎える人気企画だ。

昨年は1日8,000~9,000人、80日間で過去最高の73万人を動員したこの水族アート展覧会は、過去10年間で東京以外の地域での展示も含めると730万人の観客を魅了してきた。11年目を迎えた今年は「龍宮城」をテーマに据え、海の金魚ともいえるカラフルな熱帯魚も仲間入りして新たな切り口で会場を展開しており、見どころが満載だ。

新作アートも登場! 気になる会場の見どころは?

日本の伝統工芸である九谷焼で製作されたアートアクアリウム「九谷金魚品評」。

日本の伝統工芸である九谷焼で製作されたアートアクアリウム「九谷金魚品評」。

会場に一歩足を踏み入れた瞬間から、幻想的でこの世のものとは思えない雰囲気に包みこまれ、深海に迷い込んだような気分になる。入り口からメイン会場へと続く通路は、金魚の絵柄を施した九谷焼の器がしつらえられ、その中を優雅に泳ぐ金魚が出迎えてくれる。器の上から金魚を眺め、横からは九谷焼に描かれた金魚の世界を楽しむ贅をつくした趣向だ。続く道には江戸切子のガラスの鉢に金魚がたゆたい、見上げれば切子のグラスで形づくられた天の川が頭上できらめく。

そして、いざ、メインの会場に歩を進めると、視界が開け、思わず息をのむような龍宮城の世界が眼前に広がる。滝のように水が流れ落ちる水槽に観賞魚が泳ぐ「パラダイス・フォール」、行燈をモチーフにした「アンドンリウム」、手鞠をモチーフにし三重県の伝統工芸“伊賀組紐”をあしらった「テマリウム」、巨大金魚鉢と17のアクアリウムで構成される「超・花魁」など、ぐるりと回りを一周して全方向から楽しみたくなる、いくら眺めていても飽きない作品ばかりだ。クマノミやチョウチョウウオなどのカラフルな魚も加わりながら、どの作品もトロピカルな雰囲気ではなく、あくまでも日本ならではのあでやかな華やぎを感じさせてくれる。

特殊な構造で水が閉じ込められていて、上から見た時の水中世界との境界が美しい「タマテリウム」。</span>。

特殊な構造で水が閉じ込められていて、上から見た時の水中世界との境界が美しい「タマテリウム」。

展示作品を写真でもっと見る

今回の見どころのひとつは、玉手箱をモチーフにした新作の「タマテリウム」。アクリルで作られた玉手箱は、金沢の金箔で絵付けされ、閉じ込められた水の中で金魚が華麗な舞を見せてくれる。タマテリウムの背後には映像が動く掛け軸も飾られ、その場を彩る品々をためつすがめつ眺めるだけであっという間に時間が過ぎていく。

また、プロジェクションマッピングを使った新作「龍宮城絵巻」では、乙姫様を想起させるヒレナガゴイが泳ぐ縦方向の水槽に、龍宮城の映像が投射される。手前に配されたサンゴ礁の水槽にも映像が映りこむ一方で、上部には龍宮城とは異なる時間軸の現実世界の時の流れが映し出され、「浦島太郎」の世界観を表現している。

「アートアクアリウム夏祭り」が毎日開催! 金魚スイーツも楽しめる

19時以降はオリジナルカクテルを注文することもでき、ドリンクを片手に作品を鑑賞できるもの魅力。コットンキャンディで玉手箱から出る煙をほうふつとさせる「浦島カクテル」「乙姫カクテル」など、龍宮城を五感で味わうことができるから、ぜひお試しを。

毎日開催される「アートアクアリウム夏祭り」。

期間中、毎日開催される「アートアクアリウム夏祭り」。

会場を擁するコレド室町の裏手にある福徳神社脇の「福徳の森」では、開催期間中、毎日「アートアクアリウム夏祭り」も開催され、ヨーヨー釣りや金魚すくい、射的などを楽しめる。福徳神社に続く参道「仲通り」では高さ1.8mの金魚大提灯が並び、夏祭りへといざなってくれる。

「マンダリンオリエンタル東京」で提供されるスイーツ。

「マンダリンオリエンタル東京」で提供されるスイーツ。

フードメニュー、限定グッズを写真でもっと見る

また、日本橋・人形町エリアの商業施設・老舗など77 店舗では、昨年も人気を博した金魚をモチーフにしたスイーツがお目見えする。今回は初の試みとしてバルメニューや日本橋の地酒などアルコールメニューの提供も実施。江戸和菓子、金魚鉢かき氷、夏フロートなどのスイーツのほか、玉手箱を模したお弁当や金魚の形の食材が入った夏おでんやカクテルなども供され、日本橋のそぞろ歩きに興を添えてくれる。

「アートアクアリウム2017」のチケット提示や浴衣着用でワンドリンクが無料となったり、涼アイテムプレゼントなどの嬉しい特典もある。江戸時代さながらに、真夏のひととき、楽しみながら五感を駆使して涼をとるという粋なスタイルを楽しんでみてはいかが。

「アートアクアリウム2017」をもっと楽しむための関連本・映像作品

アクアリスト・木村英智がプロデュースした、六本木ヒルズでの“アートアクアリウム”を映像作品化。生きた芸術品である金魚をテーマに、和の演出でしつらえられた水槽の中で色鮮やかな金魚たちが浮かび上がっていく。

作品詳細・レビューを見る

人気漫画家・安野モヨコの同名コミックを、写真家・蜷川実花が映画化。吉原遊郭を舞台に、自らの生き方を貫こうとする一人の型破りな遊女のエネルギッシュな生き様が極彩色にして繊細な映像美でヴィヴィッドに描かれてゆく。

作品詳細・レビューを見る

『TOKYO COOL JAPAN EXPERIENCE』

東京を中心に体験できる56のアクティビティを紹介。英訳付きで海外の人も楽しめる、日本文化体験ガイドブックの決定版。

作品詳細・レビューを見る

『きんぎょ』

和金・出目金・蘭ちゅう・頂天眼といったさまざまな種類の美しい写真に加え、日本人の暮らしの中で、器や玩具、工芸品として描かれてきた金魚の数々も紹介。

作品詳細・レビューを見る

(取材・文:加納美紀)

「アートアクアリウム 2017」東京7月7日、京都10月25日から。金魚が水中を泳ぐアート展覧会

■開催情報

「ECO EDO 日本橋 アートアクアリウム2017 ~江戸・金魚の涼~&ナイトアクアリウム」

開催期間/2017年7月7日(金)~9月24日(日)
開催時間/11:00~23:30(最終入場23:00)、アートアクアリウム11:00~19:00、ナイトアクアリウム19:00~23:30(19時からのナイトアクアリウム転換時、入場料金変動なし、入れ替えなし)
※土曜日・祝前日の19時以降はDJ等によるスペシャルライブ開催予定。
※22時以降は未成年の入場不可。
※一部入場不可の日時あり。公式HPで確認の上来場を。
会場/東京都中央区日本橋室町2-2-1 コレド室町1 5F(エントランス4F)
入場料/一般(中学生以上):1000円、こども(4歳~小学生):600円、4歳以下:無料
電話/03-3270-2590

公式サイト


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