「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」展、練馬区立美術館で2018年2月22日から

2017.12.3 (日) 07:00

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レイモン・サヴィニャック《フリジェコ、良質の冷蔵庫》1959年 ポスター、カラーリトグラフ 120×160cm パリ市フォルネ図書館所蔵 © Annie Charpentier 2017 

レイモン・サヴィニャック《フリジェコ、良質の冷蔵庫》1959年 ポスター、カラーリトグラフ 120×160cm パリ市フォルネ図書館所蔵 © Annie Charpentier 2017 

練馬区独立70周年記念展「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」が、練馬区立美術館にて開催される。会期は2018年2月22日(木)~4月15日(日)。

フランスを代表するポスター作家レイモン・サヴィニャックの展覧会

レイモン・サヴィニャック《ルノー4》1963年 ポスター、カラーリトグラフ 158×200cm ティエリ・ドゥヴァンク・コレクション© Annie Charpentier 2017 

レイモン・サヴィニャック《ルノー4》1963年 ポスター、カラーリトグラフ 158×200cm ティエリ・ドゥヴァンク・コレクション © Annie Charpentier 2017

フランスを代表するポスター作家であるレイモン・サヴィニャック(1907~2002)。サーカスや見世物のアートに魅せられ確立したサヴィニャックのスタイルは、第二次世界大戦後、それまでのフランスにおけるポスターの伝統であった装飾的な様式を一新した。

サヴィニャックの編み出したポスター様式はユーモアとエスプリのアート、瞬時に人の心を射抜くアートであった。知性豊かなクリエイターであったサヴィニャックの描くデッサンは常に、「どのようにメッセージを届けるか」という問いに対する視覚的な解答だった。ビック、チンザノ、シトロエン、ダンロップ、ミシュラン、モンサヴォン、ティファール、トレカ、パリ市ほか、フランスの錚々たる広告主のビジュアル広告は、レイモン・サヴィニャックのポスターなしに語ることができないだろう。

レイモン・サヴィニャック《ウット毛糸》1949/51年ポスター、カラーリトグラフ 240×159cm パリ市フォルネ図書館所蔵 © Annie Charpentier 2017

レイモン・サヴィニャック《ウット毛糸》1949/51年ポスター、カラーリトグラフ 240×159cm パリ市フォルネ図書館所蔵 © Annie Charpentier 2017

レイモン・サヴィニャック《牛乳石鹸モンサヴォン》1948/50年 ポスター、カラーリトグラフ 150×100cm パリ市フォルネ図書館所蔵 © Annie Charpentier 2017 

レイモン・サヴィニャック《牛乳石鹸モンサヴォン》1948/50年 ポスター、カラーリトグラフ 150×100cm パリ市フォルネ図書館所蔵 © Annie Charpentier 2017 

国内5美術館を巡回するかつてない大規模展となる今回の展覧会では、サヴィニャックの20世紀ポスター史を語るのに欠かせない代表作を中心に、それらのスケッチ、原画、パリに貼られたサヴィニャックポスターの景観写真などあわせて約200点を紹介する。

20世紀フランスという時代と場所の空気を切り取ってきた写真を通して、今日「屋外広告」とよばれる広告芸術が、道行く人々の心を癒し心躍らせ、時に批判され、街中でどのような効果を発揮していたかに思いを馳せながら、ポスターというメディアを魔術師のように操ったサヴィニャックの世界を堪能してみては。

日本初公開作品も含むポスター95点などを展示

レイモン・サヴィニャック《ドップ 清潔な子供の毎日》1954年 ポスター、カラーリトグラフ 29×40cm パリ市フォルネ図書館所蔵 © Annie Charpentier 2017 

レイモン・サヴィニャック《ドップ 清潔な子供の毎日》1954年 ポスター、カラーリトグラフ 29×40cm パリ市フォルネ図書館所蔵 © Annie Charpentier 2017 

日本でも人気の高いサヴィニャックだが、本展は日本初公開作品も含むポスター95点あまりをはじめ、制作過程が垣間見えるスケッチや原画、ポスターが実際に街中に貼られた様子をうかがうことのできる写真などにより構成されている。

牛乳石鹸モンサヴォンのポスターで真のポスター作家となったサヴィニャックの創作を、時系列に追うのではなく、イコノグラフィや、グラフィックの手法や考え方、同じ製品を扱ったものなど、共通する項目によってグループを作り、その魅力の源に迫る。今や実際に目にする機会のなくなった3メートル、4メートルにもおよぶ大型ポスターも必見だ。

レイモン・サヴィニャック《ヨープレイト》1965年 ポスター、カラーリトグラフ 120×160cm パリ市フォルネ図書館所蔵 © Annie Charpentier 2017 

レイモン・サヴィニャック《ヨープレイト》1965年 ポスター、カラーリトグラフ 120×160cm パリ市フォルネ図書館所蔵 © Annie Charpentier 2017 

■開催情報

練馬区独立70周年記念展「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」

会期/2018年2月22日(木)~4月15日(日)
休館日/月曜日
開館時間/10:00~18:00 ※入館は17:30まで
観覧料/一般:800円、高・大学生および65~74歳:600円、中学生以下および75歳以上:無料、その他各種割引制度あり ※一般以外の人は、年齢等確認できるものを要持参

練馬区立美術館 公式サイト


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レイモン・サヴィニャック

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サヴィニャックポスターA-Z

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いまもなお人びとの心を魅了する、20世紀を代表するフランスのポスター作家レイモン・サヴィニャックのエッセンスが凝縮された一冊。

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レイモン・サヴィニャック自伝

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素朴かつ色彩感覚溢れるその作風で、世界中の企業ポスターを数多く手がける、フランス人ポスター画家、遅咲きの天才が書き下ろした唯一の自伝が初邦訳化。パリでの幼年時代、二度の兵役、師匠との出会い、そして果てしなく続く転職や解雇の日々。しかし、41歳の時に描いたある絵で、彼は一躍人気ポスター画家の仲間入りをするのだった。今もなお、世界中の多くの人に慕われ続ける偉大な画家が、激動の半生、創作論、現代社会への警鐘、広告業界への想いを自ら綴る。日本語版のみのイラストや写真、そして注釈、解説を豊富に収録。特別付録・サヴィニャックゆかりの地を辿るフランス・パリ地図。

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