「写真都市展 −ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち−」21_21 DESIGN SIGHTで2月23日から

2018.1.12 (金) 07:00

シェア
ウィリアム・クライン「Wings of the Hawk, New York 1955」

ウィリアム・クライン「Wings of the Hawk, New York 1955」

「写真都市展 −ウィリアム・クラインと22 世紀を生きる写真家たち−」が21_21 DESIGN SIGHT(東京・赤坂)で開催される。会期は2018年2月23日(金)~6月10日(日)。

展覧会ディレクターに数々の著書や展覧会の企画で知られる写真評論家で美術史家の伊藤俊治氏を迎え、20世紀を代表する写真家ウィリアム・クラインと、日本やアジアの若手写真家たち、それぞれが写す“都市ヴィジョン”の対比を楽しめる。

20世紀を代表するウィリアム・クライン、22世紀を生きる写真家らが写す“都市”

「写真都市展 −ウィリアム・クラインと22 世紀を生きる写真家たち−」

写真が発明されてまもなく2世紀になろうとしている。この200年近くに生み出された写真は天文学的な数に及び、テクノロジーやネットワークの革新とともに、その表現形式や制作手法、つくり手と受け手の関係にも大きな変化が起こっている。

なかでも20世紀を代表する写真家ウィリアム・クラインは、1956年に写真集『ニューヨーク』で衝撃的なデビューを果たし、ニューヨーク、ローマ、モスクワ、東京、パリなどの世界の都市を捉えた作品と、写真、映画、デザイン、ファッションのジャンルを超えた表現で、現代の視覚文化に決定的な影響を与えた。

ウィリアム・クライン「Red Light, Piazzale Flaminio, Rome 1956」

ウィリアム・クライン「Red Light, Piazzale Flaminio, Rome 1956」

本展では、彼の写真を出発点に、20 世紀から21 世紀へ至る都市ヴィジョンの変貌をかつてないダイナミックな写真の見せ方で提示しようとするもの。

まずは本展のイントロダクションとして、ウィリアム・クラインの写真と映画、グラフィック、コンタクトプリント、写真集、巨大写真などの多種多彩なイメージを一堂に集めて展示。ジャンルを跨いで自由奔放な都市と人間のイメージを展開するクラインの視点を紹介。

さらに、21 世紀の都市と人間を見つめ、従来の写真の枠を大きく飛び越えていこうとする日本とアジアの若いアーティストたちを紹介していく。参加作家は、石川直樹森永泰弘、勝又公仁彦、沈 昭良、須藤絢乃、TAKCOM、多和田有希、西野壮平、朴 ミナ、藤原聡志、水島貴大、安田佐智種。

ウィリアム・クラインと若手写真家たち、それぞれの都市ヴィジョンの対比を明らかにする。

西野壮平「TOKYO」

西野壮平「TOKYO」
都市を歩くこと、旅することを通して得た個人的体験をベースに世界の都市という構造体を見つめ、生命が移動することの根源的な意味を探る西野壮平。自身の日々の行為を可視化し、多数の視点から撮影した写真を組み合わせることで、時間や場所が錯綜する架空の視点から見た都市の地図をあぶり出す。

沈 昭良「STAGE」

沈 昭良「STAGE」
台湾を代表する写真家 沈 昭良は、台湾の夜の名物、大型トラックステージを使った台湾綜芸団の生き生きとした情景、トラックの組み立てから撤去までの24 時間を撮影した高速度撮影映像を組み合わせ、アジアの深い混沌を浮かびあがらせる。

石川直樹「Sundaland 2017」

石川直樹「Sundaland 2017」
写真家 石川直樹とサウンドアーティスト 森永泰弘のコラボレーション・ユニットによる作品を展示。ギャラリー2 の空間に、写真と音の有機的な結合の場を実現。「惑星の光と声」をテーマに、地球を一つの惑星とみなすようなアジアの各都市の騒めきを写真作品とフィールドレコーディングの音像でダイナミックに表現する。

世界から惑星へ、地理的、空間的な概念の変容を写真の新たな見せ方で描き出すほか、新しいメディアやテクノロジーを駆使した写真表現の可能性、オンデマンド出版やインスタグラムなどのネットワークや、アクションカメラやドローンなどの写真世界の拡張によるつくり手と受け手の新しい関係の提示など、新しい写真表現を目の当たりにできる。

展覧会ディレクター 伊藤俊治氏
「この展覧会に参加する日本とアジアの若いアーティストたちは、それぞれ独自の想像力と創造性を持ちながら、クラインの写真の記憶と冒険を受け継いでいるように思います。彼らの多元的な表現世界は一つ一つの生きた小惑星であり、現代のヴィジュアル・コミュニケーションの均質性を打ち破る生命力を内包しています。(中略)『カメラを持って都市に出ると、あらゆるものが私を興奮させる』とクラインは言いましたが、これらの小惑星の集合に秘められた22 世紀都市の瞬きや息吹きを感じながら、写真の未来に想いを馳せたいと思います」

「写真都市展 −ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち−」の写真をもっと見る

■ 開催概要

21_21 DESIGN SIGHT 企画展「写真都市展 −ウィリアム・クラインと22 世紀を生きる写真家たち−」

会期/2018年2月23日(金)~6月10日(日)
休館日/火曜日(5月1日は開館)
開館時間/10:00~19:00(入場は18:30まで)
入館料/一般1,100 円、大学生800 円、高校生 500 円、中学生以下無料
会場/21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1、2(東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン)

公式サイト

<参加作家>

ウィリアム・クライン、石川直樹+森永泰弘、勝又公仁彦、沈 昭良、須藤絢乃、TAKCOM、多和田有希、西野壮平、朴 ミナ、藤原聡志、水島貴大、安田佐智種

<関連イベント>

オープニングトーク「沈 昭良の写真について、アジアの写真の特性について」
2018年2月24日(土)14:00 –15:30 出演:沈 昭良、伊藤俊治
トーク「テクノロジーと表現」
2018年3月17日(土)14:00 –15:30 出演:ドミニク・チェン、TAKCOM、他
トーク「現代美術と現代写真」
2018年5月26日(土)17:00 –18:30 出演:椹木野衣、伊藤俊治

※参加費・参加方法は、21_21 DESIGN SIGHTウェブサイトにて


フォトギャラリー

フォトギャラリーをもっと見る

ランキングをもっと見る


関連記事

関連タグ

ウイリアム・クライン ベスト・セレクション

ウイリアム・クライン ベスト・セレクション

従来の写真のタブーを打ち破り、独自の世界を切り拓いた写真家ウィリアム・クラインによる映画作品集。フランス5月革命をとらえたドキュメンタリー『革命の夜、いつも朝』をはじめ、センスの際立つ作品が厳選収録されている。

作品詳細・レビューを見る

モード・イン・フランス

モード・イン・フランス

『ボリー・マグー』で知られるウイリアム・クラインが80年代に製作した短編集は、12人のファッション・デザイナーとのコラボレーションが楽しめる。ゲンズブールが音楽とナレーションを担当!

作品詳細・レビューを見る

この記事をシェアしよう。

この記事が気に入ったら、
いいね!しよう。

You might Like

レコメンド

Read More

T-SITE LIFESTYLE TOPへ戻る

Access Ranking

ランキングをもっと見る

2017年流行語大賞「忖度」の使い方・意味をわかりやすく理解する忖度小説・漫画6選

  1. No.1 2017年流行語大賞「忖度」の使い方・意味をわかりやすく理解する忖度小説・漫画6選
  2. No.2 『このマンガがすごい! 2018』12月9日発売。オトコ編・オンナ編をランキングで発表
  3. No.3 2017年のTSUTAYAマンガ通おすすめ「いま絶対に読むべき漫画ベスト10」。2018年も目が離せない!
  4. No.4 東京駅の新土産「PRESS BUTTER SAND(プレスバターサンド)」。行列必至の工房をレポート
  5. No.5 2017年『アメトーーク!』読書芸人の好きな本まとめ。代官山 蔦屋書店ほかTSUTAYAでフェア開催【11月16日(木)放送】

ランキングをもっと見る

  • TSUTAYAマンガ通スタッフおすすめ

Event

イベントをもっと見る

イベントをもっと見る

Store

SNS/RSS

Facebook

Instagram

tsite_lifestyle
Instagram


T-SITE LIFESTYLE(RSS)