「谷川俊太郎展」新宿で1月13日から。コーネリアス小山田圭吾らとのコラボも

2018.1.11 (木) 07:00

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「谷川俊太郎展」

「谷川俊太郎展」が東京オペラシティ アートギャラリー(東京・新宿)で2018年1月13日(土)~3月25日(日)に開催される。詩人・谷川俊太郎の約65年にわたる活動を見つめ直す展覧会になる。

谷川俊太郎が影響を受けた音楽や“もの”、ラジオのコレクション等で見つめ直す

photo:深堀瑞穂

photo:深堀瑞穂

現在86歳の谷川俊太郎。1952年に詩集『二十億光年の孤独』で鮮烈なデビューを果たし、感傷や情念とは距離をおく軽やかな作風で、戦後の詩壇に新風をもたらした。

詩作のほかにも「鉄腕アトム」の主題歌、『マザー・グースのうた』や『ピーナッツ』の翻訳、市川崑監督による映画『東京オリンピック』の脚本、武満徹ら日本を代表する音楽家との協働などで知られるように、幅広い仕事によって詩と言葉の可能性を拡げてきた。読み手一人一人の心に届くわかりやすい言葉、みずみずしい言葉は、現在も子どもからお年寄りまで多くの人々を魅了し続けている。

しかしその仕事の幅広さ・膨大さゆえに、彼の「人」と「作品」の全体像をとらえるのは容易ではない。谷川は“暮らし”をベースに詩をつむぎ出してきたことから、本展では、その“暮らし”の周辺のものごとに焦点をあて、ダイレクトに谷川像を立ち上がらせる。谷川が影響を受けた音楽や「もの」、家族写真、大切な人たちとの書簡、ラジオのコレクション等を、選りすぐりの詩作品とともに展示する。

こっぷ
文:谷川俊太郎
写真:今村昌昭
AD:日下弘
1972年
福音館書店

また、関連イベントも要チェック。1月27日(土)は都築響一(編集者)× 谷川俊太郎による対談、2月10日(土)はコーネリアス小山田圭吾×谷川俊太郎による対談、3月10日(土)は谷川俊太郎& DiVa によるスペシャルライブが行われる。

音と映像による新たな詩の体験。コーネリアス小山田圭吾や中村勇吾とコラボ

展覧会の始まりは、コーネリアス小山田圭吾の音楽とインターフェイスデザイナー中村勇吾(tha ltd.)の映像による、谷川俊太郎の詩の空間。名作絵本『ことばあそびうた』で知られる詩「かっぱ」など、谷川のことばに内在するリズムと小山田の音楽との出合いを楽しもう。谷川の声をはじめとする音と映像のコラージュは、新たな詩の体験を生み出す。

谷川俊太郎の詩「自己紹介」をもとにしたテーマ展示

おそらく日本で一番その名を知られているであろう詩人・谷川俊太郎。本展では、20行からなる谷川の詩「自己紹介」に沿って、20のテーマごとに谷川にまつわるものごとを展示し、誰もが知っているはずの谷川俊太郎像を見つめ直す。

1942年頃

1942年頃

会場には20行の詩を1行ごとに記した柱があらわれ、谷川が影響を受けた音楽や「もの」、家族写真、大切な人たちとの書簡、ラジオのコレクション、知られざる仕事などが織り込まれ、選りすぐりの詩作品とともに展示される。谷川の日々の暮らしと詩の深い関わりが浮かび上がってくるはずだ。 また、本展のための書き下ろしの詩も発表される。

ラジオコレクション
STEWART-WARNER Model R108X AN.5438-093
1933年
京都工芸繊維大学美術工芸資料館蔵

各界で活躍する人々に、谷川俊太郎が質問を投げかける「3.3の質問」

「3.3の質問」は、谷川が1986年に出版した『33の質問』(ノーマン・メイラーの「69の問答」にちなんで33の質問を作り、7人の知人に問いかけをしながら語り合う)がもとになっている。本プロジェクトではその現代版として、当初の33の質問から谷川が3問を選び、新たに「0.3の質問」を加えて「3.3の質問」を作った。これらを各界で活躍する人々に投げかけ、その回答を作品として展示。シンプルな問いに、回答者のどんな世界観が見えてくるだろうか。「問うこと」「答えること」「そこに立ち会うこと」に、詩的な体験があふれている。

photo:深堀瑞穂

photo:深堀瑞穂

■開催概要

「谷川俊太郎展 TANIKAWA Shuntaro」

会期/2018年1月13日(土)~3月25日(日)
会場/東京オペラシティ アートギャラリー(東京都新宿区西新宿3-20-2)
開館時間 : 11:00 ─19:00 (金・土は20:00まで/最終入場は閉館の30分前まで)
休館日 : 月曜日(祝休日の場合翌火曜日)、2月11日[日・全館休館日]
入場料 : 一般1,200円/大・高生800円/中学生以下無料
※ 同時開催「収蔵品展061 なつかしき」、「project N 70 宮本穂曇」の入場料を含む。
※ 収蔵品展入場券200円(project N を含む / 割引無し)もあり。
※ 障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料。
※割引の併用および入場料の払い戻しは不可。
TEL/03-5777-8600(ハローダイヤル)

公式サイト
facebook

<関連イベント>

開催記念対談
1、1月27日(土)都築響一(編集者) × 谷川俊太郎
2、2月10日(土)小山田圭吾(コーネリアス)(音楽家) × 谷川俊太郎

時間/各回 14:00(13:45 開場)
会場/東京オペラシティビル 7F 会議室
定員/各回 160 名(全席自由)
参加費/無料(展覧会の入場は別料金)、要整理券
※開催当日 11:00よりアートギャラリー入口にて整理券を配布。整理券は1人1枚のみ。

スペシャルライブ 谷川俊太郎& DiVa 「よしなしうた」

谷川俊太郎による詩の朗読と1995 年に結成された、高瀬 "makoring" 麻里子(Vo)、谷川賢作(Pf)、大坪寛彦(B)による現代詩を歌うバンド DiVa のスペシャルライブ。
日時/3月10日(土)14:00 開演(13:30 開場)
会場/東京オペラシティ リサイタルホール
料金/3,500 円(全席自由・税込み)
チケット予約/東京オペラシティ チケットセンター 03-5353-9999


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