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「ルーヴル美術館展」国立新美術館で5月30日から。《美しきナーニ》ほか約110点が集結

2018.3.7 (水) 07:00

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ヴェロネーゼ(本名パオロ・カリアーリ)《女性の肖像》、通称《美しきナーニ》1560年頃 Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Michel Urtado /distributed by AMF-DNPartcom

ヴェロネーゼ(本名パオロ・カリアーリ)
《女性の肖像》、通称《美しきナーニ》1560年頃
Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Michel Urtado /distributed by AMF-DNPartcom

「ルーヴル美術館展肖像芸術——人は人をどう表現してきたか」が国立新美術館(東京・六本木)で開催される。期間は2018年5月30日(水)~2018年9月3日(月)。オフィシャルサポーターを務めるのは高橋一生。「音声ガイド」のナビゲーターにも挑戦している。

人の社会的役割や特質を浮き彫りに

人の似姿を描く肖像は、スマートフォンの高性能カメラで意のままに自分を撮ることが当たり前となった現代社会において、いまや最も身近な芸術といえるかもしれない。しかし一方で、最も長い歴史を持つ芸術ジャンルでもある。

本展では、3000年以上も前の古代メソポタミアの彫像や古代エジプトのマスクから19世紀ヨーロッパの絵画・彫刻まで、きわめて広範にわたる時代・地域の作品を対象としながら、肖像が担ってきた社会的役割や表現上の特質を浮き彫りにする。

ルーヴル全8部門を代表する肖像の傑作約110点が一堂に会する

《棺用マスクの顔の部分》新王国時代、第18王朝、アメンへテプ3世の治世(前1391-前1353年)  エジプト出土 Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Franck Raux /distributed by AMF-DNPartcom

《棺用マスクの顔の部分》
新王国時代、第18王朝、アメンへテプ3世の治世(前1391-前1353年) エジプト出土
Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Franck Raux /distributed by AMF-DNPartcom

《女性の肖像》2世紀後半 エジプト、テーベ(?)出土 Photo © Musée du Louvre, Dist. RMN-Grand Palais / Georges Poncet /distributed by AMF-DNPartcom

《女性の肖像》
2世紀後半 エジプト、テーベ(?)出土
Photo © Musée du Louvre, Dist. RMN-Grand Palais / Georges Poncet /distributed by AMF-DNPartcom

本展は、ルーヴル美術館の全8部門(古代オリエント美術、古代エジプト美術、古代ギリシャ・エトルリア・ローマ美術、イスラム美術、絵画、彫刻、美術工芸品、素描・版画)が総力をあげた企画。各部門を代表する肖像の傑作およそ110点を一挙に堪能できる、きわめて貴重な機会となる。

ルーヴルが誇る肖像画の至宝《美しきナーニ》、27年ぶりの来日

まず注目したいのが、16世紀ヴェネツィア派の巨匠ヴェロネーゼによる《美しきナーニ》。ルーヴル美術館が所蔵する数々のルネサンスの肖像画のなかでも、最高傑作の一つとして名高い作品だ。この至高の肖像画が、このたび27年ぶりに来日を果たす。

時の権力者ナポレオンの肖像

アントワーヌ=ジャン・グロ《アルコレ橋のボナパルト(1796年11月17日)》1796年Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Hervé Lewandowski /distributed by AMF-DNPartcom

アントワーヌ=ジャン・グロ
《アルコレ橋のボナパルト(1796年11月17日)》 1796年
Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Hervé Lewandowski /distributed by AMF-DNPartcom

フランチェスコ・アントンマルキ《ナポレオン1世のデスマスク》1833年Photo © Musée du Louvre, Dist. RMN-Grand Palais / Pierre Philibert /distributed by AMF-DNPartcom

フランチェスコ・アントンマルキ
《ナポレオン1世のデスマスク》 1833年
Photo © Musée du Louvre, Dist. RMN-Grand Palais / Pierre Philibert /distributed by AMF-DNPartcom

クロード・ラメ  《戴冠式の正装のナポレオン1世》  1813年  Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Michel Urtado /distributed by AMF-DNPartcom

クロード・ラメ
《戴冠式の正装のナポレオン1世》 1813年
Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Michel Urtado /distributed by AMF-DNPartcom

本展では、古代エジプトのアメンヘテプ3世、マケドニアのアレクサンドロス大王、アウグストゥス帝やカラカラ帝などのローマ皇帝、ルイ14世をはじめとする歴代のフランス国王、そしてフランス王妃マリー=アントワネットなど、歴史を彩った時の権力者たちの肖像が一堂に会する。なかでも大きな見どころが、フランス皇帝として名を馳せたナポレオンのコーナー。将軍時代を経て、皇帝として最高権力を手にしながらも、追放先の孤島で孤独な最期を迎えることになったナポレオン。その激動の人生を、アントワーヌ=ジャン・グロの傑作《アルコレ橋のボナパルト(1796年11月17日)》をはじめとする5点の作品でたどる。

「ルーヴル美術館展肖像芸術——人は人をどう表現してきたか」の構成は?

ジュゼッペ・アルチンボルド  《春》  1573年 油彩/カンヴァス 76×63.5 cm  Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Jean-Gilles Berizzi /distributed by AMF-DNPartcom

ジュゼッペ・アルチンボルド
《春》 1573年 油彩/カンヴァス 76×63.5 cm
Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Jean-Gilles Berizzi /distributed by AMF-DNPartcom

本展を構成するのは、以下のセクション。

まずプロローグ「マスク―肖像の起源」では、古代エジプトの2つの異なるタイプのマスクを紹介。第1章「記憶のための肖像」では、「人の存在を記憶する」という肖像の最も古い役割に焦点を当てながら、神々に捧げるため、あるいは子孫に残すために制作された、古代から19世紀までの肖像作例を展開する。第2章「権力の顔」では、「記憶」と並び、肖像芸術が最も古くから担ってきたもう一つの役割が「権力の顕示」にフォーカス。第3章「コードとモード」では、ルネサンス以降のヨーロッパで台頭してきた、有力な商人や銀行家、さらに下の階層まで広がってきたブルジョワ階級の肖像モデルをテーマに。そしてエピローグ「アルチンボルド―肖像の遊びと変容」、16世紀後半に活躍した奇才の画家、ジュゼッペ・アルチンボルドの「四季」連作に属する2点の傑作、《春》と《秋》で本展を締めくくる。

「ルーヴル美術館展肖像芸術——人は人をどう表現してきたか」の展示作品をもっと見る

■開催概要

「ルーヴル美術館展肖像芸術——人は人をどう表現してきたか」

会期/2018年5月30日(水)~9月3日(月)
休館日/火曜 ※ただし8月14日(火)は開館
開館時間/10:00~18:00
※金・土曜日は、5・6月は20:00まで、7・8・9月は21:00まで(入場は閉館時間の30分前まで)
会場/国立新美術館企画展示室1E(東京都港区六本木7-22-2)
観覧料※()内は前売、すべて税込/一般1,600円(1,400円)、大学生1,200円(1,000円)、高校生800円(1600円)
※中学生以下無料
※障害者手帳をご持参の方(付き添いの方1名を含む)は無料
※高校生無料観覧日については追って発表
※前売券販売期間/2018年3月10日(土)~5月29日(火)
※ただし、国立新美術館では5月28日(月)まで。5月30日(水)以降は、当日券の販売
チケット販売場所/国立新美術館(開館日のみ。スペシャルチケットを除く)、展覧会HP、ゼロチケ、ローソンチケット(Lコード:38888)、イープラス、セブンチケット、チケットぴあ(Pコード:768-829)、ほか主要プレイガイド
※手数料がかかる場合あり
※早割チケットや特典付きのお得なチケットも販売。詳細は展覧会ホームページを参照
お問い合わせ/03-5777-8600(ハローダイヤル)

国立新美術館ホームページ
展覧会ホームページ

<大阪展>
会期/2018年9月22日(土)~2019年1月14日(月・祝)
会場/大阪市立美術館


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