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雑誌『Olive』が巻き起こした、ガールズカルチャーがよみがえる!

2014.12.14 (日) 22:00

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雑誌全盛期の80〜90年代。ひとつのカルチャーを牽引した雑誌が『Olive(オリーブ)』(マガジンハウス刊)だ。

雑誌『POPEYE(ポパイ)』(マガジンハウス刊)の“ガールフレンド版”として創刊された雑誌で、「オリーブ少女」と呼ばれる熱狂的な愛読者を生み出したことでも知られる。そんなオリーブ少女必携の書籍が刊行された。実際に『Olive(オリーブ)』でもコラムを連載、ガールズ文化の第一人者である山崎まどか氏の新刊『オリーブ少女ライフ』だ。自身もオリーブ少女だったという代官山 蔦屋書店の雑誌コンシェルジュ・谷口貴美代氏に、本書について、当時の『Olive(オリーブ)』について語ってもらった。

2010年代に生きるオリーブ少女

本書は、山崎氏が『Olive(オリーブ)』とともに過ごした少女時代を綴ったコラム。また、『Olive(オリーブ)』誌上で連載していたコラム「東京プリンセス」も完全収録している。

「当時の愛読者であれば必読の一冊。代官山 蔦屋書店でも本書にまつわるフェアを開催して山崎さん選書のコーナーを作りましたが、そのラインナップはまさに当時『Olive(オリーブ)』の書評コーナーで紹介されていた書籍ばかり。オリーブ少女ならみんなが読んでいたような、思い出深いタイトルがそろいました」

「本書は、もちろん当時の愛読者も購入しますが、20代などのリアルタイムで『Olive(オリーブ)』を知らない世代も購入していきます」と谷口氏は語る。

「雑誌休刊後もオリーブ少女という単語はひとり歩きしているし、『Olive(オリーブ)』的世界観は現代にも脈々と残っている。ただ、いま、それを引き継ぐ雑誌がないんですよね。そして、休刊してしまったからこそ、追い越せないものがあります」

いまだからこそ実感する、『Olive』だからできたこと

『Olive(オリーブ)』のすごさについて、「当時なかった新しいことをしていた」と谷口氏。

「どちらかというとアメリカ寄りのファッションを紹介していた雑誌が多かったなか、フランスの女の子の文化をはじめて紹介したのが『Olive(オリーブ)』だと思うんです。私が『Olive(オリーブ)』に出会ったのは小学生のころ。創刊された80年代はヤンキーカルチャー隆盛の時代だったからこそ、すごく斬新に映りました。私が一番印象に残っている特集は、“フランスの少女たち”をイメージした『リセエンヌ特集』ですね」

また、現在さまざまなジャンルで活躍している著名人も、かつて『Olive(オリーブ)』誌上に登場していたとか。

「エッセイスト・酒井順子さんが学生の頃に連載していたり、藤原ヒロシさんや、いま活躍している男性スタイリストとかもちょっとしたコーナーで登場していたり。東京で遊んでいる人たちがリアルに誌面に登場してきていたと思うんです」

入荷すれば即完。ヴィンテージでみる『Olive』

ヴィンテージ雑誌も取り扱う代官山 蔦屋書店には、もちろん当時の『Olive』も販売している。

「『Olive(オリーブ)』のヴィンテージは、市場に出回ったらすぐに入荷するようにしています。『Olive(オリーブ)』に関しては古ければ古いほどすぐに売れてしまいます。創刊号はもはや入手不可能ですね」

現在の少女ファッションの源流となった雑誌『Olive(オリーブ)』。ブロンドヘアのモデルによって紡がれる少女たちの物語は、いまでも鮮烈だ。海外、大人の世界など、未知の世界への憧れと想いが詰まっていたからこそ、いまでも『Olive(オリーブ)』への愛は消えることがないのかもしれない。『オリーブ少女ライフ』でガールズカルチャーの源流と当時の興奮を体感してほしい。

(文:岡崎咲子)

【代官山 蔦屋書店】
雑誌コンシェルジュ 谷口貴美代 氏

六本木ヒルズのTSUTAYA TOKYO ROPPONGIのオープンに携わり、その後、代官山 蔦屋書店の企画段階から関わる。現在は同店のチーフコンシェルジュ兼雑誌コンシェルジュ。国内外の雑誌2,300タイトルが55mに及び並ぶマガジンストリートを統括している。

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