アニメ化を経て、ますます勢いに乗る王道冒険漫画!『七つの大罪』漫画家・ 鈴木央 インタビュー

2014.12.19 (金) 10:00

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中世のイギリスのような世界を舞台に、王女・エリザベスと強大な力を持つ伝説の逆賊“七つの大罪”の一員・メリオダスが壮大な冒険を繰り広げる『七つの大罪』。アニメ放送も好調の今、作者の鈴木央さんにお話を伺った。

七つの大罪

(C)鈴木央・講談社

目指すのは、“誰もが分かるファンタジー”

「やっぱりアニメ化は、すごくありがたいことです。連載誌である『週刊少年マガジン』の読者層ではない、小さな子どもたちにも読んでもらう機会ができて嬉しいですね」

―本作は、七つの大罪と“聖騎士”による熱い戦いを、笑いや感動を織り交ぜながら綴るファンタジー作品。鈴木さんが“冒険ファンタジー”をテーマに選んだきっかけは?

「もともと剣や魔法が出てくるファンタジー作品が好きで、『七つの大罪』には、幼い頃に読んだ『アーサー王伝説』のイメージが反映されています。ファンタジーは自分で好きに設定が決められるという魅力がある反面、他の人が入りこみづらい設定を詰め込みがちで、“誰もが分かるファンタジー”を描こうとすると、実はすごく難しいんです。デビュー当時の僕では、知識も技術も足りませんでした。
ゴルフ漫画『ライジングインパクト』などの現代ものの作品をいくつか描いて、作品作りを追求し、漫画家歴15年目を迎えて、やっとファンタジー作品が連載できるようになりました」

自分が好きになれないキャラは描けません

―個性豊かなキャタクターが多数登場しますが、先生が人物を描く際のこだわりは?

「まず、自分が好きになれないキャラは描けません。というよりも、魅力を感じないキャラはだんだん描くのがイヤになってしまうんです(笑)。
女性キャラは、自分が可愛いと思っている女性像を反映していますし、男性キャラも同様です。少年漫画をずっと読んできた身でもあるので、やはり男性キャラは多少情けなくてもかっこよさがないと!
メインのメリオダスとエリザベスは、20〜30パターン描いてできあがったキャラなので、他の登場人物よりも思い入れが強いかもしれません。連載として描き続けたときに、苦痛にならないキャラクターにしなければと思い、試行錯誤しました。僕自身が描いていて楽しいキャラは、みなさんが読んでいて楽しいキャラに繋がると思うので。ちなみに、聖騎士・ギルサンダーのような美形キャラを描くのは苦手です(笑)。少しでも崩れるとかっこよくなくなってしまうので、気を遣います」

―最後に、読者にメッセージを。

「どの話も、1話だけ読んでも満足感が得られるよう、物語の密度とテンポを大事にしています。ファンタジーだから読む人も、敬遠する人もいると思いますが、どちらの層にも分け隔てなく読んでもらえるものを描いているつもりなので、ぜひ騙されたと思って読んでみてください!」

(取材・文/倉内夏海)

◆PROFILE

Nakaba Suzuki/福島県生まれ。’94年に漫画家デビュー。代表作は『ライジングインパクト』(集英社)や、現在『週刊少年マガジン』にて連載中の『七つの大罪』(講談社)など。

七つの大罪 1~12巻

1~11巻:NOW RENTAL 12巻:2015.1.21 RENTAL
鈴木央/著 講談社 各429円(税抜)


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