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お正月にこそ日本文化に親しむ。美しい絵本、遊び3選

2015.1.1 (木) 07:00

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初詣、お着物、おせち、お雑煮など、お正月は日本人であることを芯から感じる節目の行事。現在では衣食住の隅々に海外文化が浸透しているが、多少の変化はあれど、お正月は昔から変わらず日本文化の伝統が守られている。「日本文化を気軽に楽しめる遊びや絵本で、日本のお正月をより楽しんでみてください」と話すのは、代官山 蔦屋書店の児童書コンシェルジュ山脇陽子氏だ。子どもも大人も楽しめる、おすすめの絵本、遊びを3つ紹介してもらった。

かるた遊びを通して季語に親しむ

『トコトコ季語かるた』(俳句座☆シーズンズ 刊)

美しい絵札で季語を味わえる

かるたの後ろを組み合わせると、山紫水明の一枚絵が完成する

俳句の季語を勉強として暗記するのではなく、かるた遊びを通して楽しく身に付けることができる。後世に伝えたい日本語の豊かさと日本の四季の美しさを伝える、52の季語を紹介。「『山笑う』は春、『山粧う』は秋。四季ごとの空や風の色を感じてほしいという、作り手の想いがこもっています。かるたの裏面を合わせると日本の山紫水明、春夏秋冬の雅やかな風景の 一枚絵になるなど、さまざまな遊び方ができるように工夫されています」

『紋切り型めでたづくし 』(エクスプランテ 刊)

折り紙と作り方がセットになっている

複数シリーズ発売されている

日本で折々のお祝いに使われる紋を、付属の折り紙で切って遊ぶ本。お正月の飾り、ご祝儀や贈り物、季節ごとの挨拶に添えるなど、使い方の実例も紹介。「江戸時代の人はこうした切り紙の遊びを日常から楽しんでいました。何かの形ひとつとっても、日本人はどこか美しくしてしまう。そんな心を、手を動かしながら感じ取れます」

『草と木で包む』(U.G.サトー・後藤九・酒井道一 著、福音館書店 刊)

笹で餅を、わらで納豆を、と言った具合に、自然の中の草や木を使って食べ物を包む工夫をしてきた日本人。包んだものはゴミにならず土に還るということや、風呂敷一枚で自在に物を包んできた祖先の知恵を、豊富なイラストで紹介。包んだ後の形も実に美しい。「笹には殺菌力もあるそうです。そのような昔の日本人の知恵には、大人でも驚かされます」



百人一首やお着物の着付けなど、日本文化は敷居が高いと思いがち。しかし遊びや絵本で取り入れれば、気軽に親しむことができそうだ。お正月のこの機会に、日本人が育んできた美の文化、心を見直してみたい。

(文:山岸早瀬)

【代官山 蔦屋書店】
児童書コンシェルジュ 山脇陽子 氏

2011年オープン当初から同店のコンシェルジュへ。大学・大学院時代は日本語日本文学の古典文学を専攻し、高校の国語教師の免許を取得。育児が文学としての児童書を見直すきっかけに。ファミリーで楽しめる世代を越えて読み継がれる名作やライフスタイル提案を行っている。

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