呪いの絵画に隠れさた謎を読み解く美術ミステリー『異人館画廊 贋作師とまぼろしの絵』

2015.1.21 (水) 20:21

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「異人館画廊 贋作師とまぼろしの絵」 谷瑞恵/著 カバーイラスト/詩縞つぐこ 集英社 560円(税抜)

「異人館画廊 贋作師とまぼろしの絵」
谷瑞恵/著 カバーイラスト/詩縞つぐこ 集英社 560円(税抜)

新ライト文芸レーベル、「集英社オレンジ文庫」が創刊! その第1弾として注目を集めているのが、ベストセラー『思い出のとき修理します』の谷瑞穂による「異人館画廊」シリーズ最新作だ。

英国で図像学を学んだ千景は、ある名画の贋作の噂を聞き、幼馴染みの透磨とともに大手画廊の展覧会に潜入するも絵は見つからなかった。だが、ある収集家が所持していた呪いの絵画が展覧会で見た絵とタッチが似ていることに気づき、絵画に隠された謎を読み解いていく。

ここでキーワードになるのが「図像」だ。図像とは、何らかの主題や意味を、絵画に紛れ込ませて書き込む手法のことで、たとえばキリスト教におけるイコンなどがある。『ダヴィンチ・コード』を読んだことがある人なら、「あぁ、あれか」と思いあたるかもしれない。

絵画の背景や小物に隠された作者のメッセージを、千景たちが一つずつ読み解いていく過程がおもしろい。これからは絵画を見る目が変わりそうだ。(文:松本理惠子)


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異人館画廊 贋作師とまぼろしの絵

異人館画廊 贋作師とまぼろしの絵

英国で図像学を学んだ千景は祖母の営む『異人館画廊』で暮らしている。ブロンズィーノの贋作の噂を聞いた千景と幼馴染みの透磨は高級画廊プラチナ・ミューズの展覧会に潜入するが怪しい絵は見つからなかった。が、ある収集家が所持していた呪いの絵画が、展覧会で見た絵とタッチが似ていることに気づく。しかも鑑定を依頼してきたのが透磨の元恋人らしいと知って!?

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