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話題沸騰! 2015年に生きるオリーブ少女のための「おとなのオリーブ」

2015.3.30 (月) 22:00

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雜誌『Olive(オリーブ)』(マガジンハウス刊)は、ある意味特異な雜誌だと思う。1982年に雜誌『POPEYE(ポパイ)』のガールフレンド版として創刊。「Magazine for Romantic Girls」というキャッチコピーの下、パリの少女たち(リセエンヌ)をイメージしたフォトストーリーやスタイリングは、「オリーブ少女」と呼ばれる熱狂的な読者を獲得した。2003年の休刊以降も、「オリーブ少女」という言葉は脈々と受け継がれ、当時をリアルタイムで体験していない世代にまでフォロワーを生み出している雜誌というのは、他にはないだろう。そんな全オリーブ少女が待ち焦がれていたであろう雜誌が、『GINZA NO.214』(2015年3月12日発売/マガジンハウス刊)。目玉は何と言っても、特別付録「おとなのオリーブ2015」だ。

『GINZA NO.214』

雜誌『GINZA NO.214』は、代官山 蔦屋書店でも入荷後またたく間に完売、再入荷したという。1980年代に自身もオリーブ少女であったという代官山 蔦屋書店の雑誌コンシェルジュ・谷口貴美代氏はこのように語る。

「女性に限らず男性の方、若い男性も多く購入されています。雜誌は世の中の動きや時代性が反映されるものだけれど、『オリーブ』は世界観を見せる雜誌だったから、ある意味流行り廃りは関係ないのでしょう。だから世代を越えて愛されるのでしょうね」


もし『オリーブ』が2015年にあったら。おとなのための『オリーブ』

『Olive No.102』「リセエンヌには、まけないよ!」

「おとなのオリーブ2015」は、マガジンハウス設立70周年記念事業の一環。142ページものボリュームがあり、表紙には堀内誠一による懐かしのロゴが踊る。ただ、内容は決して昔の焼き直しではない。2015年に生きるオリーブ少女を描いている。

「昔は『Magazine for Romantic Girls』だったキャッチコピーが、『おとなのオリーブ2015』では『Magazine for Romantic Ladies』になっている。当時のオリーブ少女たちが成長して、今読んでいそうな雜誌と言えば『GINZA』。近田まりこさん、大森伃佑子さん、岡尾美代子さんなど当時のオリーブで活躍されていたスタイリストも大集結して、同窓会のような楽しさがすごく伝わってきます。ただ、決して昔のリメイクではない。『オリーブが2015年にあったら』ということがテーマとしてあるから、古いわけではなく新しい。こういうファッションページを持つ雜誌はどこにもないですよね。どこを切り取っても『オリーブ』をすごく感じるんです。例えば、ファッションだけではなく、部屋も含めた全体の世界観を見せることって今でこそ普通ですが、当時はとても新鮮だった。ただきれいというよりも不思議な雰囲気を持つモデルや双子のようなファッションフォト。90年代のオリーブぽく雑貨も打ち出しているページもあります。あとは、『オリーブ』といえばリセエンヌ特集なので『オリーブ的偏愛パリガイド』も載っていますし、連載は当時のまま。ヘアメイクページは、昨年亡くなった、『オリーブ』で活躍されていたヘアメイク・宮森隆行さんへのオマージュでしょう。当時の写真が使用されていますが、今見ても全然古さを感じないのがすごい。ページをめくるたびに当時の記憶が蘇ってきます。『GINZA』の70年代特集ともマッチしていますよね」

「おとなのオリーブ」には、意志の強さが漂う。思春期の真っ只中にいた揺れ動く少女たちが、時と経験を経て獲得した意志だ。変わっていくものとアップデートされていくもの。その中で絶妙なバランス感覚を持ち、タフであること。そんな『オリーブ』の哲学は普遍的だからこそ、今なおオリーブ少女たちが生まれ続けているのだろう。

(文:岡崎咲子)

【代官山 蔦屋書店】
雑誌コンシェルジュ 谷口貴美代 氏

六本木ヒルズのTSUTAYA TOKYO ROPPONGIのオープンに携わり、その後、代官山 蔦屋書店の企画段階から関わる。現在は同店のチーフコンシェルジュ兼雑誌コンシェルジュ。国内外の雑誌2,300タイトルが55mに及び並ぶマガジンストリートを統括している。

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