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ヨーロッパ発『モノクル(MONOCLE)』が日本を特集。海外の雑誌で日本を見る

2015.4.7 (火) 12:00

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海外から見た日本が分かる雑誌『MONOCLE(モノクル)』

最近、海外の人の日本に対するイメージなどを紹介するテレビ番組が人気だ。日本人が当たり前だと思っていたことに、海外の人は驚いたり感動したり。海外から見た日本というのは、日本を見直すきっかけにもなる。日本でも人気があるヨーロッパ発の総合情報誌『MONOCLE(モノクル)』2015年3月号(issue81 2,200円(税抜))は、ドラえもんが表紙を飾る日本特集号。本誌について、代官山 蔦屋書店の雑誌コンシェルジュ・谷口貴美代氏に話をきいた。

編集長は大の日本好き

雑誌『Wallpaper』の創刊者であるタイラー・ブリュレ(Tyler Brûlé)氏が編集長をつとめる雑誌『MONOCLE(モノクル)』。彼は大変な日本好きで、「来日されるとよく当店を訪れ、日本の雑誌をご覧いただいたりご購入されたりしています」とのこと。

「タイラー・ブリュレは真面目で、きっちりしたことが好きで、美意識が高い。ラフなものがそんなに好きではないんです。彼がオーストラリアの雑誌(出典:雑誌『Dumbo Feather』)のインタビューで、『僕はとにかく、今の時代がいくらカジュアルになろうが、人と話すのがSNSになろうが、そういうことが好きではない。会いたい人がいたら、たとえSNSでコミュニケーションが取れるとしても、時間があるのであれば飛行機のチケットを買って、直接会いに行く』『日本はきっちりしたものがまだ残っている国だから好き』と語っていたんです。ものづくりをひとつとっても、日本はものすごくこだわるじゃないですか。そういう私たちにとっては当たり前なことが、世界でも残っているのは日本だけと彼の目には映るみたいですね」

独自の視点で、日本の“いま”を切り取る

雑誌『MONOCLE(モノクル)』は、2014年に編集オフィスを併設した新しいショップ「モノクル・ショップ東京店」を東京・富ヶ谷にオープンしたことでも話題となった。このオフィスの存在が、今回の日本特集にも一役買っているのかもしれない。

「もともと『MONOCLE』は日本をよく取り上げる雑誌ではあるんですけど、まるまる一冊日本特集というのは今まであまりなかったと思うんです。おもしろいのは、最新の日本の情報が載っているということ。海外のメディアが日本を取り上げるとき、昔と今のちょっとしたずれがあることがありますよね。それが『MONOCLE』にはないんです。ピックアップするトピックには独自の視点が入っているけれど、決して勘違いやずれではない。日本人が読んでもおもしろい特集ですよね」

『MONOCLE』の時代の嗅覚の鋭さ。それが日本でも多くのファンを獲得していることは言うまでもない。そこには、編集長であるタイラー・ブリュレの意志が込められている。

「私は、この雑誌自体がすごく好きなんです。どんな人が読んでもおもしろいし、きちんと最新のものを抑えつつ、売れる雑誌を作っている。決して自己満足ではなくて、ビジネスとしても成立しているところがすごいと思います。タイラー・ブリュレはもともとジャーナリストなのですが、彼がなぜジャーナリストをやめたかというと、ジャーナリストは批評や批判をするのが仕事ですが、解決策を提示してくれるわけではない。彼がやりたいことは、世の中に『こうすればいいよ』というソリューションを提示すること。『MONOCLE』もそういう視点で作っているようです。その視点もとても尊敬しますよね」


タイラー・ブリュレの日本への愛と、経験に裏打ちされた編集方針。編集長自らが世界中を飛び回り獲得した情報は、行動することでしか得ることのできないフィジカルな視点がある。日本人が日本の“いま”をかえりみるという意味でも、ぜひチェックしておきたい一冊だ。

(文:岡崎咲子)

【代官山 蔦屋書店】
雑誌コンシェルジュ 谷口貴美代 氏

六本木ヒルズのTSUTAYA TOKYO ROPPONGIのオープンに携わり、その後、代官山 蔦屋書店の企画段階から関わる。現在は同店のチーフコンシェルジュ兼雑誌コンシェルジュ。国内外の雑誌2,300タイトルが55mに及び並ぶマガジンストリートを統括している。

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